傘は何処に忘れてきたの
後悔の雨、傘は何処に忘れてきたの
子どもの頃何度も何度も
後悔してからじゃ遅いって
言われてきたけれど
本当の意味で気づくのは
やっぱり失ってからで
大切だったなって
後悔の雨
もっと大切に、もっと優しく
もっともっとって
出来たはずの出来なかった事が
出し惜しみの優しさが
止めどなく降り続いて
不甲斐ない僕を濡らしていく
傘は何処に忘れてきたの
夢見たいな夢を見た朝
もう少しって目を瞑る
傘を無くした浅はかな僕は
進む事も、戻る事も出来ずに
僕だけを慰める小さな部屋を
また少し汚した
傘は何処に忘れてきたの