孤高な差異
微妙な足音の差異だけが ひとたちを救っていた
離れ離れに
互いにちぎれていきながら
また 確かな誰かを探してゆける
そこに顔があった
そこで泣いていたとしても
あなたが彷徨いを求め続けたのは
孤高な差異を聞き分けられたから
歩き続けて
ひとの彷徨いは
広角に透ける未来があったのだった
孤高な差異
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