頭の中の引きこもり

引きこもって
創ってばっかり
誰も見ることはないのに
色鮮やかな夢
寝ながら見るんだ
そしたら叶うんじゃないかって

外に出ないで
想ってばっかり
自分の闇に隠れては
誰一人手を
差し伸べてくれない
そう勘違いしては頭の中に逃げて

ボロボロになった作品
何て書いていたんだっけな
いつかこれを描いた僕を
僕は何て言うんだろうなあ

カーテン閉めて
塞いでばっかり
誰も見てなんかいないのに
変な視線を感じて
布団に包まるんだ
そんなの絶対許されないんだって

携帯を弄って
眠ってばっかり
状況の所為にしては
この現状を
正当化しようしてる
けどもう一人の僕からは逃げられない

ぐちゃぐちゃになった現実
何で生きていたんだっけな
いつか僕を産んだ親は
僕を何て言うんだろうなあ

父さん 母さん
あの日から ずっと目の前の色は変わらない
誰でもいいよ
この地獄から 僕を今すぐにその手で救ってよ

頭の中の引きこもり

頭の中の引きこもり

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-01-18

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