静かな夜
そっと額を寄せた大きな背中
おだやかな呼吸が響く部屋
しなやかな体が身じろいで
大きく寝返りをうって近づく
白シーツから抜け出そうと
手を伸ばしているキミが
かわいらしくて静かに微笑む
にぎやかな街から遠く離れ2人きりの夜
帳がおりた静かなこの時間は
私がキミを独り占めできる時
少し幼い寝顔
私よりも大きな手
誰よりも近くてあたたかい
私にとってかけがえのない存在
だからそばにいたい ずっと一緒にいたい
それが言えたら 伝えられたら
キミは喜んでくれるかな
そんなことを思いながら
キミの鼓動を感じて
今はただ眠ろう
静かな夜