苦悩

苦悩

息苦しい世の中に中指を立てた。
自然とそうさせたのは一体誰の仕業だろう。私はもう一度空に向けて中指を立てた。
イヤホンから流れてる曲は、覚えてない。なんだろうと考えるほどの元気は残っていない。
誰にも縛られたくない。なぜ人は言うことを聞くのだろうか。しらないしらないしらない。
自由に生きる。苦しくて仕方がない。心臓をぎゅっと押さえつけられ、悩みの種を発芽させられている気分だ。
私には何もできない。そう感じたまま、煙草をふかし考えないようにしている。
どう声をかければいいのかわからない。私にはどうすることもできない。自分に問いかける。
「なぜ、私には何もできない?」
結果はわからない
そう思った瞬間に、やはり私は何もできない。息苦しい世の中に中指を立てた。

苦悩

苦悩

こう感じました。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-11-30

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