コードギアス改変案 ユグドラシル(世界樹)の樹

2019年作品

ユーフェミアがルルーシュの手で殺される場面から。二期のルート変更、完結もので。

ユーフェミアとスザクは「行政特区日本」を設立しようとするが、ユーフェミアに対するルルーシュのギアスの暴走で失敗に終わり、日本人を「みなさん、死んでください」と言って虐殺しだしたユーフェミアをルルーシュが殺すということで決着したのだが、「合衆国日本」を宣言し、残党を指揮したルルーシュも神根島でスザクに追い詰められ、仮面を壊されてそのゼロとしての素顔をさらすことになった。スザク「今までのことは、おまえのたくらみだったのか?許さない・・・ユーフェミアを殺してまで、することなのか?」ルルーシュ「ユーフェミアはリフレインの乱用により、狂乱したのだ。それでやむなく殺した。」スザク「嘘だ!ユーフェミアはそんなことをする人じゃなかった・・・おまえは何か隠しているんだ!」スザクと激しくピストルで撃ち合うルルーシュ。しかしスザクにギアスをかけ止めることをためらう。ユーフェミアのようになってしまう恐れがあるからである。ルルーシュ「スザク、おまえは殺したくない。私は去る。」からくも逃げるルルーシュ。見ているCC。遺跡で落ち合ったCCはルルーシュに言う。「友には引き金は引かないのだな。よい覚悟だ。」CCの頬をはたくルルーシュ。ルルーシュ「おまえの与えたこの力とはなんだ?こうなるとなぜ言わなかった?私はユーフェミアにあの時あのようなことをしろと、命じた覚えはない。」CC「その力はお前を孤独にする、と言ったはずだ。」ルルーシュ「制御できない力なのなら、私はこの力を封印する。」CC「それではおまえは戦うことができない。それでもいいのか?」ルルーシュ「私は人としての力だけでやってみる。永遠の時を生きるお前から見れば、ただの悪あがきだろうがな。」CCは無言で答えない。CCと別れるルルーシュ。

イレブンに戻ったルルーシュは、残党狩りをする父シャルルへの抵抗運動を続けていた。このあたりは元のままで。シャルルもまたギアスを行使するのは元のままでよいか?結局ルルーシュはシャルルの術を破り、偽りの平和から元に戻る。この時CCの影からの働きがあった方がいい。CC「おまえにかけられたギアスは私がはずした。父が邪魔なのなら、殺すがいい。」ルルーシュ「魔女め。」CC「ギアスにたよらなければ、おまえはまたシャルルにあやつられることになるぞ。それでもいいのか?」ルルーシュ「では取引だ。私自身の願い以外はギアスが発動しないと保証しろ。おまえは俺で何かをしようとしている。それは最初からわかっていた。俺を使うのなら、俺の意思でやるようにしろ。」CC「もっともな願いだな。」と笑う。怒ったルルーシュはCCにギアスをかけようとして失敗する。CC「無駄だ。私には効かぬ。今後はおまえの願いどおりにしよう。」と、CCは言う。スザクはナイト・オブ・ラウンズの騎士団に入って戦っているが、シャルルから恩賞を与えられても、ルルーシュのことを思い心苦しい日々を送っていた。シャルルはナナリーを擁立し、イレブンに新しく経済特区国を樹立させる。要するに植民地化しようというのである。ナナリーは「私は父王君と新しい国を作ります。」と放送で宣伝。物陰から聞いているルルーシュは、妹と過ごした不遇の日々を思い、その妹が敵対することになったことに歯がみするのだった。元はと言えば、母マリアンヌを射殺し、ルルーシュたち兄妹を我が子と認めぬ仕打ちをし続けた父シャルルへの復讐だった。ここでルルーシュは掃討のために扇たち反乱勢力の親玉と連絡を取る。失意時代のルルーシュを助けた人物である。彼は反乱軍のリーダーであるが、これまで影になっていて、表立っていなかった人物である。オリジナル設定かもしくは黎星刻でいく。星刻はシャルルの部下シュナイゼルと激しく対立。しかしまた、星刻は己の復讐を先立てるルルーシュにも圧力をかける。もともとは小さいころ自分を救ってくれた人物であったので、ルルーシュは苦悩するが、結局星刻をギアスの力で退け殺してしまう。星刻とのかつての別れを思うルルーシュ。自分と幼い妹ナナリーを抱きかかえて、雪の道を歩いてくれた。ナナリー「星刻、寒くない?」星刻笑って「寒くないですよ。あなたたち兄妹のつらさに比べれば、私は大人の男ですから。」ルルーシュ、過去の自分を思い、リフレインに手を出そうとするが、紅月カレンに止められる。カレン「逃げないでください。」ルルーシュは思う、ここであきらめたら、星刻まで殺したのに何もかも無駄になってしまう、自分はやはり父への復讐から逃げてはならないと。そんなルルーシュをCCは陰から見守るのだった。

そのころシャルルは秘密裡に進めていた研究を急がせる。実はCCはシャルルの不死の研究に必要な者であった。数百年前と姿が変わらぬCC、歴史の影の人物をあやつり、ブリタニアの歴史にも名を残す人物だったのである。最初にルルーシュとCCが出会った時、CCがキャリーケースに入れられていたのは、そのためだったのだ。しかしルルーシュがゼロになり、激しい抵抗運動をはじめたので、計画はとん挫していたのだった。それを急がせるように言うシャルル。「我はブリタニアに永遠に君臨する。」と宣言。ルルーシュは憤る。しかしそのころ、ルルーシュたち黒の騎士団をバックアップしている科学者に、スザク側にいたロイドたちが潜り込んでくる。ロイド「あちらではお払い箱になったのでねぇ。僕たちはこちらで失礼するよ。これは一種の亡命だ。」と言い、ルルーシュは疑惑を持つが、受けいれて使うことにする。ロイドらはしかし、ルルーシュたちとは別に何かの実験をはじめる。コウモリのようなやつだと思うのだが、科学者なりに研究が大事なのだと思い、ルルーシュは戦闘を続けるのだった。スザクの機体の謎などをロイドから聞き出して、戦況を有利にするルルーシュ。あせるスザクは、CCを捕獲することを計画。シャルルの前にCCを引き出す。シャルル「おまえは人間ではないな?」CC「おまえがそう思うのなら、私はそうだ。しかし永遠の生命ではない。」シャルル「そうかね。実験のデータでは、おまえの体細胞は常人を凌駕している。その謎が我はほしい。伝説では人魚の肉を食らった人間には永遠の生命が与えられるのだと言う。おまえはルルーシュにつき、我をここまで手こずらせたのだから、それぐらいの罰は受けてもよかろう。」CC「何をするのだ。」シャルル「シャイロックの心臓の肉をいただく。おまえはそれでも生きているかな。せいぜい泣き叫ぶがいい。」CCをテーブルに固定して、生け作りの要領でその肉を切り取って皿にのせるシャルル。シャルル肉を口に運んで租借する。その時ルルーシュがスザクたちの協力で、玉座の間にたどり着く。ルルーシュおぞけたち、父をピストルで激しく撃つ。ルルーシュ「貴様は・・・・貴様は人間じゃない!」シャルル絶叫「なぜだっ、我は不死の体になったはずだ!」シャルル絶命。CCの遺体を抱き上げて滂沱の涙で泣くルルーシュ。「俺は・・・・復讐を果たした・・・・しかしおまえを失ってしまった・・・・こんなことは、俺の望んだ結末じゃない・・・・!」CCふっと目を開けてつぶやく「いや、これでいいのだ。おまえはよくやった。すべての時はこの時を待っていたのだから。」その時、玉座の間が崩れて、地下から何か巨大な物体がせりあがってくる。研究所にいるロイドたちが喜んでいる。ロイド「シャルル殿下が死に、制御は解除されました。今こそ、人類レコード化計画の発動です。」

BGM讃美歌106番「荒野の果てに」。曲中の「グローリア」という節に合わせて、植物が急成長して「glowing」していく掛詞でアニメートする。地球上に光点が出現し、みるみるうちに巨大な樹に成長していく。樹に飲み込まれた人々は、次々に塑像のようになり、固まって横に倒れる。その人々の葬列の輪が、樹の中に広がっていく。そして、樹の勢力が届いた地点は、残らず廃墟のようになり緑の木々でおおわれていく。ルルーシュ「これは、なんだっ!何がどうなっている?」CCの思念体「これが・・・・世界樹だ。世界樹が人々を平安な祈りの姿に変えていくのだ。それがわれわれの望んだことであり、あの科学者たちの願いだった。」ルルーシュ「なに?」CCの述懐「私は・・・遠い遠い昔ある修道院にいた。そこで野菜の世話をまかされてな。」ここからBGM唱歌「椰子の実」。おばさんのシスター「あなたは祈らなくてもいいの。あなただまされちゃったのねえ、あなたは私たちの次のお世話係よ。」ブリキバケツを持たされて、いやいやと首をふる幼いCC、しかし野菜の草むしりをしたりして、仕事をはじめる。CC「はじめはいやな作業だったが、徐々に慣れてきて楽しくなってきた。野菜は物を言わないが、反抗することはない。まあ雑草は面倒だがな。大きな実が収穫できたら、シスターたちにはほめられたものだ。」CC料理を手伝って皿を並べている。机につき、祈りをささげて皆で食べるカット。CC「そんな時、私は彼らの声を聴いた。彼らが私に語り掛けたのだ。われわれと同化してみないかと。それが世界樹だった。」木々の梢を見上げている幼いCC。CC「私は彼らの時間にどうやらその時から飲み込まれたらしい。私にもその仕組みはよくわからない。私はとにかく、とても成長がのろくなった。一年間でほんの少ししか背が伸びない。本で調べてみたが、やはり異常だった。最初は伸び盛りがこない子供とちび扱いしていたシスターたちも、自分たちが死ぬ時にも少しも私が変わっていないのを見て・・・。」老婆になったシスター「なぜおまえは年を取らないの・・・・、こんなことがあっていいの・・・。」ベッドの端で顔を乗せて見つめている幼いままのCC。CC「私は魔女扱いされた。町を出て、そういう者ならそれらしく生きてみようとしたこともあった。長い時間がたった。私は子をなすこともなく、この姿のままで生きてきた。それが世界樹が私に託した意思だった。私は彼らの世話係だった。彼らの世界を知るためのアンテナだった。その役割で、私を守るために私を護衛する者にギアス能力を与えてきたのだ。ちょうど、草や木々が昆虫を媒介して花粉を運ぶように。」ルルーシュ「ギアスが与えられた力だと?」CC「そうだ。私たちもおまえもみな、植物を食べて生きている。この地上のほとんどの生物は植物の恩恵を受けている。彼らを信奉していた遠い惑星でもそうだった。」OPの祈っている集団の異星人。CC「誰にでもその生物コードが体の中にある。それを動かして、意のままに動かしている。動かすこと、ギアス、それがコードギアスだ。」

ここで科学者たちのカット、研究施設。ロイド「時間が世界樹の速度に落ちている。いいぞ。このままいけば、全人類にまでその波及エネルギーは及ぶ。」その時研究施設の扉が開いて、軍人たちが乗り込んでくる。(ただし、これは扇たちではない。)軍人「貴様のやっていることは軍律違反だ!今すぐこの施設を封鎖しろ。」ロイド「いやだね。僕はもう飽き飽きしていたんだ。戦争の道具ばかり作らされて、こんな僕の人生になんの意味がある?だったら僕はみなが等しく平安になればいいと思ったんだ。」軍人「それは大量虐殺というのだ!貴様はマッドサイエンティストだ!」ロイド「死ぬんじゃありません、みんなで争いのない天国に行くんです。」軍人「このキチガイめ!」だだだと撃つ。悲鳴をあげるセシル。「ロイドさん!」ロイド血まみれで「大丈夫だよ、セシルくん。先に行って僕は待ってるからね・・・・ああ、いかん、どうもこの時間曲線が・・・・しまった、地球の自転を計算に入れてなかった・・・・僕の初歩的なミス・・・で・・・。」セシル泣きながら「ロイドさんっ!」

このあたりから、挿入歌。ウェルナーの「野ばら」。「わらべは見たり」の美しい歌声が廃墟の町に響きわたる。ワンコーラスぐらい、日本語の歌詞のものがいい。草に覆われた砲台、戦車、戦闘ロボットなど。東京幻想というアーティストの絵などを参考に。

CC「これでいい・・・・人々は今樹の年輪となり、記録された。彼らの人生は永久に保存されるだろう。」ルルーシュ「俺は・・・いやだ。こんなのは!だってここには死しかないじゃないか?これがおまえの望んだことなのか?」CC「そうだ。おまえは父の死と永遠の平和を願った。その望みがかなったのだ。」ルルーシュ「おまえも!おまえももう生きてはいない!私は明日がほしい!明日がなければ生きていけない!それがたとえ間違った選択であろうとも!明日があれば・・・・。皆を生き返らせてくれ!皆の人生をなくさないでくれ!」CC「ではおまえに樹に記録されたおまえの父の人生を見せよう。それで判断するがいい。」ルルーシュの前で展開するシャルルの人生。幼いころから父として君臨するまで、しかし母マリアンヌに背かれかたくなになっていくさまが見える。シャルル「私は国を守るしかない男だ・・・・これから先もそうなのだ・・・。」疲れて手を伸ばしながら、みるみるうちに小さくなっていくシャルルの孤影。CC「シェークスピアの記したリア王もこのような人物だったようだ。」ルルーシュ「父を許すことはできない・・・だが、父も一個の小さな生命だった・・・・それを認めろというのか?」CC「そうだ。私もかつてそうだった。私はかつて古代日本国に生を受けた。」ルルーシュ「修道院ではなかったのか?」CC「彼らが私を憐れんで、時の中を運んだのかもしれない。私はかつて、いなばの白兎だった。」ここで海岸でCCが凌辱されているカット、短く。CCは成人に近い姿の方が無難。CC「日本人にうらみがあり、おまえがユーフェミアに心を移そうとしているのを見て、つい嫉妬してしまった。だめだな、私とおまえとでは生きている時間が違いすぎる。そう思わなければいけなかったのに・・・・・。あの時ユーフェミアを狂乱させたのは私だ。誓おう、私は元型になったユーフェミアをおまえに返す。それを持って、全人類を開放する。」ルルーシュ「おまえは元の人間には戻らないのか?」CC「だって私はユーフェミアを殺す罪を犯した。おまえも父を許したのに、それでは私が許されない・・・・・。」CCルルーシュの前からみるみる小さくなって遠ざかって行く。ルルーシュ絶叫「時よ!樹よ!彼女を解放しろ!」

セシル「世界樹が・・・崩壊する?朝日で・・・・?」彼方から差す恒星太陽の光。樹が崩壊していく。挿入歌、マイク眞木「バラが咲いた」フルコーラス。惑星をバックに崩壊していく世界。ルルーシュ、世界樹からものすごいスピードで落ちていく。ルルーシュ「ギアスよ、我が最後の願いを聞き届けよ!私は死んでもよい!CCを生き返らせてくれ・・・・っ!」ルルーシュ墜落して曲の終わりに血を流して死亡している。テレビ二期のエンド参照。しかしその時、世界樹の時間が逆行する。

エンディング。天井からクローズアップ。ロイドぐるぐるの包帯巻きでベッドに横たわっている。セシル「・・・だから、ユーフェミアさんがあの時死ななかったのは、ロイドさんが働いたおかげです。」ロイドぼんやりとつぶやく「皇女を助けたせいかな。」その時病室のドアを開けて薔薇の花束を手に入ってくるコーネリア。「お手柄だったなロイド。全人類の記録コードは、地球全体の遺産となったのだ。われわれにはこれからやる事がたくさんある。」ユーフェミアにっこりと「ロイドさん、早くよくなってくださいね。」ロイド頭をかく「いやあ、美女に言われると照れるなあ・・・。」セシル陰でこそっと「もう、鼻の下伸ばしちゃって。」町の様子、少し映る。人々の活動する元の平和な世界に戻っている。

学園での点景。授業風景。カレンらノートを取っている。放課後、生徒会室。生徒会長のミレイがトレーを持ってやってくる。ミレイ「みなさーん、そろそろお茶の時間ですよー。いつものアールグレイね。」ルルーシュ「たまにはオレンジペコにしろ。」カレン「今日のお茶菓子は、バームクーヘンね。」ルルーシュ「結婚式の引き出物だなあ。うまそうじゃない。」スザク「なんでもいいから食べようよ。ルルーシュは一言多い性格だよね。」ルルーシュ「バームクーヘンなんて、見るのも嫌だ。この年輪のような模様がな。何かを思い出すのだ。」CCフォークで突き刺して口に入れてにっこりして「そうか?私はこれも好きだぞ。」ED、一期のOP曲の「Colors」で締め、フルコーラスで。

劇中挿入歌/讃美歌106番「荒野の果てに」
     /唱歌「椰子の実」 
     /ウェルナー「野ばら」
     /マイク眞木「バラが咲いた」

コードギアス改変案 ユグドラシル(世界樹)の樹

コードギアスは二期を最後まで見なかったのですが、手塚先生オマージュで書いてみました。あの世代の人たちの嗜好でまとめてみました。読んでわかると思いますが、エヴァの人類補完計画のパクリです。ただもう少しナウシカ路線に変えてあります。修道院のベッドで見ているCCの場面はタルコフスキーの映画の「ストーカー」から、ロイドのセリフはチャップリンの映画から、父シャルルの人生をルルーシュが見る場面は、アンデルセンの童話から、植物人間になったCCをシャルルが食べるのは、手塚さんの「ロストワールド」からの引用です。ルルーシュのセリフを元のドラマのゲーテの小説っぽく書くのが難しかったです。史劇風のセリフはこれまであまり書いたことがなかったので。「野ばら」はゲーテの詩らしいので、まあ合ってるかなと。マイク眞木さんの「バラが咲いた」は、サン・テグ・ジュペリの「星の王子さま」が歌詞のモチーフらしくていいと思いました。この曲はもともとのルーツはロシア民謡らしくて、あるロシアのペテルスブルグの高校の校歌に採用されているらしいです。

コードギアス改変案 ユグドラシル(世界樹)の樹

【完結作品】コードギアス反逆のルルーシュの改変案です。二期の分でこれで完結するような仕様になっています。

  • 小説
  • 短編
  • アクション
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-02-04

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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