夏休み

なつやすみくん 作

夏休みは、唯一世の流れに逆らうことができる。
ある夏の日の朝、窓からいそいそと駅へ向かう人々を見ていたら、僕だけが取り残された世界を感じた。寂しい孤独を。

今では世の中に逆らう生活が当たり前になり、虚しさすら感じなくなった。
僕は生きていく、夏休みのないこの夜を。
夜の都会に消える後ろ姿を、君の鮮やかな脳裏に焼き付けておいて。

夏休み

夏休み

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-12-23

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