きもち 4
しらじらと朝がやってくるのを
疎ましくおもうのは
夜の沈黙が幸せだったからなのか
東へ向かう旅人が
夕日に涙するのは
来た道への後悔なのか
道端の小さな花が風に身を任せ
揺れているのは
自分を忘れたからなのか
ひとときの思いのなかを
いくつもの思いが行き来する
どこかに向かって
きもち 4
しらじらと朝がやってくるのを
疎ましくおもうのは
夜の沈黙が幸せだったからなのか
東へ向かう旅人が
夕日に涙するのは
来た道への後悔なのか
道端の小さな花が風に身を任せ
揺れているのは
自分を忘れたからなのか
ひとときの思いのなかを
いくつもの思いが行き来する
どこかに向かって
きもち 4