太陽に眠る
あの日消えた偶像
あんなにも綺麗に見えていたものは
いとも簡単に音を立てて崩れ去った
なんてくだらなくてちっぽけなんだろう
この箱庭はボクには鮮明過ぎて
嫌なとこばかり目に留まる
霧に覆われた感情を洗い流して太陽に眠る
黄金色の光がボクを溶かしていく
水辺がさざめき踊り出す
思考を放棄して
ずっとこのまま微睡んでいたい
澄み渡る空気を目一杯吸い込んだら
苦しくなった
濁った吐息を漏らして
ひたすらに落ち込んでみる
行かないでって言いたいけど
言う相手もいないからさ
いつまでも変わらない未来がそこにあるんだ
普遍的で退屈な日々を壊したい
カラカラの心に火を灯し
ありったけの愛を教えてよ
太陽に眠る