愛こそ全て
愛こそ全てと人は言う。
愛し愛されることこそ人生の喜びと人は言う。
愛。
己の全て命すら相手に捧げたくなる気持ち。
愛。
相手の全てを自分に捧げて貰いたくなる気持ち。
愛。
愛。
愛。
だが、愛を捧げよというが、人で無ければならないとは言ってない。
俺は人が嫌いだ。
人は騙し裏切り、醜く。
純粋から
愛から
最も遠い存在。
そんなものを愛せない。
だから俺は犬を飼う。
犬を全力で愛せば、犬は全力で答えてくれる。
人で無くて虚しくないかと問われれば、それがどうした?
愛の前では対象がなんであろうが小さな事。
それが犬だろうが猫だろうが芸術だろうが、愛を手に入れた人間は幸せだ。
俺にとっての愛は犬だっただけのこと。
俺は愛を手に入れた。
愛を手に入れ俺は満たされた。
だから俺は幸せを手に入れた。
故に俺は叫ぶ。
愛こそ全て。
愛こそ全て