地球人間

なつやすみくん

粃(しいな)とは:中身のないもみ(脱穀していない米)、出来損ないの果実、中身のないもの、価値のないもの

地球人間

風に歌われる紙飛行機
僕の心から痺れ出る
星に慕われる胸の鼓動
僕の胴体をかけめぐる

横になっても 試験管は倒れない
そこにあるのは 溶けた機械
凹凸のない 球体なら刻み込め
目をつむっては 還る気体


春に暴かれる黒い(しいな)
人の目の前に転がって
海に隠される地震の謎
人の瞳孔に瞬いた

いつになっても 同じ速さ同じ場所
毒水走る 湿気た機械
発表しない 机のおく土のなか
地質調査は またの機会

地球人間

地球人間

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted