省道
人生と言う道を進み
何かを拾ったのはいいが
何かを捨てて来てしまった
人生の途中で過去を
見つめ直すたびに
僕の間違いが露わになった
泣けば許されると
思った訳じゃなかったが
涙は流れていくばかり
そうして泣いているのはいいが
何の末から流れた露なのかを
考えられない僕の心は
まだ子供のままなんだ
運命と言う言葉を信じ
歩いていたのはいいが
目的地を決めていなかった
運命の分岐点で道を
選び進むたびに
これで良かったのかと振り返った
叫べば誰かが気付くと
思った訳じゃなかったが
思わず叫んでしまった
そしたらきっといつか答えを
誰かが教えてくれるだろうと
思っていた僕の頭は
今もあの頃のままなんだ
追い風が吹いて
前向きになって
向かい風が吹いて
後ろ向きになって
全く 僕とは一体何だろう
自問自答して僕は
帰り道 省み続ける
省道