鞍馬口、200メートル

鞍馬口、200メートル

   



   



   

  



   



   



 










通り

挫いて

擦り切れて

あと

200メートル

角の果実店

いつもの女

磨いている

レモン

一切れ

その

艶

鮮やかさ

少し

小さな

この

世界

切り替わる

乾いていた

魂の

呼吸が

新しい

一粒へと

アパート

辿り着いて

ようやく

知る

街が

事物が

ひとが

この無名の存在を

尊くさせてくれたことを。
   



   



   

  



   



   



 

鞍馬口、200メートル

※鞍馬口は京都市上京区にある地名。

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鞍馬口、200メートル

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-10-11

Copyrighted
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