静かな朝
指先でそっと触れた黒い髪
やわらかなカーブにそってなぞる
閉じた睫毛がほんの少し歪んで
小さく寝返りをうって遠ざかる
白いシーツに深く沈むキミが
かわいらしくて静かに微笑む
夜の喧騒から遠く離れ2人きりの朝
少し空が明るい静かなこの時間は
ボクがキミを独り占めできる時
子供のような寝顔
軽く握られた小さな手
ボクよりもはかない存在
ボクにとってかけがえのない存在
だから守りたい ずっと一緒にいたい
それが言えたら 伝えられたら
キミはどう返してくれるかな
そんなことを思いながら
キミの目が覚めるまで
今はただ隣にいよう
静かな朝