人狼ジャッジメント現代パロ

人狼ジャッジメントのキャラクターを使った、現代パロです。
Normalcouple Ver.

人狼ジャッジメント現代パロ

~マイクローラcouple~
(マイク視点)

ピピピ…
目覚まし時計が鳴る。ググと体を起こし隣に目をやればローラはまだ寝ていた。
軽く髪に手を触れ起こさないよう頭を撫でる。

マイク「かわいい…(((ボソ」

ベットから起きあがり朝ご飯の用意をする。
今日はサンドイッチでいいよな。そんなことを思いながら洗面所へ向かう。
顔を洗い終え、髪の毛に目をやる

マイク「んー、下ろして見るかたまには…やっぱやめた。」

髪の毛をいつも通りあげ、ワックスをつける。
軽くクシでとかせば完成。
台所へと移りサンドイッチを作り始める。
作り終われば珈琲を入れ椅子に座りサンドイッチを食べながら新聞を読む。
ちらと時計に目をやると、7時を告げていた。

マイク「やべぇ、時間。」

私服に着替え、寝室へ行きローラの耳元で軽く声をかける。

マイク「ローラおはよう。机の上にサンドイッチな?俺は行くからな。」

ローラは軽く「んー、」そう返事をした。
軽く頭を撫で、行ってきますと家を出る。

マイク「今日も可愛かったな。大学頑張れるわ。……てかあいつ仕事は!?」

携帯を取り出し電話をかける。
プルルと相手を呼び出す音が聞こえるだけで反応はない。あちゃー。戻るか。そう考えた時
電話から高く綺麗な声が聞こえた。

ローラ「あら、どうしたの?」
マイク「いや、仕事だろ?ローラ。」
ローラ「まだ寝てるか心配になったの?ふふ、大丈夫よ起きてるわ」
マイク「それならいい」
ローラ「心配してくれるなんて珍しいわね、うれしいわ♪ご飯ありがとう美味しかったよ」
マイク「ん、なら良かった。」

ありがとうなんて言われると照れくさい。
俺あんまり自分の気持ちは上手く伝えられない方だ。本人の前だと照れんだよ。
そんなことを考えてるうちに大学に到着。
家からは大体1時間くらいの距離にある。

ロディ「おはよー!」

こいつは大学で仲良くなった。受けてる講義がほぼほぼ一緒だったからだろう。まぁ!話しやすくて一緒にいて楽しい。

マイク「はよ。」
ロディ「今日医学の講義休みだって」
マイク「まじ?」
ロディ「先生体調不良だってさ。てか見た?
1組のマドンナ」
マイク「そんなヤツいたか?」
ロディ「もー、どんだけ女子に興味ないのさ。サンドラ知らないの?」
マイク「んー、知らん。」
ロディ「そんなんだから彼女いないんだよ(笑)」
マイク「うるせ、」

ロディには俺に同棲してる彼女がいることはまだ話していない。ただ多分話すと照れるから、
この方が楽な気もするが。そろそろ話しておくべきか…

ロディ「マイクほらみて!マドンナ来たよ!
サンドラちゃん~」
サンドラ「もう、そんなことないから(笑)ロディ君おはよう!マイクさんもおはよう!」
マイク「はよ。」
サンドラ「いつも冷たいのね(笑)たまには優しくしなさいっ!」

えいっと肩を軽く殴られへいへいと返す。

ロディ「いいなぁ~マイク」
マイク「別に」
ロディ「マイクもー何考えてるかわかんないっ!(笑)」
マイク「何考えてるんだろうな?」
ロディ「いじわるぅ~。あ、今日空いてる?」
マイク「まぁ、なんで」
ロディ「ご飯行かない?1人空いてるんだよねぇ?」
マイク「一人空いてる?どういう意味?」
ロディ「なんでもない!ご飯いこっ??」
マイク「別にいいが。」
ロディ「ありがと!」

ロディから飯を誘われることはよくあるが今日みたいな誘われ方は初めてだ。恐らくなにか、隠してるんだろうがわからん。
俺はローラに今日はダチと飯食うから夜ご飯は、いらない。そう連絡した。


マイク「ロディおまた……え。」
ロディ「だって合コンなんて言ってもマイク来ないでしょ?」
マイク「帰る」
ロディ「待って待って困るんだって!!」
マイク「俺も困る」
ロディ「なんでさ、人数が足りる出会いがある最高じゃん?」
マイク「俺彼女いるから。」
ロディ「え、」
マイク「あ、」

衝撃で言ってしまったその言葉に、
そこにいた一同がこっちを見ていた。

ロディ「なんで言ってくれなかったのさ!?」
マイク「わりぃ。言おうとはしてたんだけど言えてなかったわ。」
ロディ「マイク…照れてる?」
マイク「照れてねぇよ。」
ロディ「いつもポーカーフェイスの君のそんな顔初めて見たよ(笑)」
マイク「うるせ、」
ロディ「じゃあ女の子に興味なかったのは彼女さんにベタ惚れだから??ねぇねぇ」
マイク「さぁ?」
ロディ「もーそれならそうって言いなよ!でもいつ彼女さんと会ってるの?」
マイク「いつも。」
ロディ「どういうこと?同棲してる?」
マイク「さぁ?」
ロディ「マイクの意地悪~ほら早く帰ってあげて?」
マイク「悪ぃな。また明日」

そう言って軽くてをあげる。ロディは、大きく手を振っていた。あー、こりゃ明日長々と事情聴取だな(ケラ)そんなことを思いながら家に帰った。ローラはまだ家に帰ってきていなかった。

マイク「んー、飯いらねぇって言ったしな。何食おう。適当に作るか。」

冷蔵庫を開け残っていた具材をパパと入れてオムライスを作る。一応ローラのも作った。
外で食べてきている可能性もあるからな。

マイク「ローラが返ってくるの何時だろ。
もうちょい待つか。あ。洗濯…食器洗い!」

やりっ放しになっている家事を終わらせ、
ソファに腰を下ろす。パチとテレビをつければ
いつも見ている人狼ドラマをやっていた。

マイク「今日の人狼は誰だったんだ?でもあの言動からこいつだよなぁ」

ガチャ

ローラ「ただいま…え!?マイク!?」
マイク「早く帰ってきた。飯は?」
ローラ「まだ食べてないけど…」
マイク「ん」

リビングの机の上にラップして置いてあるオムライスを指さす。ローラは、まぁ!と、嬉しそうに両手を合わせてから、俺の方を向いて

ローラ「ありがと!」

と言うと俺の頭を撫でてきた。
悪くないと思った。

マイク「冷めちゃう。食べよ」
ローラ「ええ…あら?洗濯物も食器洗いも終わってる!?マイクがやってくれたの?」
マイク「さぁ?終わってたよ。」

そう言って目を逸らしたけど、ローラは、ずっとニコニコしていた。ローラが笑ってるのを見ると俺も嬉しい。また惚れる。俺どんだけローラのこと好きなんだよ。

ローラ「明日楽しみしてますね」
マイク「俺も、楽しみ」

夜、ベッドに入りながら会話する。
明日は一緒にローラがずっと行きたがっていた
水族館へ行くんだ。バイクの調子が悪いのが、残念。電車だと心配なんだよ。こいつ可愛いから。まぁ俺が守ったるわ。

ローラ「マイクおやすみ!」
マイク「おやすみ」

軽くキスをして眠りにつく。



マイク「ふぁあ……7:00か。準備するか。ローラは…珍し…起きてる」

ゆっくり歩きながら洗面所へ向かうとローラは、鼻歌交じりに化粧をしたりヘアセットしたりしていた。そのままでも可愛いのにさ。
さらに可愛くなりやがって。ばか。

ローラ「あら?マイクおはよ!ふふ。寝癖あるわね(‪笑)直してあげる…ふふ、でーきた!髪の毛降ろしてみない?似合うと思うけれど…」
マイク「やだ。」
ローラ「ふふ、あ!机に珈琲と、たまごパン置いてあるわよ!」
マイク「サンキュ」

ローラのテンションがいつもより高いのは目に見えてわかる。よほど楽しみなんだろうなぁ。
俺もすげぇ楽しみ。ローラの作ってくれた朝飯を食べ終わり、髪の毛をセットしに洗面所に戻る。ローラは、髪の毛を巻いていた。

マイク「飯ありがと、今日は、焦げなかったんだな(笑)」
ローラ「もーうるさいっ!」

からかいながらいつもの通りに髪の毛をセットする。

マイク「俺はいつでも出れっからローラゆっくりでいいけど終わったら声かけてな!」
ローラ「うん!急ぐ!」
マイク「ゆっくりでいいって。」
ローラ「ふふ、ありがと!」

リビングに戻りソファに座る。ポチとテレビをつけニュース番組を見る。政治や天気などのニュースがやっていたが今日の天気を入念にチェックした。今日は雨降らなそうだな。大丈夫。
そんなこんなしてるとローラに声をかけられた。手でOKとサインを出し、カバンを持って玄関へ向かう。お待たせとローラが走ってきた。

マイク「じゃあ行こっか!」
ローラ「うん!」

手をつなぎながら駅に向かう。
水族館につくまでは、学校のこと仕事の事など
普段あまり話さない話をした。なんか新鮮で楽しかった。さらにローラのことをしれた気がして嬉しかった。

ローラ「マイク!つーいた!!!」
マイク「分かってるよ(笑)はいチケット。」
ローラ「まぁ!ありがとう!」

俺はあらかじめこっそり買っておいたチケットをローラに渡した。ローラは嬉しそうにしてたよ。何度も言ってる気がするがそんなローラを見ると俺も嬉しい。幸せな気持ちになる。

マイク「行こか。」
ローラ「うん!」

水族館は、子連れやカップルでにぎわっていた。

ローラ「マイク!」
マイク「ん?」
ローラ「私、イルカショー見たい!」
マイク「いいよ!いこか!」
ローラ「やった!ふふ、今日来れてよかった」
マイク「俺も。イルカショーまで時間あるからもう少し館内みよか!」
ローラ「うん!」

館内では、でけぇ水槽の中を優雅に泳ぐジンベイザメや、少し暗めの部屋で綺麗なライトアップされているクラゲなどがいた。

ローラ「とっても綺麗…幻想的…」

でもやっぱりそんな中でもローラの可愛さに目がいってしまうってのは本人には秘密。

マイク「そろそろだな。」
ローラ「はーい!」

イルカショーをやる、Dolphin houseへ。
そこは昼間なのはずなのに暗く大量のイルミネーションでかたどられていた。

マイク「すげぇ、綺麗だな。」
ローラ「ここにずっと来たかったの!」
マイク「知ってるよ、ずっと来たがってたもんな。」
ローラ「ふふ、そうねそれもマイク、貴方と」

ローラの頭を撫でると、ローラは、嬉しそうに笑っていた。その後すぐイルカショーが始まり、何匹ものイルカ達がイルミネーションとコラボしとても見入ってしまうほどだった。

ローラ「とても素敵だった!」
マイク「ほんとにな、こんなの初めて見たわ。」
ローラ「ええ!ほんとに」

帰りにお土産屋さんにより、お揃いのイルカのぬいぐるみキーチェーンを買った。
ローラは、それを大事そうにカバンにつけ、俺もカバンにつけた。

マイク「さて、帰ろっか」
ローラ「ええ!今日はどこでご飯にしましょうか?」
マイク「近くにできたイタリアンとか行ってみる?」
ローラ「まぁ!素敵!そうしましょう!」

このまま何事もなく帰れればよかったのだが…


帰りの電車。満員で座れず吊革に掴まっていた。ローラは吊革ギリギリ届かず俺の腕を掴んでいた。15分くらいたった時だろうか。
掴んでいたローラの手がガクガクしている。
大丈夫?と声をかければ大丈夫と、作り笑顔で答えていることくらいすぐに分かった。
ちらりとその後ろや横に目をずらす。
ローラの隣にいるじじいがニヤニヤしている。
そのまま視線を下に落とせば確実に触っている。気づいた時には俺はそいつを殴っていた。

おじさん「いてぇな何すんだよ」
マイク「はぁ?てめぇ痴漢しといてよく言うなぁ?要するにぶっ飛ばされたかったんだろ?」

満員電車に争う声が響く。同じ車両の人達は皆こっちを見ている。

ローラ「マイク…大丈夫だから」
マイク「俺が大丈夫じゃない。彼女にそんなことされて大丈夫なわけが無い。」

ぎゅっと袖を握るローラの手を左手で握り返し、

マイク「ローラ。次の駅で降りるぞ。じじい。おめぇもな。」

そう言えばがっちり相手の手握り駅に着いたと同時に外に放り投げる。

おじさん「証拠は?証拠もねぇのに殴ってるんだから、罪に問われるのは君だよねぇ?」
マイク「はぁ、何言ってんの?」

勝った。俺はそいつが触っていた瞬間の写真をこっそり撮っておいた。
見せれば、逃げ出そうとしたじじいを掴み、
背負い投げして、

マイク「てめぇ。逃げんな。」
おじさん「ひぃぃ…ごめ…ごめんなさい。」

その後警察が到着し、そのじじいは捕まった。
聞けば前科あり。何度も痴漢で捕まっていたらしい。
ローラの様子はといえばずっと俺にひっついたままだった。
最寄りの駅に着く。ローラはどこか抜けているような表情をしている。

マイク「大丈夫か?」
ローラ「うん」
マイク「無理してない?」
ローラ「うん」
マイク「そか。」
ローラ「マイク。夜ご飯やっぱり家にしましょ。ご飯食べ終わったら…甘えていいかしら」
マイク「断る理由もない。てか今でいい」

俺はそのままローラを強く抱き締めた。
怖がらせてごめんなって頭撫でて。
いつも我慢ばっかさせてる分、余計辛かったんだろうな。

家に着いたのはそれから約2時間後の事だ。
夜ご飯は、適当に作って食べた。
2人でテレビを見ながら今日のことを話した。
これからは大学に行く前にローラを職場まで送ると約束した。

ローラ「マイク…ありがと。いてくれて良かった。ほんとに」
マイク「おう。なぁ…俺色に染め直していい?」
ローラ「ふふ、ええもちろんよ」

その後の事はお前らの想像に任せる。



2年後
俺は無事に大学を卒業。就職先も決まった。
この日俺はひとつ決めていたことがある。
卒業式後ある場所へ向かう。
金はバイトで貯めていたものがある。
その後も点々といろんな店を回る。
今日は、ローラをある場所へ呼び出している。
時間までもうすぐだ。緊張が走る。

マイク「ふぅー。落ち着け俺。」

自分に言い聞かせ、ローラを待つ。
10分後ローラが到着して俺はバラの花束と、
指輪を渡す。プロポーズの言葉が知りたいだ?
おしえるわけねぇだろ。ふたりの秘密だ。
ローラは、「はい」笑い、涙を流しながら答えてくれた。

マイク「良かった…ローラありがと」
ローラ「ふふ、とっても嬉しい!」

気づけばローラに抱きついていた。
ローラは優しく頭を撫でありがとって。


早数年がたった。あること以外は特に変わりのない毎日。
ローラ「マイク!~~を保育園連れてきながら仕事言ってもらえるかしら?」
マイク「はいよ。~~行くぞ」
子供「パパお手手つなぐ!」
マイク、子供「いってきます」


~END~

人狼ジャッジメント現代パロ

ご覧頂きありがとうございました。
誤字などは大目に見ていただけるとさいわいです。

人狼ジャッジメント現代パロ

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-11-12

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