多久さんの事件簿 霧ヶ峰に温泉旅行編① 3

Shino Nishikawa 作

多久さんの久々【霧ヶ峰に温泉旅行編①】3
「白い鷹が見られるスポットがあるの。ほらこれ、霧ヶ峰高原のパンフレット。10月中は毎朝4時からガイドが来ているから。」
城田さんは、佐々木夫妻に言った。
あんまりにも勧めてくるので、60才手前の佐々木夫妻は、白い鷹を見に行くことにした。
「じゃ星子(せいこ)、土曜に行くから電話しといてくれな。」
「はい、わかりました。じゃ、気をつけてね。」

理作(のりさく)は、印刷会社で働いている。
15年ほど勤めているので、社長に近い部長である。

「佐々木さん、例の案件、土曜日に片付けたいんですけど。」
「ああ~あれね。ごめん、土曜は妻と約束があるんだ。」
「ええ?奥さんと?めずらしいですね。」
「うん~、人から勧められてね、白い鷹を見に行くんだよ。」
「白い‥鷹を?」
日葵♂は、探るような目で理作を見た。
「うん‥。」
理作も少し胸騒ぎがしたが、うなずいた。

土曜日は、朝3時半に家を出ることにした。
「朝飯は、どっかで買ってくか。」
「そうね、コンビニで止まってちょうだい。」

「星子、つくまで寝ていけよ。」
理作は車を走らせた。

山のトンネルに差し掛かった時、若い男が見えた。
「あれ?まだ朝の4時半だぞ。」
「あなた、止めずに走らせてね。もしかしたら、死体遺棄かも。」
「あ、ああ。」

少しすると、白いボックスカーが追ってきた。
「ああ、やだ。ぬかしてもらったら?」
理作が速度をゆるめると、白いボックスカーは、理作のケー自動車を追い抜いた。

「もしかしたらさっきの人、トイレだったかもな。」
「あはは、そうね。」
2人は笑った。

パンフレットの観測所についた。
広い駐車場が広がっている。
「あれ?誰もいないわねぇ。」
「とりあえず、降りてみるか。」

「真っ暗よ。」
「おかしいなぁ。」

パーン。
突然、山から、打ち上げ花火が上がった。

「なんか変だな。お前、トイレは。」
「トイレだけ、借りようかしら。」
2人は気味悪く感じていた。

星子がトイレの入り口に入ると、トイレの個室のドアがゆっくりと動いた。

「あ‥。」
星子は声にならない声を出した。
個室からお婆さんが出てきた。
星子は、恐ろしさで動けなくなってしまった。
鏡にボブヘアーの女性が映っている。
後ろからも、来たのだ。

「星子、大丈夫か。」
理作の声が聞こえ、星子は我に帰った。

トイレはせずに、外に出た。
「大丈夫か。」
「ええ、女の人がいて。」
「ああ、女の人が‥。」
理作は、星子の手をとった。
「もう、行くか。」
「そうね。」

駐車場の車は、山賊のような服を着て、お面を被った人達に囲まれてしまっていた。
「何かしら、あれ。」
2人は手をつないだまま、車にむかったが、山賊達は、猟銃や槍をこちらに向けたまま、攻撃してこない。
車に乗り込み、猛スピードで出発した。
出口付近から、人が飛び出したが、理作は構わず猛スピードのまま走り去った。

10分ほど走ると、1台の車とすれ違った。
「おーい!!」
理作は声をかけた。
すると車はバックし、トウナが顔を出した。
助手席には伸も乗っている。

「あ‥はい。」
「さっきね、おかしな連中がいたから気をつけて!」
「え‥そうなんですか。気をつけます。」
「わざわざありがとうございますぅ。」

理作はまた走りだした。
「大丈夫かな、さっきの人達。」
「さーあ。若かったから大丈夫じゃない?」
「それにしても、なんだったんだろうな。」

少しすると、またもう一台の車とすれ違った。
運転席には、ちょうど佐々木夫妻が応援している選手が乗っている。
岩名多久だ。

「まあ、大丈夫か。」
星子は答えなかった。
安堵で胸を抑え、目をつぶっていた。


多久、リンチル、マロ、トウナ、伸、大ちゃん、マージンは、霧ヶ峰の温泉に、旅行に来ていた。

提案者は多久とリンチルだったが、大ちゃんのワゴン車で行くことになっていた。
待ち合わせは深夜で、コンビニに集まることになっていた。

「あれ、マージンの車で行くって言ったじゃん。」

トウナが車で来たのだ。
トウナは、機嫌が悪そうに言った。
「男7人も乗れるわけないじゃん。行くよ。」
トウナは車を出そうとしたので、リンチルが止めた。
「えっ、何か買わなくていいの?」
「あ、そっか。」
トウナは車から降り、朝ごはんを選んだ。

「あの、よければ、僕がトウナさんの車に乗りましょうか?」
「え‥。」
大ちゃんが聞くと、トウナは嬉しそうだったが、「いいよいいよ。」とマロが止めてしまった。
「トウナは1人だもんな?」
「う‥うん‥。」
「そうですか。ではお一人で、行かれるということで。」
「うん‥。」

「あ、運転、どうする?」
「いいよ、俺で。」
伸が聞くと、マージンが答えた。
伸もマージンも大ちゃんもスポーツ選手ではない。
でもだからこそ、普段の生活に、運動神経が活かされていた。

トウナはビュンビュンと先に行ってしまう。
「あの人、なんであんなに速いの。」
「先に行きたいんでしょう。」

1時間ほどすると、トウナが止まって待っていた。
「あれ、どしたの。」
「いや、あまりにも遅いからさ。」
「ごめんごめん、俺達はゆっくりだから。」

「俺やっぱ乗ってくわ。」
「あ、うん。」
伸が言い、トウナはうなずいた。


白鷹スポットには、佐々木夫妻と山賊以外、誰もいないと思われた。
しかし、そこには見学者がいたのだ。
高選手と日比野である。

2人は、知り合いの旅館に行く途中だった。ちなみに、7人と同じ旅館である。
朝3時頃から星を見たり、タバコを吸ったりしていたのだ。

高選手は少し寝てしまい、日比野は1人、物思いにふけっている時に、騒ぎが起きた。

「あ、花火。」

「高選手、花火ですよ。」
「なんで花火が上がったんだろうな。」
高選手は顔をあげ、日比野を見た。

夫婦がトイレに入ると、自動車が到着し、ボブヘアーの女性がトイレに入って行った。
「ボブヘアーの人っていいですよね。」
「男はみんなそうじゃね。」
すると夫婦が出てきた。
ボブヘアーの女性は、ナイフを手にトイレから出てきた。

どこからともなく、山賊が現れ、車を取り囲んでいた。

「なんか‥やばくないですか。」

「おい、隠れろ日比野。」

山賊の1人は、2人を見据えていたが、動かなかった。

山賊はみんな動かず、夫婦は逃げた。
2人も第二駐車場に止めてあった車に、急いで戻った。

「なんか、やばくないですか。」
「そうだな。」
高選手は泣きそうになっていた。



「あの‥さ、なんかにおわないか。」
伸は、トウナに聞いた。
「そう?」
トウナは窓を開けた。

「さっき、した?」
「したって何をだよ。」
トウナは、面倒くさそうに窓に右肘をついた。
伸は下を向いた。

「屁しただろ。」
「してねーよ。」
トウナはキレ気味である。
伸はため息をつき、外を眺めた。

「ちょっと止まろ。」

「さっきの人達、おかしな人がいたって言ってなかった?」
「大丈夫、もう明るいから。」

夫婦がいた白鷹スポットに、2人は止まった。
辺りは明るくなり、山賊はいなくなっていた。

多久達も到着した。
「お~いっ。」
「何で止まってんだよ。」

「伸ちゃんがどうしてもトイレって言うからさ。」
トウナは言い、伸は笑った。
伸が笑った理由は、トウナの言葉ではなく、着ぐるみを着た山賊を見たからである。
トウナも見たが、気にとめていなかった。

マロも気づいた。
「何あれ、うっざ。」
「もしかして、イベントかな?」
マージンは笑った。大ちゃんは心配そうに見ている。

旅館に着くと、支配人である、田村トーロが挨拶してきた。
「ご予約の、岩名様で?」
「あ、はい。」
「どうぞ、こちらです。」

7人がまたフロントに戻り少し休んでいると、大隅クーンが来た。
クーンの髪は少し濡れている。

「え、マジですか。」
「クーンさん?」

「ども。」
クーンは少し頭を下げた。

「もしかして、コレですか。」
「いや、父と来てて。」
「そう、でしたか。」

「お風呂どう、いい?」
「うん、いいですよ。」

クーンのお父さんが出かける格好で来た。
「あれ、これから出られるんですか?」
「ちょっと釣りに。」

「えっ、釣り?」
「釣りなんかできるの?」

「じゃ。」
クーンは少し頭を下げ、行ってしまった。

「釣りやりたくない?」
マージンが言い、みんなうなずいた。
支配人のトーロが、釣りの場所の説明した。
7人も早速釣りに行くことにした。

釣りのスポットでは、クーンはお父さんと釣りをしていた。
「どうです、釣れますか。」
マロがクーンに聞いた。

「まずまず、です。」
クーンのバケツには、2匹くらい入っていた。

「マロ!!」
多久が呼んだので、マロは行ってしまった。

「あっち行ってみるか。」
クーンのお父さんが言い、クーンとお父さんは15メートルほど移動した。

そこで釣りをし、一気に3匹釣った。
バケツをさっきの場所に置いてきてしまったので、お父さんが持っていたビニール袋に入れ、戻ると、バケツの魚が全部いなくなっていた。

「え‥。」

クーンは多久達を数えた。
「ん?」
もう一度数えた。

クーンは首をかしげた。最初、6人いるように見えたのだ。
伸と大ちゃんは、さっき、山に入って行ったので、5人のはずだった。

お父さんも戻ってきた。
「ありゃ、クーン、取ったのそれだけか。」
「戻ってきたら、最初にいた2匹がいなくなってて。」
「おや。誰かが放したんじゃねえか。」
お父さんはしゃがんで川を見た。

「お前の友達がやるわけないしな?」
「うん‥。」
クーンの心は不安の渦が立ち込めてしまった。

「へぇ~、こんな所で釣りですか。」
メガネの中年男が話しかけてきた。

「あ‥はい。」
「やや、でもここは、釣りの穴場らしいんですけどねぇ!」
「そうでしたか。知らなかったです、僕は埼玉から、来てるものですから。」

「そう‥ですか。」
「はい、そうです。」

その人は腕を組み、川の中を見ながら、上流の方へ歩いて行ってしまった。


「おーい!夜にナツ達も来るって!!」
「そうなの?」
リンチルは言い、大ちゃんは魚を数えた。

「あと3匹足りなーい。」

多久とマロとトウナとマージンとリンチルは、真剣に釣りをしている。
伸と大ちゃんは、山と川の散策に行ってしまっていた。

「伸さん、このお面‥。」
「何コレ。」
山中には不気味なお面が捨てられていた。

ザザッ。
振り向くと、ピンクの着ぐるみを着た人間が立っている。
「えっ。」
大ちゃんは伸の後ろに隠れた。

「まあまあ、落ち着きましょうや。」
着ぐるみ人間は吹き矢を吹いたが、当たらなかった。

「行く?大丈夫だよ。」
伸は言い、大ちゃんは顔をしかめた。
「なんか‥不気味ですね。」
「ま。これが映画だったら、下で人が殺されているはずだからさ。」
「ぶっそうなこと言わないでくださいよ。」

河原では、多久とトウナがまだ、真剣に釣りをしていた。

「おーい!」
リンチルが、伸と大ちゃんに手を振った。

「ナツ達が夜、到着するって。」
「そうですか。」

「え、何かあったの?」

「山の中でさ、朝の着ぐるみに会っちゃったんだよ。」
「えっ。」
「しかも、吹き矢みたいのを持っていたんですよ。」

マロは身震いした。

黒い雲が出てきている。

「そろそろ行くか。」
「そだね、おーい、トウナ!!」

多久は片付けていたが、トウナだけ、まっすぐ前をとらえながら、釣り糸を引いている。山の中に、誰かいるのが見えたのだ。

「トウナ!!」

「あ、うん。」
トウナもバケツを持ち、こっちに来た。

クーン親子も片付けていた。
「2人で8匹なら、まずまずだな?」
「うん。それにこれ、小さいから。」
道路へと続く坂道を登っていく。

7人も上に向かった。
ふと、多久とマロとトウナが後ろを見ると、1人の男が川に立っていた。
しかし3人は、無言で前に向きなおした。

プロのスポーツの世界は、華やかのように見えるが、孤独と裏切りの世界だ。
怖いことには慣れていた。

「あっ、松茸だ!!」
リンチルが言った。
「えーどこ?」
「あそこっ。」
マージンが聞いたので、リンチルが指さした。

すると、上から降りてきた、先ほどのメガネの男が、その松茸をサッと取ってしまった。
「えっ。」

クーン親子も上から、唖然として、その光景を眺めた。

みんな唖然としたが、その男は、何もないように下に降りて行った。

「え‥何?今の人?」
「失礼な人だね。」

「なんか物騒だな。」
「うん‥。」
クーン親子も話した。

旅館につくと、ロビーに、ヤマ、ナツ、トーマ、ミンク、博士(ハクシ)が、ソファーでゆっくりしていた。ハクシは、ヤマの双子の兄で、一級建築士だ。
「よっす。」

ちょうど岸道さんや、高選手と日比野も到着した。
この旅行は、夢の旅を終えた者達の記念旅行なのだが、友達も来ている。

「みなさん、お集まりで。」
岸道さんが挨拶をした。
「これはこれは。」
ヤマ達も立って挨拶した。

「おや、こちらの方は‥。」
「俺の兄のハクシです。」
「ええっ、お兄さん?!」

アハハハ!!
みんな笑った。
「ヤマさんにお兄さんがいらっしゃったとは。」
「先日、一級建築士として、ビホーアフターに出演しましてねぇ。」
アハハハ!
「それじゃ、僕の家も見てもらわないと。」

トウナと多久は浴衣に着替えて戻ってきた。

「ええっ、もう着たのぉ?」
「うん。」

トウナと多久、大ちゃん、リンチル、伸はソファーに座った。

「あ‥さっきの着ぐるみ。」

トーロと従業員が、ピンクのうさぎの着ぐるみ人間と若い男の入館を拒否していた。

「ダメです!」
トーロは言っている。
「そこをなんとか。」
若い男はニヤニヤと笑った。

着ぐるみ人間がこちらを見た。
「ちょっと、行ってきます。」
大ちゃんは行き、トーロ達の後ろで、腕組みをして、着ぐるみ男と若い男を見た。

従業員の女性達や、お客の女の子達、家族連れは、見ないようにしていた。

「うさぎ、頭とれよ!!」
大ちゃんは叫び、ロビーはシーンとなった。

トウナは笑い、大ちゃんをソファーに戻した。

「どうしたの、そんなに怒って。」
「いや、僕と伸さん、山の中でアイツに会ったんですよ。」

「あれは‥怖かったよね。」
伸は顔をあげ、言った。

「あ、クーン。」
トウナが声をかけた。
「あのさ、クーンの魚、リンチルの松茸を盗ったメガネの人が川に流してたよ。」

「え‥。」
「そうですか!!怖いな、東京もんは。」
お父さんはクーンの顔をのぞきこんだ。

クーンは答えず、レストランに行ってしまった。


「あああ!!うめぇ!!」
河原では、メガネの男と、もう1人の着ぐるみの男がたき火をしていた。
ちなみに、この着ぐるみの男が、大ちゃんと伸が見た男である。
旅館に押し掛けた男は、みんなが朝、目撃した男で、若い連中が楽しそうだったので、旅館に行ってしまったのだった。

メガネ男と、もう1人の着ぐるみは、松茸と魚を焼いている。

「他の者はどこにいるんじゃ。」
「ミヤさんち。みんな、集まっとるらしいです。」
「ってことは、今夜も、決行だな!」
「うん。」
着ぐるみの男はビールを飲んだ。

「今夜っていうか、明日ですけど。」
「うん。でもやるのは俺達ではないっしょ?」
「そ、俺達は、花火上げるだけ。」

「これさ‥、犯罪になるかな。」
「共謀罪とかになるんじゃないすか?そもそも、許可なしにこんな所で、でかい花火上げるのも犯罪だと思うし。」
「そう、だよな。」

「どうしました?」
「あー、と。俺、美幸に電話してくるわ。」
「ほい。」

「もしもし。」
アキラ。どしたの?
「いや、家族の声が聞きたくなってさ。」
アハハ、そうなんだ。子供達もみんな元気だよ~。アユ~、ミク~、おいで。
‥パパ!
「あ~、アユちゃん。元気かな~?」
げんき!パパはげんき?
「うん、元気ですよぉ~。」
いつ戻ってくるの?
「えっとねぇ、わかんない!」
ブチッと突然、メガネの男は電話を切った。


「あ~ガキはうぜえ。」
ひゃひゃと、着ぐるみの男は笑った。
「そういえば、アキラさんの本名、なんですか?」
「アキラだよぉ?そのまんま。見えるでしょ。」
メガネの男は切なそうに答えた。

「なぁ、メン。」
「は?なんすか。」
「ガキはうぜーよ。」
「え‥いつもかわいいって言ってるじゃないですか。」
「ちがうんだ。多分、嫁が外で作ってきた子供なんだよ。」
「そう‥なんですか?」

「‥お前さ、こういうことして、罪悪感とかないわけ?」
「ないですねー、あんまり。」
「なんで。親が心配したりしないのか。」
「しません。うちの親もー、相当ヤバいことしてましたからね。俺が高校生の頃なんて、毎日警察が来て、怖かったっす。」

「そうなんだ。俺はよく考えるよ。俺のばあちゃんは心配するかなーとか。」
メンは、アキラを見てうつむいた。

「‥ヒャハハ‥なーんて、俺が殺したから、ばあちゃんはもういないんだけどね。」
メンは黙って、うつむいている。

「なによ。」
アキラが言うと、メンはちらりと見た。

「なに、言えっての。」
ハハ‥アキラは空笑いをした。

「いや、今のはちょっと怖いっす。」

「‥ごめん、ジョーダンだっての。」
「ならいいんすけど。」

「あ、今日までに殺したやつら、どこに埋めたんでしたっけ?」
「埋める?何言ってんのぉ!!」

「重ねてぇ、キャンプファイヤーやるんじゃん。」

「あ、そうでしたっけ?それなら俺も参加するっす。」
「参加する‥ってお前、死体でじゃねぇよな?」
「ちがうっすよ。殺さないでください、俺のことは。」
「だいじょうぶ。殺さないし、守るって。お前のことは。」

アキラは少し精神病になってきていて、メンを女に思えてしまっていた。


その頃、旅館では、宴会が盛り上がっていた。

多久さんの事件簿 霧ヶ峰に温泉旅行編① 3

多久さんの事件簿 霧ヶ峰に温泉旅行編① 3

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • サスペンス
  • ミステリー
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-02-24

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