悪食かもしれない

行きつけの喫茶店で丸くて甘くない生クリームがのったロイヤルミルクティーを頼む彼女はミルクティーが嫌い
かわいく飾られたものはだいたい美味しくないという彼女は頻繁にコンセプトカフェに足を運ぶ
ほんとうはまったくほしくないのにと笑う彼女は男漁りがやめられなくて
恋じゃないんだけどと言い訳しながら彼女はきょうもホストクラブへ向かっていった

悪食かもしれない

悪食かもしれない

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-09-30

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