無気力探偵小野真咲

あぁめんどくせぇ?授業する気まったく起きねぇーや
「先生何たそがれてんっすか?」
生徒たちが言う
「いや、あまりにも空がきれいなんでついな・・・」
「え、先生外どしゃ降りの雨ですけど・・・」
「まぁ細かいことはきにすんな、授業再開するぞ!」
「はぁい」生徒たちのけだるそうな返事が聞こえる
俺の名前は小野真咲 年は24、身長は180前後 あだ名は真っちゃん、教師をしている。ちなみに担当教科は数学
「この問題分かるやつ手挙げろ」
生徒たちが手を挙げる
「あの、そこのキミ、名前なんだっけ?」
「矢部ですけど・・・」
「そう!矢部君この問題の答え書いて!」
「分かりました・・・」
うーん何でこの答えになるんだ?答え見てもさっぱり分かんねぇぞ・・・
「先生これでいいですか?」
「あぁいいぞ!」
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り響く

「授業終わりだ!」
「起立、気をつけ、礼」
「やっと終わったぁ- 中学の数学なんて覚えてねぇっつうの!まったくなんで俺が教師なんか・・・」
「小野先生一体何をブツブツ言ってるんですか?」
「いえ、別になんでもないですよ」
「そういえば、小野先生生徒たちからなんて呼ばれてるか知ってますか?」
「いえ、知りませんけど」
「無気力先生ですよ!」
「え、俺こんなにやる気にあふれてるじゃないですか!」
「原因は多分あなたの授業態度にあると思います!」
「ま、まぁこの話はまた今度しましょう!それじゃぁ!」
と言って俺は去ろうとしたのだが・・・・
「待ってください!」
と後ろから声が聞こえてきた
「あの、数学の宿題作らなきゃいけないんで失礼します!」
と言って俺は全速力でその場を逃げ出した
はぁまったく何で俺が教師なんか・・・・・・?
いや待てよ俺って本当に教師だっけ?
いや違う俺は探偵だ!


「うわぁぁぁぁぁー」
なんて長い夢だろう・・・原稿用紙2枚半くらいありそうだ・・・
まったく俺に教師なんて無理だろ!ましてや数学なんて・・・
改めて自己紹介しよう
俺の名前は小野真咲 探偵クラブ真咲を開いている
まぁぶっちゃけ探偵クラブも探偵事務所もかわらねぇからどっちでもいいんだけどな
「おはようございます!」


え?誰?

無気力探偵小野真咲

無気力探偵小野真咲

無気力は俺の代名詞だぜ! 無気力探偵こと小野真咲と助手の真田咲が繰り広げる無気力探偵コメディー 随時更新予定

  • 小説
  • 掌編
  • ミステリー
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-03-17

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