波紋
波紋
青い火玉がぐるりぐるりとまわりを飛んでいる
しばらく歩くと 真下には墨の海
傍から見れば純白のドレスを海に泳がせた
飛べと呟き
何度も染みてきて 空中浮遊の中で眠っている
煙のようなシルク
中途半端な染みは とても不格好に見えた
沢山の風船の中を 落ちたり飛んだりしている
誰もはねないし聞こえない
こんなに目の前で飛んでいるのに 地に足がついているように見えるらしい
私の下は針の山
ずっと浮かんでいたい
もっと染みろ
堪らず飛び込んだ墨は 銀色に光っていた
波紋
青い火玉がぐるりぐるりとまわりを飛んでいる
しばらく歩くと 真下には墨の海
傍から見れば純白のドレスを海に泳がせた
飛べと呟き
何度も染みてきて 空中浮遊の中で眠っている
煙のようなシルク
中途半端な染みは とても不格好に見えた
沢山の風船の中を 落ちたり飛んだりしている
誰もはねないし聞こえない
こんなに目の前で飛んでいるのに 地に足がついているように見えるらしい
私の下は針の山
ずっと浮かんでいたい
もっと染みろ
堪らず飛び込んだ墨は 銀色に光っていた
波紋