波の唄

瞳の奥に光る星を見たんだ
伸ばした手が捕まえるよ
長い髪に飾った桃色の貝殻

花火の音が水平線を包む
ああ 今夜もお別れだねと
大きく手を振るのさ

始まりは突然終わりに変わって
繰り返し波が寄せる
明日が霞む

最初から想像できる? ハッピーエンドを
あの海の向こう 波高く
さらに広大な世界の果てのどこかで
きっと待ってる
君を待ってる
愛してる


軽快なステップで時を刻み込んで
道しるべにしておいたから
寄り道せずに真っ直ぐ帰っておいで

子どもの頃に無くした大事な鍵
再会を夢に見るけど
見つけるのが怖かった

言葉にできない思いのはけ口は
この空でこの海で
弾けて消える

誰かのすすり泣きが聞こえるかい?
風を縫って進む 波が凪ぐ
大好きだったあのフレーズを口ずさむ
闇を抜けて
君の元へ
届くように


終わりは突然始まりに変わって
繰り返し波が寄せる
朝日が登る

最初から想像できる? ハッピーエンドを
あの海の向こう 波高く
さらに広大な世界の果てのどこかで
ずっと待ってる
君を待ってるんだ
愛してる

波の唄

波の唄

歌詞。 海辺の町で出会った君へ。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-12-18

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