「夜」

三ツ木 柚

「夜」

夜の闇に 押し潰されては
いつまでも いつまでも
苦しい 呼吸の果てに
見違えるほどの世界があるはずと
彷徨い続けてる 日々でした

愛想笑いが 染み付いた表情
とても薄気味がわるくて
だれにも言えないことばは
だれにも笑っては呑み込む

部屋の鏡にうつる ダレかと
だれかの瞳にうつる ダレかは
まるで別人のようで呆れるわ

「うまく笑えてる?」って
聞けるわけ ないでしょう

夜の波に 押し流されては
どこまでも どこまでも
漂い 辿り着くのは

うまれかわったぼくが いるはずと
再生を 気取った 妄想なのでした


本音のおそろしさ ひとは皆 知ってる
だから 胸に秘めて
本音を吐露してしまえれば
こわれゆく せかい、あなたも

裏切りも 争いも 愛さえも
こころ閉ざしていれば
それなりの 平和?

からだの中 萎縮したこころが
ほんとは 自由を 求めて 叫ぼうと


夜の闇に 押し潰されては
いつまでも いつまでも
苦しい 呼吸の果てに
見違えるほどの せかいがあるはずと
彷徨い続けてる 日々でした



誤魔化しだらけの せかい
うそつきで うそつきで
満たない みにくさの 果て

流れ着いた場所で
ささやかな ささやかな
自由を 取り戻したい

「夜」

「夜」

弾き語りオリジナル曲「夜」

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-10-22

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