お猫さま 第三話ー猫温泉

お猫さま 第三話ー猫温泉

猫の人情小噺です。笑ってください。PDF縦書きでお読みください。

 猫は水を嫌うといいますが、確かに、手の先が水に濡れたりしますと、ぺろぺろ舐めて、綺麗にしちまいますな。水を掛けようなものなら、すっ飛んで逃げていきます。しかし、泳ぐ猫もいますし、いまどきの猫は丁寧にお湯でからだを洗ってもらったりも致します。猫の舌は水の味を細かに利き分けるということも調べられているようでございます。

 夏もそろそろ終わりというのに、蒸し暑い日が続きます。
 夕方になり、いつものように大工の八五郎と熊八が縁で将棋をさしております。
 「熊、こう熱いと嫌になるな、温泉にでも浸かってさっぱりしたいな」
 「ああ、大家も言ってたぜ、箱根にでも行きゃあ禿げもなおるってな」
 「なんだいそりゃあ」
 「大家のやつぁ、暑くて、汗疹(あせも)が頭にできて禿げた」
 「こっちが汗水たらして働いているのに、寝っころがって、昼寝ばっかしてやがるからだよ」
 「そうだよな、でも箱根か、行きてえなあ」
 長屋の井戸端地蔵の足元で涼んでいる三匹の白猫が、熊と八の話を聞いております。
 熊八に飼われている白猫の白熊がぼやいております。
 「暑いよな、ほら見ろよ、こんなに禿げちまった」
 白熊の頭の毛が抜け、皮膚があらわになって、ピンク色になっています。
 この猫は熊八が大工仕事の出先で拾ったのですが、子供の頃から、毛が長くからだががっしりしていて、熊のようなので、白熊と呼ばれるようになりました。
 八五郎のところの白猫は子供のころ、今にも死にそうな様相で長屋にやってきた雌猫でした。八さんの面倒見のかいがあって、元気になり、ころっとした、白くきれいな猫になりました。白福と呼ばれて長屋でかわいがられております。
 「あたいも暑くて、ほら、こんなに禿げちまったのさ」
 自慢のふさふさ尾っぽが斑になっています。
 「あっしだって、ほら、禿げてら」
 大家さんのところの白い雄猫は白辣(しろらつ)韮(きょう)と呼ばれています。口がとんがって、頭が丸いので、辣韮のようでした。
 脇腹の禿を舐めています。
 「みっともないったらありゃしない、どうしたら毛が生えてくるのかね」
 白福が溜息をつつきます。
 「今の話し聞いてたかい、箱根の温泉とやらに入るといいらしいぜ」
 「箱根は遠いんだろう」
 「二日ほどでござんしょう」
 「それじゃあ、行き帰りは四日、箱根で三日遊んで七日の旅かいね、悪かないけどね、江戸から出たことがないからね」
 白福はちょっくら心配そうでございます。
「行って見て、だめなようなら戻ればいいさ」
 てなことで、話がまとまり、早速出かけることになりました。

 満月の夜、白熊、白福、白辣韮の三匹が旅自宅をしまして、お地蔵さんの脇に集まりました。猫の旅支度ってえのは簡単で、何にもありません。ということは、ただ、度胸を決めて、決心すればいいということでございます。
 三匹の白猫はお地蔵さんの前で「道中にゃんにもありませんように」と拝んで出かけたのでございます。
 「行ってくるのを断らなくていいのかえ」
 「誰にだい」
 「いやさ、八さんにさあ」
 「なんて断るんだ、あいつらにゃあ、にゃあとしかわからんじゃないか」
 「たしかにそうだね、地蔵さんに言ったからいいね」
 猫たちは道などを通りません。草原の中の、まだ穂の出ていない薄をかき分け、野ネズミなどを捕まえて、「ちょいとおつまみ」などと言いながら、歩いていきます。
 途中で太った狸と鉢合わせ。
 「おう、白猫よ、そろって、どこにいきなさる」
 狸と白猫たちは顔見知りでした。時々、狸が長屋に遊びに来ておりました。
 「いや、ちょっと、箱根の温泉ってとこで遊ぼうってのよ」
 「猫が温泉か、似合わねえ」
 「余計なお世話よ」
 「箱根なんて遠くに行かなくたって、江ノ島がいいぜ、もっと近いし、魚がうまい、温泉だってあるぜ」
 「ほんとかい」
 「ついこないだ行ってきた」
 「江ノ島はどこにあるんだい」
 「箱根の途中よ、一日がんばりゃ行っちまうよ」
 「そりゃいい、狸の旦那、ありがとよ」
 「楽しんでおいでや」
 狸は薄の原に消えていきました。
  白熊はみんなに声をかけます。
 「どうでえ、聞いただろう、江ノ島にいかねえか」
 「そうしやしょう、魚も食える、温泉もあるという話じゃねえですか」
 そうして、行き先を変更しまして、東海道にでますと、三崎半島の根本を通り、海の見える道にやってまいりました。
 「海だね、あたしゃ、初めて見るよ」
 白福が伸び上がって青い海を眩しそうに眺めております。
 白熊は舌なめずりをしています。
 「あの中で魚のやろうがいっぱい泳いでいやがんでえ」
 「そうでやんすよ」」
 「どうやって捕まえたらいいんだ」
 「海に潜ぐるんでやんすよ」
 「あたしゃ、毛を汚すのは嫌ですよ」
 「俺も海になんて入りたくねえよ」
 「そいじゃ、どうやって魚を捕ったらいいんでやんすか」
 「尾っぽの先に蚯蚓(みみず)をつけて、海の中に垂らすんだ、魚が蚯蚓に食いついた拍子に尾っぽをぴょっとあげると、魚も一緒にあがってくる、狸のおっさんが言ってたぜ」 
 「尾っぽに蚯蚓をくっつけるのは気持が悪いざんしょ」
 「まあ、江ノ島に着いたらやってごらんな」
 そうこうしているうちに、江ノ島が近づいてまいります。しかし、この後の道がわかりません。
 そこに、さわわと草をかき分け、黒猫が三匹顔を出しました。
 「よお、白い旦那たち、どこから来たんだ」
 「江戸の長屋よ」
 「遠出だね、どこに逃げよってんだ」
 「逃げるんじゃないよ、遊びに行くんだ」
 「どこに行くんだい」
 「江ノ島だ」
 「江ノ島でなにをしようってんだい」
 「魚を食いに、温泉もな」
 「おれたちゃ、江ノ島を出てきたんだ」
 「どうして江ノ島を出るんだ」
 「飽きたのよ、魚は旨いし、遊ぶところはたくさんあるが、小さな島でな、長くいたら飽きちまう」
 「それで、どこにお行きだい」
 「お、粋な白猫の姉さん、江戸に行くんだ、町が恋しくなったのさ」
 「江戸なんて面白いところはないよ」
 「そんなことはねえだろう、あんたみたいな別嬪がうようよいるだろう」
 「おべんちゃらいうんじゃないよ、それより、あたいたち、江ノ島に行く道を知らないんだよ」
 「もう近いよ、ちょっと先の細道を左にはいると、江ノ島へ行けら、だけど、これから行くと満ち潮だ、江ノ島に行く道がねえな」
 「そりゃなんでえ」
 「海の水は増えたり、減ったりするんだ、増えたときは道がなくなる。だが、待ってりゃ、海の水が引いて、道ができる」
 長屋の猫たちは驚きました。道が消えるなど想像ができません。
 「魚の釣り方を教えてくだしゃらんか」
 白辣韮が黒猫たちに尋ねました。
 「釣ったこたあねえ、釣りは人間がやることだ、せいぜい海の上に泳いできたのを手でひっかけて、捕るぐらいだ、だがむずかしいぜ、海に落っこちるかも知れねえ」
 「水に入るのはいやですな」
 白辣韮は水に落ちるのを想像して身震いしています。
 「尾っぽで釣るのはどうなんで」 
 「なんでえ、その、尾っぽってのは」
 黒猫が不思議そうな顔で白熊を見ます。
 「尾っぽに蚯蚓をくっつけて、海の中に垂らす」
 「おっもしれいことを考えるねえ、江戸のお方は、やってみな、大きな魚が尾っぽをかみちぎるにちげえねえ、見てみたいね」
 「でもよ、あんたら魚をどうやって捕まえていたんだい」
 「ばかだね、漁師に擦りつくんだよ、船が着いたら、そばに寄ってって、にゃああ、て鳴いてやりゃあ、一匹や二匹の魚を放ってくれるさ」
 「長屋じゃ、くれやしねえ、だから盗んだ」
 「そりゃ、そうだ、漁師はただで魚を捕ってくるが、江戸の連中は銭をはらって魚を買うんだ、只でくれるわけがない」
 「そんな原理があるのか」
 「なんにも知らんのだな」
 「ところで、あんた等は江戸に行ってどうするんだ」
 「にゃーって、かわいい顔して、飼ってもらうんだ」
 「そりゃあ、甘いね、大店ならいざしらず、景気はよくないし、なかなか難しいよ」
 「そりゃあ、腕だよ」
 「まあ、がんばんな」
 「あんたらもな」
 ということで、江戸長屋の三匹の白猫は江ノ島に向かい、江ノ島の三匹の黒猫は江戸に向かったのでございます。
 
 さて、江ノ島の見える海辺にきたときには夜になっておりました。白波が打ち寄せる浜の先に江ノ島は真っ黒に見えます。雨が降りそうになってきています。嵐が来そうです。
 「黒猫が言ったように、江ノ島に行く道がないな」
 「待つことにしようよ」
 「それがよござんしょ」
 三匹の猫は波打ち際で、返して寄せる波にじゃれつきました。
 しぶきが白辣韮の口に飛び込みました。
 「あれ、塩辛い」
 白熊も舐めてみました。
 「ずいぶん塩辛えや」
 白福も舐めました。
 「海の水に誰か塩をいれたのかい」
 「どうもそうらしい、味付け水だ」
 そうやって遊んでいるうちに疲れてきて、海辺から引揚げ、草の中で丸くなりました。
 しばらたちますと、さくさくという何かが歩いている音がしてきました。三匹のネコたちは一斉に耳をそばだて、首を上げました。
 「何だ、ありゃあ、犬の足音だ」
 白熊は草むらから伸び上がり、浜辺を見ました。そこには江ノ島に向かって、一本の道ができていました。犬が一匹歩いています。
 「おい、海の中に道ができたぞ」
 「ほんとかえ」
 白福も伸び上がりました。
 「すごいざんすね、一体誰が道を造ったのでござんしょ」
 白辣韮も首を伸ばしました。
 「さあ、出かけようぜ」
 猫たちは勇んで海の道に向かいます。「えーおばんで、お先にめいりやす」犬に挨拶をして、先にすすむと、江ノ島に入りました。
 江ノ島の入口は砂浜になっていて、漁をする舟が何艘か浜にあげてあります。
ぷーんと魚の匂いが風の中にまじります。「いい匂いだね」。見上げると林の中にぽちぽちと家が見えます。人間はあまり住んでいないようでした。
 「これが江ノ島なの、寂しいじゃないかえ」
 白福はちょっと不服そうです。
 「そうざんすね、どんちゃんしたかったでやす」。
 猫たちが道を登っていくと、江ノ島の頂上にたどりつきました。反対側の海が見渡せます。真っ黒な海です。
 「広い海だ、下に行ってみようぜ」
 三匹が下りていきますと波の音がどーんどーんと大きくなってまいります。
 「何の音ざんしょ」白辛韮が下をのぞきます。
 「あ、おっかないざんすよ、海の水があばれていやす」
 波が岩に当たって飛び散っています。
 下まで降りますと、洞窟がありました。
そこで、雨がポツリポツリと落ちてまいります。
 「雨だぜ、ちょうどいい洞窟で雨宿りだ」
 真っ暗でも猫には見えるってえところが、便利なところでございます。三匹は中に入っていきます。
 洞窟の奥に進みますと、突き当たりの岩の上にはお地蔵さんがたっていました。
 「こんなところに、お地蔵さんだ、挨拶をしとこうぜ」
 白熊はお地蔵さんに向かって、おじぎをすると手を合わせました。
 「うまい魚と出会いますように」
 白福と白辣韮も同じように手を合わせたのです。
 「温泉とやらにあえますように」
 「長屋のみなさんが幸せになれますように」
 三匹が丁寧に地蔵さんに挨拶をしていますと、猫たちの尾っぽに海の水が当たりました。三匹が振り返ると、海の水が押し寄せてきます。満ち潮になってきたのです。
 「てえへんだ、もどれない」
 「きゃー」
 てんで、三匹の猫はお地蔵さんにかじりつきました。
 そこに海の水が押し寄せて、あっという間に洞窟は海の水で満たされてしまったのです。
 当然のこと、三匹の猫はお地蔵さんにかじりついたまま水の中です。
 「あーあ、死んじまう」
 白熊と白福と白辣韮はお地蔵さんに抱きついたまま死んでしまいました。

 洞窟の海の水の中で、お地蔵さんが両手を大きく広げると、三匹の猫を抱えあげました。
 お地蔵さんは洞窟を通り抜け、雲の上にやってまいります。
 地上では大嵐があばれています。
 雲の上では雷様が暇そうに湯に浸かっています。
 「おや、地蔵どん、その白猫たちはどうしたね」
 「江ノ島に遊びに来ておぼれちまったんだよ、願いを叶えてやろうと思ってな」
 「どんな願いかね」
 「魚食って、温泉に入って、江戸の長屋の人を幸せにするんだとよ」
 「そりゃ、小さな幸せって言う奴だな、かなえてやろう」
 「たのみますよ」
 お地蔵さんは、雲の上に猫をのせると、三匹の頭をぽんぽんとはたいて、地上に降りて行きました。
 白熊と白福と白辣韮が目を覚まします。
目を開けると、目の前に、雷さんが虎パンツをはいて睨んでいます。
 「わ、怖、ここはどこだ」
 「はは、怖がらんでいい、ここは雲の上、わしの住まいじゃ、お前達の願いをかなえてやろう、地蔵どんに頼まれもうした」
 そこで猫たちは江ノ島の洞窟の中のことを思い出しました。
 「おれたちゃ、死んだんだ」
 「そうだがな、安心しなさい、天国に連れてってやろう、その前に、お前達の願いだぞ」
 雷さんが指さしました。
 「そこになあ、池があるだろう」
 雲の中に池があり、海のように白波が立っていました。
 「中に尾をたれてみなさい」
 三匹は雷の言うとおり、尾を池の水の中にたれました。
 雷様がにこにこして見ています。
 と、白熊の尾が強く引かれました。白熊は引きずり込まれないように踏ん張りました。やっとのことで尾をもちあげると、尾の先に鯛が噛み付いているではありませんか。
 「鯛が釣れたぜ」
 白福の尾にも何かかかりました。尾を引き上げると、大きな烏賊がかかっています。
 「美味しそうな烏賊だこと」
 白辣韮が尾をあげると、平目が噛み付いていました。
 「鯛や平目の猫踊り、こりゃ、いかがかな」
 三匹の猫はとりたての魚と烏賊を分け合いながら、堪能したのです。
 「捕りたては旨いねえ、雷さんもいかがで」
 白熊が声をかけると、
 雷は「いや、そりゃあリがとう、じゃが、わしゃ、ものは喰わん」
 と、手を振りました。
 「なにを食べなさるんで」
 「電(いなずま)というものだ」
 「あの、ぴかっと光るやつですか、それが旨いんですか」
 「ああ、しびれるほど旨い」
 「怖いけど、一口食べてみたいものでござんす」
 白辣韮が申しますと、
「そりゃあ喰わしてやらんこともないが、猫には旨くないぞ」
 雷様は思案顔です。
 「へえ、そいじゃちょっとよばれます」
 雷はしかたがないかと、手のひらの金色の玉を差し出しました。白辣韮は受け取ると、口に放り込みました。そのとたん、びりびりびりときて、毛が逆立ち、尾っぽがぴんと立って、ぱたんと倒れてしまいました。
 「あ、白辣韮、死んじゃだめだよ」
 白福が駆け寄ると、雷は大笑い。
 「もう死なんよ、死んでるんだから」
 白辣韮はキョロット目を開けました。
 「電はしびれるけど、旨くないね」。
 「さて、今度は温泉を用意してやろう」
 雲の上に温泉が吹き出しました。
  白熊たちは温泉を前にただ眺めておりました。
 「なんだ、どうして入らないんだ」
 「どうやって食っていいのか、雷様教えて下さいまし」
 白福が雷を見ると、雷さんはまた大笑い。
 「なんだ、温泉初めてか、湯の中に入りなさい、ちょうどいい湯かげんじゃ」
 猫たちは言われるままにお湯につかりました。
 「温泉てえのは食いもんかと思ってたよ」
 「炬燵の中もいいが、お湯の中も気持ちのいいものでしゅね」
 「ほんとう、肌がすべすべになりそう」
 しばらくつかり、ほかほかになって、雲の上にあがりますと、三匹の猫の禿げたところから毛が生え、みんなきれいな白猫になりました。
 「温泉はいいねえ、禿に効くとはたいしたもんでござんすね」
 ハゲの直った三匹は至極満足いたしました。
 雷さんが、雲の下に行くと、池と温泉の栓を抜きました。
 池の水と温泉のお湯が混じって、温かい雨が地上に降り注ぎ、大嵐はこれで終わったのでございます。
 雷さんが手招きをしました。
 「さあ、後は、長屋の人たちを幸せにして、お前たちを天国へ連れてってやるから、楽しく暮らしなさい」
 こうして、三匹の白猫は雷様の後について、天国にのぼったのでございます。

 雲の下では、大嵐が去り、お日様が顔を出しました。
 熊さんと八さん、それに大家さんが井戸端に集まって猫を心配しています。
 「白熊はどこに行ったのかね」
 熊さんがつぶやいています。
 大家さんもうなずいて「白辣韮の奴、川にでもはまらなければいいが」
 八さんも「白福はとうとう帰ってこなかったが、今までこんなことはなかったのに」
と、心配顔です。
 するとそこへ、真っ黒の猫が三匹やってきました。
 「お、帰ってきたじゃないか、真っ黒になっちまって」
 三人はそれぞれ、黒猫を抱き上げました。
 「大嵐のせいじゃろう、苦労したに違いない」
 「白熊じゃなくて、黒熊にしなきゃ」
 「うちも、黒福だ」
 「黒辣韮」
 ということで、三匹の江ノ島の黒猫は、江戸の長屋に迎えられ、長屋の人たちも今までの平和な暮らしに戻ったのでございます。
 小さな幸せでございます。

猫小咄集「お猫さま」所収 2017年 55部限定 自費出版(一粒書房)
2017年度(第20回)日本自費出版文化賞、小説部門賞受賞

お猫さま 第三話ー猫温泉

お猫さま 第三話ー猫温泉

長屋の三匹の白猫が、温泉入りに江の島にまいります。嵐が来て、さてどうなるか。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-09-28

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