校歌

校歌


  
   







生贄にした誰かを

誰かが見棄てて

誰かへと自分に順番が来て

誰もが嘲笑と暗黙で

誰もがへらへら漂泊して

誰もが小さく生き残ろうとした



やがて投じられる世界のことを定刻通りにいつもチャイムが嗤っていた




  
   

  

校歌

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

校歌

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-03-05

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