青い鳥、僕らはきっと

夢を見たんだ 僕が立派な大人になって
みんなの夢を叶える夢
ちっぽけな僕にも 流した汗 堪えた涙
積み重ねた年月(としつき)を背負って進む

青い鳥よ 飛び方を知らない僕らは
大空を追ってはいけないけれど
この大地を力強く蹴って付いていく

いつか友よ 今日が思い出の彼方に沈んで
挫けそうになる時のため
再び立ち上がる方法(すべ)を刻み込もう
さあ さあ この手を取って


転んだ傷はもう治ったはずなのに
膿んだ心が癒えないんだ
白と黒 敗者と勝者のいる世界で
二の足を踏みながら立ち向かえ

青い鳥よ 翼を持たない僕らは
広がる海の向こうに思いを馳せ
全身で叫ぶ あの空のさらに先へ

いつか君よ 憧れと信念を失いかけて
くずおれそうになったとしても
確かにここにあった日々がきっと
まだやれると背中を押す


青い鳥よ 自由は
僕らの後ろに道をつくっていた
青い鳥よ 未来は
僕らの希望のかたちに 何度でも


いつか僕よ この熱が消えゆく時も
最後まで胸を張っていられるように
忘れないさ 笑顔の意味を
君と交わした約束を

青い鳥、僕らはきっと

青い鳥、僕らはきっと

歌詞。 若人に送るうた。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-12-19

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