世界はいつも通り

何もかも上手くいかなくて
そんな日々の繰り返しで
いい加減 消えてしまいたかった
両親に心から期待をされて
友達と勉強の話をするのも
作り笑顔で なんとか乗り越えていた

太陽が眩しくて
青空が広がってるけど
世界はいつも通りで

逃げてたって始まらないから
振り返らずにいるけど
足が竦んで立ち止まっていた
前だけを見つめるけど
そうこうしてるうちに
今日も夕日に照らされてしまった

友達は早々と推薦で合格して
鼻高々に生きていて
一般受験 選んだ僕はと言うと
劣等感に塗れタメ息を吐いて
誰かに誰かを愚痴ってる
そんなことをしたって 何も変わらないのに
こんなんじゃダメだって思ってるのに 僕は

僕は変わる

教室が煩くて
学校が嫌になってるけど
世界はいつも通りで

分かったよ
逃げてたって始まらないから
立ち止まらずに走るけど
月日は残り僅かだから
今から出来ることを
僕はこなしていこう
なんとか来年の春に笑えるように

世界はいつも通り

世界はいつも通り

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-09-20

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