闇に舞う桜2
貞操帯の振動
36-0100
「おお、結構生えているのだな」北見会長は麻紀の股間を見て言う。
「会長!これで剃毛プレーが出来るのですよ!好きですよこの女!」
貞操帯は子供のおしめの様に成っているので、足から履かせる必要は無く腰に宛がい巻き付ける様にすれば陰部が隠れて、肛門の穴、小便の穴の部分が開いている。
オーダーメイドの為、麻紀の身体に合わせて造られている。
クリトリスの部分には、振動する器具が取り付けられているので、リモコンで直ぐに動かす事が出来る。
芽野と咲子が麻紀の尻を覆って、中央に持って来て固定しようとすると「あれ?寸法が合ってないわ、クリトリスに完璧に振動部分があたらないわ」
「変ね!肛門は完璧に合っているのに、クリトリスが微妙に外れている」
貞操帯を引っ張って、合わせようとするが微妙に合わない。
「何故?」と首を傾げる咲子に「あっ、判ったわ」と芽野が急に言い始めた。
「これよ、これが邪魔しているのよ!計測の時は剃毛していたからよ!」
「これだけ生えていたら、寸法変わるわね!会長どうしましょう?」
「今夜道具は持って来ていません」芽野が言うと「度々誘拐は出来ない!旅館に無いのか?」
「少し待って下さい!私の鞄に電気のバリカンは入っています」
咲子が鞄を調べに行くと、男が剃刀借りてきますとフロントに向かった。
咲子が小型のバリカンを持って来ると、男が「これ貸してくれました!」と電気剃刀を借りてきた。
「ここの親父、明日の朝シェーバー使うと、臭うかも知れないぞ」そう言って笑う北見会長。
疲れた様に目の焦点が定まっていない麻紀。
二人が両足を持って大きく広げて、剃り易く腰に枕を入れて突き出す様にした。
着物は完全に捲り上げられて、下半身をライトの下に晒している光景は、三人の男には涎が落ちる程の絵柄に成っている。
「もっと広がらないの?バリカンが肌にフィットしないわ?」咲子が股間にバリカンを入れて刈り取れないと言った。
「それ何故持っているの?」
「これ?弁護士を脅すのに使う為よ!中々素直に成らないのよ!インテリは困るわ」
男二人が麻紀の足首を持って一層左右に広げると、股間に入った咲子が「何とか刈れそうだわ」そう言ってスイッチを入れる。
「ガーガーがー」の音が始まって、麻紀の恥丘から陰毛が刈り取られて落ちて行く。
「どうだ!判るか?」麻紀の顔を見ながら尋ねる北見。
「。。。。。。。あっ、あっ」と声が急に出た麻紀。
バリカンの角がクリトリスに接触したのか、急に感じる顔に変わって「本当に良い顔に成る女だな!肌も綺麗!顔も最高だ!もう少し良い声を聞かせて貰うぞ!」
北見会長はすっかり気に要っているが、調教ではこの様なガスを使わずに責められる事を教えてやろうと思っていた。
身体と頭に覚え込ませば、最高の雌豚に成ると確信を持っていた。
既に身体には服部産婦人科病院での数回の調教が施されて、剃毛プレーには順応していると芽野が言う。
「ガーガー」と音を立てて、膣口の周りにバリカンが移動すると「あっ、あっ」声が出て虚ろな表情に妖艶な雰囲気が出ている。
「気持ち良いのか?」耳元に顔を近づけて尋ねる北見会長。
「こんな感じで、後はシェーバーで仕上げて」咲子が股間を離れると、大きく開かれた陰部は短い陰毛に揃えられて、長い陰毛は刈り取り難い部分に散見されたが「これが限界よ!電気バリカンが入らないわ」
「貞操帯の邪魔に成らなければ、多少残っていても問題は無い!今夜は調教が目的では無いからな」
咲子に変わって股間に入った芽野が、シェーバーを動かし始めるが、このシェーバーも丸い刃が回転する旧式の安い製品の為剃れる範囲が少ない。
「ガーガー」の音のと麻紀の地肌のつるつる感は全く無いので、芽野が少し剃って手で触って「これは無理の様ね!会長これ以上は難しいので、履かせて見ましょうか?」と尋ねた。
麻紀の股間は長い陰毛と短い陰毛が混じって、綺麗な股間とは言い難い状況だ。
尻の下に広げた貞操帯を入れて、両方から包み込む様に閉じると、大人のおむつを履かせた状態に成って「今度は大丈夫です!」と芽野が嬉しそうに言って貞操帯の施錠をした。
「それじゃあ、一度テストで動かしてみるから、着物を元に戻して立たせろ」
大きく広げられていた足を閉じて着物を元の状態に戻しているが、帯が少し上に上がって変な感じに成っている。
「普通に戻さないと、よく判らないぞ」
焦点が定まっていない眼差しで、漸く麻紀を北見会長の前の椅子に座らせて準備を終る。
「さて、どの様な反応に成るか?」
項垂れて椅子に座らされている麻紀の顔を見ながら、リモコンのスイッチを弱で入れる北見会長。
「きゃー」の声と同時に着物の股間を押さえる麻紀。
「あっ、あっ、あっ、だ、だ、めー」声が連続で出ると股間を押さえて立ち上がろうとするが、北見会長が目盛りを上昇させると「あぅ、ああーああーだめーーだめー」半分腰を上げた身体がそのまま椅子に座り、前屈みに成って陰部を右手で押さえて「ああーーーーううー」首を大きく振り始める。
綺麗にセットされていた髪が少し乱れる程首を振ると「だめーーだめーーたすけてーー」そのまま椅子から前のめりに成って膝から床に座り込む。
「ああーーだめーーーああーああーーいくーーいっちゃうーー」の声と同時に今度は立ち上がり急に股間を押さえて歩き出すと、隣の部屋の布団の上に倒れ込む。
「SEXがしたく成ったのかしら?」
すると仰向けに寝ると、着物の中に手を入れて振動の部分を外そうとし始める。
「意識が無いが、何とか停止させ様と思っているらしいな!よしこれでどうだ!」
リモコンを強にする北見会長。
「ああーーだめーーーああーああーー」の布団の上で仰け反り始める麻紀。
「ほら、逝くぞ!」
「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」の声が出てしまう。
「ああーああーーだめーーーああーああーー」の布団の上で身体を動かして、もう完全に逝く以外に終る術が無く成った。
「ああーああーーだめーーいくわーーいっちゃうーー」身体を震わせて、仰け反り股間に手を入れてそのまま麻紀は気を失って大人しく成った。
浮かび上がる犯人
36-0101
「昨日のレストランに帰したわ、ママさんも一緒だわ!早く行かないと寒くて風邪ひくわよ!」石谷の携帯が朝から鳴って、昨日の女の声でその様に言った。
「お嬢様に何かしたら、承知しないぞ!」と言ったが既に電話は切れていた。
石谷は直ぐに安住刑事に連絡をしたが、神戸からなので直ぐには現場のファミレスには行けないので、所轄の警官を急行させる。
石谷も現場にタクシーで急いで向かった。
警察が到着する寸前で目覚める麻紀は、自分は何故こんな場所で居るのだろうと思いながら、昨夜の事を思い出していた。
「大丈夫ですか?」警官が窓ガラスを叩きながら呼びかけると「は、はい」麻紀は慌ててドアを開いて車の外に出た。
「松山麻紀さんですね!兵庫県警の安住刑事の指示で来ました」と言うと「安住さんの?」何故この場所が判ったのか?と思いながら「ありがとうございます!もう大丈夫です」
そこに石谷がタクシーで乗り付けて、レストランの駐車場は直ぐに野次馬で「撮影か?」「そうだな!撮影だ!女優さんがあそこに立っている!」そう言って指を指す人も居る。
取り敢えず近くの交番所に移動する事に成って、石谷のタクシーはそのまま県警が到着するまで現場に保管された。
兵庫県警の安住刑事が鑑識のレッカー車を連れてやって来たのは、一時間以上後に成ってからだった。
交番所に来た安住刑事は麻紀を見て「身体は大丈夫ですか?」と尋ねた。
「ありがとうございます。身体は大丈夫です。ご心配をお掛けしました!殆ど眠っていた様で何も覚えて居ないのです」と答えた。
「危害は無いのですか?」
「はい、昨夜の着物のままですから、何も無かったと思います」
麻紀も強姦された様な感じは無い、着物が殆どそのままだから何も無いと思っていたのだ。
安住の念の為に病院に行かれますか?の問いに、着物を脱ぐ面倒さで断って安住の乗ってきた覆面パトカーで自宅マンションに向かった麻紀。
強盗にしても、何も盗られた物も無い、二人組の男女にいきなり薬で眠らされて、気が付いたら朝に成っていたと答えて、変な夢の話しは敢えてしなかった。
疲れた状態でマンションに到着して、安住刑事に丁寧に御礼を言うと部屋に入った。
鏡の顔は化粧が少し落ちて、髪が乱れて居る程度だと思い着物を脱ぎ始めて、シャワーを浴びる為に浴室に入って驚きの表情に変った。
「何!これ?」鏡に映った股間を見ると、綺麗に剃毛されていない事がよく判る。
でも裸を撮影するなら、着物を脱がせる筈だが強姦された様な感触は残っていない。
クリトリスが剥き出しに成っている自分の姿に、必死で思い出そうとするが思い出せない。
だがこの様な事を警察にも相談出来ないし、石谷にも言える事では無いと思う。
変態の男女?「あっ、あの時の二人?」桧旅館に連れ込まれて写真を撮影された時に酷似している。
連れ込まれたのも桧旅館では?急に全てが繋がって麻紀は安住刑事の携帯番号をダイヤルしていた。
鑑識が引き上げた石谷の車からも、驚く様な物が採取されて県警は夕方響めいた。
安住刑事に直ぐに連絡が届き、麻紀の電話と殆ど同時に成っていた。
「それって、今回の松山さん誘拐犯と殺人犯が同じって事ですよね」
「そうだ!何故殺さずに解放したのか?何か松山さんが覚えて居ないか?もう一度詳しく聞いて欲しい」
「判りました!今彼女から着信が有りましたので、聞いてきます!」
「些細な事でも重要だ!事件解決の糸口だ!」大友捜査一課長は安住刑事の聞き込みに期待した。
電話を貰った安住刑事は麻紀のマンションにもう一度戻ると伝えた。
麻紀は慌ててシャワーを終ると急いで髪を乾かして、安住刑事が戻って来るのを化粧をして待った。
何処まで話せば良いのだろう?正直に話さなければ捜査が出来ないだろうが?流石に今回の事態は話し難い。
だが以前の事件は既に安住は知っているので、同一犯なら有力な証拠に成る。
色々考えて洋服に着替える前に、安住刑事がマンションの入り口にやって来た。
「私、着替えてしまったので、部屋に来下さる?」
「そうですよ!丸一日着物で大変でしたでしょう?行きますよ!」安住刑事も女性の一人暮らしの部屋を完全に忘れて、先程の大友捜査一課長の話に興奮して忘れていた。
ロックを部屋から解除すると、安住刑事はエレベーターに乗り込み麻紀の部屋に向かった。
少し前の艶やかな着物姿から一転、長い黒髪をストレートにしてガウン姿で安住刑事を出迎えた。
「すみません、着物を脱いで始めて気が付きまして、この様な姿で申し訳有りません」
そう言いながらコーヒーを準備していたのか応接に招き入れた。
「何か思い出されたのですか?」
「恥ずかしい話しなのですが?以前藤井と持田に強姦された時と非常に似ていると思うのです」
「九月の二十八日に拉致されて桧旅館に連れ込まれましたが、今回も桧旅館だった様な気がするのです」
「えっ、桧旅館ですか?何か証拠が残っているかも知れませんね、早速家宅捜査を要請しましょう」携帯で直ぐに県警に電話をしようとする安住刑事に驚いて「安住さん気がするだけですよ!」
「いいえ、実はこれは絶対誰にも言わないで頂きたいのですが、石谷さんの車から女性の毛髪が数本見つかったのですが、それが山木弓子殺害の犯人の慰留物と合致したのです」
「山木弓子さん自殺では?」
「それが、山木さんの車の中にも、今回の毛髪が発見されているのです。それともう一箇所L&Sホテルの703号の部屋からも同じ毛髪が発見されているのです」
「えー、持田を殺した可能性の有る人物ですね」
「これで三箇所に同じ女性が絡んでいるのです!」そう言い終わると,直ぐに県警の大友捜査一課長に連絡をする安住刑事。
「私が捕えられた時、女と男が居たのです。藤井の手下の様に動いていました。今回の誘拐もその二人と手口が似ているのです」
「どの様に似ているのですか?」
「実は。。。。。。。」恥ずかしそうにしている麻紀に「何が似ているのですか?」と尋ねる。
「変態の写真を撮影されたのですが、実は下の毛を刈られたのです!そして先程気が付いたのですが今回も刈られていたのです。。。。。。」恥ずかしそうに言う麻紀。
「えー、その男女が、今回も麻紀さんの。。。。。。。」安住刑事も頬を真っ赤にして、コーヒーを飲んで誤魔化した。
去り行く岸
36-0103
「私達は藤井って変態会計士にお金を貰って、クラブのママの誘拐を手伝っただけよ!」
喜子は死人に口なしで、自分達が追い詰められる様な事は喋らない。
菅野は「俺は何も知らない!喜子の指示でしただけだ!あんな美人も俺は一切手を付けて無いぞ!喜子が五月蠅いからな!」
二人を別々に取り調べても、菅野は喜子の指示だと言って、喜子は藤井にお金を貰って恃まれたと言うだけで、肝心の藤井も持田も死んで居ないので確かめる術が無い。
「お前は左利きか?」急に取り調べの内海刑事が尋ねた。
「それ、何の容疑だ!」
「黙って答えろ!」
「俺は右利きだ!それがどうした?左利きを捜しているのか?もしかして藤井の変態野郎の家放火した女左利きか?」
「何?女?藤井の家を放火?お前何か知っているのか?」
「。。。。。。。。」菅野は自分が藤井の放火殺人で疑われていると悟り、先に話してしまった事を後悔した。
一緒に取り調べをしていた刑事が、直ぐに大友捜査一課長に報告に向かった。
喜子の髪が一連の犯行現場の髪と違っていた事に落胆していたが、急に元気が蘇った。
「女?とは誰の事だ!久保喜子も知っているのか?」
「。。。。。。」
「言わなければ、当分泊まって頂く事に成る」
「俺が言う事を信じてくれるなら、話すが絶対俺達では無いからな!」
「どう言う事だ!」
「土曜日の夜、変態先生に呼ばれて深夜に自宅に喜子と行ったのだ!」
「何!」驚く内海刑事、取調室の外には大友捜査一課長も来て聞き始めた。
「次の計画が有るが、もう一度手伝って欲しいと呼ばれて行ったら、既に変態先生は倒れていたのだ!恐く成って急いで家を出る時、物陰に女が潜んでいたのが見えた」
「顔を見たのか?話しをしたのか?」
「女は誰かを見ている様だった!だから仲間が居ると思って直ぐに逃げた!女の顔は見ていない」
「服装とか年齢は?」
「中年の女だったが、仲間が誰か判らない!恐く成って逃げた」
「火事は?」
「その時は燃えていなかったし、変態先生が倒れていただけか?死んで居たのか?それは判らない!一目散に喜子と一緒に逃げた!関われば色々面倒に巻き込まれるからな」
取調室の前で「中年の女性?時間的には、火事の時間迄相当有るから、犯人は二人が帰ってから何かを家の中で捜したのだろう?」
「菅野に見られたので、放火して証拠を消したのか?」
「出火で片づけられると思ったのか?まるで子供の様な考えだな?」大友課長が言った。
安住刑事はその言葉が耳に残った。
阿部彰次の近くに大きな看板が数カ所設置されて、四月八日ハピット新装開店と書かれていよいよ開店が近づいた。
この話は直ぐに吉村弁護士が麻紀に伝えて、自分も開店の時に行ける様にして欲しいと伝えた。
それだけでは行く事が中々出来ないので、もう一度彰次に会ってお祝いの品でも準備したいと考える。
月末近い日曜日に石谷のタクシーで工事現場に向かう二人。
だが彰次の姿は何処にも見当たらず、現場の最終点検をしている監督に自宅を訪ねる。
自宅の場所を聞いて、今度は機材の運ばれているハピットの店を見に行く。
本部から木檜と数人のスタッフが忙しそうに、色々な物を運び込んでいる。
棚、冷蔵庫、冷凍庫が運び込まれて、いよいよ開店間近を思わせる。
しばらくして彰次の自宅に向かうと、丁度自宅の前にはダイヤ建託の車が駐車されていた。
「岸さんが来ているのかしら?」車を覗き込んだ時、自宅の門から岸の声が聞こえて、もう一人の男が一緒に出て来て見送るのは彰次の様だ。
彰次が麻紀に気づいて「別嬪さん!自宅まで来てくれたのか?」
「この度はおめでとうございます、これを自宅にでも飾って下さい」
「えー 別嬪さんに、こんなお祝いまで貰ったら大変だ!」満面の笑みで堤を受け取る彰次。
「これは何だね!」
「絵画ですわ!高価な物では有りません」
「岸君も今日で一応引き継ぎの挨拶に来たのだよ!世話に成ったな!」
「岸さん何処かに転勤ですか?」
「はい、結局滋賀の営業所に異動します!自宅も売却する事にしました。妻も子供も実家に帰って離婚も成立しました」
「片付け大変ですね!お手伝いに行きましょうか?」
「いいえ、気を使って頂かなくても、殆どの品物は処分する予定ですので、大丈夫です」
それだけ言うと、寂しそうに車に乗り込み「お元気で!」と窓を開けて麻紀に言った。
共和住宅と戦うと思っていたのに、自分の入院と時を同じくして急に元気が無く成った岸。
自分の入院がそれ程のショックを与えたのか?あの桧旅館で結ばれたのは?お互い哀れみの様な出来事だったのだろうか?走馬燈の様に岸との出来事が麻紀の頭の中を駆け巡っていた。
麻紀はこのお祝いを切っ掛けに、阿部ともっと親密に成りたい!の思惑を込めていた。
これから起る何かをもっと身近で知るには、お近づきに成っておかなければ情報が入らないからだ。
驚く様なお祝いの品を贈れば、驚いて再び呼ばれると計算していた。
麻紀は予め約束していた吉村のマンションに向かう。
「本当に近くにマンションを借りたのですね」
「最近、あの桜モータースの桜井さんが近所に働きかけをしていますよ!」開口一番吉村は情報を話した。
「えっ、それはコンビニ用地の事で?」
「それもハピットですよ!」
「えー本当なの?」
「間違い無いと思いますね!近所で聞き込んだ話では、桜井さんは阿部さんの事を良く思っていないから、邪魔をしようと考えて居るのでは?」
「手先ですか?」麻紀は恐ろしいハピットの手先に成って自分も破滅させられるのでは?の懸念を感じた。
開店前夜
36-0104
卍の会報に麻紀の着物姿が登場したのは、四月の一日だった。
VIPには、次回京都の会場の新装で五月十五日開始時間は十二時、この美人ママの調教をご覧頂きます!殆ど本格調教は当日が初めての方です。同時に二人の女性のSMショーも絡ませて、楽しんで頂きますと書かれていた。
勿論ネット上のIDを使ってVIP個人がサイトに入るのだが、入札に成って日時に場所に来られるVIP会員で、入札価格の高い順で十五名限定に成っている。
三人の高額入札者には特典付で、三人の誰かを直に調教出来る事に成っていた。
直ぐに会員の中では、素晴らしい女性だ!私はこの美人ママを知っているが、本当にこの様な美人を調教出来るのか?と書き込みが有る。
だが、絶対に何処のクラブだとかは書いては駄目で、名前と場所を書き込むとその時点で退会に成る。
荘次郎の処でも見る事が出来たが、敢えて入札には参加しない事にしていた。
何か胸騒ぎが三月に成ってから収まらないので、本当は飛んで行きたいのだが我慢をしていた。
木村医師を解雇した事も心の何処かに引っかかって、行動を妨げていた。
山木弓子の殺害も卍会は失敗した様だから、危険が同居していると考えている。
四月の三日に阿部彰次は、自宅の応接間に麻紀に貰った日本画を飾って、来客を初めて招き入れた。
京阪神銀行の荒木と本店の部長の二人、共和の支店長後藤だった。
新しく建設予定の二つのマンションの概算見積もりと、資金手当の為に集ったのだ。
後藤は二棟を一気に建設して、割引きの対象にすれば得だと常々言っていたが、中々資金調達で信用金庫は敬遠したので、今日は決めてしまおうと話しに来たのだ。
三人の目に有名な画家の絵が飛込んで「阿部さん!以前はこの様な絵は有りませんでしたね」荒木が言うと、本社の部長宮島が「私は多少絵には興味が有りまして。。。。」と絵画に近づいて見る。
「これは高かったでしょう?リトグラフですが、この画家の作品なら一本はするでしょう?」
「いゃー貰った物で、一本もする物ですか?御礼を言わないといかんな!」
そこに妻の華子がお茶をお盆で運んで来て「この絵はリトグラフとか言う物で、十万もするらしい!あの別嬪さん高価な物をお祝いに持って来たのだな!」と華子に話した。
それを聞いていた宮島部長が「十万では有りませんよ」と驚いた様に言うと、華子が「一万では無いでしょう?額だけでも一万程するでしょう?」そう言って額の側に行く。
「奥様!違いますよ!百万ですよ!もしかしたらもう少し高いかも知れません」
「えーーーー」「えーーーーーー」阿部夫妻が驚いて同時に声を出した。
「何故?そんなに高価な物を?」顔を見合わせて驚く二人。
結局京阪神銀行が全額融資する話しは殆ど協議されずに、後藤の誘導で全ての話しが決まってしまった。
工事は五月の末に地鎮祭を行って、殆ど同時着工にすれば、度々地鎮祭をする必要が無いと午前と午後に決まった。
車で半時間程度離れているが、充分時間内に全て終ると押し切る後藤。
恐ろしい計画の話し合いも、麻紀の贈った絵画が意外な効果を表わして簡単に終った。
二人が帰ると直ぐに麻紀に電話をする彰次。
高価な絵を頂いて申し訳ないが、何故この様な高価な絵を持って来たのだと尋ねると、祖父が持っていたのですが、自宅はもう処分してしまったので飾る場所も無いので、阿部さんのお宅なら良いと思い立ちまして」
「お爺さんが亡くなったのかね?」
「はい、大地震の後直ぐに亡く成りました」
「それはおきのどくだったね、でもこの様な高価な絵を頂いても御礼は出来ないがな?」
「八日の日に開店のハピットで開店のイベントが有りますよね、そこにハピットの人が来られると思うのですが、紹介して頂きたいのです」
「えっ、親戚がハピットを考えていると話していたな、そんな事なら簡単な事だ!紹介してあげるよ!多分拡張担当の京極君が久しぶりに来るから、良い営業マンだよ!」
「ありがとうございます、その方を誘って食事でも頂ければ私は嬉しいです」
「それなら、京極君に話して置くよ!昼飯でも食べ様」
麻紀は一度も見た事も無い京極に漸く会えると、嬉しく成って涙が溢れた。
祖父の「あの京極に騙された!」の言葉が今でも麻紀の耳に残っている。
今度は私が騙してあげるわ!と電話が終ると心に誓っていた。
開店と同じく、桜井の近隣を巻き込んだ用地獲得は熱を帯びて、若夫婦攻略に実家に乗り込んで説得を始めていた。
だが、ハピットの建設用地とは言わないで様子を探る。
相手が阿部彰次をどの様に思っているか判らないので、迂闊に話して筒抜けに成れば万事休すだからだった。
桜井の「阿部さんは凄いですね、次々マンションを建設されて」そう言って話しを振ると「桜井さんご存じ?私阿部さんの奥様に聞きましたのよ!半時間程離れた学園都市に土地を買われて、そこにもマンションを建てられるそうですよ!」
「えー、学園都市に土地を買われたのですか?」
「そうですよ!六百坪程買われたそうよ!」
「まだ先日完成したマンションの向こうに畑をお持ちだったと思うのですが?」
「そこにもマンションを建てて、子供に一棟ずつ相続させるって嬉しそうに話されていました!聞いているだけで嫌に成りました」
その言葉で桜井はこの奥さんが、阿部の事を毛嫌いしていると悟って、自宅に戻ると直ぐに芦田に連絡をして攻略可能と連絡をした。
ハピットの本部から木檜と京極の二人が開店のセレモニーに来ると連絡が有り、阿部彰次は二人に食事をご馳走したいと申し出た。
遠慮する木檜に、ハピットの経営をしたい女性を紹介するから遠慮せずに食事に付き合いなさい、京極さんにもその様に伝えて欲しいと連絡をした。
二人以外にバイトの男女数人を準備して、開店セレモニーを盛り上げるのが木檜の仕事だ。
注目のハピット開店が間近に迫っていた。
艶やかな桜模様
36-0105
四月八日、朝九時開店だが、生憎の雨模様で近藤夫婦は空を見上げて「午後からでも晴れないのかしら?」七時の店頭に出て独り言の様に言った。
「大丈夫ですよ!お客様は沢山来られますよ!この近辺で最初のハピットですからね!」木檜が二人を元気付ける様に言う。
数十人の臨時のバイトが最後の陳列、清掃に借り出されて、近所の歩道の清掃を揃いのはっぴを着て派手に演出している。
地域密着を強調しているのだが、明らかにパフォーマンスの様相だった。
近藤夫婦が雇っているパート、アルバイトは三名で、他は全てハピットが準備したのだ。
開店時間が近づくと緊張をして「いらっしゃいませ!」の練習が詰まって言えない二人。
五十歳手前での人生のやり直しの第一歩、緊張の瞬間だ!
店内のレジ横には本日来店様用の粗品が山積みされて、こんなに沢山買い込んだけれど大丈夫か?の不安が過ぎる。
マンションも今日から入居開始に成っているので、朝から大きな引っ越しの車が横付けされている。
ダイヤ建託の一括借り上げ制度を利用しているので、入居者の心配はしていない阿部だが、早速入居者が有ると嬉しい気分なのか見学に来ていた。
共和住宅のマンションでは、地元の不動産業者に委ねるので多少心配な彰次だったが、後藤支店長は大久保の業者で実績が一番の堀田不動産を選びましたと自信を持った。
堀田不動産に委ねると、ダイヤ建託の様に頭金を取られる事無く全て阿部さんの元に残りますので、良いと思いますと言って計算書を提示した。
華子はその計算書で舞い上がってしまい、益々ダイヤ建託が嫌いに成っていた。
二棟で六十軒の敷金の収入が約一千五百万以上に成って、入居者が退居すれば半分近い礼金が残るのですよ!出入りが多ければ相当残りますと話した。
ダイヤ建託は、家賃の保証はしますが収入は有りませんので、堀田不動産にお願いするのが賢明な選択ですと説いた。
華子は「持田支店長よりも今度の後藤さんの方がやり手だわ」と手放しで褒めた。
割引きの建物は建築基準法ぎりぎりの設計で、内装資材も最低の品物が使われて建てられる予定に成っていた。
その後彰次も華子も自分達が住まないので、福永に説明されても上の空状態で、殆どフリーパスの設計施工説明に成っていたのだ。
九時に成って、小雨の中この地区に初めて開店したハピットが珍しいのか大勢の客が押し寄せ、近藤夫婦の不安は一気に払拭された。
「この地区での開店日では最高の人出ですよ!」レジを手伝いながら木檜が昌子に言うと、昌子は嬉しそうに「地域一番店を目指して頑張ります!」とお客に聞こえる様に言う。
十一時半に麻紀が驚く様な明るい桜の花びらを散りばめた着物姿で「開店おめでとうございます」と言って石谷が胡蝶蘭の鉢植えを持ってハピットに入って来た。
客も近藤夫婦も、そしてハピットの二人も唖然とした表情で麻紀を見つめた。
「どちら様でしょう?」驚いて尋ねる近藤久三。
「松山麻紀と申します!阿部さんとは懇意にさせて頂いています」
近藤夫婦は麻紀の顔を思い出したのか、昌子がレジを打ちながら微笑むと会釈をした。
久三は胡蝶蘭の鉢植えを受け取って、丁寧に御礼を言ったが余りの艶やかな麻紀の着物姿に驚いて次の言葉が出ない。
その時、阿部彰次が店に入って来て「別嬪さん、店の開店祝いまで頂いたのか?申し訳ないな!私が出来るだけ口添えするよ!」そう言って彰次はお祝い金を久三に手渡した。
「まあ、これが一番良いだろう?」微笑みながら久三の顔を見て微笑む。
バックヤードから京極が出て来て「京極君!久しぶりだな!今日は夜まで頑張るのか?取り敢えず食事に行こう!美人を紹介するよ!」の言葉と同時に麻紀の着物姿が目に入り、軽く会釈をする京極。
麻紀はこの人が祖父を持田と一緒に騙した男ね!と思いながらも笑みを絶やさない。
水商売で学んだ顔で微笑んで、心は全く異なる事を考える特技。
「木檜君も一緒に行こう!近くの料理屋を予約してある」阿部が今日はこの世の春と思う程気分が良かった。
美人の麻紀を自分の娘の様に連れて、石谷のタクシーに乗り込む。
木檜と京極が石谷のタクシーを追い掛ける様に、マンションの駐車場を出て行った。
「阿部さん、昼間からこの様な豪華な食事を頂くと困ります」
豪華な懐石御膳を座敷机に並べられて、京極も木檜も恐縮顔で言う。
「お酒が飲めないのが残念ですな!ご馳走に成ります」石谷が嬉しそうに茶碗蒸しの蓋を取る。
「今日は開店の目出度い日に、この様な別嬪さんと食事が出来るだけでも充分お酒代わりに成るだろう」彰次が麻紀の顔を見ながら微笑んで言った。
「遠慮無くご馳走に成ります」そう言って食べ始める面々。
「松山さんの親戚の方が、ハピットを経営されたいそうだ!力を貸して上げて貰えないか?」
「阿部さん、違いますよ!土地活用にコンビニ用地に貸したいのですよ!」
「あっ、そうなのか?私と同じ地主さんか?」間違えたと頭を掻いて照れ笑いをする彰次。
「それなら京極さんの担当ですね」木檜が刺身を箸で摘まみながら言う。
「京極さんの担当地区はどちらですの?」麻紀が微笑みながら尋ねる。
「実は地区は決まってないのですよ、私は共和住宅の神戸、大阪の支店のエリアなら何処でも行くのです」
先日聞いた話と全く異なると思いながら聞いて「高槻ならどう成りますか?」
「勿論大阪支社のエリアですね、大阪支社は関西殆どですよ」そう言って笑う京極。
「でも高槻って、既に出店しているでしょう?」木檜が言うと「良く売れる場所なら、直営店。。。。。。」と言い始めて口を閉ざす京極。
「フランチャイズのオーナーの店で売り上げが伸びると、近くに直営店を造るのですよね」麻紀に言われて戸惑う京極に「いいえ、それは良いライバル店を造って、競合他社を追出すのが目的ですよ!」木檜が助け船を出す。
「それなら、近藤さんのコンビニの近くにも出店の可能性が有るのか?」阿部彰次が驚いて尋ねる。
「まだまだ、考えられませんよ!」木檜が笑って誤魔化す。
京極は名刺を麻紀に手渡し、今後地主を紹介するので話しを聞いて欲しいと繋がりを構築して、麻紀は最初の目的を達した。
黒幕
36-0106
安達周造は麻紀に頼まれた土地を予てから準備をしていた。
漸くその土地に京極を連れて行く事が出来ると、食事の後安達周造に電話で連絡をしていた。
「寅夫の仇討ちが実現するのか?気を付けなさい!ハピットも裏では相当悪い事もしている様だ!大阪のホテルの事件にも絡んでいるかも知れないよ!」
「えっ、大阪の事件って持田が殺された事件ですか?」
「そうだ!私の情報網にハピットの名前が引っかかった」
麻紀には意外な事で、自分が女弁護士氷室に眠らされて持田の部屋に居て、殺人容疑にて警察で取り調べを受けた事を思い出していた。
持田の殺害にハピットが関与しているの?あの女弁護士は共和住宅が雇った?
警察は女弁護士が誘拐されたと考えているが、ハピットが雇って自分を犯人に仕立てる予定だった?麻紀は安達の話で少し何かが見えて来た様な気がした。
一億出しても殺してしまう程の重大な秘密を持田は知っていたのだろうか?
もしこの事件にハピットの安西が関わっていたなら、一気に復讐が完結する。
それも同士討ちだ!こんなに嬉しい話しは無いが、では女弁護士を誘拐したのは誰?の疑問が大きく麻紀の脳裏に被さる。
麻紀が欲しい卍にこの時は逆に守られたとは考えも出来ないが、事実は卍会が麻紀を助けていた。
その為指示をした安西課長には、奇々怪々な事件に報道されていた。
その後も何度も氷室弁護士に連絡をしたが、全く連絡が出来ない状況が続いていた。
だが表だっての動きを出来ないので、裏の組織の人間に調査を依頼していたが、卍会の事実を掴む事が出来なかった。
京極も美人の麻紀に頼まれて悪い気はしないので、翌日大阪の共和住宅に連絡して場所の確認をさせていた。
住宅地図で直ぐに調べると、コンビニには絶好の場所ですね!近くにはラックの良い店が在る様ですと答えていた。
敷地面積も三百坪在り、まずまずの広さで共和住宅の担当者は乗り気に成ったが、京極は自分がもう少し調べてから連絡すると同行を断った。
四月の中旬に成って、芦田と桜井が取り組んでいた若夫婦の土地が一気に話しが進んだ。
予想通り地主も阿部彰次に妬みを持って居たので、条件が合えば住居を立ち退いても良いと前向きに変った。
これで小菅の住居を近くに建設すれば、直ぐに転居に成る予定だ。
老夫婦の稲垣にも異変が起っていた。
夫が心臓病で入院を余儀なくされて、病院に行く回数が増加して自宅に居ない時が多く成った。
以前から小宮山の畑は条件次第で交渉の余地は有るとかんがえていた芦田は、一気に決着に進んで行った。
安西課長は最後に残った土地を手に入れるなら、少々高くても借りてしまえと指示を出す。
当然開店してから、値段を下げる交渉が始まるのだが、ここからが吉永の真骨頂なのだ。
その吉永が早くも四月の下旬、阿部彰次の自宅に挨拶に訪れて「予定より、車の回転が多いですね」と微笑みながら言う。
事実彰次のコンビニの前には五台の車が駐車出来るスペースで、来客が駐車出来ないと入店を諦める事も度々有った。
彰次は吉永に会って京極とは正反対の様な男だとは思ったが、気にもしていなかった。
頭は次のマンション建設に向かっていて、毎日の様に福永が自宅に訪れて細かい打ち合わせが行われる。
相変わらずクラブホワイティアでは、麻紀の人気は鰻登りで、色気が出て来たと客の評判は上々で、スパイで入り込んでいる秋田から、麻紀の様子客との事が逐一報告されていた。
五月の当日に成れば警察の車で、会場まで送らせるから誘拐とかその様な手立ては要らないと、北見会長が秋田に伝えていた。
大阪府警にもVIPが居て、絶えず北見会長と連絡をしていた。
今回の麻紀誘拐はこれまでとは異なり、帰す予定の無い誘拐だから、一度誘拐すれば最後まで調教をして雌豚に仕上げる予定に成っている。
二人の女も従順に成り、調教が大きく進んでいる事がよく判る。
逆らっていた弁護士の氷室淳子も、今では男から完全に女に変わり、ペニスを自分から口に頬張る様に変ってしまった。
だが今度のショーではこの淳子にペニスバンドを装着させて、SEXをさせる予定だ。
兵庫県警は藤井会計士放火殺人の犯人を、菅野と喜子の証言から第三者がその場に居て、写真を捜していたと考えていた。
その為写真が部屋に散乱していたと推測した。
菅野達と待ち合わせていた藤井が帰宅した時、犯人は部屋の中で捜していた最中で、鉢合わせに成り藤井の頭を叩いた。
その時菅原達が来て隠れたが、逆に菅原達は倒れている藤井を見て直ぐに逃げてしまった。
証拠を隠す為、放火したのはもう少し時間が経過した後だから辻褄が合っていた。
一連の犯罪に関わっている女性の正体は、県警の懸命の捜査に影も掴めない状況だ。
この謎の女Aが山木弓子殺害、持田殺害、松山麻紀の誘拐に関与している事は明白だったが、兵庫県警はこの謎の女Aの存在を、大阪府警との合同捜査会議では一切発表していなかった。
一度自殺と発表しているので、証拠を掴むまでは口外しなかった。
勿論大阪のホテルに残った毛髪は大阪府警でも確認しているが、その毛髪が複数の現場で発見された事実は隠していた。
合同会議で、大阪府警に事実を話すと兵庫県警の面子が潰れるので、自分達で解決してから発表したいのだ。
この面子の影響で、卍会にはこの連絡が全く入らず安心していた。
「状況は極めて順調で、十五人の値段は信じられない金額に成りましたね」
「予想以上の反響だ!これもお偉い先生の情報のお陰です」
「兵庫県警は、大阪S&Lの事件の犯人を特定出来ないだろう?肝心の女はあそこでよがり声を上げているからな!」滋賀の調教施設にやって来た大阪府警の男は、微笑みながら氷室淳子の裸体を眺めていた。
嫉妬の宴
36-0107
「私は一度も見ていないのだよ!一度見学に連れて行って貰えないか?」
「私が一緒に行けばママ気が付くかな?誰かホワイティアの客を捜して置きます」
「早めに頼むよ!顔を見る前にマンコを見てしまうと、良くないからな!」
そう言って笑いながら府警の車で帰って行った。
「あの方のお陰で情報が流れるから我々は安泰ですが、あの男もSMマニアですか?」
松本が尋ねると「お前さんと似た様な趣味だよ!」そう言って笑う北見会長。
「人は見かけとは違いますね!お毛毛に趣味が有るとは、警察の偉いさんも同じなんだ!」そう言って納得する。
開店から一週間順調な滑り出しに嬉しさを隠せない近藤夫婦も、漸く有る事に気が付き「二人で話しする時間って殆ど無いわね」と店で交代時に言った。
「朝は俺が眠くて、話しは出来ないから夕方交代の時少し話しが出来るだけだな!もう少し売り上げ上がったら、バイトを雇おう」
そう言いながら売り上げを上げる為に毎日、昼間は昌子が仕切って、夜は久三が殆どバイト一人と二人で営業をする毎日が続く。
木檜から「もう少しですよ!予定より売り上げは順調です」と報告を受ける。
その言葉で次の一週間が頑張れる二人。
気が付けば一ヶ月一日も休みが無いのが本部の手法で、夫婦者で営業させるのは、一人の給料を計算に入れていないからだ。
夫婦の時給は一体幾らに成るのだろう?と計算した時初めて気が付くのがこの仕組みだった。
一度漕ぎ出した船は、もう艪を漕ぐ事を止める事は出来ない。
止める即ち廃業に成る事を、僅か一ヶ月で二人は思い知らされる事に成るのだ。
二十四時間365日休めない仕事、これがコンビニの経営、チェーン店で数店を営業出来る様に成れば多少は楽には成るが、その為には資金力と人材の確保が不可欠に成る。
五月の連休明けの月曜日、クラブホイティアの客で弁護士の赤木が一人の男を伴ってやって来た。
「赤木先生お久しぶりです」小杉が久々にやって来た赤木を出迎えた。
「今夜は現役の刑事さん!とは云っても刑事では無いが、恐―い人をお連れしたよ」
横に中年の眼光鋭い男を紹介した。
「ママは、今夜はまだかね?」
「はい、今夜はまだ来ていませんが、もう直ぐ来られると思います」
「紹介しておこう!大阪府警の捜査一課管理官、室田さんだ」
名刺を受け取る小杉は刑事の上司だと理解して、席に案内をした。
その麻紀は夕方から京極と食事をして、同伴で店に案内をして九時過ぎに入って来た。
「こんな高級店に招待して頂いて、申し訳ないです。松山さんが北新地のクラブのママさんって、今日初めて聞かされて驚きました」そう言いながらも、麻紀の魅力に負ける京極は誘いに乗って店まで同伴でやって来た。
その様子を見ていたのが管理官の室田「あの男はママの彼氏か?」
「私は年に数回しか来ませんので、良く存じませんが、そうかも知れませんね」
北見からの情報では最近ママに彼氏は存在していないとの報告を受けていたが、新たな男が現れたのか?今後の事も有るな?と考える室田。
しばらくして挨拶にやって来た麻紀を間近で見て、長い黒髪でやって来た時は束ねていたが、挨拶に来た時は背中まで伸ばしてドレス姿に変っていた。
「赤木さん、流石に噂通りの美人のママさんだね」と急に上機嫌に成った室田。
「大阪府警の刑事さんの管理をされている偉い方だとお聞きしました」そう言って微笑む麻紀。
「先程、一緒にやって来た男は、ママの良い人なのか?」
「さあ?どうでしょう?」
しばらく雑談の後「彼氏が待っていますので、少し相手をしてきますね!」黒服が呼びに来て京極の処に戻って行く麻紀。
麻紀を見送る様に直ぐに室田がトイレに立つ、赤木は室田が北見の知り合いだとは全く知らない。
室田が麻紀を見たいと北見に言ったので、クラブの客で室田の顔を知っている赤木弁護士に頼み込んで同伴させたのだった。
北見会長の人脈は色々な場所で力を発揮する。
室田管理官は、麻紀をすっかり気に要ってしまい、この日を境に麻紀の行動を監視する。
トイレから自分の分身の様な男に、京極の尾行を指示したのは言うまでも無い。
翌日麻紀は現地に京極を案内する為、昼食を共にしてコンビニ用地に向かった。
この行動が室田の機嫌を一気に悪くしてしまい,京極に対する嫉妬と憎悪が芽生えてしまう。
勿論麻紀の誘拐にも支障が起ると解釈をしてしまった。
卍会のイベントまで後一週間、全く何も知らずに麻紀は京極を罠に填める為に一生懸命に成っていた。
「この土地なら絶好の条件ですね!地図上でもラックの地域一番店に競合出来ると思っていましたが、実際に見てこの土地が絶対に優位に立てると確信しました」
「では近日中に地主さんに会って頂けますか?」
「勿論です!来年の今頃には開店出来るでしょう?」
京極はデート気分で、初夏の日差しに麻紀は薄着で京極の挑発に余念が無い。
この様子を隠し取りしているとは、全く気づかない二人。
「二三日中に連絡します」と言われて京極と別れた麻紀は、今週中には罠に落とせると自信を持った。
だが京極からはその後連絡が途絶え、麻紀が携帯に連絡しても反応が無く成った。
携帯以外連絡の方法が無く、麻紀は自分が罠に落とそうとした事が見破られたのか?と不安に成った。
十二日成って、麻紀が驚愕の表情に成る報道がテレビに流れた。
京極の他殺死体が滋賀の山中で、ハイキングの人に発見されたのだ。
「何!京極が亡くなった!」復讐をしようと目論んでいたが、殺す事まで想定に入っていなかった麻紀。
確かにこれ程確かな復讐は無いが、持田、京極と麻紀が殺したい程憎かった二人が相次いで亡く成った事実は、喜びよりも不安が走った。
送り込まれる
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報道では中々発見が困難な場所に遺棄されて居た京極の遺体。
ハイキングの人が発見しなければ、これ程早くは見つからなかっただろうと思われた。
恐く成った麻紀は兵庫県警の安住刑事の声が聞きたいと云うか、会いたい気分に成っていた。
兵庫県警は新たな展開を迎えて捜査が進んでいた。
菅野達の供述を参考に、付近の防犯カメラを再点検して不審な中年女性の割り出しが行われて、捜査員達は防犯カメラに中年女性と、若い男性が捕えられている画像を発見していた。
「野球の金属バットを持った若い男と、中年の女性が早朝の防犯カメラに映っていたのですよ!藤井会計士殺害の真犯人の可能性が高いのです」
安住刑事は麻紀の電話に声を弾ませて喋った。
自分の相談をしたいと思ったが、忙しそうでとても話す余裕は無い様に思えた。
「麻紀さん!もう直ぐ犯人は逮捕出来ますよ!この犯人親子かも知れません!男は学生に見えますからね」
「高校生か?大学生ですか?」
「感じでは高校生の様な気がしますよ!」
「高校生ですか?何故?高校生が?」そう口走った麻紀の脳裏に岸の顔が浮かんで、慌てて携帯を切ってしまった。
岸から高校生の息子の話と、野球部に入っている話しを聞いた事が有ると思いだした麻紀。
だがその事実を自分の口から安住刑事に伝える事は出来なかった。
岸と家族が別れる原因を作ってしまったのは自分だ!そう思うと電話を出来ない。
今考えると岸が急に元気が無く成ったのも、この事件が関係していると思えば辻褄が有ってくる。
直ぐに折り返し安住から電話が有ったが、何も言わずに電話を終った麻紀。
いよいよ卍会のイベントの当日
十時過ぎに麻紀の携帯が鳴り「大阪府警ですが、京極さんとの関係に付いてお尋ねしたいので府警までご足労願えませんか?同時に見て頂きたい処も有ります」
「えっ、京極さんの事で?」驚く麻紀の声。
「私ですよ!府警の室田です」
「あっ、室田管理官!京極さんとは何も関係が有りませんが?」
「松山さん!もう調べは終っています!実は京都に見て頂きたい場所が在るのですよ!京極さんが殺される前に立ち寄った場所が在るのです」
「京都ですか?私は知りませんが?」
「私も一緒に行きますので、同行して頂きたいのです!京極さんが誰に殺されたのか?ママなら判ると思いますので、一時間後にマンションの前にお迎えに参ります。誰にも告げずにお越し下さい!ご迷惑が掛る方がいらっしゃいますので」
麻紀の脳裏に安達の顔が浮かぶ、自分が復讐を先にして私に告げて無いのだろうか?
祖父とは親友だから、誰かを使って先に京極を。。。。。色々な思いが錯綜する麻紀。
「判りました、準備致します」
電話を切った麻紀は(大阪府警、管理官)と打ち込んでそのまま携帯を閉じた。
安住刑事に尋ね様としたが、管轄が異なるので発信を躊躇って途中で止めると、外出の準備に入った。
その頃、京都のライブハウスの地下に滋賀の施設から、片桐千津と氷室淳子が綺麗に化粧をされて運ばれて来た。
氷室淳子は連れ去られた時より髪が伸びて、短髪で決めている感じが無く成っている。
片桐千津は以前と同じで、長い黒髪が伸び放題で整えられてはいない。
普段別々に調教されるので、二人が顔を合わせる事は殆ど無かった。
会場入りも時間差を設けて、控え室に放り込まれる。
勿論、個室で施錠がされて逃げ出す事は出来ない様に監視されている。
従順に調教を受けていても、脱出の機会は絶えず狙っている事は卍会の面々は承知している。
「今日は貴女の初舞台よ!頑張ってね!」
「舞台って?何ですか?」氷室淳子は咲子に尋ねる。
「女弁護士さんには今日は男役を演じて貰いますよ!嬉しいでしょう?」
「何をするの?」不思議そうな顔で尋ねる氷室。
それには答えずに立ち去る咲子、もう一つの部屋の処には芽野が行って「今日は頑張ってね!この注射して置くわ!腕を出して!」
千津は素直に腕を差し出すと、媚薬の注射が打たれてそのままベッドに座る千津。
何度もこの注射をされているので、どの様な状況に成るかが判っているから安心なのだ。
千津は既にSEXの虜に成っているので、素直に殆どの事を受け入れている。
だがそれは少人数の人間に見られているだけで、今日の様に二十人近い人に見られる中でSEXをするとは考えてもいない。
昼間のライブも十二時開演に成っているので、十一時頃から観客がやって来る。
観客百人程の小さなホールの地下に、この様な秘密のクラブが在るとは誰も知らない。
麻紀は薄い紺色のブラウスにスラックスの服装で、マンションの前で待つと安住刑事に電話を掛けるが繋がらない。
メールを送ろうと準備をしていると、目の前にシルバーの覆面パトカーが停車して「松山さん!お待たせ!」窓を開いて室田管理官が手を振る。
麻紀は保留にしていたメールを取り敢えず安住刑事に送って「すみません!」そう言って車に近づく。
中には若い刑事だろうか?運転手が一人と室田管理官が助手席に乗って、後部座席に乗る様に言った。
「ご足労すみません!京都の在る場所に京極さんが行かれた事を突き止めたのですが、そこに居る人達がもしかしたら、松山さんを誘拐した連中ではと思うのです。それで見て頂いてもし犯人ならその場で逮捕を考えています」
「えっ、私を誘拐した人達と京極が繋がっているのですか?」
「どうもその様な感じですね、今も刑事が現場に張り込んで居ますが、決定的な証拠が無いのです。松山さんの証言が必要なのです」
「判りました!女とリーダーの様な男の顔は覚えています」
「そうですか、それなら間違い無く逮捕出来ます」
「京極とその人達の関係は?」
「それは判りませんが、京極さんのポケットに住所が書かれたメモが有りまして、一味に辿り着きました」麻紀は自分の誘拐の話しが、既に大阪府警に連絡されていたのだと考えていた。
ステージに立つ
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「こちら、管理官!只今桜G!よろしく」
「了解!」
車が発進すると同時に運転手の男が無線で何処かと交信をしている。
麻紀には何の話しか判らないので「京極さんは滋賀の山中で発見されたとニュースで見ましたが、どの様な殺され方だったのですか?」
「頭を鈍器の様な物で殴られて、谷底に突き落とされていた様ですね!本来なら発見されない場所なのに発見されました」
「恨みによる犯行でしょうか?」
「私は仲間割れでは無いかと思いますね!それも松山さんを巡っての争いでは?」
「えっ、私を?」
「最近京極さんと松山さんが仲良くと云いますか?距離が近づかれたのでは?」
麻紀は復讐の為に京極に近づいたのに、もしかして自分を誘拐した連中の嫉妬で京極が殺されたの?仲間割れなら誘拐時に京極も居たと思うが、その形跡は無い。
室田は自分が嫉妬と、今回の誘拐に邪魔な京極を消したのだが、全く異なる事を話す。
ハンドバッグひとつを持って居るだけの麻紀に「今夜お店には何時に入られますか?その時間に間に合わさなければ成りませんのでお尋ねします」
「準備も有りますから、五時には自宅に帰りたいのですが?美容院にも行きますので」
長い髪を後ろで纏めてポニーテールにしている麻紀。
「毎日美容院だと大変ですね」
「それが商売ですから、殿方に美しく見せなければお金が頂けませんわ」
ミラーで麻紀の表情を見ながら、これからの姿を想像するだけで股間が熱くなる室田。
北見会長から聞いている話では、既に剃毛プレーは身体に教え込んでいるので、室田さん好みですよ!と言われて期待している。
「大阪のホテルで殺された持田さん殺害事件は、進展していますか?」
「あの犯行はプロの仕業だと考えています、手口が素人にしては鮮やか過ぎます」
「プロの犯行なら、持田さんが邪魔に成った人達が居たのですね」
「建設業界も金額が大きいので、色々裏が有りますから一旦警察に目を付けられた人物は危ないのだと思いますね」
「成る程知りすぎたので,殺されたのですね」
その様な話しをしながら高速を京都に向かう車。
しばらくして京都南ICを降りると「彼等のアジトはライブハウスの地下なのですよ!私達は現場の刑事と一緒に扉の外で待機しますので、松山さんは中に入って相手の顔を見て犯人なら大声を出して下さい、一気に刑事が飛込み犯人を取り押さえます」
「もし間違いならどうしましょう?」
「多分ライブハウスの控え室ですから、何も言わずに出て来ても大丈夫です」
「判りました!」
四十分程走ると目の前に目的のライブハウスが見えて、人が入場しているのが見える。
「さあ、人に紛れて入りましょう」麻紀の手を引っ張る様に室田が連れて歩く。
もう一人の男は車に乗って、何処かに走り去ってしまうと「車を駐車して直ぐに来るでしょう」
室田が「今、到着した準備は良いか!」携帯で電話をしている。
それを聞いて、沢山の刑事が近くに潜んでいると思った麻紀。
その頃意味不明のメールを見る事無く県警に戻ってきた安住刑事が、ようやくメールに気づき「何だ?大阪府警、管理官?」そう言いながら麻紀の携帯に電話をしたが、ハンドバッグの中でマナーモードの為気づかない。
「これ?どう言う意味だろう?」
「大阪府警の管理官が松山さんの処に行ったのかな?」内海刑事がメールを見て言う。
「何の為に?」
「判りません!管理官って誰なの?」
「携帯が通じないので判らないが、彼女から管理官の事は聞いた事が無い」
「店の客かも知れないな?店に行ったのならあの小杉ってマネージャーが知っているかも?」
名刺を捜す安住は胸騒ぎを感じていた。
引き出しから名刺を捜し出して電話をすると、その人なら弁護士先生と一度来られましたが、目付きの鋭い人だったと答えた。
だが小杉は「ママが個人的に室田管理官と会うとは思えません」と答えた。
ライブハウスの横の通路を入ると、向こうに地下に入る扉が見える。
「あの扉の向こうが控え室の様です!私達はここで待機しています」
「他の刑事さん達の姿が見えないのですが?」
「大丈夫です、このライブハウスを二十人程の刑事が取り囲んでいます。私の合図で一斉に飛込みますので、安心して下さい。バッグは預かりましょうか?」
麻紀は持って居たバッグを室田手渡す。
麻紀が扉を開いて中に入ると、バッグから携帯を取り出して電源を直ぐに切ってしまう室田。
薄暗い向こうに明かりが見えて、ゆっくり歩いて明かりの方に向かう麻紀。
その向こうに見えた光景に唖然と成って、引き返そうとした時「いらっしゃい!」男が前に仁王立ちして麻紀の退路を塞いだ。
「あっ、間違えた様です」そう言って行こうとした腕を掴まれて「主役が帰られると困るのだよ!」言った。
「離して下さい!間違えて入った様です」と言うと「ママさん、間違えてはいませんよ!今貴女が見た女性は氷室弁護士ですよ」向こうから北見会長が歩いて来ながら言う。
「あっ、その声は。。。。。」
「思い出した様ですね!会場に連れて行け」
「いゃーー助けてーー、刑事さんーー」二人の男に両腕を掴まれて、会場の中に引きずられる様に連れ込まれた。
「本日の主役!北新地の美人ママ!麻紀さんのご来場です」会場にアナウンスが流れて、麻紀にスポットライトが当てられ、会場全体が暗く成った。
「何!これは何なの?」
「ようこそ、麻紀さん!我々卍愛好会のイベントに出演ありがとうございます」
「何!冗談は辞めて下さい」
「冗談では有りませんよ!この女性をご覧下さい!片桐志津さんです」
スポットライトに浮かび上がった全裸の女性は、猿轡に両手を万歳で立たされていた。
双頭ペニス
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「片桐志津さんって、神奈川から面接に来た子?えっ、誘拐されていたの?」
「今では我々の調教で素直な雌豚に成っています!今日はお披露目の日ですからね!ママさんの前座を務めて頂きます」
「恐ろしい事を!警察に取り囲まれている事を知らないの?もう直ぐ全員取り押さえられます」
「ははは!取り敢えずママさんには、二人のショーをご覧頂きましょうか?椅子にお座り下さい」
ステージの右横に固定の椅子が準備されて、その場所に連れて行かれて座らされる。
直ぐに足首を椅子の脚にベルトで固定してしまう。
腕は椅子の後ろに持って行かれて、革の手錠が手首に填められて動けなく成る。
「騒いでも疲れるから、黙ってご覧に成る事が一番ですよ」
「こんな事をしていると、全員逮捕されますよ!早く解放しなさい!」
直ぐ横に座る北見会長に命令口調で言う麻紀に「まだ自分の立場が判っていない様ですな!」目に仮面を着けている客の視線が自分に集っている事に気づく麻紀は、恐怖を感じ始めていた。
「私を覚えているかしら?」咲子が麻紀の後ろから近づく。
顔を後ろに向けると「あっ、貴女は!」
「覚えていた様ね、今日はゆっくり楽しませてあげるわ」
後ろから仮面を着けた女性が一緒に付いてきて、手には金属の皿を持ちその上には注射器が載せられている。
「落ち着いて見学出来る様に、注射をしましょうね」
「いゃーーやめてーー」身体を強ばらせる麻紀だが、椅子から逃げる事は出来ない。
腕を咲子に持たれて、消毒綿が二の腕にひんやりとした感覚を与えると「いゃーーやめてーー!たすけてーーー」大きな声を出す麻紀。
二の腕に針の先が突き刺さると「うぅ」顔を歪めるが、液体が腕の中に消えて行く。
「ママさん、その注射は何も無いよ!楽しく見られる様に鎮静剤の逆の薬だよ!」北見がそう言いながら微笑む。
自分の入って来た入り口の方向に目を向けて、室田管理官の姿を捜す麻紀。
「刑事さんを捜している様だが、もう既に会場に座ってママさんを見ているよ」
「えっ、もしかして騙した?」
「騙してないですよ!最初からお客様ですから!お喋りは止めて、さあショーを見ましょう」
会場の方に目を移すと、目の部分をマスクで隠している男が右手を挙げて麻紀に合図を送る。
確かに刑事の室田の服装だと直ぐに判った麻紀は、自分が完全に騙された事を悟って唇を噛みしめて睨み付ける様な眼差しを返す。
ステージでは二人の全裸が正面向けられて、客に披露されている。
片桐志津も氷室淳子も焦点が定まっていないが、声を封じられて革の猿轡が口に食い込んでいる。
麻紀が会場に入ったのが十二時半過ぎ、舞台には何が有るのか見ていなかったが、小さな舞台の前の客は二十名足らずで、今中央にはマットの様な四角い場所が準備されている。
マイクを持った男性が「只今より、レズの絡みを行います!先ずは淳子さんにこのペニスバンドを装着して頂き、千津さんと女性同士のSEXをご覧頂きます!それではどうぞ!」
男が二人舞台に登場して、淳子の足を片方ずつ持ち上げて一人が身体を抱え上げる。
そして股間を大きく開いて会場に見せるが、方向を変えてどの角度に居ても淳子の股間が丸見えに成る。
勿論麻紀の目の前で大股開き、見せられた淳子の股間は綺麗に剃毛されて、一本の毛も生えていない。
「このペニスバンドは両方の女性の股間に入る様に造られています。先ずは淳子さんにこの部分を挿入してから腰にベルトを巻付けます。その時点でもう抜ける事は有りませんよ!勿論お客様の様に中折れする心配もございません」会場に笑いが漏れる。
ペニスバンドの挿入部分にローションを塗るが、床にこぼれ落ちる程の量。
「もっと広げろ!」の渡辺の言葉に、左右の足を一杯に広げる二人。
「ママさんよく見えるか?」北見会長に言われた麻紀の顔は紅潮して、淳子の股間を見つめている。
媚薬注射はママを雌に変えて居るのだよ!頭も身体も変化してきただろう?そう心で語る北見会長。
今日はガスも吸わないから、身体と頭に刻み込まれると思い横顔を見つめる。
「うぅーー」挿入された太いペニスの型に仰け反る淳子。
挿入が終ると腰に巻付けて、抜けない様にベルトを調整する。
「五番のお客様にはリモコンをお持ち頂いています。スイッチを少し入れて頂けませんか?」
客席の二番目の男が手を上に挙げて、大袈裟にスイッチのボタンを触る。
「あっーうぅーーー」舞台の淳子が大きく仰け反る。
マットの上に座らせると、もう一人の片桐千津が同じ様に三人の男に抱えられて中央に連れて来られる。
同じ様に両足を大きく広げられて、観客に見せると麻紀の近くにも連れて来て、股間を大きく広げて見せた。
淳子と同じ様に陰部に一本も毛が無く綺麗に剃毛されて、陰部は既に光る物が見える。
「この子は既にSEXをする事を待っていますので、濡れている様です」と言われた麻紀も股間に湿りを感じていた。
中央のマットの上に大きく足を広げて、両足を持たれている千津。
二人の男が現れて、淳子を持ち上げると中央に咲子が手を入れて、ペニスバンドの先を持つと千津の身体を淳子の股間の位置に近づける。
「そのまま、一気に身体を会わせて!」の言葉で千津の身体が淳子に近づくと、咲子がペニス梁型を持って千津の膣口にねじ込む。
「うぅーうぅー」千津の膣に挿入されると二人の手首をチェーンで結び付けてしまう。
両手が繋がれてしまうと、もう身体が離れないので抜ける事が無い。
マットの中央にそのまま二人を座らせると、リモコンで刺激を与える様に司会者が伝える。
「ああー、ああー」「うぅーああーああー」二人が交代で嗚咽をあげて仰け反る。
淳子の仰け反った頭の処に、松本が電気バリカンを持って近づく。
「この女性は短い髪型が大好きなので、今から断髪を行います」
その様子に思わず自分が頭を刈られた時を思い出す麻紀。
恐怖の貞操帯
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「彼女にもさっぱりとして頂こうと思っています!」そう言って千津の長い髪を触りながら話す司会者。
「うぅうぅーー」その言葉に驚きの表情に成る千津だが、直ぐにリモコンで膣を掻き混ぜられて仰け反ってしまう。
「こちらの千津の担当は十番の男性です」そう言われて立ち上がったのは室田管理官。
「そんな無茶な事!」麻紀がちいさな声で口走るが、目は二人の動きに釘付けに成っている。
気持ちが何故かSEXに向かってしまい下を見ては、また顔を上げて二人の姿を見ている。
「会長、薬が効いてきました!もう充分濡れていると思います」
「二人の髪を刈り取ってしまえ!室田さんが喜ぶだろう」
リモコンの捜査で、ツインペニスが音を唸らせて振動し始めると、二人は互いに仰け反っている。
松本がその淳子の頭を持って「がーがーがー」とバリカンを走らせると、驚く仕草を見せるがリモコン操作で振動を強にすると、もう声を上げて仰け反り殆ど狂った様に成る。
短い髪は直ぐに刈り取られてマットの上に散乱して、氷室淳子の頭は二枚刈りに丸められてしまった。
室田管理官も千津の髪を引っ張って「ジョキ、ジョキ」と切り刻みマットの上に落とし始めた。
嬉しそうな表情で切っていく髪は、長い三十センチ以上でしばらくすると、無残な切り刻まれた髪型に変ってしまう千津。
二人はもう腰が変に成ったのか、気を失ったのか?反応が殆ど無く成って抱き合っているだけに成って、目も虚ろな感じに成るとライトが消えてショーが終った。
「二人はこの後綺麗な尼さんに成って、再び三人のSEXを披露して頂く事に成っています」
司会の解説で拍手が起り、続けて「次は本日から本格調教を始めます北新地の麻紀ママに移ります」と紹介すると大きな拍手が巻き起こる。
「何!馬鹿な事を言っているの?その様な事に付き合えません!帰らせて頂きます!」恐い顔で叫ぶ様に言う麻紀がスポットライトに照らされる。
「本格的なSM調教は本日が初めてですので、大声、悲鳴を上げると思いますが、それも楽しみのひとつと思って下さい」
司会の説明に再び拍手が起ると「馬鹿な事を!狂った集団なの?離して!」椅子の後ろに廻されている手錠を揺すり外そうとする。
「麻紀ママもこの場で公開断髪式から剃髪を行いますので、お楽しみ下さい」
「何を言っているの?これは鬘なのよ!切っても意味ないわよ!変態の期待には応えられないのよ」
「そうでしょうか?会長に少し引っ張って貰いましょう?」
北見会長が立ち上がって麻紀の髪を触って引っ張る仕草をすると、麻紀は頭を動かして北見の手を振り払う。
「会長!如何ですか?」
その問いに大きく頷いて本物と示す北見会長、会場は拍手の渦に変る。
「それでは先ず、麻紀ママにはここに準備致しました下着に着替えて頂きます!この下着に変更する事によって、SM調教の始まりと成ります。ご覧下さい」
マネキン人形にスポットライトが照らされて、黒いブラジャーと大きめのパンティが紹介される。
「これは特殊金属で造られた品物です。それでは人形の股間をお見せしましょう」
大きく人形の股間を開くが、麻紀の場所からは見えないので判らないが、響めきが起り、拍手が鳴り麻紀の顔色が変った。
人形の股間がパックリ開いて、中心にバイブの様な物が挿入されたのだ。
人形の肛門にも細いバイブが突き刺さり、二穴にバイブ挿入を示唆した人形に成っていた。
「ここをご覧下さい!この部分にも仕掛けがございます」そう言ってパンティの一部分の布を捲り上げると、再び拍手が巻き起こった。
「それではこの特殊下着を装着して頂く為に、準備に取りかかりたいと思います。本日の調教を担当致しますのは、ドクター絵里、調教師咲子、手伝いますのは星野、中村、坂本、渡辺の面々に散髪専門孝一、ドクター尚人の面々です」
ステージに並んだ面々だが、絵里、孝一、尚人三人はマスクを着けて顔を見せていない。
芽野絵里、松本孝一、松尾尚人の三人は顔を露出すれば麻紀に判るので、マスクをしているのだ。
木村医師が麻紀の事が心配に成り、荘次郎の病院に乗り込んで来たのは丁度この頃だった。
荘次郎は解雇した木村医師が恐い表情で受付に来たと聞いて、応接室に招き入れて騒動に成る前に押さえた。
「院長!あの美人ママさんを何処に連れ去ったのですか?」いきなり言う木村医師に「君には関係が無いだろう?何を慌てているのだ!」
「院長が入っている変態クラブに売り飛ばしたのですか?私はこの病院を辞める時に言った筈です!これ以上麻紀さんに何かしたら許さないと!」
勢いに恐れる荘次郎は「私は何も知らない!関わっていない」
「それでは今から警察にこの病院の内情を話してきます」そう言って立ち上がると「待て!私は何も知らないが、今日京都で行われるイベントなら。。。。。。」
「何処です?場所は!」荘次郎は「私から聞いたと言わないなら、教えるがこの病院の事は警察に言わないで貰えるか?」
そう言いながらパソコンを見ながら、場所を書き留めて木村医師に手渡した。
「もう始まっている!県警の刑事さんの名前も教えて下さい!」
荘次郎は引き出しから安住刑事の名刺を捜して「呉々もこの病院の話しは伏せてくれ!頼む!」拝む様に言う荘次郎は気が弱い性格だった。
木村医師は直ぐに病院を出ると、タクシーで県警に向かう。
タクシーの中から携帯で安住刑事の所在を聞くと、署内に居ると判り待っていて欲しいと頼み込む。
安住刑事に会うと木村医師は「一緒にここに行って下さい!お願いします」といきなり訴えて安住刑事を驚かせたが、木村医師の変態組織に捕まった様なのですの言葉に「直ぐに行きましょう」安住は我を忘れて木村医師と署を出て行った。
タクシーで三宮駅に向かう時「その組織には有名人とか居るのですか?」
「はい、噂では政治家からスポーツ選手まで多彩だと聞きました」
「警察の関係者も?」
「多分、その為捕まらないと院長に聞きました」
「院長もその会に?」
「いいえ、入って居ません!今も病院に居ましたから関係無いと思います」木村医師は約束を守った。
安住刑事は麻紀の送ったメールの意味が漸く判り始めて、内海刑事の携帯に電話をするか?思案をしていた。
ステージにて
36-0112
今日のラストのショーは、三人の尼さんのレズショーに成る事は会場に入った時に配布された冊子に書かれているので、参加者は全員知っているが、三人の中で麻紀ママは殆ど調教が行われていないので、どの様に成るのかが関心の的だ。
「さて、実際に着用して頂く麻紀ママにもお見せしましょう」
咲子が手に持って麻紀の目の前に持って行くと、おむつの様に広げて「ほら赤ん坊に成った気がするでしょう?」
「馬鹿な事はお止しに成って!その様な物を身に着けません!」顔を背ける麻紀。
「その様な事を言っても、直ぐに履かせてあげるからね」
その時後ろのスクリーンに、氷室淳子の姿が映し出されて、頭が真っ白に成る程シェービングクリームが塗られていた。
観客が画面に目が向かった瞬間麻紀の場所のライトが消えて、男達が椅子と一緒に舞台の袖に運び込んだ。
「うぅ」口を手で塞がれて声が出せない一瞬の間に、ステージの袖に連れ込まれた麻紀の口に革の棒の様な猿轡を咥えさせる。
ポニーテールの後頭部で強く頭に結び付けられる。
足のベルトを外すと両手首に革のベルトを巻付けて、男三人が麻紀の身体を抱えると再びステージに運び出す。
観客は氷室淳子の剃髪に目を奪われているので、天井から下がったロープに手枷を固定される麻紀の姿は見ていない。
両手を万歳させられて、口には猿轡で声が出す事が出来なく成った麻紀。
横の画面ではつるつるに剃り上げられてしまった氷室淳子の、放心状態の姿が映し出されていた。
安住刑事は新快速電車の中で、木村医師に変態集団の怖さを小声で聞かされて、麻紀の安否が気に成り内海刑事に連絡をして室田管理官の所在を調べて確認する様に頼んだ。
大阪府警の管理官をいきなり変態集団の手先だと言っても、信用されずに放り去られる可能性が高いので、先ずは行方を捜して欲しいと伝えた。
もしこの住所の近くに室田管理官が居たら、間違い無く共犯者に特定出来る。
変態集団のショーの現場だが、殺人事件の容疑者なら事態は大きく変る。
内海は大友捜査一課長に安住からの依頼を説明したが、他県の捜査一課の管理官に疑いを持つ事に躊躇いと方法に苦慮した。
この躊躇いが麻紀を窮地に陥れてしまう事に成る。
薄い紺の半袖のブラウスに紺のスラックスと地味な服装の麻紀。
髪はポニーテールに結び、無造作にしているのみで質素な服装で、化粧も薄目にしているのでとてもクラブのママには見えない。
だが清楚な美しさはこの服装でも充分醸し出されている。
画面が消えると麻紀にライトが照らされて、会場がその姿に興奮を始める。
「さて、もう一人のお嬢様の剃髪は次に、麻紀ママの身体検査から始めたいと思います。調教師咲子!お願いします」司会者が紹介する。
袖からワゴンを押して来る咲子は、微笑みながら麻紀の横に来る。
麻紀の目にワゴンに載せられた道具が目に入ると、恐怖の顔に成って凍り付いた。
ハサミが数本、電気バリカン、シェービングカップが二つ、刷毛二本、日本剃刀が数本、タオル数枚、洗面器、ワゴンの下にはポットが二つ置かれて居る。
それを見て「うぅ、うぅーーー」首を大きく振って怯える麻紀。
「麻紀ママは何が運ばれて来たのか見えて、驚いていますね!」司会の男が微笑みながら言う。
ワゴンの上からハサミを取り上げて右手に持つと、大きく上に腕を伸ばして観客に見せる咲子。
ハサミを持って麻紀の後ろに行くと,麻紀は必死で後ろを振り返って「うぅ、うぅー」と訴える。
咲子はポニーテールの髪を後ろから掴んで引っ張る。
麻紀は自分の鬘が再び刈り取られて、氷室淳子の様に坊主にされてしまうと思っている。
「うぅ、うぅー」恐怖に顔が引きつる麻紀の髪に刃先が入り「ジョキ、ジョキ」と切ると、麻紀の束ねた髪が大きく広がって肩に垂れ落ちた。
「びっくりしたの?まだ切らないわよ!安心しなさい」
今度は身体の前に来て、刃先を麻紀のブラウスのボタンに引っかけると「ジョキ」と切り裂き会場の床に転がり落ちた。
「このブラジャーを着けさせてあげるわ」続けて三番目のボタンも刃先で切り落とす。
元々一番上のボタンは留めていないので、二番目と三番目が切り取られると下着が見える。
直ぐに四番目のボタン、五番目と続けて切り取ると、完全にブラジャーが見えている。
「紺のブラが見えているわね、このブラは黒だから似た様な色だわ」
半袖の二の腕からハサミを入れると「ジョキ、ジョキ」と切り裂くとブラウスはぼろ切れの様に成る。
右側に廻ると同じ様にハサミを「ジョキ、ジョキ」と入れて切り裂くと、床に布切れに成って落ちた。
麻紀は紺のブラジャー一枚にスラックス姿、両手を万歳の形で上に挙げている。
「さて、これも切り取る?」紺のブラジャーの肩紐に刃先を入れる咲子は容赦なく「ジョキ、ジョキ」と切る。
「形が良い乳房がもう直ぐ飛び出しますよ!期待して下さい」司会者が興奮気味に言う。
肩紐を切っても落ちないブラジャーに「落ちないわね!」と言いながら背中のホックを外してしまう咲子。
紺のブラジャーが支えを失って床へ落ちてしまうと、乳房がライトに照らしだされた。
「うぅ、うぅー」猿轡の口から何かを言おうとしている麻紀だが、聞き取る事は出来ない。
拍手が何処からとも無く鳴り始めて、場内全体にどんどん増えていった。
「本当に綺麗な乳房ですね!私もこれ程美しい乳房を見た事が有りません」
色白の身体に白桃の様な二つの乳房に目を奪われる観客。
「誠に残念ですが、再びこの黒いブラジャーを麻紀ママの乳房にセットしたいと思います」
その言葉と同時に咲子がブラジャーを乳房に巻付けると、背中で留めて装着が簡単に終る。
すっぽりと乳首が窪みに吸込まれて、オーダーメイドの麻紀のブラジャーは数ミリの狂いも無くフィットした。
「八番のお客様がリモコンを持たれていますね」司会者が言うと、手を上に挙げてリモコンを見せた。
「それでは、弱でスイッチオンして頂けますか?」
「うぅ、うぅーーー」身体を大きく動かす麻紀は、胸の刺激に驚きの表情に成った。
全裸にて
36-0113
「うぅ、うぅーーー」首を大きく動かして、何かを言いたい麻紀に「中々良いブラジャーでしょう?乳首に刺激が有るのでしょう?」咲子が微笑みながら、耳元で囁く様に言った。
「ブラジャーで気持ちが良い事が判ったでしょう?今度はこのパンッを履かせてあげるわね!でもこのパンツは簡単には履けないのよね!さあ、先ずはスラックスを脱いで貰いましょうか?」
舞台の袖から男が二人登場して来る。
渡辺と坂本が直ぐに麻紀のスラックスのベルトを緩め始める。
「うぅ、うぅーーー」身体を動かして抵抗をするが、全く無意味で直ぐにスラックスは緩められて腰から下に引きずり降ろされて、紺のパンティが表われた。
「流石にママさんね、揃えているのね!」咲子がパンティを見て言う。
今度はドクター絵里、芽野が注射器を盆に載せて左側から中央に歩いて来た。
マスクを着けているので、麻紀には誰なのか判らないが、先程は二の腕に注射されたが、再び注射をされると思うが逃げ様が無い状態だ。
スラックスを足首から抜き取る二人の男、乳房の刺激はいつの間にか切られているのか、全く動かなく成っている。
「さて次はパンティを脱がせましょう!麻紀ママの陰部を早く拝みたいでしょう?」司会者が興味津々に言う。
咲子が麻紀の後ろに廻ると、パンティに指を引っかける。
「うぅ、うぅーーー」首を後ろに向けて訴えるが、無情にも咲子の指先は麻紀の紺のパンティを一気に下に降ろしてしまう。
陰部にスポットのライトが照らされ「神秘の様相ですね!」濃い下腹部を見て言う。
「おおー!」場内が響めき拍手が巻き起こる。
色の白い下腹部に黒い陰毛がコントラスト良く冴えて見える。
麻紀は足を絡み合わせて、閉じ様と必死に成っているが、咲子はパンティを一気に足首から抜き取る。
「このパンティは十二番のお客様に進呈する事に成っています」と大事そうにお盆に載せて司会者が会場に運ぶ。
「温かいですよ!大事にして下さい」と盆のまま十二番の客に渡した。
「さて、この特殊なパンツは麻紀ママの身体にフィットする様に造られていますので、余計な物が有りますとフィット致しません!余計な物が何かお判りだと思いますね!そう、この黒光りのする陰毛が邪魔なのでございます。今からこの陰毛を公開剃毛してすっきりさせたいと思います」
「おおーー」の響めきの後拍手が巻き起こる。
「その前にドクター絵里が、麻紀ママが恥ずかしさを緩和する為に、薬を注入されます!」
プラスチックの小さな注射器を二つ持って観客に見せた。
「二つポンプの様な注射器が出て来ましたね?針が無い様ですが注射器でしょうか?何処に注射するのでしょうか?」
すると急に麻紀の身体が反転して、後ろ向きにされる。
手首の縄が緩められると、身体を押さえつけられてお尻を無理矢理突き出す体勢を強要された麻紀。
スポットライトが麻紀のお尻を照らして、白い綺麗な尻肉を照らし出す。
クリームを指に浸けるドクター絵里が、その指を麻紀の肛門に塗りつける。
「うぅ、うぅ」呻き声と同時に指が肛門の筋肉を解している。
咲子が注射器のポンプの先をその肛門に突き刺して注入を始める。
「うぅ、うぅ」の声と同時に液体が肛門から流れ込んでいく。
「さあ、今度は前だよ!」咲子が注入を終ると直ぐに身体を起こして,正面を向かせる様に男達に指示をした。
「直ぐに効いてきて、恥ずかしさよりも感じられる身体に成るわよ!」
「うぅ、ゆ。る、してー」猿轡の隙間から片言の様に喋る麻紀。
すると今度は渡辺と坂本が左右から、麻紀の足を持ち上げてしまいそのまま広げてしまう。
「あっ、うぅ」首を大きく振って嫌がるが、問答無用で押し広げられた股間をライトが照らす。
その股間に咲子が入って、先程と同じ注射ポンプを持って陰毛をかき分けて、膣口を捜すと直ぐに注射器の先を挿入して、間髪を入れずに注入をしてしまう。
「これで身体の中から淫乱に成れるわよ!ドクター次お願い」
そう言って場所を芽野に譲ると、既に右手には注射器を持っている。
陰毛をかき分けると、躊躇いも無しに注射器の先を突き刺すと「あぅーいたー」の声が猿轡から漏れて、痛みに顔が歪む麻紀。
この感触は服部産婦人科病院の時と同じだと、思った時再び注射針が突き刺さる。
「い、たーー」の声に、目が笑っている芽野のマスクの中。
再び「い、たーー」の声が出ると、注射針が大陰唇の皮膚に突き刺さる。
麻紀の瞳が涙で潤む程の痛みが陰部を襲っていた。
病院の時よりも多めの薬が、陰毛の生えている部分に注射されて、陰部が敏感な感覚に変ってしまう麻紀。
男達が立っていると見えない部分も多いので、観客が身体を斜めにして麻紀の股間を覗き込んでいる。
すると、舞台の袖から透明のアクリル製の椅子の様な物が運ばれて来た。
「これは卍会が今日の為に特別に造りました!麻紀ママ専用の剃毛プレーをご覧頂く為の椅子でございます。むさ苦しい男性にはこの辺りで退散して頂きますのでご安心を!」
麻紀の背後からアクリルの椅子が身体の下に滑り込まされる。
両足を一杯に広げると、すっぽりと腰が中に落ち込み太股から膝が固定されて、閉じる事も動かす事も出来ない構造に成っていた。
上半身は万歳の状態で吊されて、下半身はアクリルの椅子に大股を広げて座らされた格好に成った。
少し身体が斜めに成っているが、仰向けに成っていないので麻紀の表情が観客にはよく見える。
そして椅子そのものが少し高い位置に有るので、観客からは麻紀の陰部を遮る物は何も無い。
肛門と膣から注入された薬が身体に充満して暑く成っていると、同時に陰部は燃える様な感じが麻紀を襲っていた。
病院の時と同じ感覚!それ以上の感覚だ!自分は耐えられるのだろうか?二度目の治療の時は、剃毛で逝ったのかも知れないと思い始める。
「さて、状況はどうでしょうか?」司会者が言うと、咲子が指で陰毛を逆撫でする様にした。
「あぅ、うぅ」と声を出してしまう麻紀は、自分の身体でも他人の身体の様な感覚に変っていた。
この様な状況で自分は逝かされてしまうのだと、早くも諦めの心境に成っていた。
マゾ教育
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大友捜査一課長は大阪府警への電話を躊躇っていた。
もう少し状況がはっきりしてから電話をした方が、お互いの立場上良いと考えていたのだ。
ステージでは「さて皆様もこの美人ママの声を聞きたいでしょうか?」
大きな拍手が場内に響くと「それでは美しい顔を歪めている猿轡も、特製のブラジャーも外して、全てを晒してプレーを始めましょう!但しママが変な事を喋ると困りますので、時々口を塞ぐのを調教師の咲子にお願い致しましょう」
「私がその役目を受けたからには、麻紀ママ!変な事を喋ると二度と人前に出られない顔に成るから覚悟して喋る事ね」そう言いながら猿轡を緩めて外す咲子。
続けてブラジャーの留め金も外して、黒いブラジャーが外されて乳首が隆起した白い綺麗な乳房が飛び出した。
猿轡を外されて大きく息を吸込む麻紀は、横に居る咲子に怯えて何も喋らない。
本当に顔に傷を付ける可能性も有る気がしているのと、身体中が燃えてもうどうにでもして欲しい気分に成っていた。
勿論股間が暑く、早く入れて逝かせて貰いたい気分に成っていた。
マゾの性格が完璧に呼び出されて、直ぐにでも逝きそうな状態だと感じている。
大勢に見られている事も、恥ずかしさと同時に快感が交差している奇妙な気分なのだ。
口では「もうゆるしてーー」の言葉が出て来る麻紀。
「長い髪を縄で縛って吊しましょう!身体が暑いらしいわ」
背中に垂れた長い髪を紐で束ねると、天井から垂れ下がった細い紐に結び付ける咲子。
これから始まるプレーで麻紀の顔が後ろに仰け反って、観客から見えなく成るのを防ぐ為だが、麻紀にはこれも責めの一環に思えている。
「新地の美人ママも素っ裸で、皆さんにマンコを見せて恥ずかしいかい?」
「は、はい!もう許して下さい」
髪を纏めて紐で縛りながら尋ねる咲子の言葉に、素直に答える麻紀。
サドとマゾの構図が出来上がりつつ有るのが、誰の目にも明らかに成っている。
身体と心は完全に早く虐められたい、辱められたい気分だが理性だけがそれを許さない状態。
各種の薬は麻紀の身体と心をそこまで変化させて、根底に有るマゾの性質を引き出していた。
芽野が服部産婦人科病院で、麻紀を調べて細かい事まで把握されている事を知らない。
麻紀の性感帯から性器の形、膣内の構造、Gスポットの場所、どの様な事が好きなのかも調べ尽くされている。
完全にまな板の鯉状態、薬も病院で使用した分量を調整して、より効果的に成っている。
病院の様に意識、記憶を消し去る必要は全く無く、今日は身体に覚え込ませてマゾ女、雌豚に育て上げるのが目的だ。
夜に予定されている尼女三人のSEXショーを、自分から進んで受け入れる様に調教してしまうのが目的だ。
幸か不幸か麻紀が精巧に造られた鬘を装着して、殆ど地毛と変らない状態に喜んでいるのは北見会長で、室田管理官はその事実を知らないので、麻紀の黒髪を見て興奮しているのだ。
「本当に綺麗な身体ね、シミひとつ無いわね!この黒髪も綺麗ね」
「こ、これ。。。。」言いかける口を素早く押さえて言う事を消し去る咲子。
この会場の半分以上は髪フェチ、毛フェチだと知っている咲子は今鬘って言われると、客の失望が目に見えているから塞いだのだ。
今日のプレーがその様な人達を満足させる企画に成っているので、次回の企画とは異なる。
縛り、蝋燭、鞭の様な過激なプレーは今日のプレーには入っていない。
ワゴンの横にテーブルを置いて、洗面器にポットから湯を注ぎ準備をしているのは松本だが、仮面を着けているので人を見ていない麻紀には想像もしていない。
勿論目の前の芽野を見ても服部産婦人科病院で自分を治療と偽って、遊んだ女医だとは思っていない。
服装が白衣なら感づいたかも知れないが、サド女の服装に派手な仮面ではそれを見破る事は困難だった。
「もう充分薬が効いてきたと思うわ、ドクター絵里初めて下さい」司会の男が開始を指示した。
一切話しをしない芽野、言葉を発すると見破られる可能性が有るので、不気味な笑みを見せるだけだ。
「麻紀さん!今どんな気分なの?」咲子が代わりに話して、会場と麻紀のコンタクトを取る。
「。。。。。。」何も答えない麻紀に「言われた事に答えなければ、この様にするわよ」
咲子が右手で麻紀の乳首を摘まむと、ねじ曲げる様に抓る。
「あっ、痛いー、恥ずかしい気分です!」と答える。
「これからお前のマン毛を全て剃り落とす!覚悟をしなさい!」
「は、はい」
「それでは、ドクター絵里にお願いをしなさい」
「お、ねが、、、いします」
「違うでしょう?もっと詳しく麻紀のマン毛を全て剃り落として下さいと言うのよ!」
「麻紀のマン毛を全てそ、剃り落として下さい!お願いします」
「そう、それで雌豚らしく成ってきたわね、素直に言えたわ!ドクター頼むわ!すっきりさせてやって」
椅子に腰掛ける芽野から、麻紀の陰部は少し上に位置しているので、手先だけが客席からは見える感じに成っている。
身体の中は淫乱状態、陰部は燃える様に敏感に成って、少しの理性が残っているのみで、何が行われているのかが理解出来る程度だから、これから面白く成り従順なマゾ女に成ると考えている。
公開剃毛
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その頃新快速電車に乗り込んだ二人は、大阪駅の手前で信号トラブルに巻き込まれた先行電車の影響で徐行運転に成る。
再び内海刑事に連絡をすると、大友捜査一課長が躊躇って大阪府警に問い合わせをしていない様だと返事が返ってきた。
安住は焦って「電車が遅れて京都に到着するまで半時間以上掛るので、県警が頼りだ!麻紀さんが危険に晒されているから助けてくれ!」と叫んでしまった。
内海はこの言葉で、安住が麻紀に惚れていると完璧に悟った。
再び大友捜査一課長に話しに向かう内海刑事、大友は頭を抱えてどの様に調べさせるか?悩み始めた。
「ひぃーー」陰毛に櫛を入れられて声が出る麻紀。
「どうしたの?櫛だけで感じたの?ハサミで短く揃えるらしいわ!大丈夫?」
堅くて長い陰毛は芽野の手で櫛に載せられて「ジョキ、ジョキ」と切り始めた。
「気分はどう?」目を閉じている麻紀に尋ねるが反応が無い。
櫛で陰毛を掻上げると「あっ、あっ」と声を出すが目を閉じて恥ずかしさに耐えているのか、感じているのか判らない。
三回程度「ジョキ、ジョキ」と長い陰毛を切ると、松本が泡立てたシェービングクリームに、ハッカ液を数滴入れる。
再び刷毛で泡立てて準備をすると、芽野に手渡す。
短く切り揃えられた陰毛に、シェービングクリームの浸いた刷毛を置くと「ひぃー」と叫ぶと目を見開いた麻紀。
「あっ、あっーだめーーだめーー」身体を動かそうとするが両手と髪を縛られて、上半身も下半身も動かす事が出来ない。
「もえるーーーたすけてーーー」刷毛が短い陰毛を白く変えると、クリームが肌を伝ってクリトリスの方に流れて、騒ぎ始めた麻紀。
「どうしたの?何処が燃えるの?はっきり言ってご覧なさい」
「クリ、クリちゃんが燃えるーーーー」
「そう、クリちゃんも塗って上げて!」
芽野が再びカップに刷毛を入れて、たっぷりと浸けた刷毛を今度はクリトリスの部分に落とすと「だめーーーだめーーゆるしてーーー」自由に成る足先をバタバタさせて大きな声で叫ぶ麻紀。
「どうしたのですか?」
「燃えるーー早く消してーたすけてーー」刷毛の動きで益々喚く様に言う。
タオルを洗面器で温めて、熱そうに軽く絞る松本がそのまま広げて軽く叩くと、畳んで白くクリームで盛り上がった股間に「ぎゃーーーーーあついーー」大きな声を出した麻紀。
直ぐに芽野がタオルを押さえると、指を動かして割れ目を擦る様に動かすと「うぅ、うぅ」今度は気持ちが良く成って目を閉じてしまう。
間髪を入れずに咲子が乳房を両手で揉み上げると「あっ、あっ」と感じる声を発してしまう麻紀。
「これがマゾ調教なのですよ!」北見がいつの間にか室田管理官の横に来て囁く様に言う。
「成る程、虐めながら可愛がる訳ですね」
「そうですよ!徐々に虐められる事にも感じ始めるのですよ!」
タオルの上から指で割れ目を刺激されて、感じてしまった麻紀。
透明のアクリルの椅子は,サイズを測って製作されているので、座らせているだけだが全く身動き出来ずに大きく足を広げられ、股間を観衆に晒していても動かす事も出来ない。
膝から先だけが自由に動かせるので、痛い、熱い、感じる事は充分見ている人に伝わる。
充分いたぶられて、タオルを陰部から取除くと白い肌に黒い陰毛が海苔の様に貼り付いている。
「じゃあ剃るわよ!もう一度お願いをしなさい!」
「麻紀のマン毛を綺麗に剃り落として下さい!」と素直に言える状態に成った。
「ドクターお願いするわ!ママも早く剃り落として欲しいらしいわ」
再びシェービングカップを泡立てて、刷毛に一杯クリームを浸けると岩海苔の様に成った下腹部に少し塗り左手で皮膚を引っ張ると「ジョリ、ジョリ」と大きな音が場内に響いて日本剃刀が黒い陰毛を剃り落としていった。
既に麻紀の心は、これから剃られる部分の感触を思い出して興奮して、目を閉じている。
「どうなの?気持ちが良いのかな?」そう言いながら再び綺麗な乳房を揉み上げて、いきなり乳首を吸って刺激を与える咲子。
「あっ、あっ、だめー」
もう完全に歯止めがきかない身体に変化している麻紀。
「面白いでしょう?」北見が耳打ちをして室田に伝える。
「確かに、あの黒髪を俺に切らせてくれるのは間違い無いか?」
「はい、間違いございません!もう少し後に成りますが楽しんで下さい」
大きな音で「ジョリ、ジョリ」と聞こえて会場の観客は興奮している。
「土井さんですか?兵庫県警の大友です!」
「大友さんどうされましたか?」
「お宅の管理官の室田さんは今署にいらっしゃいますか?」
「いいえ、例の持田殺しの重要な情報を聞き込んで、極秘捜査に向かっていますが何か?」
「管理官は単独行動ですか?」
「冗談は止めて下さい!管理官が単独行動はしないでしょう?刑事が二名絶えず一緒です」
「そうですよね!情報が兵庫県警に入りまして、管理官を狙っているチンピラがいると若い刑事が聞いて来まして、それなら大丈夫ですね」
「暴力団のチンピラに狙われる話しは良く有る事です。ご親切にすみません」
電話が終ると「恥をかく処だった!二人も若い刑事が一緒に行動している!安住の言う変な行動は無い様だ」
大友捜査一課長は変態集団に管理官が参加している話しを、安住刑事の戯言だと決めつけてしまった。
この判断ミスが麻紀の救出を完璧に遅らせる結果に成り、無残な調教地獄へと進んで行った。
「綺麗に剃れて青白く成りましたね、まだ微妙な部分には一杯生えていますね!ドクター丁寧にお願いしますよ!」咲子が笑みを浮かべて言った。
陶酔
36-0116
「麻紀!お前はマン毛を剃られるのが好きなのでしょう?」咲子の言葉が徐々に強く成って、麻紀を雌豚扱いにしていく。
「。。。。。。。。」目を閉じて答えない麻紀の乳首を再び指で抓る。
「ああーーいたーい」急な刺激に目を見開いて声を上げた。
「さあ!答えなさい!」マゾ化調教は身体の崩壊から、心の崩壊を導き、再び身体を崩壊させ快楽を植え付け従順なマゾ女が構築されてしまう。
薬の影響で理性が失われて、理解力、判断力が減少している麻紀は徐々にマインドコントロールされている。
「未だ答えないの?」両方の乳首を抓る咲子。
「ああーーいたいーーゆるしてーーすきです!すきです!」
「そうか?剃られる事が大好きらしい、ドクターもう少し刺激を与えて欲しいらしい!」
咲子が松本から小さなタオルを受け取ると「口を開け!」と命じる。
麻紀が怖々小さく口を開くと「もっと大きく開くのよ!」強い調子で言う。
口を開くと「うぅ」小さなタオルを口にねじ込む「咥えているのよ!吐き出したら顔に傷が出来るわよ!」そう言うと松本が日本手拭いを持って、背後から麻紀の口を覆い引っ張り上げられた後頭部に強く結び付けて猿轡をした。
「良い顔に成ったわ!さあドクター続きをお願いするわ」
シェービングカップを持って、刷毛に一杯クリームを浸けるとクリトリスに落とすと毛先を動かして刺激を与える。
「うぅーうぅーーうぅー」身体を動かし、声を上げて訴える様に咲子を見るが、芽野は下から麻紀の表情を見ながら刷毛を動かして刺激を与える。
「気持ちが良いらしいわね、私が手伝ってあげるわ」
咲子が横から両手で、麻紀の小陰唇を持って左右に大きく引っ張る。
ピンクの肉片がライトに照らされて、光っているが愛液が相当流れている様子が見える。
「ドクターここにも毛が生えているわ」咲子が言うと、刷毛を小陰唇に這わせてクリームを塗り込むと「ぎゃーーーー」大きく足を動かして、強烈に陰部が痺れる様な刺激に見舞われた麻紀。
目から涙が少し流れて、感じているのにどうにも出来ないジレンマも有るのだろう。
咲子が麻紀の涙を拭き取って、芽野が日本剃刀を持って「ジョリ、ジョリ」と大きな音で剃り始める。
「うぅ、うぅ」麻紀は芽野の指がクリトリスに触れる度に声を出している。
「皆さんに麻紀の良い声を聞かせてあげましょう」今度は日本手拭いを緩めて外すと、口から小さなタオルを取り出す。
「ああーーだ、だーめーかんじちゃう」早速声を出す麻紀。
咲子が今度は乳房を揉みほぐしながら、乳首に唇を這わせて舐め始めると「ああーああーーいいー」声が大きく成って目を閉じて感じ始める。
交互に虐めと愛撫を繰り返されて、身体は徐々に変化をしている。
「ジョリ、ジョリ」と剃りながら、指が小陰唇を刺激するので麻紀の身体はもう剃られる事が素敵な事だと完全に覚え込んでしまっている。
「ああーーだめーーーああーああーー」足先が伸びきって、手が縄を掴んでもう逝く寸前の麻紀。
「ああーーああーーいくーーー」剃毛プレーで、逝く事を教えられてしまうと、ぐったりとしてしまった麻紀。
綺麗に剃り上げられた陰部をタオルで拭き取る芽野。
「さあ、綺麗に成ったマンコを皆様に見せてあげなさい」
咲子が言うと、芽野が両手で大陰唇の皮膚を左右に大きく引っ張って、中が見える程広げる。
「あっ、あっ、だめー」の声と同時に顔を横に向け様とするが、動かせない麻紀。
ライトに照らされた膣口からは、光る液体が流れていた。
大きな拍手の中ライトが消えて、麻紀と交代に同じ様なアクリルの椅子が登場した。
この椅子にはバイブがセットされて、不気味な黒光りでライトに照らされている。
「さて、この椅子に座って頂くのは片桐千津さんです」
男達三人に持ち上げられてステージに運ばれた千津、髪は先程切られて短髪に成っているが、氷室淳子の様には成っていない。
「それでは公開剃髪をご覧頂きましょう」
担ぎ込まれて、アクリルの椅子の上に身体を移動させられ、眼下に大きなバイブを見て「ぎゃー、壊れる」怯える千津に「ローションをたっぷり塗るから大丈夫よ、気に成って感じないかも知れないわね」咲子がローションをバイブに垂らして動かして見せる。
「今から、その頭をつるつるに剃るのよ!この椅子に座らないと出来ないでしょう?」
「いやーー、頭を剃るのは許して下さい」懇願するが、身体は徐々に椅子に吸い寄せられる様に降りて行く。
動きの止った太いバイブに、ゆっくりと降ろして行くと「うぅ、い、た、い」の声と同時に腰が沈むと同時に挿入されて、身体の重みで一気に深く子宮口まで突き刺さった様だ。
直ぐに太股にアクリルのカバーが装着されて、両足は完全に開いた状態で固定された。
上半身は既に縄で乳房の上下を縛られて、後ろ手に固定されているので、そこに天井から垂れ下がった縄が結び付けられると、動く事が出来ない千津。
「気分良く散髪して貰いましょうね、はい!スイッチ入れるわ」
「あぅ、うぅ、うぅ」早速声が出る千津、松本が電気バリカンを持って直ぐに刈り取る体勢に入る。
「いゃーーやめてー」の声と同時に頭を抱える様に持つと、額からバリカンの刃が髪に滑り込む。
「いゃーーたすけてーー」
「もう諦めなさい、もう一人の彼女は既につるつるなのよ!もうひとり美人のママも仲間に成るのよ」
電気バリカンは容赦なく千津の髪を刈り取ってしまう。
「いやーー」と言うが既に髪は半分以上刈り取られて、無残な姿に変っていた。
ライトの消えた麻紀はアクリルの椅子の交換の為に、一旦剃毛プレー用の椅子から降ろされて、同じアクリルの椅子だが、形の異なる椅子にその身を移動させられていた。
もう抵抗も何も考える事も無いので、言葉も発する事は無いが窮屈な体勢にさせられている様に感じ始めている。
千津は全て刈り取られた時は、もう頭の事は考えられずにバイブの心地良さに陶酔している。
我慢できないクンニ
36-0117
そのまま千津の頭にはシェービングクリームが塗られて、剃り上げられて行くが全く抵抗も無く大人しい状態で、陰部のバイブの動きに身体を任せているだけだった。
「調教の行き届いた女性は一旦嫌がりますが、直ぐに従順なマゾ奴隷に変ります」司会の男が説明する。
二人の男性が千津の頭を剃り上げているが、一人は松本でもう一人はいつの間にか室田が参加して嬉しそうに剃刀を動かしていた。
「中々上手ですね!散髪屋さんですか?」司会が冗談を言う間に、千津の頭は綺麗に剃り上がりライトに照らされて青光りをしていた。
拍手喝采の中、千津のライトが消えると横の大きな幕が落とされる。
大きなアクリルの水槽が出現して「海女さん、尼さんの実演?」と司会者が冗談を言う。
その横がライトが点灯されると、麻紀が同じ様なアクリルの椅子に座らされているが、両手を志津と同じ様に後ろ手に縛られている。
長い背中まで垂れていた黒髪は、丸められてアップに纏められて、襟足が白く後れ毛まで本物に見える。
両膝には革のベルトが巻付けられて、咲子が縄を手に持って「おっぱいを魅力的にしてあげるわね」そう言うと麻紀の乳房の下に縄を這わした。
背中に廻すと再び乳房の下に縄を這わせて、背中の後ろ手の場所で結ぶ。
今度は乳房の上に縄を這わせると同じ様に二重に巻付けて、背中の部分に結び付けた。
変な椅子に座らされて、乳房を縛られても抵抗を示さない麻紀は、薬の影響で本能が表に出て理性と知性、判断力が殆ど消えている。
乳房の上下に縄を巻付けられて、今度は首に縄を引っかけると乳房の下に巻付けた縄に引っかけて引っ張る。
「うぅ、うぅ」締め付けられて乳房が飛び出した様に成る麻紀の身体。
「準備が出来たわ!ドクター絵里!椅子を動かして」
背中を押されると椅子が前に傾く様に成っている。
背中に纏めた縄に天井から垂れ下がった縄を結び付ける咲子。
天井からの縄に付けられているベルトを麻紀の腰に巻付けられた。
微妙な計測をして造られている椅子は、麻紀の身体に完璧にフィットして隙間が無い。
今度は膝に巻付けられたベルトの金具に、天井からの縄に付いている金具を「カチャ」と音を立てて留める。
「麻紀良い感じに成って、乳房が大きく見えるわよ!」
「もう許して下さい!今度は何を。。。。。」胸を縛られて、後ろ手の状態なので全く抵抗は出来ない麻紀。
椅子に座らされて、足を広げた状態で足は床には届いていないが、膝には縄が結ばれたベルトが装着されている。
「お待たせ致しました!準備が整った様でございます!次は美人ママの浣腸ショーです!この美人がどの様な糞を垂れ流すのか、じっくりご覧下さい!」
「えっーいやーいやよー、浣腸なんて絶対にいやーーーー」大声さ始める麻紀。
「奴隷調教には欠かせないのよ!他の二人は喜んで受けるわよ!新入りの貴女が我が儘言っては駄目でしょう?」
「嫌な事は絶対に嫌!」
「剃毛は好きだと言ったのに?浣腸が嫌いなの?困ったわね!見えるでしょう?あの水槽の中に勢いよく糞謝するのよ!臭いも無いし、皆さん美人ママの糞謝が見たいのですよね!」
咲子の言葉に拍手が湧き起こる。
「ほら、皆様お待ちかねよ!その椅子に座った状態で全てをお客様に見て貰うのよ!」
男達がステージに出て来て、麻紀の座って居た椅子を持ち上げると、そのままステージの中央の台に足の無い椅子のまま横向けに置いた。
椅子の後ろに突き出ていたアクリルが、ステージの中央の窪みにはめ込まれる。
麻紀は陰部を突き出した状態で、仰向けに寝かされた状態に成り、足を開いているので陰部は観客に丸見えで、上半身は少し上げられているので顔も客に見える状態に置かれた。
「お客様にマンコもお尻の穴も丸見えに成ったわよ」
「止めてーお願いします!浣腸だけは許して下さい」
「浣腸が初めてでは無いでしょう?直ぐに終るわ!雌豚には必要な事よ!諦めなさい!」
「素晴らしいポーズですね!美人ママさんは嫌がられています、ここでリラックスをして頂く為に卍会一の舌技名人と言われています秋田君に登場して頂きましょう!彼は日頃から一緒にママと働かれている同僚ですから、気心も知っていますのでリラックスされると思います」
「えーー秋田さん!」ステージに現れた秋田を見て驚きの表情に成る麻紀。
「日頃から、ママの表情仕草を見ながら、裸体を想像していましたが、自分の想像を遙かに超える美肌に驚いています。今日はたっぷりと僕の舌技で楽しんで下さい」
「いゃーーーーーーやめてーーーー貴方に見られるのもいやーーーたすけてーーー」
「おお!大変な嫌がり様ですね!秋田君!実力の見せ所ですよ」
「私の行動を調べる為に店に?」漸く気づく麻紀。
「はい、その通りですよ!卍のペットに育てる為にね」微笑みながら股間に入る秋田。
「いやーーやめてーー」そう言う麻紀の股間に顔を落とす秋田。
「いゃ、いゃ、やめさせてーー」の声と同時に秋田の舌が直ぐに、麻紀の陰部を長い舌が舐めた。
「いやーーーーーーー」の声と同時に舌が赤く勃起しているクリトリスを舐め始めると「あっ、いゃーあっ、や。め。て」言葉が変わり始める麻紀。
今までの責めと薬の影響は拒絶を長く続けられない。
「ペチャ、ペチャ」と大きな音が場内に響き渡りだしたのは、直ぐだった。
秋田の首にマイクが付けられているので、舐め始める音がスピーカーから流れ出ている。
「や、め、いゃーだめー」麻紀の声が大きく変って、足先に力が入り始める。
頭では拒絶しているが,身体が受け入れてしまう矛盾は徐々に身体の欲求が勝り、秋田の舌を自然と受け入れてしまう。
大きく小陰唇の肉を指で広げられて、秋田に舌が入り込むともう完全に声が「ああーーだめーーーああーああーーいゃーんだめー」に変わってしまった麻紀。
「どうやら、もう我慢出来なく成りましたね!流石秋田さんの舌技は一流です」司会が説明する間にも、女性が足を持ちあげ体を曲げて腰を浮かせ、男性が彼女の屈曲した体を維持しつつ行う体位「まんぐり返し」ともいう体位に似た体勢にさせた。
開脚した姿勢がV字に見えるので、V字開脚クンニリングスとも呼べる。
下半身を曲げることで、ヴァギナが上を向くため、男性側はクンニをしやすくなる。
また、明るいところなので、ヴァギナがよく見えるので、視覚的にも興奮できるものとなる。
女性は下半身を持ちあげているので、姿勢を維持するのが少々辛いが縛られ固定されているので、麻紀の身体は動かない。
恐怖の浣腸プレー
36-0118
「今向かっている場所に、今回の一連の事件の一味が居たら、一気に事件は解決すると思うのですが?大阪府警は動きませんか?」安住刑事が課長に直接電話を掛けてきた。
「管理官は別の場所に二人の刑事と向かったとの答えだ!これ以上他府県の管理官の事を追究できない」
「それでは京都府警に許可を貰って、刑事数人と鑑識の富田を送って下さい。場所はメールで送ります」
安住の必死の頼みに、流石の大友捜査一課長も京都府警に許可を貰って乗り込むのなら、管理官を怪しむ事でも無いし、管轄が異なるので一応大丈夫だと納得した。
兵庫県警が刑事数人と鑑識の富田を、直ぐに安住刑事を追わせる事にして出発させたのは十分後だった。
管轄が異なるので、あくまでも安住刑事の応援救出目的と決めている大友捜査一課長。
京都府警にはこれから交渉だと、刑事を見送ってから電話を始めた。
「ああーああーいいわーいいーいいー」の麻紀の声と「ペチャ、ペチャ」と陰部を舐める音が大きく聞こえて興奮の度合いを増してゆく。
秋田の舌はクリトリスから小陰唇、尿道口、そして膣口に舌を巻きながら挿入して行く。
「ああーああー駄目―駄目―そんな所を舐められるとだめーーー」
秋田の舌が今度は膣から離れて、麻紀の肛門を舐め始める。
「そこは、だめーーだめーーかんじるーーーー」
その後は肛門からクリトリスまでを往来する舐め方に、完全に狂ってしまった麻紀はもう雌豚以外の何者でも無かった。
その秋田の身体の横にワゴンに載せて、太い浣腸器が三本準備されている。
あの様な太い浣腸が三本も注入出来るのか?観衆が注目している時、芽野が浣腸器を持ち上げて、先にクリームを塗り込み始める。
秋田の舌技に夢心地に成っている時に、いきなり浣腸器を注入して驚かせる様で、観衆はその驚きと落差にどの様に成るのかを注視していた。
「ペチャ、ペチャ」
「ああーーだめーーーああーああーー」の連続がしばらく続くと、秋田が会場にお辞儀をしてステージを去ると同時に、浣腸器の先がぐいっと麻紀の肛門に突き刺さった。
「うぅ、うぅ」の声と同時に注入が始まると「あぅ、やめてーーーーーーー」の声が会場に響き渡る。
真に天国から地獄へ真っ逆さまの状況に変った。
一本目の注入が終る頃には、身体中から汗が噴き出して額、胸に滲み出てくる。
「ゆるしてーーーー」
「気持ちが良かった後は苦しみが訪れるのよ、次は気持ちが良いかも知れないわね」
一本目を抜き取ると間髪を入れずに、二本目を肛門に突き立てる芽野。
「うぅ、うぅーー」直ぐにポンプが押されるが,もう簡単には注入が進まない。
膨満感が麻紀を更に苦しめ始めると「たすけてーーー」玉の様な汗を噴き出しながら咲子に頼み込む。
「素直に奴隷の調教をこの後も受けるか?」
「うぅ、は。。。い」肯きながら答えるが、お腹は大きく膨れて浣腸液が充満しているのが見える。
「剃髪!レズ、おしめプレー全て受け入れるのだな!」
「あぅ、うぅ、く。る、し、い」
「どうなの?返事は?」その様なやり取りの中どんどん注入されて、もう二本目が残り僅かに成っている。
初めから二本と決めているが、従順にする為に三本目を用意して脅かす手法だ。
咲子が「二本目が終ったわ、次ね」と言うと、肛門を押さえながら三本目を手に持って見せる芽野。
「もう、許してーー、何でも言う事は聞きますから、浣腸はもうゆるしてーー」の言葉が自然と出てくる。
「そうかい、それではドクター許してあげなさい」
その言葉を聞くと同時に、ワゴンの上に在るアナルキャップを手に持つ芽野。
何も付けずに麻紀の肛門に近づけると、押さえていた左手を退けると同時に「ぎゃーーーーーー」の声が麻紀の口から飛び出し涙が頬を伝って流れ出した。
大きめのアナルキャップが押し込まれて、長い紐がアナルキャップには取り付けられている。
腰にぴったりとフィットして固定していた椅子の留め金を外す芽野。
「さあ、お前のトイレはあそこだよ!」そう言って水槽を指さす咲子。
「おねがい!トイレに行かせて-」もうお腹が苦しくて声がか細い麻紀。
すると縄が巻き上げられて、仰向けに寝かされていた身体がステージから起き上がる様に引っ張られる。
「いゃー、たすけてーー」
「トイレに行きたいのでしょう?さあ、連れて行ってあげるわ」
縄が巻き上げられると身体がステージから浮き上がる。
同時に膝に巻付けられていた縄も巻き上げられて、少し浮いた時には完璧なM字開脚のスタイルに成っている。
客の目の前で一度停止させると、観客からも肛門に入ったアナルキャップと、無毛の陰部が大きく見えて拍手が巻き起こる。
恥ずかしいとかを考える余裕も全く無い麻紀。
縄はどんどん巻き上げられて、観客から遠ざかると水槽の上まで移動して停止した。
水槽の横の踏み台に上がる咲子は、垂れ下がったアナルキャップから伸びた紐の先を手に持って「さあ!奴隷のトイレだよ!糞謝しなさい」と言うと縄が緩められて水槽に向かって身体が降りて行く。
「うぅ、くるしいーーたすけてー」の声が麻紀の口から出る。
苦しくて声も出せなかったが、もうお腹の我慢も最高に成っている様だ。
水面にお尻が少し沈むと当時に、咲子がアナルキャップの紐を力を入れて引っ張った。
「わあーーーーーーーーーー」大きな声が麻紀の口から飛び出すと同時に、水は黄色に噴煙の様に変わって行った。
「わーーーー」の声の後は涙で消えてしまうと、会場は大きな拍手に包まれて、ライトがしばらくして消えると「只今から、休憩タイムでございます。飲み物と簡単な肴をお配り致します。お申し付け下さい」と司会が締めくくって、休憩タイムに突入した。
第二幕
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漸く京都駅に到着した安住刑事と木村医師は、タクシー乗り場に急ぐ。
「大原三千院の近くのライブハウス迄、急いで貰えるか?」
「お客さん、四十分は掛りますが宜しいのですか?」
「構わない!急いで!」木村医師が自分から言って、運転手は長距離に嬉しそうに発車した。
この様な時パトカーなら道を譲って貰えるが、タクシーは直ぐに渋滞に巻き込まれてしまう。
「安住です!横溝課長お願いします」
「おお!安住か少し前に十人程で向かわせたぞ!お前は何処だ!」
「今、京都駅からタクシーに乗ったので、半時間程で到着します」
運転手が運転席で、無理無理と手を振って時間が掛ると教えるが、気持ちはもうライブハウスに直ぐにでも行きたい二人だ。
内海達は赤色灯を廻して、全速で三台の覆面パトカーが連なって走るので、高速を走る車は事件だと道を譲る。
会場では酒を飲む人、ジュースを飲む人と様々だが、興奮しているので飲み物は全員が飲んで居る様だ。
暗いステージでは麻紀が水槽から出されて、縄を解かれて身体をタオルで綺麗に拭かれていたが、殆ど放心状態で言葉も発せられずに立つ事もおぼつかない。
相当な精神的なショックと、肉体的なショックが襲っている。
そんな麻紀の腕に再び注射針が突き刺さって、新しい薬が身体に流れ込んでしまった。
「この薬で完璧な雌に成れるわよ!」咲子が小声で言うが殆ど反応が無い麻紀。
「。。。。。。。。。。。」先程の浣腸ショックで言葉を失っていた。
ステージにはアクリルの剃毛椅子が置かれているが、直ぐ横には奇妙な器具が運び込まれて設置されている。
クラッチの様な物が付けられて、長い棒の先に何かを装着する様で何かをする様で、ここに麻紀を寝かせる様だ。
ステージの横に司会者が立って「先程剃り落としました美人ママの陰毛をママの写真と一緒に額に入れて、会員番号六番の方に進呈いたします」
大きな額に麻紀の着物姿の写真、その横に黒い陰毛が無造作に並べられた変な額を受け取る六番の男性は嬉しそうだ。
「これから貞操帯を履かせて、麻紀ママの長い黒髪を切って頂きますのは、十番のお客様でございます!勿論切り取った髪はお持ち帰り頂きます」
そう言われて喜ぶのは室田管理官で、その黒髪が鬘だとは知らないので興奮を隠せない。
暗闇の中では麻紀が万歳の姿で手首を天井に向けて、大きく上げさせられている。
「この辺りで切って貰うかな?」そう言いながら麻紀の長い髪を梳くと、細い紐を巻付けて束ねる。
束ねた少し上を切ると、多分麻紀の髪は肩が見える程度の長さに成ると計算している。
勿論のその後はバリカンで刈り取り、つるつるの頭に剃り上げてしまうのだが、簡単に終ると面白く無いのがここの連中だ。
全裸で万歳の姿で立たされているが、まだ放心状態が続いている麻紀の身体が、先程薬の効果で身体が疼き始めていた。
司会者がスポットライトを浴びて、奇妙な物を手に持って観客に話そうとしていた。
「この後、貞操帯の着用後、断髪式を行い!そこに置いて在りますSEXマシンに麻紀ママを乗せますが、その時に使用するのがこの道具でございます。別名芋茎マシンと申しまして、私が手に持っていますのは、麻紀ママの性器の形に合わせて造られた必殺マシンでございます。Gスポット、子宮口の位置、膣の奥行きも全て計算して作成された物です。但しこのマシンで彼女は男性のペニスで鎮静させなければ、色狂いをしてしまう程刺激が強いのです。昔はせせりと云われて、どんなに男を嫌う女性も落ちてしまう代物の現在版だと思って下さい!彼女から男のペニスを求める様に成りますので、八番のお客様はご準備をお願い致します。八番のお客様お一人で沈静しない場合を考えて、卍会の性豪、恭介も控えています」と話すと拍手が巻き起こった。
司会の男性が手に持っている物を、マシンの先に装着する様だが、男性のペニスより長くて先が極端に細いが、途中は結構太く、湾曲した部分も付いている。
それ程堅い物では無い様で、簡単に歪むので膣に挿入後Gスポットにフィットする様に造られている事が判った。
マシンの直ぐ側に桜模様の長襦袢が吊されて、横には大きなマットが準備されて居る。
「説明はこれ位にして、お待ちかねの後半のショーに移りましょうか?」
ステージにスポットライトが移動すると、麻紀の姿が浮き上がる様にライトに映えた。
麻紀の目は焦点を失い、ライトの眩しさに目を細くするだけの反応に成っている。
「調教師、咲子お願いします」
麻紀の横に咲子と坂本、渡辺の二人が横に並び、軽く会釈をした。
咲子の手には貞操帯が持たれて「さあ、美人ママさん!これを履きましょうね、すっぽんぽんで恥ずかしいでしょう?」
「。。。。。。。。。。」反応が全く無い。
二人が麻紀の両脇に別れて立つと、いきなり麻紀の足を抱え上げて大きく広げる。
「あっ、やめてー」急に小さく声を出す麻紀。
ライトに無毛の陰部が晒されて、既に潤い始めている様子が見られた。
前に廻って「大きく広げられて、もう感じているの?」そう言いながら、咲子が麻紀の膣付近を指で触ると「いゃーん、だめー!」と反応をする。
「注射の効果がよく出ている様ですね、八番のお客様が上手に消せるでしょうか?楽しみですね」
笑いが会場から漏れる。
その八番の客は控え室に入って、芽野医師から勃起薬の処方を受けているので客席には既に居なかった。
「さあ、おむつを履きましょうね」
咲子が腰に手を廻して、貞操帯を巻付けるとベルトの様に巻付けられて、褌の様に下に垂れ下がっている。
垂れ下がった部分に数カ所穴が開いているが、それが麻紀の三つの穴にフィットするのは直ぐに判った。
三点責め
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垂れ下がった部分を引っ張って前に持って来ると、麻紀の陰部が綺麗に隠れて見えなく成った。
「ぴったりね!気持ちはどう?パンツを履いた気分かな?パンティとは感触が違うでしょう?」
「うぅ」小さな声が出る。
「このパンツには良い仕掛けが有るのよ!断髪して貰うのに、少し動かしてみましょうか?」
その言葉と同時に両足を床に降ろす。
ステージに室田管理官が上がって、咲子からハサミを受け取る。
美容師専用のハサミなので、良く切れると小声で説明をする司会者の男。
興奮している室田を少し落ち着かせる意味も有る配慮だ。
咲子が立たされた麻紀の顔を見ながら「これはどう?」リモコンのスイッチをオンにする。
「あっ、あっ」腰を動かす様にする麻紀。
「どうしたのですか?クリちゃんに刺激が有るのね?」
横から芽野医師がワゴンを付いて、麻紀の側に来ると麻紀の立たされている床がゆっくりと廻って観客に背中が見える様に位置が変った。
麻紀の顔が横のスクリーンに大きく映し出されて、見えない顔の表情はスクリーンで見る事が出来る。
「今度は先程浣腸で綺麗に成ったアナルの調教を始める様ですね」司会者が説明すると、芽野がワゴンの上に置いたクリームの瓶を開いて、指にクリームをたっぷり浸けると床に座り込む。
貞操帯の肛門部分に開いた穴に指を挿入する「ああーーいたーいたいー」いきなり一指し指が肛門に突き刺さり苦痛の声を上げる麻紀。
スクリーンに歪んだ麻紀の顔が大きく映し出されて、嬉しそうな会員達。
「辛抱すると、直ぐに気持ち良く成るのよ」咲子が麻紀の耳元で言う。
「もう、許して!」
「気持ち良く成るのはこれからなのよ!雌豚にまだ成ってないのよ!今調教が始まったのよ!後ろも前も使える様に調教してあげるからね!そうすればいつも濡れているマンコに成るのよ」
「うぅ、あぅー」芽野の指の動きが変って、刺激を感じている。
「ああー、ああー」と腰を動かして声が出始めると、指を抜き取り代わりにアナルバイブにクリームを塗りつけて挿入する。
挿入が終ると、上からカバーを貼り付けて抜けない様に留めてしまう。
「ああーああー」声が小刻みに出て腰をくねらせる麻紀に、咲子がクリトリスのの振動目盛りを上昇させる。
「ああーーだめーーーああーああーー」腰の動きが大きく成ると、芽野が麻紀の後ろから離れて、今度は室田管理官がハサミを持って後ろに立つ。
「お客様がハサミを入れて、長い髪を切り取られます!注目を!」
司会が言うと、束ねた髪の少し上にハサミの先を入れるが、小刻みに震えているのは室田の方で、興奮しているのがよく判る。
この時、室田の運転手の車に警察無線が飛込み、兵庫県警が京都府警と交信の様子が判った。
直ぐに室田管理官に連絡する運転手。
マナーモードの携帯は、室田管理官が聞く事無い。
本人はハサミを持ち手が震えながら「ジョキ、ジョキ」と切り始めていた。
「ああーああーーだめーああー」感じている麻紀は絶えず声を出して身悶えている。
髪を切られている事を考える余裕も無い。
肛門に突き刺さったアナルバイブの刺激と、クリトリスへの振動は麻紀の身体を蕩けさせるには充分だった。
身体の中には媚薬が充満しているので、自分の理性ではもう制御不能状態で、絶えず逝きそうに成り腰の力が肛門への刺激で抜けてしまいそうに成る。
「ジョキ、ジョキ」時間を要して束にした黒髪を切り取ると拍手が巻き起こり、左手に切り取った髪を持って高々と掲げる室田。
鬘だとは知らないので嬉しそうに、ハサミを咲子に渡して大事そうに黒髪を持って席に戻って行った。
席に戻って漸く携帯が鳴って居る事に気付き、急いで会場の通路に出る室田。
「どうした!急用以外かけるなと言っただろう!」恐い口調で怒る室田。
警察無線の話しを伝えると「ここの場所に京都府警と兵庫県警が向かっているのか?」
「はい多分その様だと思います!」
「もう少し正確に聞いて連絡をしろ!曖昧な事でこの場から解散は出来ない!」
京都府警は判るが、何故兵庫県警がここに来るのだ?疑問に思いながら会場に戻る室田管理官。
「頭も軽く成ったね!身体も軽くしてあげるわ」
咲子が今度は膣に挿入するバイブを手に持って準備すると、麻紀の身体が回転して正面を向いた。
再び坂本と渡辺が麻紀の足を持ち上げて大きく広げる。
貞操帯の中央に穴が見えると、咲子が直ぐにそこにバイブを挿入する。
もう濡れて何の抵抗も無くすんなりと挿入されるバイブに「うぅーー」仰け反る麻紀。
アナルバイブと同じく挿入すると、カバーを被せて抜けない様に留めてしまう。
そしてバイブのスイッチを入れると「ああーーだめーーーああーああーー」
「だめーーーだめーーいっちゃうーーー」の声が大きく会場に響き渡る。
「成仏しなさい!」スイッチを強にされると「ああーーーだめーーいっちゃうーーー」
「いくーーーーーーーこわれてーーーーしまうーーだめーーー」の声を大きく発して、しばらくして頭を項垂れて気絶状態に成ってしまった。
ボブの長さに成った髪が顔を隠して、万歳の縄に手が引きずられる状態に成っている。
拍手の中照明が消えて暗闇に変った。
「後何分で到着する!」タクシーの運転手に尋ねる木村医師。
先程から交互に時間を尋ねるので、運転手も流石に怒って「混んでいるから、時間が掛るって言ったでしょう!後十五分程で到着しますよ」
その時内海刑事から、現在地の連絡が入り安住が刑事だと判ると、運転手の態度は一変して「事件の捜査でしたか?それなら早く言って下さいよ」と急に協力的に成った。
暗転の中、気絶した麻紀の身体から二つのバイブを抜き取り、貞操帯を脱がせる咲子。
「気持ち良かったらしいわね、このバイブ見て凄いわ」粘々した液体が付着して、麻紀の精気が吸い取られた事を物語っていた。
随喜マシン
36-0121
ステージに置かれたマシンに麻紀を抱え上げて寝かせると、足を広げてベルトで固定する。
股間の前にはピストンの様な器具が見えるが、先にはまだ何も装着されていない。
仰向けに寝かせると、両手でパイプを握らせると革のベルトで固定する。
客席には丁度斜めに見えるが、小型のカメラがこのマシンには付いているので、横のスクリーンに大きく麻紀の股間が映し出される仕組みに成っている。
短く成った髪が気絶している麻紀の顔を覆い隠しているので、表情は全く見えない。
このマシンで突いた後、男のペニスを求める様を会場に見せて、八番の男性と長襦袢姿でSEXを行わせる段取りに成っている。
その後、疲れ切った麻紀の頭を刈り上げる断髪式、剃髪式を行ってから、三人の尼によるレズショーを行い本日のショーは終了の予定だ。
今日の客の大半が髪フェチ、毛フェチなので充分満足をするのだ。
次回はもっと調教を積ませて、完全に雌豚としてもう少しハードなプレイを行わせる予定に成っている。
卍のスター、松山麻紀として更なる調教に入る予定に成っている。
他の二人は今回で海外に売り飛ばされる予定に成っているので、次回からは新人の若い女性が麻紀のパートナーに成る。
「お待たせ致しました!麻紀ママも意識を取り戻した様で、芋茎マシンを味わって頂きましょう!」司会者が紹介するとライトが点灯されて、マシンに横たわり両足を少し上げた状態で股間を大きく広げている麻紀。
隣のスクリーンには、麻紀の陰部が大写しにされて登場しているが、麻紀には丁度角度的にスクリーンは見えない。
「気が付いた様ね!気持ちが良くて気絶したのよ!」
「。。。。。。。」
「貞操帯の次は芋茎マシンを楽しんで頂きましょう」
「。。。。。。。。」
「さあ、この芋茎をマシンの先に道具を取り付けて頂戴!」咲子が麻紀の目の前で見せると渡辺に手渡す。
目の前に取り付けられた芋茎を見て「やめてーーあの様な物が入ると壊れてしまうわ!許してーーお願いします」急に騒ぎ出した。
麻紀は視線の先に取り付けられた芋茎を見て怯えた様に訴える。
「お前はマンコはこのマシンで掻き回されると、男のペニスを欲しがる様に成るのよ!たっぷりと突いて貰えるから安心しなさい」
「ドクターにクリームを塗り込んで貰いなさい」
芽野が大きめのクリームの蓋を開けて、そのまま指を入れると指に盛り上げる様にクリームを取り出し麻紀の股間に手を差し入れる。
膣にそのまま指を入れる様にクリームをねじ込む。
「ああー、ああーうぅーー」先程の余韻が残っている麻紀は直ぐに反応をして、クリームは膣に溶け込んでしまう。
芋茎の先にもクリームが咲子の手で塗り込まれる。
陰部がクリームと、愛液でべたついた状況に成るとスイッチが入れられて、芋茎が股間に近付いて来る。
「や、やめてーーゆるしてーーあっ、ああーーだめーーだめーーこわれるーー」の声と同時に先が麻紀の膣に挿入される。
会場の面々はスクリーンの映像に目を移しながら、ステージの麻紀の表情に目を移して、忙しく視線が変っている。
「ああーーーだーだめーーーああーーこわれるーーー」
直ぐに奥まで挿入されてしまうと、今度は小刻みに動き始めるマシン。
「ああーーだめーーーああーああーー」
「だめーーーこわれるーーー」
「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」の声に、マシンの動きが変って麻紀を逝かせる事を止める。
咲子が横で様子を見ながらマシンを操作しているので、気が変に成るまでいたぶられる事に成る。
「管理官!変です!京都府警がここに向かっている以外に、兵庫県警の刑事が来ます!」
室田管理官のイヤホンに若い刑事からの声が聞こえて、急に我に返った室田管理官は、急いで北見会長の姿を会場の中に捜す。
真剣な眼差しで麻紀の股間を見つけている北見会長の横に行くと、背中を叩いて伝えるが「何だ!誰だ!」嫌そうに後ろを振り返る北見。
「あっ、管理官!」
その言葉と同時に目で合図をすると、北見は直ぐに室田管理官の後に付いて会場の横の通路に出た。
「京都府警と兵庫県警がここに来ている様だ!逃げないと捕まる!」
「えー、どうして?」
「判らないが、大勢来る迄は少し時間が有るが、別に数人先に来ている様だ」と話した時会場から「ああーーーーーだめーーーーいかせてーーーーーーー」の麻紀の大きな声が会場の外まで聞こえて来た。
扉が少し開いていて漏れた様で「残念だな!これからなのに」北見は残念そうに言うが、会員を速やかに逃がす準備を始める事にする。
反対側には木村医師と安住の乗ったタクシーが到着して、ライブハウスに入って来た。
「最後だわ!逝きなさい」北見の指示で急ぐ咲子。
咲子がマシンを操作すると「ああーーだめーーーああーああーーだめーーいくーー」「ああーああーーいくーーいくわー」と連続の大きな声と同時に麻紀は一気に昇天してしまう。
再びの気絶に会場の客から大きな拍手が湧き起こり、舞台が消灯されて渡辺と坂本がマシンから麻紀を抱え上げて横のマットに横たえた。
咲子と芽野が麻紀に長襦袢を着せて、準備を始めた時「その場を動くな!兵庫県警だ!」大きな声で会場に乱入して来た二人。
驚いた客が会場の出口の方に殺到すると、室田管理官はいち早く麻紀の髪を椅子に忘れたまま逃げ出した。
「動くな!と言っただろう?」
だが警察の人数が二人だと判ると、我先に出口に殺到して逃げる客達。
麻紀が心配な二人は「松山さん!何処ですか?」と声を出してステージの暗闇の方に行く。
咲子も芽野も北見も混乱に紛れて脱出をしているが、控え室で待っている八番の男と星野恭介は控え室でこの騒ぎを全く知らなかった。
結ばれた二人
36-0122
薄暗い会場内を捜し廻る二人。
室田監理官は自分が一番大事な麻紀の髪を椅子に忘れた事に気づき、慌てて戻って来た時、木村医師と鉢合わせに成る。
室田が思わず拳銃を抜いて「ズダーン」と木村医師を撃ってしまい倒れる木村医師。
椅子の上の髪を掴むと走り去る室田、後から追い掛ける安住刑事。
横たわる木村医師を抱き起こすが血まみれ状態で「まき、、、、さんは?」と尋ねる。
「しっかり」と身体を揺さぶるが、もう意識が消えるのが早い。
その後「麻紀さん!」「麻紀さん!」「松山麻紀さん!」
拳銃の音で目を覚ました麻紀が安住に声に「あずみさんー」とか細い声で答える。
舞台に向かう安住刑事が見た麻紀は、桜模様の色っぽい長襦袢を素肌に纏い虚ろな眼差しで見つめる。
「麻紀さん!大丈夫ですか?」
「大丈夫では有りません!身体が暑い!暑いの!助けて下さい」
「直ぐに救急車を呼びましょう!」携帯を取り出す安住刑事の手を握って、いきなり長襦袢の中に引っ張り込む麻紀。
生暖かい乳房に触れる安住の手。
「あの機械で私の身体は燃えて締まっています。安住さん消して下さい!お願いします」
安住が立ち上がって横に置いて在る芋茎マシンを薄明かりで見て、驚きの表情に変った。
すると麻紀が安住のズボンのジッパーを下げてしまう。
「何をするのですか?」と言う間に麻紀の手がトランクスの上から、安住のペニスを掴む。
「やめて下さい!」その言葉に反応しない麻紀。
「うぅ」ペニスを握られて思わず声を出す安住。
今度はベルトを外そうと起き上がる麻紀は、薄明かりの中で乳房が透けて見えて安住の理性を壊し始めていた。
ベルトを素早く外す麻紀は一気に安住のズボンを下に落として、トランクスも間髪を入れずに下に降ろす。
大きく鳴り始めている安住のペニスを右手で握ると「お願いこれを入れて貰わないと、狂ってしまいそうなの?」そう言って跪くと、いきなり安住のペニスを口に咥えて、フェラを始める麻紀。
「麻紀さん!こ、こ、こまります」の言葉とは反対に大きく勃起してしまう安住のペニス。
上着を脱いで放り投げる迄、時間は殆ど必要無かった。
安住刑事は完全に雄に変わり、麻紀は雌の状態に成っている。
「お願い、入れて貰えますか?」
麻紀が横に成って、大きく足を広げて安住のペニスを招き入れる。
「あっ、マン毛が。。。。」と言った口を麻紀が急に起き上がって奪ってしまう。
「麻紀さん!好きです!」
「私も安住さんの事が好きです!早く入れてー」
再び横に成ると、安住のペニスが無毛の麻紀の膣口に向かって挿入をした。
「うぅ、いいわーー」中にぐいっと押し込まれたペニスを味わう様に、目を閉じて身体全体で感じ様とする麻紀。
薬の影響も有り、自分から腰を少し動かす仕草を見せてしまう程だ。
安住の腰の動きが早く成ると「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」
「ああーああーーいくーーいくわー」の声が次々と発せられて、安住の興奮も最高潮に成る。
控え室で待っている二人は、ステージの唯ならぬ銃声音に身を潜めて隠れていたが、麻紀の声に安心して「大丈夫の様ですな!もう直ぐ出演だ」そう言ってステージに出る準備に入っていた。
しばらくして「ああーーああーいくーーあずみさん!いっちゃうーー」と大きく仰け反るボブの頭。
安住も殆ど同時に果てて、二人は変な場所で結ばれた事に成った。
急に我に返った安住がと「救急車を呼びます!木村医師が撃たれました」と言う。
「木村先生が?」
「彼がここを教えてくれたので、辿り着けましたが、もう絶命しています」
「恐い人達です!控えの部屋に氷室さんと片桐さんが捕らわれていると思います、助けて上げて下さい」
「麻紀さんも何か着る物を捜して下さい、何処か病院で診て貰わないと後々何か後遺症が起る可能性が有りますよ」
「そうですね、変な注射をされましたから、それとあの機械!」芋茎マシンを指さす。
「そうですよ!病院で検査を受けた方が良いです!後遺症とか色々出ると大変だ!」そう言いながら救急車を三台呼ぶ安住刑事。
控えの部屋に向かおうとした時、八番の男性が飛び出して来て「どうしたのですか?」と尋ねる。
「おい、変な仮面は必要無いだろう?」いきなり剥ぎ取る安住に「何をするのだ!」と怒る男。
目の前に警察手帳を突きつけて「事情を聞かせて貰いましょうか?」そう言うと直ぐに腕をねじ上げる。
縄がステージに在るので、直ぐに後ろ手に縛り上げる安住。
星野も異様な感じにステージに出て来る。
「警察だ!大人しくしろ!」
逃げ様とするが、殆どガウンだけで下半身裸状態の二人に逃げる場所は無い。
簡単に安住に捕まって縄で縛られてしまった。
しばらくして奥の控え室に全裸の女性を発見した時、京都府警と兵庫県警が到着して、一斉に現場検証が行われ、木村医師の遺体が運び出された。
しばらくして、救急車が到着すると安住は麻紀と一緒に乗り込む。
内海刑事達に後を任せて、片桐志津と一緒に三人で救急車に乗り込む。
「何処の病院に向かいましょう?」
「掛かり付けの病院が良いと思いますが?」救急隊員の言葉に「それなら神戸の服部産婦人科病院にお願いします」と口走ってしまった麻紀。
安住も木村医師から、何も聞かされていないので、癌の治療を受けた病院なら間違いないだろうと、遠いけれどお願いしますと救急隊員に頼んでいた。
片桐志津は放心状態で、半分眠っている状態、氷室弁護士は京都市内の病院に運ばれて行った。
驚いたのは荘次郎で、京都から救急車で麻紀が戻って来る事だった。
直ぐに芽野医師を呼ばなければ、トラブルが発生すると考えたのだ。
壮次郎の指
36-0123
芽野に電話をする荘次郎。
ライブハウスから逃げ出していた芽野には、救いの電話に成った。
「実は会場に刑事が乱入して、逃げ出した処なのです!院長の病院に行けるなら助かります」
事情を察した荘次郎は、半分嬉しく半分不安に成ったが芽野医師に来て貰わなければ麻紀が怪しむので、来て欲しいと言ってしまった。
芽野は自分から、一緒に逃げると全員逮捕されるので別れますと言って、北見会長から別れると神戸に向かう為に駅に向かった。
北見も一緒では目立つので、分散に賛成して自分は滋賀の本部に向かう事にした。
救急車は速い!京都のライブハウスから二時間半で、服部産婦人科病院に到着すると安住刑事が事情を伝えると、芽野から聞いた話を総合すれば、調教途中に警察が乱入した様だと荘次郎は考えて、もう麻紀とはSEXが出来ないと諦めていたが、再び出来るのでは?と解釈して早速勃起薬を飲む準備の良さをみせた。
何処まで調教が進んだか判らないが、時間から計算すると既に坊主?案内状の三人のレズショーの前なら、既に剃髪されて身体は充分出来上がっている。
もう男を求める様に仕上がっていても不思議は無いと考えていた。
諦めていた奇跡が訪れたと解釈したが、気の小さい荘次郎は数日間で麻紀を帰して、再び遊べたら最高だと思っている。
警察も恐いが、卍会も恐い荘次郎だった。
荘次郎には待ち遠しい時間が過ぎて、救急車が診察の終った病院に到着した。
泉看護師、青木看護師と何も知らない看護師が数人救急患者を出迎えた。
ストレッチャーに乗せられた片桐志津を見て、看護師は驚きの表情に変った。
虚ろな眼差しで青々とした頭に驚いたのだ。
「特別室に運んで下さい」泉看護師が命じる。
安住刑事は麻紀を抱きかかえる様にして、荘次郎の近くに行く。
毛布に包まれて居るが、麻紀は長襦袢のみで何も身に着けて居なかったのだ。
勿論ストレッチャーに乗せられた志津も、毛布の下は全裸状態。
適当な衣服が全く無かったので、安住もどうする事も出来なかったのだ。
「片桐志津さんは何か薬物で、この様な状態の様ですので診察をお願いします!松山麻紀さんも薬物以外に色々と器具等を使用された様ですので、精密検査もお願いします」安住が荘次郎に伝えた。
「判りました!今担当の芽野医師も呼んでいますが、私が応急の処置を行いますのでご安心下さい」
「私は捜査が有りますので、署に戻りますが明日には来ますのでよろしくお願いします」
「お任せ下さい!」
荘次郎は刑事が帰ると言うので、安心して犯せると笑みが溢れた。
その時、鑑識の富田が「このステージからも、例の毛髪が発見されたぞ!一連の犯人はこのグループで間違い無い!」
「卍会と言うらしいが実体は判らない」
「それから、射殺された木村医師だが、撃たれた弾は警察で使われている拳銃だな!」
「えー、内部犯行か?」
安住の脳裏に室田監理官の存在が大きく成った。
麻紀が救急車の中で、自分の髪を切った男が居て、髪を嬉しそうに持ち帰ったと話していた事を思い出した安住刑事。
もしかして、何処かに隠し持って居る可能性が有ると考えて、病院を後にして県警に向かった。
特別階の診察室で、麻紀は検査着に着替えて荘次郎の問診を受けていた。
「院長先生、片桐さんの容体は?」
「大丈夫です!意識が朦朧とする薬を注射されている様ですので、明日に成れば回復しますので治療を始めます!それよりも松山さんの状態が心配です!どの様な事をされましたか?詳しく教えて下さい!今後の生活に影響するとか?子供が産めない身体に成る可能性も有りますからね」
麻紀は子供と聞いて、安住との間に出来るのかと想像して頬を赤くした。
「幾つかの注射をされました!その後この病院でも剃毛された時に打たれた注射をされて、剃毛されました!その後浣腸をされて、その後意味不明のパンツを履かされてお尻と。。。」
「正確に教えて頂かないと治療が出来ませんよ!」
「はい、すみません!膣にもバイブを挿入されました!その後意味不明の芋茎マシンとか云う器具。。。。。。その後は助けて貰う迄。。。。判りませんでした」
「成る程、よく判りました!直腸に傷が出来ている可能性が有りますね!両方の検査を行いましょう」
「はい、よろしくお願いします」
「泉君先に肛門の検査を行うので準備して下さい」と指示をする荘次郎は既に勃起寸前だった。
「えっ、肛門の検査をするのですか?」
「変な器具を使われて、それが原因で腸の病気に成る女性が多いのですよ!」
そう言われると拒絶出来ない麻紀は、青木看護師に連れられて手術室に入った。
「今日はそのまま俯せに手術台に寝て下さい」
いつもの手術台が少し異なる様にセットされている。
多目的手術台なので、色々な手術が出来る様に成っているのだ。
「まだ身体は少し暑い感じですか?」泉看護師が尋ねると頷く麻紀。
安住とSEXをしたので落ち着いたが、身体にはまだ薬の効果が充分残っている麻紀。
躊躇いも無く手術台に俯せに成ると、両手を前にパイプを握る様に言う泉看護師。
両足が器具にベルトで巻付けられて動けなく成ると、腰にもベルトを巻付ける。
「はい、準備が出来ました!台が動きますよ」
その言葉に上昇を始めるが、お腹の部分が上がって頭が完全に下がって、お尻を突き出した状態に成ると、自然と検査着が捲れ上がって下半身が剥き出しに成った。
お尻に息が吹き掛る程近くに、顔を寄せて荘次郎が指にクリームを浸ける。
女性の指と異なって、太い荘次郎の指が麻紀の剝き出された肛門をマッサージし始めた。
「あっ、あっ」思わず声が出る麻紀に、興奮の荘次郎。
壮次郎のSEX
36-0124
未だ充分薬の影響が残っていた麻紀の身体は、荘次郎の指でのマッサージで感じてしまう。
流石に太い指を入れるのを控えた荘次郎は、肛門拡張器を持って「中が傷ついてないか調べますので、力を抜いて下さい!痛い様でしたら軽く麻酔をしますから、言って下さい」
「は、はい」突き出された白い尻に綺麗な肛門がライトに照らし出されている。
「あっ、うぅ、い、いたー」
荘次郎はスムーズに入れる為のローションを塗り込んでいない。
「痛い様ですね!軽い麻酔をしましょう!泉君ガスの準備!」
荘次郎は白衣の下でズボンのベルトを緩めて、床にズボンをそのまま落としていた。
白衣の中はパンツ一枚の状態にして、麻紀にガスを吸わせるのを待つ。
卍会で調教されて、肛門も使える様にされる前に救出されたと考える荘次郎。
芽野が来たら続きの調教を始めるだろうが、今夜は多分ここに来るのは遅く成ると思う荘次郎。
自分は久々に、麻紀の身体で楽しませて貰おうと考えている。
俯せに成っている下記の顔を起こして「はい、ガスを吸込んで下さい」泉看護師は半ば強引に顔を起こして青木看護師が、麻紀の鼻と口をマスクで覆ってしまう。
「うぅ、うぅ」
「思い切り吸込んで下さい!」の声が直ぐに木霊の様に聞こえ始める。
「院長終りました!」
「尻をもう少し持ち上げろ!今夜は後ろからぶち込んでやろう!」
手術台が下げられて、荘次郎の股間に麻紀の陰部が丁度の高さに成る。
パンツを脱ぎ捨てて、白衣の前を開くと既にペニスは勃起して、麻紀の無毛の膣に挿入の体勢に成っている。
「院長、これを入れましょうか?」
「そうだな!記憶の中に肛門にも何か入って居る方が、リアルだろう?」
「うぅ、うぅ」膣にペニスの先を挿入すると、腰に力を入れて押し込む荘次郎。
「あぅ、うぅ」と声を出す麻紀。
俯せで、手術台に頬がぴったりと付いて、両手が前のパイプを握っている。
麻紀の肛門にアナルバイブを挿入する泉看護師。
「ああーああーいいーいいわーー」
「感じているわ!既にアナル調教が進んでいるのね?」
「違うだろう、私のペニスに感じているのだよ!」そう言いながら腰を動かし、突き刺す様に腰を動かし身体が固定していなければ、手術台から落ちてしまう程の元気で突いた。
「年寄りはバックの方が長持ちするな!」そう言うが、荘次郎の額からは汗が噴き出している。
バイブの動きを強める泉看護師。
「ああーーだめーーーああーああーー」
「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーー」
麻紀の額にも汗が滲み出て、息が荒く成って「だめーーーだめーー」の声を連発しているが、荘次郎は未だ終っていない。
「だ、だだめーーーーーーーー」荘次郎より早く麻紀が逝ってしまい、反応が無く成って手術台に完全にへたり込む身体。
昼間から何度も責められて、何度も逝かされているので、身体がもう完全に順応している様だ。
SEXの虜に一歩近づいている麻紀の身体は着実に調教されていたのだ。
片桐千尋には全く興味を示さない荘次郎は、病室で睡眠薬を投与して眠らせていた。
深夜芽野が病院に辿り着いたが、警察の検問を切り抜けるだけで疲れたのか、眠るだけで荘次郎の顔を見る事も無かった。
結局、木村医師が射殺され、片桐千尋と松山麻紀が服部産婦人科病院のVIPに入院に成り、氷室淳子は京都の病院に入院に成った。
八番の男は芸能界の人間で、有名な脚本家の安東で翌日から本格的な取り調べを受ける。
星野恭介は全くの黙秘で、京都府警も深夜まで取り調べたが、無駄に終っていた。
翌日兵庫県警の捜査本部で、鑑識の富田が「予想通り、例の毛髪がステージで採取されました!それと京都府警からの極秘の情報ですが木村医師射殺の拳銃は、大阪府警の刑事が携帯している銃だと判明しました」と発表した。
「大阪府警に問い合わせましょう!管理官の室田さんが怪しいです」安住刑事が大友捜査一課長に詰め寄り、仕方無く問い合わせをする事に成った。
土井捜査一課長は内密に調べて連絡するが、もしも濡れ衣の場合は覚悟して下さいと言って承諾した。
室田管理官は自分の銃を運転手の刑事の物と、ライブハウスを出ると同時に交換する様に指示し、府警の戻ると素早く入れ替えているので、土井捜査一課長の問いに使っていない銃を提出した。
土井課長は、警官の銃が使われたので持ち出していた警官の銃を調べていると言い訳をした。
夕方、土井捜査一課長が、ご立腹で大友捜査一課長に抗議の電話を掛けてきた。
その怒りはそのまま安住刑事に、八つ当たりの様に飛んできた。
服部産婦人科病院のVIPでは、疲れ果てていた三人が目覚めたのは昼過ぎで、冬に入院していた部屋で目覚めた麻紀は、身体から漸く薬は抜けて正常に戻っていた。
だが記憶の中では、地下のステージで繰り広げられた出来事が蘇って赤面していた。
目覚めたのを確かめると看護師が食事を運び入れて、体調を尋ねる。
「芽野先生が、昨日の検査結果を基に、今後の治療についてお話をされます」
「やはり、相当悪いのでしょうか?」
「院長は昨日、傷が残っている様に言われていました」
「それは、腸の方ですか?私は意識が無かったので判らないのですが?」
「以前の治療の跡も傷ついている様ですが、芽野先生が治療されると思います」
「癌の跡ですね。。。。。。」暗い表情に変る麻紀。
その日の夕方、安住刑事が電話を掛けてきて、部屋に繋がれると「困ったよ!室田管理官の決定的な証拠が無い」と話した。
少し考えた麻紀が「あの男が室田なら、私の鬘を持って居ます!私の髪だと思って大事そうに持ち帰りました!この髪と照合すれば直ぐに判ると思います!」
「直ぐに貰いに行きます!」落ち込んでいた安住が急に元気に成った。
乗り込む安住刑事
36-0125
安住刑事が来るので落ち着かない麻紀。
鏡を見ながら、数本の髪の毛を切り取りビニールの袋に入れると、電話で刑事さんが来られるので面会したいのだと告げた。
泉看護師は荘次郎に、警察が来たら必ず面会させて怪しまれない様にと話しているので、泉は直ぐに面会室を準備して麻紀を案内した。
その頃荘次郎は芽野と一緒に、神戸まで出て来た北見会長と会っていた。
それは麻紀が荘次郎の病院に転がり込んだので、北見は途中で終った麻紀の調教が続けられると思った事と、仕上げている片桐千尋を海外に売り飛ばす準備の為に相談に来たのだ。
氷室淳子は京都の病院に収容されているので、近日中に卍の連中が連れ去って同じく海外に売り飛ばす予定だ。
最近中国の財閥の間で、日本の女性が高値で売れると北見は笑いながら言った。
卍会のイベントは取り敢えず、ほとぼりが冷めるまで休止に成るが、調教が途中で終っている麻紀は諦め切れない北見達だ。
「病院に置いておけるのは精々一週間程度ですよ!刑事が毎日の様に来ていますから、危険です!」
「そう言いながら院長は、既に麻紀で楽しんだのでしょう?」微笑みながら言った。
「以前と少し変っていたでしょう?」芽野が尋ねる。
咲子が「もう少しで、もっと変るのに断念だったわ!でも芋茎マシンの後のSEXは誰がしたのでしょうね?」
「そうですね、あの状態では気が狂う程欲しく成っていたと思うのですが、木村医師?八番の男?星野さん?」
「もしかして、刑事?」荘次郎が口走る。
「それは困ったな、益々病院には長く置けない!」荘次郎が続けて話した。
「判りました!私の知り合いの美容整形が、西宮に在るのでそこに麻紀を送り込みましょう」
「会長!美容整形に行く様にするには?」
「あのママの陰毛は多くて堅い、多分再三剃毛されて気にしていると思うので、芽野さんが少しそこを押せば治療に行くのでは?腋も濃い感じだったので、罠に填まるだろう?」
「そうですね、臭うと言えば女性は気にしますから、簡単ですね」
「だが、直ぐには受け入れては貰えないし、準備も必要だ!一週間程、今の病院で続きの調教を進めて、その後だな!」
芽野が手帳を取り出して「あのママは、後二週間で生理に成りますから、それを含めて一ヶ月後ですね」と笑顔に成って言った。
三人が話しをしている時、安住刑事と麻紀は面談室で鬘の髪を渡して、体調を尋ねていた。
「多分一週間程度入院に成ると思います!その間に犯人を逮捕して下さい、特に警察の悪党を必ず捕まえて下さい」
「この証拠が有れば必ず逮捕出来ます!木村医師の殺害が管理官だった事を必ず証明します」そう言って抱き合うと、直ぐに唇を求める麻紀。
身体は既に求めていたが、辛うじて理性で踏みとどまり安住刑事は帰って行った。
モニターを見ていた泉看護師は二人が恋人に成っている事に、気を取られて肝心の毛髪の事を見落としていた。
麻紀に顔は見られているが、他に誰も知っている人が居ないので、知らないで押し通そうとしている室田管理官だが、ピンチは間違い無い状況だ。
卍会の事は例え自分が捕まっても、決して喋る事は無いと、北見会長には伝えていた。
八番の安東も卍会の事は全く喋らないので、警察も拘留期間内に実体を掴むのが困難な状態だ。
星野は最初から全くの黙秘で、実体を聞く事が出来ない。
氷室淳子の回復を待って実体を尋ねる予定だが、医者の許可待ち状態。
麻薬を相当使われていますので、回復まで時間が必要ですね!それにしても相当SEXを強要されている様で、性器の反応が激しすぎますね!と医者が刑事に伝えた。
片桐千尋も同じ状態だったが、荘次郎は見向きもしないで芽野達の指示に従うのみだ。
翌日早朝から、大友捜査一課長に許可を受けずに、大阪府警に鑑識の富田と二人で乗り込む。
「室田管理官にお目に掛りたいのですが?」いきなり現われた兵庫県県警の刑事に驚く土井捜査一課長。
「室田管理官は既に捜査で出たが、兵庫県警の刑事が何の用事だ!」
「室田管理官の持ち物を調べて頂きたい!」
「えっ、個人の持ち物を私が勝手に触る事は出来ない!」
「京都のライブハウスの地下での木村医師殺害の犯人でも拒否されるのですか?」安住刑事が強烈な一言を言った。
「君は失礼な男だな!大阪府警の管理官を殺人者扱いするとは、前にも君の上司の大友課長に話したが、彼の銃は使われていなかったと、報告した筈だ」
「いいえ!私の目の前で撃ち殺された木村医師の無念、そして室田管理官に誘拐された松山麻紀さんの証言が有ります!」
「確かな証拠が有るのかね?」
「はい!ここに持って来ました松山麻紀さんの髪です!とは言っても鬘ですが、この鬘の髪を室田管理官が隠し持って居る事が判明すれば、彼が射殺犯で、誘拐犯です」
「その様な事を言われても、もし彼が犯人だとして、自宅に隠し持って居るかも知れないだろう?」
「彼は変態の凶暴犯です、絶対に自宅には置いていないと思います!奥様も子供も居る自宅には置きません!彼の机の中か、ロッカーに有ると考えられます」
「何処かに預けているかも知れないだろう?」
「いいえ、変態の男は何日かに一度は見なければ我慢出来ないそうですよ!だから調べさせて下さい」
「そこまで言うなら、立ち会い見せるがもしも無ければ、覚悟は出来ているだろうね!」
「勿論です!私も富田も、そして大友課長も辞表を準備しています!」
横に居た富田が驚く顔で安住を見る。
その様な話しは全く聞いていないし、自分も辞表、課長も辞表?富田は驚いていた。
だが安住の気迫に押し切られて「上司の課長まで覚悟を決めているのなら、見せよう!付いて来たまえ!」
室田管理官の机に案内して、自ら引き出しを開く土井捜査一課長。
府警混乱
36-0126
次々開く引き出し、開く度に溜息交じりの緊張感が安住と富田に漂う。
「ここは、鍵が掛っているな!」一番上の右側の引き出しが開かない。
直ぐに女性の事務官に指示して、合い鍵を持って来る様に指示をする。
しばらくして合い鍵が届くと、引き出しを開く!緊張感が三人に広がり、引き出しが開くが、何も怪しい品物は発見出来ない。
「何も無いぞ!どうするのだ!威勢が良かったがこれで満足したか?」
「管理官の持ち物はこれだけですか?」
「そうだ!他には無いだろう?」と言った時、女性の事務官が「課長!この合い鍵は多分個人のロッカーだと思います!」と一つの鍵を見せて言った。
「そうか、傘とか長靴、着替えを入れるロッカーか?その様な場所には無いだろう?それに管理官がその様な女性の髪に興味が有る話しは聞いた事が無い!」
ぶつぶつと文句を言いながら、ロッカールームに向かう土井課長と二人。
沢山並んだロッカーも、室田管理官の物は他の人よりも大きい。
勿論管理職用で、土井課長のロッカーも大きいのだが、この時安住はこの中に出なければ辞表は仕方が無い心境に成っていた。
鍵を開ける土井も緊張しているのか、鍵穴が合わない。
開かれたロッカーの中には、長靴、傘、着替えが整頓されて置かれているが「これは?」と段ボールの箱を指さした富田。
丁度ミカン箱程の大きさの段ボールを取り出して、開け始めると香水とシャンプーの臭いが三人の嗅覚を襲った。
「あっ!これは!」顔色が直ぐに変ってしまう土井課長。
「沢山の女性の髪の毛だ!」富田が横から、その中の一番上に置いて在る黒髪の束を見つけて「それはこの髪と同じです!松山麻紀さんの鬘です!」と叫んだ。
「一目で判るのか?」と庇う様に言った。
「土井捜査一課長!この沢山の髪をどの様に説明されるのですか?」安住刑事に追究されて「この様な変態趣味が有ったとは?」そう言って唇を噛みしめる。
「一応調べさせて貰います」そう言って富田が髪の毛の束を一つ持って、検査の準備に入った。
ロッカーから段ボールを持って、元の部屋に戻ると「管理官を呼び戻す!」と事務方に指示をした。
「課長、逃げられない様にして下さいよ!殺人犯で銃を持っています!もしかして一緒に行動している刑事も仲間かも知れませんよ!」
「そうか!誰か室田管理官と一緒の行動をしている兼田刑事と横山刑事の、銃は調べたのか?」
「いいえ、調べていません!」の答えが返って来る。
俄に疑い始めた土井捜査一課長は、数人の刑事を呼び集めて室田管理官と鎌田、横山の両刑事の身柄の確保を指示した。
しばらくして、鑑識の富田があの髪は間違い無く松山麻紀さんの鬘だと結果を報告した。
だが府警の中の異常事態を、いち早く室田管理官に連絡した仲間が居た事を土井課長は把握していなかった。
しばらくして事務官の女性が「室田管理官も、鎌田刑事、横山刑事の二人共連絡が出来ません!」と土井課長に報告した。
土井課長は直ぐに直感で、内部にまだ仲間が存在すると察した。
それは自分の進退に関わる事に発展したと感じ取って、直ぐさま刑事部長の元に報告に向かった。
大阪府警始まって以来の大失態に頭を抱えたが、内部の通報者を突き止める為に先程と同じメンバーに偽の情報を流す策を考えた。
事務方を含めても十人程度に伝えただけだから、この十人の中に仲間が存在すると確信して罠を仕掛ける。
「三人とも銃を持って捜査に出ていますので、危険です!」刑事の一人が戻ってきた土井課長に報告をした。
「危険だな!京都府警に連絡をして、卍会の本拠地を捜索する事に成った!」
「卍会の本拠地が判明したのですか?」
「京都府警が掴んだ様だ!室田管理官は今、京都府方面に向かっているので、本拠地に行くのではと思われる!我々は京都府警から連絡が有ればいつでも出動できる様に準備をする様にしてくれ!」
十人程の情報を伝えた署員をまた別の署員が慎重に監視する奇妙な光景だが、事務方の女性がトイレに向かうのを、予めマークさせていた女性が尾行!
「課長!大泉さんがトイレで連絡をしていました!」の報告を受ける。
トイレを出て席に戻った大泉の周りを刑事が取り囲み、土井捜査一課長が「君も室田の仲間だったのか?」その言葉に項垂れて「情報を流すだけの仲間で、管理官の。。。。。」と言葉を濁した。
安住刑事は一連の結果を大友捜査一課長に連絡、直ぐに大阪府警を後に神戸に向かった。
大阪府警は面子の問題と不祥事で、室田管理官を総動員で捜査に入った。
その頃、麻紀は芽野の問診を受けて、罠に填まろうとしていた。
「院長先生の診察の結果、直腸に少し傷が出来ているのと、以前に治療した癌の跡が炎症を起こしている様ですね、一週間程度の入院が必要です」
「はい、院長も傷が有る様に言われました!一緒に来た片桐さんの容体は?」
「彼女の場合は麻薬系の薬も使用されていますので、この病院での治療だけでは完治しませんので、大きな病院に近日中に移されると思いますね!女性の病気だけならこの病院で治す事が可能ですがね」
「私ももう少し救出が遅かったら、同じ様に成っていたのですね」
「そうですが、彼女は数ヶ月調教されていますので、松山さんとは相当異なりますね」
「そうですか、早く治ると良いですね!ご家族の方は来られたのでしょうか?」
聞いていない質問に戸惑う芽野は「院長が連絡したと思いますので、今日明日には。。。。」
咄嗟に誤魔化す芽野。
「先程、色々と調教の内容を聞きましたが、松山さんは犯行グループに陰毛を剃られたり、刈られたりが多いですね!」
「何か原因が有るのでしょうか?」
「先ず、陰毛が多い事が彼等の遊びの対象に成るのと、多少臭いがしていましたね!」
「えっ、臭いがするのですか?」驚きの表情に成る麻紀。
「腋臭も本人は全く気が付きませんが、周りの人には悪臭に成るのですよ!」
「多分腋臭は無いと思いますが?」心配そうな表情に成る麻紀。
誘導の様に罠に導かれてしまうのか?
嫉妬の始まり
36-0127
「個人差は有りますが、殆どの人は臭うのですよ!特に松山さんの様な陰部の濃い人は注意をしなければいけませんね!腋は剃刀で剃られるのですか?」
「はい!週に一度程度ですね」心配そうな表情の麻紀。
「濃いですか?」
「はい、腋と陰部だけ濃いのですが、他は殆ど無いのです!足も無いですし背中も有りません」
「そうですか、私の知っている美容整形に行かれて、脱毛されるのが良いかと思いますね!腋も陰部も伸ばして、自然体で診察に行って形を整えて脱毛すれば、臭いも腋毛の処理もしなくて良いのでは?」
「レーザー脱毛ですか?」
「西宮美容クリニックは、色々な方法を行いますね!その人に合った治療を行いますよ!」
「脱毛をした方が良いのですか?レーザー脱毛は気乗りがしなくて。。。。。。。」
「大丈夫ですよ!西宮の先生は患者さんに合った方法でされますから、私が事前に病院に松山さんの状態を話しても良いですし、一緒に行っても良いですよ!」
「えっ、先生が一緒に?それなら安心です!自分で説明出来ないので助かります」
「でも、腋も陰部も自然に伸びてからに成りますから、六月末か七月頭ですね!」
「もう少し早くても、伸びていると思いますが、先生の都合も有るでしょう?」
「自然な状態で、臭いの検査もする様に連絡して、日程を決めますので後日連絡しましょう」
「よろしくお願いします」
検査着の上に薄手のガウンを着て診察室で問診を受けて、西宮美容クリニックに行く様に話しを纏めてしまった芽野。
卍会での会員向けビデオで、クリニックの様子を撮影して一儲けを企む北見会長だ。
調教が終れば二名と同じく海外に売り飛ばす予定を計画している。
既に先日の調教を撮影したビデオを編集して、準備に入っていた。
従順な雌豚、マゾ調教された女は喜ばれて、富裕層の変態趣味の愛好家達はお互いの雌豚を交換して楽しむプレーも盛んなのだ。
その時、麻紀の様な良い女は高額でトレードされるし、自慢も出来るので喜ばれる。
北見会長には麻紀は卍会のスター的存在に仕上げて、今後の海外向けでの地位を確立するチャンスだった。
その任務の一端を担って、手術台に麻紀を乗せて上昇させているのは芽野だ。
検査着の下の部分を剥ぎ取られて、無毛の陰部を無影灯に晒して大きく両足を広げた麻紀。
もう何度も診察を受けているので、慣れているのだが恥じらいを見せる。
「今日は子宮癌の術後の部分を治療しますが、少し痛いので軽い麻酔をしますよ!」
「はい、お願いします」
「青木さん!ガスの準備は出来ていますか?」
「はい!」そう言いながら、マスクを持って麻紀の顔に持って行くと「はい、思い切り吸込んで下さい」と言った。
躊躇いも無く一気にガスを吸込む麻紀は、直ぐに意識脆と成ってしまう。
「松山さん!聞こえますか?」
「はーーーい」間延びした返事をする麻紀は、直ぐに目が精気を失ってしまう。
「この薬を注入すれば、雌の動きに成れるのよ」芽野がプラスチックの注射器を、麻紀の無毛の陰部を指で左右に開くと、挿入を始めた。
「うぅ、うぅ」の声が漏れると同時に注入が始まる。
横のワゴンの上にはイボの付いた極太バイブが準備されて、その横にはクリトリスを刺激する小さな電マが置かれて居る。
「今まではこの太さは痛がったでしょうが、今ではこれ位で無いと調教には成らないのよね」独り言の様に言いながら、膣に注入を終る。
「松山さん!治療を始めますよ!少し最初は痛いかも知れませんが、麻酔が効いていますから直ぐに楽に成りますよ!」少し大きな声で言う芽野。
「は。。。。。。。い」
「青木さん胸を広げて、乳房に刺激を与えて!」
青木が直ぐに麻紀の検査着を広げて、白い乳房を露出させた。
「羨ましい程の形の良い乳房だわ、乳首も大きく無くて色は白い」そう言いながら、両手で揉み始める。
「うぅ、うぅ」青木の手の動きに直ぐに反応して声を出して、目を閉じてしまう麻紀。
「先生!薬が効いて来ました!もう私達の会話は遠くに聞こえているでしょうね」
「ガスの量が、院長の時より少ないから少しは判る筈よ!判らないと調教に成らないからね」
「あっ、あっ」揉み上げられて変る声を見ながら、イボのバイブを手に持って芽野が麻紀の膣にバイブを挿入しようと指で小陰唇の割れ目を広げる。
「あっ、あっ、誠次さん!入れてー」と口走る麻紀。
誠次って?誰?彼氏か?驚きながら挿入を始める。
彼氏が居るのなら、少し考えを変えなければ調教に支障が出る可能性が有ると思い始めながら、一気に挿入すると「ああーーいいわーーいいわー」彼氏とSEXをしている気分に成っているのか?
「泉さん、電マお願い」の言葉で持って居た小型の電マを小さく赤い麻紀の剝き出されたクリトリスの側に刺激を与える。
泉看護師は相手の見当は付いていたが、敢えて言わない。
「ああーーだめーーーああーああーー」
バイブの動きも強く成り、動かせ無い足を動かそうとしているのがよく判る。
「ああーーーだめーーーいっちゃうーーーー」の声に止めてしまう芽野。
「ふぅー」大きな溜息を吐く麻紀。
直ぐに再びバイブのスイッチが入れられて「ああーーだめーーーああーああーー」整って居ない髪は麻紀が頭を大きく動かすので、顔が髪で隠れる程に成り仰け反る。
「本当に良い鬘ですね!全く判りませんね」
「もう半年過ぎているから、七センチ程には伸びていると思うけれど、それでも本当に地毛の様だわ」
バイブの動きと電マに「ああーーだめーーーああーああーー」
「ああーーいっちゃうーーーー誠次さんーーーうれしいーーー」と口走りながら、痙攣を起こして足先が大きく伸びて、力尽きた様に動かなく成った麻紀。
「彼氏とSEXしている気分に成っていたのか?良い気分では無かったわ」
芽野は捨て台詞で麻紀の股間から、診察室に向かい煙草をくわえ始めた。
消された足跡
36-0128
「会長!今判ったのですが、麻紀さん好きな男が居る様ですね!」
「誰だ!相手は誰だ!」北見の怒った様な声に「誠次って、絶頂時に叫んでいました」
「誠次か?彼女の近辺の男だな、調べて見よう」
「男が居るなら、調教の方法も考えないといけませんね!」
「そうだ!諦めさせなければ良いマゾ女には成らない!早く彼氏を見つけて対策を建て様!美容整形の話しはどの様に成った?」
「完璧です!私が同行すると話すと喜んで行くと言いました」
「時期は?」
「六月末か、七月で会長の都合の良い日に決めて下さい!彼女の生理の心配が無い七月半ばにしますか?生理前なら六月二十日過ぎです」
「それも含めて考えて置く、取り敢えず病院で出来る事は進めてくれ、頼んだぞ!」
その電話が終ると同時に、室田管理官から「滋賀の秘密の場所が警察に知られた可能性が有る気を付けろ」と電話が入った。
北見会長は「室田さんが、拳銃を使った事で府警も必死なのですよ!滋賀の方向には逃げない様にして下さい」
「判った!和歌山県の方に逃げるから、援助して欲しい」
「隠れ家が決まったら、連絡下さい!何とかします」
「頼むよ!会長さんが頼りだ!」北見会長は直ぐに中国マフィア、暴力団に連絡して、室田管理官達の始末を命じた。
警察よりも早く始末しなければ、自分達の身が危ないと悟ったからだ。
立場が変わると急に弱く成り、何でも喋るのが権力者で特に警察の上層部が、その事に関しては弱い事を心得ている北見会長。
夜に成って、隠れ家を連絡してきた室田管理官、勿論翌日には大阪湾に射殺体として浮かんでいた。
大阪府警は一斉に連絡を受けて急行、二人の刑事の遺体を捜索する事に成った。
「これはプロの仕業だな!」土井捜査一課長は室田管理官の遺体を見て言った。
銃を使う間も無く射殺されているので、仲間だと思っていたのに射殺されたと思う程、抵抗の跡は無かった。
半日捜索の結果、横山刑事と兼田刑事の二人も夕方に遺体で発見された。
当初の予想通り横山刑事の拳銃が、木村医師殺害に使われた事が判明して、安住刑事の証言が実証された。
翌日、兵庫県警に土井捜査一課長が、横山刑事の手帳にハピットの京極殺害に付いてのメモが発見されたと報告してきた。
内容は(管理官にクラブのママの恋人なのか?最近楽しそうにしている邪魔な京極を殺せと指示された。近日中に兼田と一緒に山中で殺害予定)と説明した。
他に何か記述は無いのか?大友捜査一課長が尋ねると「室田はクラブのママに惚れていて、困って居た様な事が書いて有る程度ですね」
「その二人も変態趣味ですか?」
「二人は違う様ですね、管理官に使われていただけで、卍会に付いての記述も有りません!大阪のホテルでの持田殺害も彼等では無い様です!(Hの雇った殺し屋が我々の目の前で殺してしまったが、逮捕出来ない悔しさ!管理官に我慢しろ!見なかったのだ!と言われた)と書かれていました」
「Hは人の名前でしょうか?ハピットもHですが、大手のコンビニが殺し屋を雇いますか?」
「その様な話しを聞いた事が無いが、我々は卍会が今回の管理官他二名の殺害を行ったと考えて、捜査を始める予定だ!今回は誠に申し訳なかった」と土井は大友に一連の事に対して謝罪した。
勿論事件が解決すれば、責任を取って辞職願いを出す心が垣間見られた。
麻紀はこの日も、芽野の手で浣腸から肛門を弄くられて、調教を受けて疲れはて部屋に戻された時、安住刑事が室田管理官の事件と、京極殺害と持田殺害の実体を伝えた。
疲れた身体をシャワーで流すと、初めてテレビを見て三人の刑事が射殺死体で、大阪湾に浮かんでいた事実を知った。
(持田殺害はHが雇った殺し屋)?「ハピットのHに間違い無いわ!」独り言の様に呟きながらテレビを見ていたが、部屋に運ばれていた食事を食べると急に睡魔に襲われて、眠ってしまう麻紀。
膣とアナルを交互に調教されている事を知らずに、翌日も芽野の手に寄って開発されるが、マゾ意識を植え付ける事は病院では出来ない。
SEXの喜びと、アナルを開発するのみがこの病院での調教に成っている。
最終日に荘次郎が再び麻紀とSEXをしたいと芽野に強請る。
荘次郎にはもう二度と麻紀とSEXをする機会は訪れないだろうと考えていた。
それは再び卍会の手に落ちてしまい二度と、戻る事は無いと思えるからだ。
事実片桐千津は昨夜秘密裏に、滋賀の本部に連れ出されてここには居なかった。
同じく京都の病院から氷室淳子も運び出されていたが、前日ハピットの安西課長が来て氷室淳子の様子を確かめたが、昔の面影が無い状態で安心して東京に帰った。
京都の病院では氷室淳子が消えた事を、東京に転院に成ったと手続きをしたので、全く不思議に思わず警察にも伝えなかった。
安西課長も卍会に上手に填められて、安西課長が来院して直ぐに卍会が転院の手続きをしたので、疑う事をしなかった。
服部産婦人科病院も同じ様に、転院で手続きを行っているので、警察が問い合わせた時、全く同じ答えが返る。
「安住さん、明日の午前中で退院なのですよ!」麻紀が明るい声で安住の携帯に電話を掛けてきた。
それは石谷の迎えではなく、安住刑事に退院の時迎えに来て欲しいとお強請りをしていた。
だがこの電話を芽野に聞かれて、もしかして誠次ってあの刑事では?の疑問を持った。
直ぐに北見に連絡すると調べてみると話して、その日の内に安住誠次刑事だと判明してしまった。
北見会長は厄介な事に成ったと、咲子達に話して今後の対策を講じる事に成った。
このままでは安住刑事と楽しむ為に、自分達が麻紀の性感を高める労力をした事に成ってしまう。
そして、海外に売り飛ばす計画も、水疱に帰すと困り顔に成る。
室田管理官の様に始末する方法も有るが、今度は卍会が窮地に立たされるので得策ではない。
名残惜しい
36-0129
その日の午後、手術台で仰向けにガスを吸わされて、虚ろな眼差しで麻紀は全裸にされていた。
「少し毛が生えてきて、チクチク痛い様な感じだな?」
荘次郎は張り切って勃起薬を飲んで、麻紀の股間を見て言った。
「院長!今剃る事は出来ませんから、これを履いて見ては如何ですか?」
「それは何だね?黒いゴムの様な物だが?」
「これは、美容整形で使うゴムのパンツで、特に脱毛の時に履かせますが、今日は院長が履かれてペニスだけをここから出せば、痛く無いでしょう?」
「成る程、本当は女が履く物を私が履くのか?サイズが合うのか?」
「伸びますし、これはこのママ仕様では有りません!サイズを測る為に持って来たのです」
「今度の美容整形で使うのかね?」
「はい、その予定です!最初から変な事は出来ませんから、安心させる為です」
「中々面白そうだな!」
「ここではマゾ調教が出来ませんでしたので、今度はマゾ調教の続きを行います」
ゴムのパンツを手に持って、大きく広げて履く荘次郎。
「これはきついなぁ!」中央の割れ目にペニスを入れて、履き直すと「今度は大丈夫だ!」と笑顔に成るが、黒いパンツの中央からペニスと睾丸だけが飛び出して、変な姿で芽野達はそれを見て笑いそうに成るが、本人は至って満足そうだ。
「締め付けられるから、長持ちしそうだな!早く入れさせてくれ!」そう言って麻紀の股間に向かう荘次郎。
「ごま塩の様な毛もこれなら大丈夫だ!」
ペニスを麻紀の陰部に擦りつけて「欲しいか?」と尋ねると「誠次さん!好きよ!早く入れて!」と口走る麻紀。
「誠次って?」
「あの刑事ですよ!」
「二人は出来ているのか?」
「多分、良い関係に成っていると思いますよ!」
それを聞くと益々元気に成って「彼氏だと思えば燃え方も違うだろう?さあ!食べて、涎を出して」そう言うとペニスを擦りつけて、焦らせる様に大きく動かし、愛液が滴り落ちるまで続ける荘次郎。
「誠次さん!早く入れてーもう麻紀我慢出来ない!」その様に口走り始める。
麻紀の乳房を揉んで、口に咥えるのは青木看護師。
「ああーーだめーーーああーああーーはやくーーー」
「欲しいのか?」
「早くーーーお願い!焦らさないで誠次さんーーー」
「そうか、それなら咥えろ!」荘次郎が腰に力を入れて勢いよくペニスを挿入した。
「ああーー良いわーーー誠次さん!もっと!奥まで入れてーー」
「完全にSEXに目覚めてしまった様ですわ!」泉看護師が言う。
「薬の影響で、理性が全く働いていないから、完璧な雌状態なのよ」芽野が仰け反り始める麻紀の顔を見ながら言う。
「ああーーだめーーーああーああーー」
「そうか!よいか?」腰に力を入れてピストン運動を早くする荘次郎。
「ああーーいくーーーああーーだめーーーいっちゃうーー」の声が麻紀の口から大きな声で聞こえ始める。
仰け反る頭、口を半分開いて呼吸をしながら、自分も腰を動かし始める麻紀。
「調教が進んで、自分から腰を動かしているわ!少し間隔が開くと、もう我慢が出来ないから、従順な雌豚に仕上がるわ」嬉しそうな芽野。
荘次郎はゴムのパンツの影響なのか、いつもより長いピストン運動で、麻紀と殆ど同時に果てて白い麻紀の腹に顔を埋めてしばらく動かない。
名残を惜しんでいるのだろうか?泉看護師は荘次郎の麻紀に対する思い入れを感じていた。
いつもの様に虚ろな麻紀を眠らせて、病室に運び込むと朝目覚めるまで起きる事は無かった。
翌朝目覚めた麻紀は、いつもの様にシャワーを浴びて、股間の陰毛が少し伸びてむず痒い感触に成っていた。
今日退院で、安住刑事が休暇を取って迎えに来てくれると思うと、急に変な髪型が気に成り始める。
帽子でも有れば誤魔化せるが、そう思うと泉看護師に内線で尋ねてみる。
すると「ママさんにお似合いの帽子が有りますよ」の返事が返ってきた。
大喜びに成る麻紀だが、この帽子は以前坊主にした時、帽子にするか?鬘にするか判らないので準備していた物だった。
その時の物が役に立つとは?泉看護師も苦笑いで食事と一緒に持って行った。
「夏物では無いのですが、松山さんにはお似合いだと思いますよ!」
帽子を一目見ると「わー、私の好みにぴったりです!お幾ら?」
「この帽子は癌の治療の時に準備していた物ですから、代金は必要有りません」
「えっ、あの時鬘以外に帽子も準備して頂いたのですね!助かります」嬉しそうに被るとくるりと廻って、鏡の方に向かい「ぴったりです!」と喜んだ。
泉は微笑みながら「十時に退院に成りますので準備はして下さいね」
数日前に、石谷に着替えを一式持って来させたが、帽子に合う服装に成っていたので安心顔に成った。
十時前に精算を済ませて、安住刑事が迎えに来るのを待合室で待つ麻紀。
心はそわそわ、わくわくだった。
「お待たせ!」しばらくしていつもの服装とは全く異なる姿で現われた安住。
「今日はいつもと雰囲気が違いますね!」
「私服の時はこの様なカジュアルな感じですよ!お嫌いですか?」
「いいえ、どちらも好きです!」
駐車場に荷物を持って歩く二人は、新婚さんの様に荘次郎には見えていた。
「あの刑事の手元にいつまで居られるか?」
「そうですね、卍会に狙われたら逃げられませんからね!」
泉看護師が荘次郎と一緒に窓から、二人を眺めて離していた。
「あの帽子は私が選んだのだが、良く似合っていたな!」
「もう院長の元には戻りませんよ!」
「そうだな!可哀想な気もするが仕方無いだろう。。。。。。。」
諦め切れない荘次郎の溜息が聞こえる泉看護師だった。
二人の相性
36-0130
安住刑事と麻紀は、服部産婦人科病院を出ると麻紀の自宅の方向に車を走らせる。
「何処か景色の良い処で食事がしたいわ」麻紀の言葉で、直ぐに方向を変えて六甲山に登る事にした安住。
「山頂の牧場に行きます?平日だから空いていますよ!」
「私は初めてですから、何処でも楽しいですわ」嬉しそうに微笑む麻紀。
「京極が室田管理官達に殺されていた事実は驚きでしたね」
「本当に驚きましたが、あの管理官に私が惚れられていたのには驚きでした。でも髪の毛にですよね!」
「僕には変態の気持ちは判りませんが、松山さんの髪だと思えば愛おしいのでしょう?」
「でも、あの時助けて頂いたから、管理官に犯されずに済みましたが、安住さんに助けて頂いて本当に良かったです」御礼を言う麻紀。
その後山頂のレストランで食事をして、六甲山牧場に向かう二人。
兵庫県神戸市灘区の六甲山上にある「六甲山牧場」は、スイスの山岳牧場をイメージして作られた観光牧場。
「人と動物と自然とのふれあいの場」をテーマに、面積126ヘクタール(その内23ヘクタールを一般開放)という広大な敷地には、六甲山Q・B・Bチーズ館や、牛乳を使ってチーズなどを自分の手で創れる体験学習教室の牧場夢工房、レストハウス、売店などがあり、
北欧風のマンサード型の牛舎や赤煉瓦のサイロ、そして乳牛や羊などの放牧はアルプスの雰囲気でいっぱい!
「帽子がお似合いですね!」
牧草の上に座ると、帽子がこの場所の雰囲気に合って口走る安住。
横顔を見ながら益々好きに成っていた安住刑事。
二人は楽しい一時を過して、自宅のマンションに向かった。
本当はお互いにラブホでも行きたい心境に成っていたが、麻紀には股間の陰毛がむず痒くても剃れない事情が有るので、積極的には成れなかった。
ごま塩の様な陰部が恥ずかしいし、安住の方も先日の様な場面だったので結ばれたと思う気持ちが有った。
二人はもやもやした気分で夕方麻紀のマンションに到着した。
荷物を運び入れると「コーヒーでも飲まれますか?」と尋ねる。
未練の有る二人は、どちらからとも無く抱き合うと唇を求める。
そう成ればもう我慢が出来ないのは、麻紀の方だった。
SEX好きの身体に改造されている事に、気が付いていないが確実に淫乱の身体に変わっているのだ。
帽子を安住が取ろうとすると「残バラ髪で恥ずかしいわ!明日美容院に行ってセットしてきます」
「大丈夫ですよ!麻紀さんはどの様な姿でも素敵です!」
「待って、シャワーを浴びないと汗臭いわ」
芽野に言われたので気に成る麻紀は、安住から離れて風呂場の方に向かう。
毎日の様に調教されている身体は、一度燃え上がるともう自分では止められない麻紀。
早く安住に抱かれたい気持ちで、素早く衣服を脱ぎ捨てると風呂場に入る。
「誠次さん!来て-」と呼んでしまった。
待っていたので直ぐに衣服を脱ぎ捨てて、風呂場に入って来る安住は既に下半身が男に成っている。
「麻紀さん!」再び麻紀の身体を抱き寄せると、再び唇を合わせる。
麻紀が右手で安住のペニスを掴む、今までの麻紀なら絶対に出来ない行動だったが、今の麻紀は逆にそれを率先して行う。
「誠次さん!待って!」安住の手が麻紀の陰部に移った時に、急に臭いの事が蘇る。
「シャワーを浴びましょう?洗ってあげるわ」
シャンプーを取って、シャワーを廻して湯の温度を調節しながら、手にシャンプーを泡立てると安住の身体に。。。。。。
同じ様に安住もシャンプーを手に泡立て、いきなり麻紀の乳房に塗りながら揉む様にする。
「あっ、あっ」敏感な麻紀の性感は一気に上昇してしまう。
大きな安住のペニスを泡の付いた手で握ると今度は安住が「うぅ、うぅ」と吐息を吐き出す。
湯が二人の身体を濡らして、お互い求め合う様に成ると安住が麻紀の左膝を持ち上げる様にして、股間を大きく開いてしまう。
陰部にごま塩の様に陰毛が白い肌に生えている。
「入れても?」と小さな声で尋ねると、頷く麻紀はもう我慢が出来ない状況に成っている。
「おねがい!」元気の良い安住のペニスが麻紀の股間を下から突き上げる様に、簡単に入って行った。
もう愛液が充満して、流れ出て入る状態だがシャワーとシャンプーで判らない。
「あっ、うぅ、あぅ」声が出ると同時に頭にシャワーの湯が、身体の動きで顔にも容赦なく打ち当たるが全く気に成らないのか、仰け反りながら突き上げる安住のペニスの感触を味わう麻紀。
自分が完全にSEX好きの身体にされてしまった事に気が付かないで、安住に抱かれているから燃えていると思っている。
確かに感度も良く、素晴らしい肢体の持ち主だが、自分から積極的なSEXはしていなかった麻紀が、自分でも驚く程求めていると思う。
それは自分が安住の事を愛しているからだと理解していたのだった。
しかも過去にこの様な場所で、この様な体位でSEXをする事は皆無だったが、成り行きでお互いが初めての体位でSEXをしていた。
「ああーーだめーーーああーああーーああーー」大きな声がシャワールームに響いて、流石の安住も疲れて麻紀の足を床に降ろした。
「安住さん、良かったわー後ろから入れて-」そう言うと、横の浴槽に両手を置いてお尻を突き出す積極さに驚くが次の瞬間「駄目なの?」そう言って振り返ると、直ぐに安住のペニスを握ると床に座り込んで、ペニスを口に咥えて上目遣いに安住の顔を見て、動かし始める。
「ちゅぱ、ちゅぱ」と音を立てながら頭を大きく上下に動かして、フェラを始めると安住が今度は「あっ、うぅ、うぅ」と声を発する。
すると突然止めて「出したら駄目ですよ!私に下さいね」と言い、再び「ちゅぱ、ちゅぱ」と音を立てる麻紀の尺八行為。
「麻紀さん、入れたい-」しばらくして興奮の安住の声に、直ぐに浴槽に腕を付いてお尻を突き出す麻紀。
空かさず安住のペニスが後ろから、膣を突き上げる様に侵入して来る。
「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」の声がそれから数十分続いて、二人は疲れ果てた溝鼠の様な姿を風呂場に横たえてしまうのだった。
絡繰り
36-0131
「良かったわ、私初めて風呂場でSEXしたわ!相性が良いのかしら?こんなに燃えた事無かった」
「僕もです!過去の誰よりも素敵なSEXでした」
「そんなに沢山の女性と?」
「麻紀さんの方が経験豊富そうですよ!」
「仕事が水商売だから、その様に言われるのね、私も男性経験は数人ですわ」
浴槽に浸かりながら、先程の余韻を楽しんでいる様に、安住の手は麻紀の乳房を触って、麻紀は安住の股間でペニスを握っている。
「あっ、また元気に成って来たわ?」嬉しそうな顔をする麻紀。
「ゴムも着けて無かったのに、大丈夫?」
「今は、妊娠はしない時期よ!安心して!いきなり子供が出来ると困るの?」
少し間を置いて「麻紀さんとの子供なら、大歓迎です」笑顔で言うと「嬉しい!」と再び抱きつく麻紀。
風呂の湯が浴槽から大きく溢れて、音を立てて流れ出て行った。
その後二人はベッドで再び楽しんで、結局早朝安住は慌てて自宅に帰って行った。
夜の仕事に慣れている麻紀は夜には強いが、朝は特別弱くて安住を見送るのもベッドの中だった。
麻紀は店に出勤する前に美容院に行って髪を整える。
「凄い切り方ね!高い鬘をこの様に切る何て?どうかされたの?」
「少し腹が立つ事が有って、思わず自分で切っちゃったの」と変な言い訳をした麻紀。
「ママが休みで、店の売り上げ落ちたでしょう?」
「えっ、何故知っているの?」
「お店の秋田って男の人が、ママが休んで売り上げが落ちていると、言って捜していたわ」
「えーあの人まだ店に居るの?嘘でしょう?」
麻紀は店を一週間休むとは小杉に話したけれど、秋田の事は話していなかったと思った。
まさか、店にまだ来ているとは夢にも思っていなかったのだ。
自分が言うとあのステージの話しを店で皆に喋るので、どうすれば良いのだろう?と考え込んだ麻紀。
「どの様にセットするの?」尋ねられて急に「揃える程度で良いです!勿体ないから切れないわ」そう言って微笑んだ時、安住の事を思い出す。
もし今夜店に来たら直ぐに安住に連絡して逮捕して貰おう、そう思って八時に店に入ると「秋田が急に退職すると連絡してきました」と困った顔をする小杉。
麻紀は自分が今日から店に戻る事は、卍会に筒抜けに成っていると思った。
まだ自分の事を狙っているのだろうか?その日から警戒心が倍増している麻紀。
「給料は振り込まなくて良いからね」
麻紀の言葉に驚く小杉だが、それ以上の質問はしなかった。
久々の麻紀の出勤で盛り上がる店内、その日から麻紀は半袖の服を着る事は無かった。
着物、長袖の洋服で来月末まで頑張る予定だった。
数日後安住は麻紀の為にと発信器の付いた小さな指輪を持って来て使用方法を説明した。
五月の最終週に成って、桜モータースの工場の取り壊しが始まった。
「後継者も居ないから、廃業ですよ!コインパーキングでも始めます」そう言って近所の人達に言うと、自然と阿部の耳に入っても気にしないだろうと、芦田の差し金だった。
勿論芦田に指示をしているのは安西課長だ。
既に、近隣の用地の準備も終って、桜モータースの跡地を更地にしてから順次更地化が進み、半年後からハピットの建設が始まる予定に成っていた。
阿部彰次はハピットが繁盛している事に気分は良く、最近買った土地にマンション、自分の土地にもマンションの建設の許可を申請して許可が降りていた。
どちらも後藤支店長の指図で、強引に進めていた。
建築基準法に抵触する位の粗悪な構造物にしてしまう予定に成っている。
その建設物に一番心を痛めていたのは福永で、完全な板挟み状態で毎日眠れない日々が続いていた。
阪神淡路の震災が起ったら、間違い無く阿部さんのマンションは倒壊する。
そして、偽装すれすれの工事の実体が世間に露見すると考えていた。
阿部夫妻も自分が住む訳ではないので、建築には拘らないので外見だけが良く見える様な設計に成っている。
後藤はあの様な地震は何百年に一度だ、気にすると出世も出来ないと福永に強引に迫る様に指示をしていた。
共和住宅の進出とマンションラッシュは、地元の不動産賃貸業の堀田俊介にも幸運が舞い込んでいた。
「この地区の入居者募集は先ずは堀田さんにお任せしますよ!」
「それは有り難い事です!必ず入居者は準備致しますので、よろしくお願いします」と堀田俊介は持田元支店長と口約束を交わして順調に業績を伸ばし、今では共和住宅がこの地区に建てるマンションの入居者を一手に引き受け十年前の数百倍の売上げに成っていた。
親父が始めた堀田不動産は地元の小さな不動産屋だったが、降って湧いた相続対策のマンション建設と、都市部に近いベッドタウンとしての立地の良さが重なって今では従業員を数人雇い入れて、マンションの入居者募集から、清掃管理まで行っていたが、当人は毎晩盛り場に繰り出し飲み遊んでいるのだ。
大手の建設会社のこの様な方針に乗って、俄に儲けた堀田の様な不動産屋が各地に出現していた。
社長がこの様な状態だから、従業員も掃除は適当、管理も適当に行う。
だが、堀田は持田支店長の指示に沿って、新築マンションには優先的に入居者を廻す、その為築二年程で空き家が散見される様に成るのだ。
それは見せかけでも良いので、入居者を入れて欲しいと持田支店長に頼まれていたからだ。
例えばAさんは沢山マンションの建設用地を持って居るから、満室にして次を建てさせる。
だがBさんは、この一棟しか建てないと判れば、数年後には空き家が増加して殆ど利益が出ない様に成る。
Aさんも同じで、数棟建て終わると潮が引く様に入居者が減少してしまう。
一定以上の入居者が存在する立地の、価格の安い物件は何も策を講じなくても入居者は有る。
後藤はこの様な堀田を見て、会社が何か策を講じなければ「馬鹿な不動産屋に血を吸われるだけだ!」と呟いていた。
調教師
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だが差し当たっては堀田不動産に入居者を頼まなければ成らない。
事前に福永は堀田に会って、阿部のマンションの入居者をお願いする為に向かう。
早速堀田俊介は上機嫌で「二棟も一気に建設する人って、大金持ちですね!」
「先日もダイヤ建託でマンション建設して、ハピットにも貸しているので積極的な人ですよ!」
「もしかして、阿部彰次さん?」
頷く福永に「それは凄いですね!噂で聞いたのですが、持田さんが入れ込んでいた北新地のクラブのママ一度見たいと思っていたのですよ!福永さんご馳走しますから行きませんか?」
「えっ、僕と?」
「二棟も紹介して頂いた御礼と、少し興味が有りまして。。。。」
「地元か三宮が多いと聞いていたのですが?堀田さんも新地まで遠征ですか?」
「いゃー同業の東海林さんが自慢の様に話したので、興味が湧きましてね」
「社長の噂は聞いていますよ!夜の町で大活躍だと。。。。。。」
「えっ、それ程有名では有りませんよ!東海林さんには負けます」
同じ様に大手の建設会社の恩恵に、調子が良いのが良く判る話だ。
ダイヤ建託は独自の一括借り上げ制度を持って居るが、他の建設、住宅メーカーはこの当時はその様なシステムは取り入れずに、地元の業者に頼っていた。
「支店長の後藤とは行かれませんか?」
「私はあの支店長は合わないから、夜楽しむ場所まで一緒は嫌だよ!福永君行こう!」
「判りました!堀田さんと私の時間が合う時行きましょう!」
「その様な事言っていたら、行く日は無いだろう?君は忙しい人だから、来週の水曜日に決め様」
堀田は強引に決めてしまって、福永に支店長に内緒で来いよ!と念を押した。
最近近所の飲み屋、三宮の飲み屋に飽いていた堀田には絶好の情報だったのだろう?
五月の最終の水曜日、麻紀は洋服より着物の方が洋服の長袖よりも自然に見えると、美容院でアップに髪を纏め上げて、着物の装いに変えて出勤する事にした。
半時間前、小杉が携帯に共和の神戸支店の福永と不動産屋で、堀田と云う人が来店すると連絡を受けていた。
小杉が東海林さんの知り合いだと告げたので、来店を許可した麻紀。
持田と聞いただけでも背中に悪寒が走る。
去年の悪夢を美容院のシャンプー椅子に座りながら思い出してしまった。
「あっ」と口走った時「どうかしましたか?」の美容師の声に我に返った麻紀。
両足を持たれて、持田の身体が侵入してきた時の情景を思い出していた。
思わず股間が暑く成っている自分に驚いてしまったのだ。
犯される事に快感を?仕事に戻って六日目、安住とSEXをしてからも数日、今朝から生理に成っているのに、思わず自分が恐い麻紀だった。
シャンプーが終って髪をアップに結われている時も、あのステージで髪を紐で結ばれて引っ張られる痛みを思い出してしまう。
「綺麗に結えましたよ!今日のママ少し変ね!」と言われて石谷迎えでクラブに出勤して行った。
この店にも卍会の女が客として時々来て、麻紀の様子を伺っていた。
北見会長の情報網に、誠次は安住刑事の事だと判るまで時間は必要無かった。
七月の誘拐まで二人のSEXをさせては駄目だ!の命令は二人が会ってもSEXをさせない様にせよ!だった。
兵庫県警が忙しく成る為には、事件を作るか?過去の事件の犯人を準備するか?北見会長の情報網に、自分達の関係していない事件の情報を安住刑事に提供する事だと考え始めた。
先ず一つは大阪のホテルで持田支店長が殺害された事件。
二つ目は藤井会計士が焼死した事件。
この二つの事件で振り回せば、麻紀に会う時間が全く無くなると計画を始めた。
藤井会計士殺害の真相は知らないが、大阪の持田事件なら充分承知している北見会長。
でも捜査資料から、金属バットで殴られた事にヒントを得て、偽の犯人を作る事にしたのだ。
北見会長に電話で中国人の周が黃郁晴と来る事に成ったと連絡が有ったのは、その日の夜だった。
氷室淳子と片桐志津を売りつけて、商談が成立したが、北見会長がもっと素晴らしい女性が居るが、まだ調教の途中なので秋には送り込めると話したから、調教師を送りつけると数日前二人を受け取りに来て話していたのだ。
北見はビデオを少し見せたのが失敗だったと思ったが、これからの取引を考えると断る訳にもいかず承諾した。
美容整形の心得も有るので、役に立つと思うと電話で話したのだ。
交渉人の周煌翔は麻紀の姿を大いに気に入った様子で、高額での引き取りを示唆していた。
狙われて、監視されている事も知らずに、店に入った麻紀は小杉に様子を尋ねてから、堀田の席に挨拶に向かった。
笑顔で着物姿の麻紀を一目見た堀田は、噂通りの美人に驚きの表情に成る程だった。
福永も名刺を差し出し挨拶をすると「持田支店長さんの支店の方ですね」と言う。
堀田も遅れて名刺を取りだして挨拶をすると「東海林さんが話した通りの美人さんだ!これから通わせて貰います!何度来店したら同伴かアフター付き合って貰えますか?」といきなり尋ねる堀田。
「私、話しが合う方なら、回数では有りませんのよ!」微笑みながら言うと「お金?プレゼント?」と尋ねる堀田。
「いいえ、お金なら沢山有りますから、話しが合う方ならいつでも」と微笑んだが、麻紀は堀田の様な男が一番嫌いな人間だった。
適当に話しを合わせて、紗代子と宇都木真理を席に呼んで自分は他の客に挨拶をして来ると席を離れてしまった。
この店にも卍会の送り込んだ女性が入り込んでいた。
菜穂子二十八歳、瑠璃江二十六歳の二人が先週から入店していたのだ。
女性の募集は絶えず行っているので、小杉が面接して決める事に成っていた。
麻紀も若い女性を卍会が送り込んで来るとは、考えていないので秋田の様な男性に目を光らせていたのだ。
下見
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二人は適当にあしらわれて帰って行ったが、堀田はこの日から三日に一度の間隔で店に訪れる様に成るのだ。
六月に成って気に成り始めたのは、阿部の店がその後どの様に成っているのか?
弁護士の吉村に尋ねると、店は順調に繁盛していますが、殆ど休めない状態で近藤夫婦は働いていますと話した。
その他の動きを尋ねると、桜モータースが取り壊されて更地に成りました。
近所の噂ではコインパーキングだと言われていますが、自分の得た情報では近隣の住宅も近日中に引っ越すらしいと話した。
「じゃあ、コンビニ!それもハピット?」
「はい、可能性は充分に有ります」
「引き続き情報を探って下さい」
「阿部さんの方への連絡は、建設が始まれば交渉すると思いますね!三ヶ月で竣工しますから、今年中には何かが起る事が考えられますね」
「予想通りの展開ですね!」
「阿部さん、他にも共和住宅でマンションを二棟も建設中ですが、大丈夫でしょうかね」
「本当に心配ですね、ハピットも共和も普通では無いから、恐いわ」
「また何か情報が入れば教えて下さい!」
麻紀は不安を胸に電話を終った。
数日後新聞の紙面に、藤井会計士殺害放火事件に新たな疑惑の記事が踊った。
二人組で学生風の男が、金属バットを持って深夜の税理士事務所に侵入、警備会社の防犯音に驚き逃走。
芦屋、兵庫と二件連続で発生、同一人物の犯行か?手口が酷似で、兵庫の場合は放火の痕跡が残り、隣人が消防に連絡して放火は鎮火した。
この二つの事件は兵庫県警の刑事達の休みを完全に奪い、安住刑事も麻紀に連絡する時間も無く成った。
卍会が藤井会計士殺害事件で知り得た情報を元に、作りあげた偽装事件に兵庫県警は振り回される事に成った。
ニュースを見た麻紀は、違和感を抱いていた。
藤井会計士殺害は自分の心の中では、岸の息子と元妻だと思っていたので意外な事件だった。
安住に事実を伝えて捜査をして貰うのが正しいのか?麻紀には悩みの日々に成っていた。
その安住とはメールでの挨拶は毎日届くが、声も聞けない状況の中で生理も終ると、自宅ではオナニーが始まっている麻紀だ。
北見の差し金で、安住とは会えない状況が続く。
週に三日も訪れる堀田は、来る度に何かお土産を持参して麻紀に近づく。
その頃中国から周と黃の二人が日本に到着して、北見会長と事前の打ち合わせを始める事に成った。
話しの中で北見会長は麻紀の彼氏が兵庫県警の刑事で、最近関係も有った様で、会わせない様に色々仕組んでいると伝えた。
周は麻紀の売り先が既に決まったので、先方の好みの女に仕上げる為に黃を連れて来たと説明した。
調教過程はビデオに撮影して購入者に届ける予定だと言った。
黃郁晴は日本語を流暢に喋るので、全く支障が無いので最適だと紹介した。
黃は近日中に麻紀の仕事場を見学して、様子を見たいとの希望を述べた。
会員を捜して店に行ける様に取り計らうと二人に告げる。
「恋人と決別させるには良い方法が有ります!時々中国でも売春婦にする時が有りますが、陰部に墨を入れてしまえば、自分は売春婦だと諦めますので、それを行いましょう!」
「えっ、陰部に刺青を?あの美しい身体に傷を?」
「大丈夫です!陰毛の中に彫り込みますので、普段は見えません!本人には相当なショックで諦めます!自分が娼婦、人形として生活するしか術が無いと考えます」
「痛いのでしょうね?想像しただけでも痛そうです」
「その痛みが諦めに繋がるのです!クリトリスを下限に上部に施しますので、痛いでしょう!失禁、気絶は確実です!マゾ調教の集大成に成ります!一応七月半ばから始められると聞いていますが?間違い無いでしょうか?」
黃が確認すると、周が準備していた小切手を北見会長に手渡し、半金は最後麻紀が日本を離れる時に支払うと言った。
「あの二人はその後どの様に成りましたか?」
「我々の調教施設で最後の調教を行っていますが、氷室淳子はまだ少しプライドが残っていたので、近日中に刺青を入れる事に成っています」
「坊主の女性は喜ばれるのでしょうか?」
「性奴隷の証明の様な印ですね、今は良い鬘が有りますので、楽しむ時に屈辱を与えて外出時には鬘着用ですね」周も流暢に日本語を喋る。
結局近日中に、クラブホワイティアに二人揃って行く事に成り、周はその後中国に帰るが、黃は調教が終了するまで日本に滞在予定だ。
数日後ホワイティアに二人は会員に連れられて入店した。
卍会の会員には有名、著名人が居るので簡単に入る事が出来るのだ。
今夜は大阪府議会議員、真鍋が二人をエスコートしていた。
真鍋は先日のライブハウスのイベントには参加していなかった。
本人はハードな責めが好みなので、毛趣味の前回のイベントには行かなかったのだ。
北見から刺青の話しを聞いて、興味を示して今夜の同伴に成った。
麻紀は着物姿で、真鍋議員を出迎えた。
「今夜は中国の方をお連れしたよ!」
そう言って二人を紹介した。
五十代の二人は麻紀の着物姿を見て、予想通りの美人で身体のスタイルも良いと席に着く前に中国語で話す。
事前に今までの調教過程を聞いて、今の状態はSEX好きの身体に成って、剃毛プレーが好きな三十歳の女性だと話し合う。
二人の話は、基礎は出来ているので、この後の調教は早いと一致していた。
美容整形
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六月の下旬、桜モータースの近所の家が引っ越して、畑が地上げされて整地が始まった。
神戸で三件目の金属バット事件が発生、麻紀はデートの約束を反故にされてしまい完全にご立腹状態に成る。
「藤井会計士の事件って、ダイア建託の神戸支店に居た岸って人の奥さんと子供かも知れないわよ!」麻紀は今まで心にしまって置いた物を吐き出す様に言ってしまった。
「えっ、岸?麻紀さんは何故?その様な事を知っているのですか?」
「勘よ!勘です!兎に角調べて早く時間を作って会いたいの!」
だがこの証言が新たに安住の時間を奪う事に成って、益々会えなく成る。
二日後岸の息子芳樹と元妻芳美が、逮捕されたとニュースが大きく取り上げた。
驚いたのは北見会長で、自分が仕掛けた事件が思わぬ方向に向かい、真犯人が逮捕された事に成り、別の事件として警察に追われる偽装犯人。
麻紀の苛々は生理の始まりを早めて、七月を迎えた。
店では夏なのに、半袖を全く着ない麻紀を見て話し始めるが、卍会の女が打ち消してしまう。
芽野が七月の三連休前の金曜日に決まりましたと、連絡をしてきた。
金曜日に連れ出せば最低四日間は、誰も麻紀に接触しなくても変には思わないので、その日に決定した。
同じ時に持田支店長殺害の新事実を、兵庫県警にリークする事を考えている北見会長だ。
これで恋人の安住が自分から、麻紀に接触する時間は無いと考えている。
ハピットの値切りの吉永が阿部彰次の自宅を訪れたのは、十日の夕方だった。
いきなり吉永は、予想より売上げが伸びていないので、来年からの家賃を大幅に値引きして欲しいと切り出した。
家賃は初年度見直し条項が記載されている事も、阿部彰次は今日初めて知ったのだ。
「実は当社で調べた結果、駐車場が狭いので売上げが伸びない原因の様です。阿部様がお隣のお宅の駐車場を借りるか、買って頂いて貸して頂ければ、値下げの必要は無いのですが?如何でしょう?」
「私の土地でも無いのに貸せる筈無いだろう?君は何を言っているのだ!」
「でも現状では二割以上の値引きをお願いせざるを得ないのです」
「えーーー二割?」声が裏返る程驚く彰次。
「もしも、値下げを出来ない場合、閉店も致し方無いのです」
「そんなに早く閉店出来るのか?」
「はい、違約金をお支払いしますので、出来ると思いますよ」
彰次は予想外の展開に放心状態で「そんな事をされたら困る」と怯えた様に言ったが、急に怒り始めて「何故、自分の土地でも無い隣の駐車場を私が借りるのだ!君が借りてくれば良いだろうが?」
「それでは、お借り頂けないと考えさせて頂きます」
「当然だ!何故私が準備するのだ!」
話しは意味の判らない話で終始して、吉永は彰次の家を追出される様に出て行った。
元々、今日の交渉は値下げで、決裂すれば半年後に解約の報告をして、次の店舗に移転の準備に入る予定だ。
半年後から、違約金を払えばいつでも退居出来るので、その準備に来たのだった。
新店舗の工事が始まるのが、もう直ぐに迫っていた。
「予定通り明日、迎えに行きますが、当日時間が遅くなると店に出勤出来ないかも知れませんので、予め休まれてはどうですか?」
芽野が午後の一時に予約をしていると連絡してきたので、麻紀は疑いを持たずに金曜の休みを決めてしまった。
麻紀の身体は、不満状態がピークに達してオナニーだけでは我慢の限界に成っていた。
明日陰毛の脱毛手術に耐えられるか?少し触られるともう我慢出来なく成るのでは?と心配の麻紀。
いつの間にか条件反射の様に、剃毛プレーを期待しているのだ。
翌日自宅マンションの前に芽野が迎えに来て、お辞儀をして乗り込む麻紀。
「態々お迎えに来て頂きまして、ありがとうございます」御礼を言いながら
乗り込んだ左手の指には発信器の指輪が付いていた。
緊急信号をキャッチするのだが、普段はイミテーションの指輪に見える。
「芦屋に在るのだけれど、西宮美容クリニックって、小さな美容整形だけれど主に脱毛専門ですから、他の手術とかはして無いのよ!院長は中国の黃さんって女性の方で、スタッフは全員女性ですからね!」
「全員女性なら、恥ずかしく無いですね!臭うのを誰も言わないから、判らないですから恐いです」
「測定器で検査もして貰えますので、判ると思いますね」
その様な会話をしながら、芦屋に車は向かって走っていた。
その時安住刑事が「持田支店長殺害の黒幕が判明しそうです!」と携帯にかけてきた。
「えっ、本当なのですか?誰です?」
「大手コンビニの上層部の指示で、暴力団が動いた可能性が判明しました!まだ確認は出来ませんが」
「もしかして、ハピットの?」
「そうです、麻紀さんの仇が黒幕の可能性も有りますよ!」
安住刑事を麻紀から遠ざける為に、次の矢を放った北見会長。
「聞こえてしまったのだけれど、ハピットに仇が?どう言う事?」
「実は祖父が騙されたのです!私はその復讐が出来れば思い残す事は有りません」
「そうなのね、お爺さんに可愛がられて育ったの?」と尋ねると涙ぐむ麻紀。
芽野は北見会長に聞いた話を総合して考えると、ハピットと共和住宅が裏で組んで知りすぎた持田を、暴力団を使って殺害させたと思った。
白い長袖のブラウスに、明るい紺色のスカート、身体の線が良く判るスタイルの麻紀。
しばらくして小さな西宮美容クリニックの前に到着した車。
「一日、数人の患者しか治療をしませんから、全て予約制で待つ事は無いのですよ!今日の午後は松山さん一人です」芽野にその様に説明されて院内に入る二人。
応接室に案内されると、しばらくして黃が二人の前に現われた。
罠の中の麻紀
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看護師と二人で前に座る黃が「黃郁晴と申しますよろしく!」と挨拶をする。
「松山麻紀です!よろしくお願いします」
「美しい方ですね、臭いが気に成ると聞いていますが?」と尋ねる。
「はい、自分ではよく判らないのですが、毛が濃い部分で臭うのかも知れません!それも含めて治療をお願いします」
「全身脱毛とお聞きしていますが、それで宜しいのでしょうか?」
「はい、腋と陰部以外は殆ど生えていないと思うのですが、産毛程度は有るかも知れません」
「お綺麗な方なのに毛深いのですね!Vライン、Iライン、Oラインと有りますが、Vを少し残して脱毛にされますか?それとも全て脱毛されますか?唯、一度で全てが無く成りませんので、何度か来て頂く必要が有ります」
「何度位ですか?」
「今日は初めてですから、時間も掛りますが、徐々に減って月に一度で四回から五回で綺麗に成ります」
その様な会話をしている美容クリニックの外で、堀田俊介が「あの美人ママは整形美人だったのか?」と呟きながら見つめていた。
堀田は麻紀のマンションを探し当てて、マンションの近くに車を止めて麻紀が出て来ると偶然を装い話し掛ける予定だった。
見知らぬ女性と西に走って行ったので、尾行してここまで来て考え込んでいた。
「でもこの病院、脱毛専門って書いているな?」
「無駄毛の手入れだな!それ程時間は掛らないな!最近はマン毛の手入れをする女性が増えている?」独り言を言って想像すると、股間に手を持って行く堀田。
「臭うと困りますので、その状況で考えるのは如何ですか?」芽野が横から言った。
「それでは早速準備をして、臭いの検査を始めましょうか?」
大きなマスクを着けた看護師が二人入って来て、手には薄手のガウンを一人が持って、もう一人がゴムのパンツを黃に手渡した。
「このパンツに着替えて頂けますか?その上にガウンを羽織ってそれ以外は身に何も着けないで下さい」
「は、はい」
「それでは、こちらの部屋へどうぞ!」看護師が麻紀を隣の着替え部屋に案内した。
「荷物はロッカーに入れて下さい、貴重品は暗証番号の金庫にどうぞ!」
「はい」
「着替えが終ったら、そこのチャイムを押して下さい」
そう言うと看護師が着替えの部屋を出て行った。
ノースリーブのガウンとゴムのパンツが台の上に置かれている。
「えっ、こんなのを履くの?」手に持って驚きの表情で呟く麻紀。
ゴムパンツの下腹部に大きなスリットが有り、広げると陰部が剥き出しに成る仕組みで、普通に履いているとパンツの役割は果たす。
仕方無いとブラウスを脱ぎ、スカートを足から抜き取りハンガーに引っ掛ける。
ガウンを羽織って、ブラジャーを外すと白い乳房が飛び出すが、既に乳首が立ち始めている。
陰毛の手入れ?脱毛を想像するだけで興奮している事に気が付く麻紀。
この一ヶ月以上SEXとかが無く、もう我慢の限界に達していたからだ。
パンティーストッキングをパンティーと一緒に降ろすと、黒々とした陰毛が白い肌に素晴らしいコントラストを造形している。
剃られる度に濃く成った気がするが、決して汚い生え方では無く綺麗に整っている。
ガウンで隠しながら、ゴムのパンツを履く麻紀だが、腰に吸い付く様に成る感触に驚く。
麻紀の身体のサイズに、合わせて造られているので、広げられると肛門、膣、クリトリスの位置が正確に露出される予定だ。
鏡の前でチェックをする麻紀、黒いゴムのパンツは麻紀を安心させる様な大きさで、スリットが有る事を忘れさせる。
ガウンの前を整えて紐で結ぶと、丈が膝を隠す程の長さで黒のパンツは全く見えない。
ノースリーブの腋からは、黒い腋毛が覗いて異様な姿に見える濃さだ。
貴重品を金庫に入れて、暗証番号で扉を閉めるとロッカー自体も鍵が自動で施錠された。
チャイムを鳴らすと反対側の扉が開いて、診察室に入れる様に成った。
全員がマスクを着けて、芽野が近くに来て「立ち会わせて貰いますので、ご安心を!」と言った。
「よろしくお願いします」と軽くお辞儀をする麻紀。
向こうにレザー張りの手術台が中央に設置されて、台の近くには色々な器具が並んでいた。
「松山さん、そのままでここに横に成って下さい!臭いの検査を行います」手術台に横に成る様に言われる。
足を揃えてゆっくりと横たわる麻紀に「両手を上に伸ばして下さい」と言われて上に伸ばすと、不釣り合いな腋毛が黒々と両腋に生えている。
「この器具で測定します」小さな器具の先を麻紀の腋に押しつける様にする黃。
「3.2!少し臭う程度ですね!」
「はい」
「次下も計測して診ましょう!台が少し動きますよ!」
両足を置いた部分が左右に大きく広げられると、自然とガウンが左右に開き黒いゴムのパンツが露出して、スリットの部分が裂けて陰毛が見え始める。
「リラックスして下さい!直ぐに終ります」
同じ様に器具を陰毛の中に押し当てる様にする黃。
「あっ」敏感に成っている麻紀は直ぐに声を少し出してしまう。
「6.3!これは臭いますよ!汗をかいた時には必ず臭います」
「えっ、本当ですか?」
「脱毛された方が良いと思いますが、どれを希望されますか?」
「どれ?」
「全脱毛、Vゾーンの形を整えて、少し残す!」
「後者の方でお願いします」
「IとOは綺麗にされますね?腋も?ですね?」
「はい、それでお願いします」
「他の部分は?全て脱毛で宜しいですか?」
「はい」臭うと測定されて、精神的に動揺する麻紀は安住が我慢していたのだろうか?と考えていた。
尾行
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「それでは始めます!リラックスして下さいね!」
「はい」
「レーザーを一部使いますので、タオルを顔に乗せますのでね」
看護師が厚手のタオルを畳んで、麻紀の目の上に置く。
直ぐに麻酔の道具が手術台に近づいて来る。
酸素マスクの様な物を咲子が手に持って準備をしている。
隣の部屋からストレッチャーが運び込まれて、同じく麻紀の手術台の側に置かれた。
「それでは台が上昇しますよ!」手術台が上昇する顔の辺りにマスクを持って待っている咲子。
看護師の姿で大きなマスクを着けていたので、麻紀には全く判らなかったのだ。
「はい、天国に行きなさい!」咲子の声に驚く麻紀が頭を上げ様とした時、鼻と口がマスクで覆い被されて、麻酔薬の臭いが麻紀の鼻に突き刺さる様な刺激臭を与えた。
「うぅーー」の声と同時に眠りに入る麻紀、顔からタオルが滑り落ちた時、完全に意識は消えていた。
「さあ、ドライブよ!本当はここでつるつるにしてやろうと思ったけれど、周さんが見学したいと言うので、連れて行くわ」黃は気を失った麻紀に話し掛ける。
「もう、二度とここには帰れないし、帰りたく無く成るからね」
「持ち物は調べましたが、変わった物は有りませんでした!携帯は電源を切りました!」芽野が咲子に伝える。
「一応箱に入れて、衣服も持って行きましょう」
ストレッチャーに麻紀の身体を抱えて、乗せるとベルトで固定して布を被せて準備をする。
玄関横にはワゴン車が一台横付けされて、渡辺が運転席を降りて院内に入って行く。
慌ただしい空気に堀田が急に、運転席に身を乗り出す様に成った。
「あれは、急病人を運ぶワゴン車?」昔親父が病院を変わる時に乗せて貰った車だと思う。
しばらくして段ボールの箱を持った看護師が、横の駐車場に向かいシルバーのセダンに乗り込む。
続けてストレッチャーを二人の看護師の女と先程の男が押しながら出て来た。
誰かが載せられているのは明らかだが、誰か治療中に体調を崩して病院に運ばれるのか?と思いながら見ていると、細い白い手が布からはみ出して下に伸びて出て来た。
段差でストレッチャーが揺れたので、麻紀の左手が出たのだ。
「あっ、あれは麻紀さんだ!」驚いて口走った堀田。
左手の指に最近着けている指輪を何度も見ていたので、間違い無いと思う。
ワゴンに載せられると、一人の女が助手席に乗り、他の看護師達はシルバーの乗用車に乗り込んだ。
直ぐにワゴンを先頭に二台の車が走り始めた。
麻紀さんが治療中に体調を崩して、近くの病院に運ばれると思った堀田は、病院を突き止めれば自分にチャンスが訪れると尾行を始めた。
だが、車は高速道路の入り口に向かうので、自宅に近い病院に運ぶのだろうとそのまま尾行を続ける。
だが、大阪方面に向かわずに名神高速をひたすら京都方面に向かって走る二台。
堀田は流石に疑惑が芽生え初めて、病気の麻紀さんは確実だが、何処に連れて行くのだろう?そう思いながら尚も尾行を続けた。
「今天王山トンネルの手前です、順調に運んでいます」北見会長に連絡する咲子。
「誰かに尾行されているとか?注意を怠るな!」
「大丈夫だと思います!」
「思いますでは駄目だ!刑事の彼氏が居る女だ!注意を怠るな!」
北見会長の言葉に「会長が尾行の車は無いか、注意を怠るなと!」
運転している増田看護師が「先程から、一台同じ間隔で付いてきていますよ!」とミラーを見て言った。
「えー本当なの?次のパーキングに入りましょう?渡辺さんに連絡するわ」
しばらくしてパーキングに入る二台の車、堀田も同じ様に尾行でパーキングエリアに方向指示器を出して入って来た。
「同じ様に入りましたね、尾行されていますね!」
「刑事かしら?」
「トイレに行くので、見てきます」と白衣を脱ぐ咲子。
芽野と連絡をして、車を探りに来るかも知れないので注意して下さいと言った。
少し離れた場所に車を止めて、案の定堀田はワゴン車に近づき中を覗く様にした。
逆に堀田の車を調べに行った咲子は、警察では無い事を確認して安心顔に変わっていた。
ママの知り合いか、ストーカーの様な男だと咲子は考えて、途中で尾行を振り切る作戦を考える。
車は京都東インターチェンジを出ると、国道161号線に入って琵琶湖岸を北上する。
道なりに一時間程走り、県道287号線にワゴン車だけが、黄色の信号で侵入して乗用車は停車してしまう。
堀田はこの車の尾行さえすれば、ワゴン車と同じ場所に到着すると考えて居たが、心の中ではもしかしてママは医療ミスで殺害された?死体を埋める場所を捜しているのでは?と考えると恐く成って来た堀田。
確かにあの腕の落ち方は、意識の有る人では無かった?
遅れて乗用車が動き始めると尾行を始めるが、もうワゴン車は堀田の視界から完全に消えていた。
しばらく走ると、咲子達は直進したがワゴン車は既に県道533号線を走っていた。
堀田が逃げられたと思ったのは、同じ様な場所に戻って行く乗用車で判ったのだ。
いつの間にか、この乗用車には渡辺と増田が乗り込み、黃達はワゴン車に乗り換えていたのだ。
161号線をマキノ方面に向かう車を尾行するしか術が無い堀田。
諦めて車を止めるとナビで、ワゴン車が見えなく成った場所を捜した。
県道533号線に行ったのなら、山の中でいよいよ麻紀さんが殺されて遺体を埋められるのか?と思い始める堀田。
その思いは警察に通報するか、知らないでこのまま帰るか悩み始める。
車は完全に帰路に、気持ちは通報に、アンバランスな気持ちを抱えて、車は元の方向に向かい、ナビの設定は自宅に成っていた。
ここは?
36-0137
堀田の頭ではあの西宮美容クリニックで、医療ミスが有って麻紀ママは死んだのだろう?だから遺体を山中に遺棄する為に運んで行った。
自分は見てはいけない物を見てしまったのだろう?警察に通報すれば、色々詮索されて自分の存在も危うく成る。
勿論家族にも露見してしまう、今まで楽しく飲み屋で遊んでいたが、一転世間体も悪くなり、新聞にも掲載されてしまう。
その様な事を考えるととても通報する気に成らず、京都東の高速の入り口に向かう。
時計は五時過ぎ、多分運び出されたのが二時頃だったから、三時間が経過していた。
滋賀県高島市の山中に在る卍会の施設にストレッチャーで運び込まれた麻紀。
「もう直ぐ麻酔が切れる時間だわ、調教ルームに連れて行って」咲子と芽野がストレッチャーを運び込むと、男達が調教ルームにそのまま移動させる。
秋田、坂本、中村の三人と渡辺が戻れば四人に成って、毎日の様に麻紀をSEX地獄に陥れる役目だと喜んでいた。
実際麻紀とSEXを複数回行ったのは荘次郎一人で、一度もSEXをしていない男の方が多いのだ。
「良い女だな!」
「だから中国人の財閥に売れるのだよ!」
「クラブのママだから、夜の世界に消えても怪しまれないからな!会長の力なら芸能人でも誘拐出来るが、世間に知れ渡って露見する恐れが有るからな!」
「あの中国人の黃とか云う女は、買い取った富豪好みにこのママを調教するらしい」
三人が麻紀の寝顔を見ながら、調教ルームに運び込んだ。
ビデオカメラが三台準備されていて、二台は固定されて一台は中村が撮影する役目に成っていた。
「おお、連れて来ましたね!実物は大変美しいですね!」周が近づいて覗き込む。
直ぐに胸元のガウンの紐を解いて、左右に開き乳房を露出させる。
「ベリーグッド!理想的な大きさだ!」乳房を揉む様に触って言う。
「手枷、足枷、膝にもベルトを巻付けて頂戴!」黃が追い掛けて来て男達に指示をした。
「ガウンはもう脱がせますか?」
「そのままで良いわ!意味ないからね」
麻紀を三人の男がストレッチャーから抱え上げて降ろすが、ガウンの前が開いた状態なので、綺麗な乳房がはみ出して三人の男を刺激する。
「尾行していた男はどうやら、ママのストーカーらしい」
「熱心な男だな!この建物までは辿り着かなかったが、危ない処だったな!」
「渡辺が上手に尾行を諦めさせた様だ!先程高速の方に走って行ったらしい」
その様な話しをしながら、足枷、手枷、膝にもベルトが巻付けられて、天井の滑車から垂れ下がる縄にフックで留められる。
両手を万歳の状態で、滑車で引っ張られて両手を上げた状態でまだ意識は戻っていない。
髪は綺麗に整って肩の辺りで揃えられて、鬘の髪には見えない。
「撮影初めて!ライト点灯!」
「目が覚めたら、身体が疼く様に注射をしてあげるわね」芽野が段取り通り注射器を持って麻紀の腕を消毒綿で拭き取ると、躊躇わずに注射器を腕に突き立てる。
「この注射で我慢が出来なく成るわよ!最近SEXしたいのに、してないから一層疼くわね!黃さんの言う事を素直に聞けるわ!」そう言いながら注射を終る。
「私達が仲間だと知ったら驚くでしょうね!」
「もうここから帰る事は無いから、どうでも良いでしょう」
黒々とした腋毛を剥き出しに、黒いゴムのパンツがガウンの隙間から見え隠れをしている。
ワゴンを助手の女が運んで来て、ワゴンの上には例のプラスチィック型の注射器が二つトレーに載せられて置いて在る。
手動のバリカンが二つ、電動バリカン、刷毛三個、日本剃刀数本、T字剃刀数本、シェービングカップ二つ、洗面器、タオル数枚が並べられている。
もう一つワゴンが運ばれて来て、ポット、肛門拡張器、クスコの大、小、直径五センチ以上の極太のかりで造られたバイブは、麻紀のクリトリスを同時に責められる別注品だ。
ワゴンの下の場所に、浣腸器の極太が二本準備されている。
上に置かれたダブルバスト用バイブレーターも、麻紀の乳房に合わせて造られた特注品で、二つの乳首から乳房に吸着して刺激を与える品物。
小型のピストンマシンも、先端は麻紀の膣の構造に合わせて造られた特注品だ。
Gスポットフィンガーグローブは、芋茎で造られた先日のステージで使われた物の進化形だ。
他にも変わった道具が載せられているが、これを全て使われると気が狂うのではと思う男達だった。
自分達の出番は有るのだろうか?の疑問さえ湧く責め具?楽しませる道具?
その頃堀田は色々な事を考えながら、高速の入り口に向かって一時間半の帰路に入って居た。
尾行の時は時間も距離もそれ程気に成らなかったが、その距離は異常に長く感じて、自宅に帰る頃には夜に成ってしまう。
でも本当にあの西宮美容クリニックで、麻紀ママは亡く成ったのだろうか?今夜も店に出ているのでは?自分の見間違い?
違うあの綺麗な白い手首は間違い無く麻紀ママの手首だった。
あの美容クリニックには他にも誰か居る筈だ!もう一度行って事実を確認してみよう!堀田は本当に麻紀が医療ミスで?どうしても信じられなかった。
病院に行けば何かが判る筈だから、その時考えて警察に言う事を決断した。
「そろそろ目覚める時間だわ、撮影を始めて下さい」
目の前の椅子には北見会長と周が並んで座って居る。
周の横には若い美人の女性二人が殆ど全裸状態で座って、飲み物と軽い肴を準備して接待をしている。
「うぅ」と少し声を出して動き始める麻紀が、手首が上に立たされている事に気づく。
「お目覚めね!よく寝たでしょう?もう眠たく無いでしょう?」黃が尋ねると、目を閉じたり開いたりして周りを見廻して、北見会長の姿に気が付く。
「麻紀さん!いらっしゃい!京都のステージ以来だね!あの時は最後まで調教が出来なかったが、今夜は腰が抜ける程責めて貰えるよ!楽しみにな!」
「貴女は?あの時の女ね!何故?ここは何処?」
「今夜からの調教は私黃が主に行うのよ!お前は全身脱毛を希望していたので、これから身体中の毛を脱毛してあげるわ!楽しみにね!」そう言って不気味な笑みを見せる。
知らされた真実
36-0138
「もう芝居は必要無いので、麻紀ママに全てを教えてやりなさい!」北見会長の言葉で、咲子と芽野が麻紀の目の前に登場した。
「芽野先生!これは?」
驚きの表情に成る麻紀に「松山さん!最初から貴女は病気には成ってなかったのよ!服部産婦人科病院のVIPは卍会と繋がっているのよ!私は医師免許を剥奪された偽医者なのよ!判った?」
「えーーー騙したの?」大きく顔色が変わり、怒りの表情に成った麻紀。
「服部院長がお前を売ったのよ!」咲子が付け加える。
「先日ステージで一緒だった二人は既に中国の富豪に引き取られた!この前にいらっしゃる方が周さんで、仲介をされる方なのだよ!既にママも売約済みなので、今夜から最後の仕上げをして中国に行って貰う」
「な、何を言っているのですか?犯罪ですよ!私には警察の知り合いが居て、直ぐに貴方達の悪事は露見します!早く解放して下さい!私が帰らなければ直ぐに警察が動く事に成っています!」手首を揺さぶる。
「安住刑事と良い仲なのは知っていますよ!刑事の一人位殺害するのは簡単ですよ!現に室田管理官も大阪湾に浮かんだでしょう?下手に騒ぎ立てると安住さんも神戸港に浮かびますよ!」
その言葉に青ざめる麻紀は次の言葉を失った。
「わ、わたしを。。。。どうする。。。。つもり。。。。なの?」
「安心しなさいよ!気持ち良くしてあげるわ!もう身体が疼いているでしょう?」
「そんな。。。。ことは。。。。。ありません!わたしには。。。。しなければならないこと。。。がある!」
「何をぶつぶつ言っているの?買い手に気に要られる様にしなければ駄目なのよ!目の前に色々並んで居るでしょう?お前の好きな剃毛プレーを今からしてあげるわ!」
「す、すきでは。。。。。。ありません!」
北見会長が「安住の事が心配なのか?しなければ成らない事って、結婚か?」
「安住さんも大切な人ですけれど、私には祖父の復讐をしなければ成らないのです」
「爺さんの復讐?それは何だ?心残りが有ると良い雌豚には育たない!周さん!そうだったね!」
「そうです!心配事は厳禁です!解消が必要です!会長さん!それを解決して下さい!調教が終るまでに解決して下さい!」
「安住の事は今から忘れさせる事が出来るが、爺さんの復讐は。。。。。困った事だ!」
その話しをしている時、一人の老人が入って来て「おお!榊さん!ご足労願って申し訳ない」北見会長が立ち上がって出迎えた。
周に耳打ちして「刺青師の榊淳三さんです」と紹介した。
握手をすると榊が、目の前の麻紀の姿を見て「これは、美しい!顔も美しいが、肌が最高だ!きめ細かくて、白いもち肌!最高の素材だ!」
眼鏡を手に持って麻紀に近づき品定めをしている榊。
「気に要ったので、引き受けよう!」
「ありがとうございます!見学して下さい!一層製作意欲が湧きますよ!」北見が榊の為に席を準備する。
麻紀は身体に変調を覚え始めて、薬の効果が出始めていたのだ。
「ママ!お爺さんの復讐って何だ!」
「貴方達には関係の無い事です!」
「ママの復讐は俺達卍会にも重要な事に成る!話してみなさい!未練を持って中国には送れない」
「。。。。。。。。。。。」
「早く会長の質問に答えなさい!中国に送れないなら、その綺麗な顔に傷を付けて放り出すしか方法は無く成るのよ!」咲子が横から応援する様に言った。
「その通りです!雌豚に成れない女はこのまま死んでもらうしか方法は有りませんね!知りすぎたから、残念だけれど琵琶湖に死体が浮かぶわね」黃も同じ様に言った。
「琵琶湖?ここは琵琶湖の近くなの?」
その時咄嗟に、麻紀は指輪の発信器を思い出した。
「日本の何処に麻紀さんが居ても、発信器を作動させれば位置が判るので、必ず危機の時は作動させて下さい!指輪の枠を左に廻せば作動します!指輪を壊しても同じ様に作動しますから、危険を感じたら必ず石の部分を壊すか、枠を左に廻して下さい」安住が手渡す時に麻紀に言った。
安住さん一人なら無理でも、警察が大勢で押し寄せれば、この悪党を逮捕出来る。
その為には発信器を作動させなければ、時間を稼いでチャンスを待とうと考え始めた。
確かに身体は疼き始めて、目の前の刷毛で陰部を撫でられたい気分も芽生えている。
理性で必死に押さえている自分が、哀れに思われてしまう。
「実は、祖父はハピットと共和住宅に騙されて、財産を奪われました」突然麻紀は祖父の話を始めた。
時間を稼いで、脱出のチャンスを捜そうと思い作戦を変えたのだった。
「ハピットと共和住宅?それはもしかして持田支店長か?」
「はい」
「確かママは持田支店長に強姦されたと聞いたが?」
「はい、卑怯な手段で強姦されてしまいました!でももう亡く成りましたので報いだと。。。。」
「そうか、それならハピットの中にも復讐の相手が居るのだな!」
頷く麻紀に「もしかして、京極に近づいたのも復讐か?」
再び頷くと「ははは、これは愉快な話だな!室田管理官が焼き餅を焼いて殺害してしまった相手は、ママの仇だったのか?」
「。。。。。。。。。」
「すると、まだ残っているのだな?復讐の相手が?」
「はい、その相手さえ逮捕されるか、死ねば私に思い残す事はありません!」
「そうか!判った」そう言いながら大きく手を叩いた北見会長。
「もう解決だ!ママの悩みは全て解決した!私が全てを解決してやるから、大人しく調教を受けて、中国で楽しく暮らせ!贅沢の極みを味わって、女として最高のSEXでの快楽で生きられる」
「解決?」
「そうだ!ママの宿敵の持田を大阪のホテルで殺したのは、暴力団の殺し屋だが、指示をしたのはハピットの安西課長だ!ママの敵の最後はこの安西だろう?」
「えっ、安西が持田を殺したのですか?。。。。。」驚きで放心状態の麻紀。
「私が兵庫県警に安西を逮捕する様に言ってやるから、安心しなさい」
「。。。。。。」驚きで声を忘れた麻紀だった。
始まる責め
36-0139
「もう復讐は終った!安心しなさい!」
「。。。。。。。。。。。。」完全に言葉を失った麻紀に近づく黃。
麻紀の髪の毛を握ると「会長に御礼を言うのよ!」頭を押さえつける様にして言った。
「これで思い残す事が無く成ったでしょう?これを注入してあげるわ」芽野がワゴンの上から小さなプラスチックの注射器を取り上げて、麻紀に見せる。
「そ、それは。。。。。」過去に治療だと言われて注入された記憶が蘇る。
「そうよ、貴女の身体が燃え上がる薬をお尻から注入するのよ!」
「いゃーー」
男達が直ぐに麻紀のガウンを捲り上げて、お尻を持ち上げて突き出す様にする。
ゴムのパンツの肛門部分の割れ目が出来て、肛門が剝き出した様に成った。
「やめてーーー」の声と同時に注射器の先が肛門に突き刺さる。
「うぅ、いたーー」
「力を入れるからよ!力を抜けば楽なのよ!」
そう言いながらポンプを押し込む様に注入している芽野。
「貴女が偽の医者だと。。。。。うぅ。。気付く。。。。。」
「終ったわ!直ぐに腸で吸収されて効くわよ!」
元の体勢に戻されて、両手を万歳の形で立たされているので、指輪には触る事が出来ない。
何かにぶつけて壊す事も、今の状況では難しい。
「雌豚は坊主で御主人に奉仕するのよ!外出時は鬘を着けて下さるから安心よ!」黃が麻紀に言うと「この髪は鬘ですよ!実際は七センチ程しか伸びてないのですよ!私が服部産婦人科病院のVIPで、つるつるにしてやったのですよ!」芽野が自慢の様に言った。
「卑怯な方法で騙されたの!」睨み付ける麻紀。
「中国雌豚の責めは屈辱ですから、当然坊主に成って貰います!今後身体中に毛が生える事は有りません!伸びたら全ての毛を御主人様に剃られますからね!今日からお前の毛が伸びる事は有りません!」
再び髪を鷲掴みにして、頭を押さえつける様にする黃。
「貴女は雌豚なのよ!もう身体が疼いているでしょう?我慢しているの?」咲子が横から言う。
「ガウンが邪魔でしょう?さっさと切り取って上げるわ」
ハサミを持って咲子が、近づこうとすると「これで刈り取ってしまえば、諦めがつくでしょう?」黃が手動のバリカンを持って、麻紀の顔の前で「ギーギー」と動かす。
「髪はゆるしてーーー」懇願する麻紀。
「髪以外は良いと云う事ね」
咲子も手動のバリカンを手に持って「二人で刈るから早いわよ!」
「いゃーー許してーーお願い」
両方から「ギーギー」「ギー、ギー」と音を立てながら近づくバリカンに「お願い!ゆるしてーーー」と目を閉じてしまう麻紀。
流石にこの状態では逃げられないので、諦め半分の気持ちが目を閉じる事に成った。
だがバリカンは左右から、麻紀の腕を持って腋毛を「ギー、ギー」と刈り取り始める。
「心配したのね!先ずはこの剛毛の腋毛の始末からよ!」
横では芽野がシェービングカップで、クリームを泡立てて準備をしている。
ガウンの前から時々黒いゴムのパンツが見え隠れしている。
バリカンの刃先から、麻紀の腋毛が床に落ちて、麻紀にも刈り取られた実感が湧いていた。
腋毛をバリカンで刈り取られた事は過去に無いので、異様な気分がしていた。
「これ位だわね!後は剃刀で剃って貰いなさい」黃がバリカンをワゴンに戻すと、咲子も同じ様に刈り取りを終った。
芽野がシェービングクリームを浸けて、左の腋に刷毛で塗り始めると「あっ、だめーくすぐったい」身体を大きく動かし逃げ様とする麻紀。
「感じるのか?面白い!両脇を責めてやれ!」北見会長が指示すると、咲子も同じ様に刷毛にクリームを浸けて塗り始める。
「ああーーだめーーーああーああーーやめてーーくすぐったい!やめてーーー」身体を動かし足を閉じたりして、必死で我慢しようとするが「もう、やめてーーーゆるしてーー」
「お漏らししてしまうの?診てやろう!」黃が股間に座り込んで、ゴムのパンツの股間を見ようとするが、ガウンが邪魔で見えない。
「少し待って、ガウンを脱がせるわ」
ハサミを持って、ノースリーブのガウンの肩の部分に刃先を入れると「ジョキ、ジョキ」と切り始める。
直ぐに右肩からガウンが滑り落ちて、乳房の上で布切れが辛うじて止る。
反対側に移動すると、同じ様に肩から刃先を入れると「ジョキ、ジョキ」と切り始めると、直ぐに支えを失ってガウンは床まで一気に滑り落ちた。
美しい乳房がライトに照らされて、輝いて見えるので周は思わず拍手をしている。
再び刷毛で腋を撫でられて「ああーーだめーーーああーくすぐったい!」声を出して身体を大きく動かしている麻紀。
もう肛門から注入された薬と事前に注射された薬の影響は、感度を大きく上昇させて通常の数倍の刺激を麻紀の身体に与えているので、理性が徐々に飛んでいる。
「もうやめてーー耐えられない!」
「そうなの?おしっこが漏れそうなの?」黃が座り込んで麻紀の股間を覗き込む。
黒のゴムのパンツが閉じている足でスリットが見えない。
「綺麗な乳房だ!あそこにも墨を入れたい気分だ!」榊が呟く様に言った。
「もう少し気分を上げてやりなさい!」北見会長が榊の視線に恐怖を感じて、乳房を隠してしまうダブルバスト用バイブレーターの装着を指示した。
咲子が刷毛を置いてダブルバスト用バイブレーターを手に持つと「これ気持ち良いのよ!貴女用に造ってあるからフィット感が最高だわ」
そう言いながら麻紀の乳房を包み込む様に装着する咲子。
「スイッチを入れるわよ!気持ち良いわよ!」
「あっ、あっ」乳首が吸われている感覚が麻紀の身体に伝わる。
「このスイッチを入れると、揉まれた感覚も有るのよ!」
「あっ、あっ、だめー」感じている表情に変わった麻紀。
再び二人が刷毛で腋を撫で始めると「ああーゆる、、し、てーー」の声を出して身悶え始める。
黃が男達に指示して、麻紀の足を持って広げさせる金属の棒を、足首に着けさせる。
今度は陰部を閉じる事が出来ずに、スリットから黒い陰毛がはみ出した。
理性が飛ぶ
36-0140
「少し毛がはみ出しているわね、おしっこは漏らしてない様ね!もう剃ってやって、少し慣れてきたから」
黃に指示されて、刷毛の動きを止めた二人。
日本剃刀に持ち替えると「ジョリ、ジョリ」と腋毛を左右同時に剃り始める。
麻紀は乳房への刺激で、陶酔状態で目を閉じていた。
「ジョリ、ジョリ」と二人が素早くそり終えるとタオルで拭き取り、あの黒々とした腋毛は消え去り青白い肌が露出した。
「気持ちが良い様ね!」黃に言われて、急に目を開く麻紀。
「欲しく成って来たでしょう?」
「。。。。。。。。。。。」目が精気を失って黃を見つめているが、乳房への刺激で「うぅ、うぅ」と声を発する。
「薬の効果で、理性が消えて来たでしょう?マンコを調べてあげましょうね」
黃の指示で足を広げていた棒を足首から外すと、膝に結び付けられた縄が滑車で巻き上げられる。
同時に足首の縄も左右に開きながら、巻き上げられて行くと、ゴムのパンツのスリットの部分が徐々に広がり黒い陰毛が剥き出しにされていった。
腰が浮き上がると素早く、アクリルの椅子の変形型が麻紀の背中から滑り込んで体重を支える。
両足を左右に一杯広げられて、ゴムのパンツから陰部が剥き出しに成りライトに照らされて黒く光る。
「中々剛毛ですね!」立ち上がって榊が近づいて来て、両手でゴムのスリットの部分を大きく広げた。
「あっ、あっ」思わず声を出す麻紀。
「彫り師の先生に見て貰うのよ!」
「彫り師?」虚ろな感じの中で尋ねる麻紀に「男が忘れられないだろう?刑事の安住を!」
「安住さん!好きです!」
そう話しながら、胸のバイブレーターのスイッチを切る黃。
「貴女はこれから調教を受けて、中国に売られるのよ!判っているの?」
「いやーーーー」急に大声を出す麻紀。
「安住って云う刑事を忘れ無ければ、調教を素直に受けられないでしょう?」
「その様な事に成るなら、私この場で舌を噛み切り死にます!」
「それは困るわね!」そう言いながら咲子に目で合図をして、開口器の準備を待った。
無理矢理麻紀の口を開いてしまおうと準備をしている。
「ママさん歯も綺麗ね」そう言うといきなり綺麗な麻紀の鼻を指で摘まむ。
「うぅ、何をするの?」そう言った時、咲子が口に放り込むと一気に広げる。
「ううーーうーうーー」麻紀の頭を持ち上げて素早く後頭部に結び付けると、口が開いた状態に成って言葉も辿々しく成った。
「な、に、を、。。。。。」
「これで舌を噛むのは無理に成ったわね」
榊が広げた陰部の陰毛をかき分ける様に両手で広げて「この部分に桜の花びらはどうです?白い肌に似合いますよ!それに陰毛が伸びている時は見えない!剃り上げると見えるのは?如何でしょう?」
「パチパチ」と手を叩く周は「日本の桜?真にこの女性にぴったりの絵です」
「本当は乳房にも彫りたいのですが、無理でしょう?」
「はい、この白い肌が売りですから、それは出来ません!買い取る旦那様も許さないでしょう?」
その話を聞いて漸く理解が出来た麻紀が「い。れ、ず、み、、、、こわ。いーー」と涎を故知から溢しながら言った。
「今から、この陰毛を綺麗に剃り上げて、ここに刺青を入れて貰うのよ!そうすれば安住って刑事には二度と見せられないでしょう?諦められるわ」
「い、れ、ず、み、だけはゆる、し、てー」涙目に成って懇願する麻紀。
「この様に言っていますが?どうしますか?周さん!」
「そうですね、素直に全ての調教を受け入れるのなら、刺青は許してあげましょうか?」
「あの様におっしゃっているが、どうする安住刑事も忘れて調教を素直に受けるか?」
「は、、、い」
「いつでも、逆らうと彫り師が見ているので、墨を入れるわよ!」
「。。。。。。。。。」恐怖の表情に成っている麻紀。
大きく足を広げて黒いパンツを履いて、陰部は剥き出し状態。
「じゃあ、早速このジュースを飲んで頂戴」咲子がオレンジ色のジュースを持って、開いた口にいきなり注ぎ込む。
「ゲボ、ゲボ」と気管に入って咳き込む麻紀。
「美味しいだろう?理性が消えて性獣に成れる薬が入っているから、遠慮無く飲みなさい!マンコにも異なる薬を注入してあげるから、楽しい毛剃りが味わえるわよ!」
股間では芽野が少し通常よりも、大きなプラスチックの注射器を持って、左手で陰毛をかき分けて膣口に突き刺した。
「うぅ」と云う呻き声と同時に注入が開始された。
「これで身体の全てが、雌豚に成れる準備が整ったわね」
開口器を咲子が取り外し始めると、しばらく口が上手に閉じる事が出来ずに、涎が頬からこぼれ落ちる。
「綺麗な顔が汚れるわね」そう言ってタオルで頬を拭き取る黃。
「。。。。。。。。。。。。」麻紀は焦点が定まっていない様な瞳で、前の男を見ている。
榊がまだ近くに立って見ている事に気付いて「墨はゆるして。。。。。」と呟く様に言った時、注入が終った芽野が「もう直ぐ燃える様に敏感肌に成って来るわよ!」微笑みながら麻紀に話し掛けて、股間を出て行った。
黒のゴムのパンツが液体に零れて濡れて、陰毛も液体が付着しているのかべっとりと海苔の様に成っている。
「そろそろ効いて来たかな?」黃がその濡れた陰毛の処を指で突く様に触る。
「あっ、あっ」声を出してしまう麻紀。
「反応が出て来たわね!咲子さん準備出来ている?」咲子がシェービングカップに、ハッカ液を数滴入れて泡立てている。
「今夜の剃毛は、貴女の記憶に残る筈よ!」
「墨は。。。。。。」その事だけが記憶に残って居るのか、絶えず気にして要る様だが、半ば放心状態の麻紀。
指輪の発信器は記憶の遠くに消えてしまった様だ。
拒否反応
36-0141
その発信器の指輪に目を付けていたのが、調教を手伝っている女の一人で増田晶子だ。
自分と同じ様な指をしているので、チャンスが有れば抜き取って貰ってしまおうと狙っていた。
「始めましょうか?」黃が陰毛を逆撫でする様に触ると「ひぃーー」と声を出した麻紀。
「感度抜群に成った様ね!」ゴムのスリットの部分を両手で左右に開いて、陰毛が生えている部分を全て剝き出してしまう黃。
元々感度の良い麻紀に薬をたっぷり与えて、最後は膣に充分過ぎる薬を注入されて、燃え上がる程敏感にされてしまった。
「もう、お前は雌豚に成るしか仕方が無いのよ!判った!墨を入れられるのと坊主にされるのとどちらが良い?」
「ぼ、う、ず。。。」放心状態で答える麻紀。
「晶子さん、少し手首を緩めて!痛いから」天井に引っ張られて居る手首を見て黃が命じた。
増田は今がチャンスだと、手首の具合を見る様にしながら、黃達の目を盗んで麻紀の指輪を素早く抜き取ると、胸のポケットにしまい込んでしまった。
大きく開かれたスリットは、麻紀の陰部の陰毛は元より肛門部分まで広げられてライトに照らされている。
足の部分が持ち上げられて、早速咲子が尻の部分を両手で持つと左右に広げる。
その部分に芽野が刷毛にクリームを浸けて、塗り込むと「ひぃーー」と声出す麻紀。
「どうしたの?感じたのね?」黃が麻紀の顔の方に行って、覗き込む様に尋ねた。
たっぷりとハッカ液の入ったクリームは、麻紀の肛門を刺激して悲鳴の様な声を出した。
二三度悲鳴を聞いて白く泡の様に盛り上がった部分に、細い剃刀を持って黃が「私が剃ってあげるわ」と肛門の周りの雪を取り去る様に剃刀を動かし、産毛を剃り始めた。
「綺麗なアナルが見えて来たわ」そう言って指で突くと「あっ、あっ」と声を出した麻紀。
「この可愛いアナルも調教して、御主人様の物を咥えられる様にとの要望なのよ!」
「あっ、あっ、あー」弄くられて声が大きく成る麻紀。
「少し調教しましたので、反応良いでしょう?」芽野が黃に教えた。
「この女は、身体も顔も綺麗が性器、肛門も全て綺麗に整っていると思います!絶品の身体だと思いますね!それと感度も抜群ですから、価格的にはお安い買い物をされたと思いますよ!」北見会長が周に説明する。
「確かに全てが揃っている女は少ないのは確かだ!性器の整形をした女も多数知っている!多いのはビラビラの大きい女、クリトリスが包茎の女、肛門の変形した女性は沢山見ました。その様な女性は全て整形をして送り込むが、この女性はその様な事は必要無い様だ!クリトリスが陰毛に隠れて見えないが?」
「大丈夫です、勃起すれば大きく出て、ピンクの綺麗な豆ですよ!」
「それは、最高です!楽しみです!」周は喜ぶが、ビデオでは既に確認をしていた。
黃は先の細い剃刀で麻紀の肛門を剥き出しにして、綺麗に産毛を剃り上げると、芽野が素早く濡れたタオルで拭き取り「あっ、あっ」と麻紀の口から声を出させる。
引っ張り上げられていた足を少し降ろすと、ライトに照らされていた場所が肛門から陰部に変わり、黒々とした陰毛がライトの光でキラキラしている。
ハンドカメラで絶えずその光景を撮影している中村の股間は既に勃起状態で、横で指示を待っている男達も勃起状態に成っている。
「アナル気持ち良かった?」黃が尋ねるが「。。。。。。。。。。」無言の麻紀。
「綺麗な乳房が見えない!取り外して男達に舐めさせろ!飢えているぞ!」北見会長が股間を見て微笑みながら言った。
待っていましたと、坂本と秋田が胸からバストバイブレーターを取り外す。
器具が外れた麻紀の乳房を見て「おおー乳首が立っている」周が嬉しそうに言うと、隣の女の乳首を引っ張り「ひぃーいたー」と声を出した。
「坂本は上半身、下半身は秋田で気持ちを高ぶらせてやれ、少し舐め難いだろうが秋田の技術なら出来るだろう?やれ!」北見が剃毛の前に、どれ程感じてしまうのか見てみたいのと、男達に仕事を与えなければ暇そうだったからだ。
坂本はいきなり麻紀の唇にキスを試みるが、顔を背けて抵抗をする。
「未だ、理性が残っていますね!」黃がその様子を見て言う。
「秋田!早く舐めてやれ!」北見が命令する。
陰毛を両手でかき分ける様にして、いきなり顔を近づけるとクリトリスを長い舌を出して舐める。
「あっ、あっ、あっ!いやーー、あきたーやめてーー」
「秋田!嫌われているぞ!」
「やめなさいーーーーーーーーお願い他の人―――――」
秋田はその声に反応して、陰毛を無視して舐め始める。
「いやーーーーーー」足を大きく動かして抵抗して、声をかみ殺す様にして感じない麻紀。
坂本は乳房を揉み始めて、唇を乳首に持って行くと舌で転がす様に舐め始める。
「いゃーーーやめてーーーー」依然として抵抗を見せる麻紀。
「お前達、ママの機嫌を損ねた様だな!感じて無いぞ!しばらく待て!気分が乗ってから再挑戦の機会を与える!呼ぶまで休憩に行け!」
麻紀の抵抗に北見も驚いて、自分を罠に落としてステージのクンニで逝かされた事に大きな抵抗を持って居ると思った。
秋田達が消えると「余程記憶に残っているのね!秋田が難いのね?」黃が麻紀の顔を覗き込んで言う。
「。。。。。。。。。。」無言でカメラのレンズを見ている麻紀。
頭と身体が多少錯乱していても、拒否するものはするらしいと思った黃。
「この身体が受け入れられる様に改造しなければ、売り物に成らない様ね」
「い、たいー」麻紀の乳首を指で摘まんでねじ上げる。
「薬だけでは素直に成らない様だから、身体の芯から蕩けさせて、嫌いな秋田と抵抗無くSEXが出来る様にしましょう」
シェービングクリームを再び泡立て始める咲子が、刷毛にクリームを浸けて「ここの産毛を剃って貰いなさいよ」そう言って、今ねじ上げられた乳首に塗り始めた。
「あっ、あっ」刷毛が乳輪を二度、三度と撫でると白く成り、ハッカの刺激が麻紀の身体に伝わり「あっ、あっ」と左右の乳輪が白く成ると声を出す。
剃刀を持って黃が「動くと乳首が切れちゃうわよ」
そう言いながら左手で乳首を押さえて、剃刀が乳輪を一周する。
産毛は生えていないが、刺激を与える為に弄くり楽しんでいる黃。
徐々にマゾ化をさせて、命令に服従させる手法だった。
「うぅ、うぅ」剃刀の動きに声が。。。。。。。。
弄られる
36-0142
黃が乳首で遊んでいる時、芽野がシェービングクリームをたっぷり浸けて、大陰唇の左に刷毛を落とした。
「ひぃーー」目を見開き、声を大きく発した麻紀に「どうしたの?」乳首から手を離して顔を覗き込む黃。
「も、燃える!ひりひり!わぁーーーーだめーーだめーー」
刷毛が今度は右の大陰唇を上から下に這って、クリームの液が小陰唇に流れ込んで、ハッカの刺激が敏感な肌に染みる。
「どうしたの?マンコが燃えるの?秋田に舐めて貰う?」
「い、いゃーーひぃーーーーーたすけてーーー」再び刷毛が左側を今度は逆に撫でた。
再び右側を撫でられて「しみるーーーーやめてーーーー」足を大きく動かして訴える。
「早く剃って欲しいのか?」黃が尋ねると躊躇いなく頷く。
「素直に成ったわね」剃刀を持ちながら、股間に移動する黃。
直ぐに左手で白く塗られた陰部の皮膚を引っ張ると、中央に膣口が開いてピンクの肉片が覗く。
麻紀の口から「ひぃーーーーーーー」大きな声が出たのは、横から再び刷毛でピンクの肉片を刺激した咲子。
「我慢しなさい!我慢出来ないと!何度も塗られるわよ!」咲子が横から刷毛を見せて言う。
涙目に成って「は、はい」と返事をする麻紀、この様にして従順なマゾ奴隷に仕上げてしまう三人。
もう頭の中に発信器の欠片も残っていない、今の状況に対応するだけで精一杯だった。
「ジョリ、ジョリ」黃の剃刀が左側の大陰唇の皮膚を引っ張って剃り始めると、目を閉じて剃刀の動きに時々「うぅ、うぅ」と少し口を開いて声を出し始める。
「感じている様だな」周が言うと「剃毛は感じる様に調教は進んでいます」北見が答える。
「濃いので青白い肌に成るので、青空のイメージですな!」榊が意味不明の言葉を吐いた。
「あっ、あっ」反対側を剃られると、徐々に気持ちが良く成っているのか、声が小刻みに出る麻紀。
「さあ、綺麗に成ったわ!中村さん撮影してあげて」黃が股間を離れると、丁度クリトリスの下三センチ位からIラインが綺麗に剃毛されている。
依然剛毛のクリトリスから上の下腹部は全く手つかずの状態。
気持ち良くさせると、次は虐める段取りの黃。
「もう、黒のパンツは要らないだろう?榊さんのイメージが湧かないらしい」
「はい、判りました!咲子さんゴムのパンツ切って頂戴」
咲子がワゴンの上から先の細いハサミを持つ、芽野が長い鉗子を持って麻紀の右側に立つ。
「待って下さい!脱毛希望ですから、これで脱毛しましょう」
鉗子を持って周達に見せる芽野。
黃に指示されて増田が分厚いタオルを畳んで麻紀の目の上に覆い被せた。
視界を遮られると、直ぐに芽野が鉗子を持って下腹部の陰毛を摘まんで丸めると、引っ張り抜き取る。
「い、いたいー」大きな声を出す麻紀、数本の陰毛が鉗子に巻付けられて抜き取られた。
「脱毛するのよ!痛いの?我慢しなさい!」
「いたーーいたーいーー」同時に再び巻付けて数本を引っ張って抜き取られた。
「全部抜き取ると、相当痛いでしょうね!この辺りの毛はどうかしら?」
芽野の鉗子がクリトリスの近くに移動して、陰毛を巻付けると少し引っ張った。
「い、いたーいたー、ゆるしてーー」の言葉が麻紀の口から飛び出す。
数本を巻付けて、毟り取ると「いたいーーーー」の大きな声。
「そんなに痛いの?」黃が麻紀の顔からタオルを取除くと、完全に涙を流している。
「そんなに痛かったのか?」そう言われて頷く麻紀。
「それじゃあ、剃ってやろう」
その言葉と同時に咲子が下腹部にクリームを塗り始める。
刷毛に充分クリームを浸けて、下腹部から真っ白に変わってしまう。
「蒸らしてあげないと痛いのよ!」
クリームがクリトリスの近くに塗られると、ハッカが染みて「あー、だめーーあついーーだめー」と声が出るが、構わず刷毛をクリトリスの近くでねじる様に移動させる。
「ああーー駄目ーー駄目ーーー燃えるーーー我慢出来ないーー」
「ひぃーーーー」刷毛先でクリトリスを弄くられ、もう我慢の限界に達する麻紀。
横では芽野がお湯で温かくしたタオルを畳んで準備をしている。
普通より少し熱いので、両手で交互に叩く様にして持っている。
咲子のいたぶりが終るのを待って、タオルを白く成った陰部に置くと「あついーーーーー」と今度は大きな声を発する麻紀。
直ぐに温度に慣れると、黃が上から押さえる様にして、割れ目に沿って指で刺激を始める。
「あっ、あっ、あっ」声が出ると「ここが気持ち良いの?」中指を擦りつけてタオルに麻紀の陰部が映る程指を動かす。
「ああーああーーだめーーだめー」クリトリスを刺激されて声が変わる。
痛みと快感を交互に与えて、徐々に麻紀を自分の世界に引きずり込む黃。
その頃堀田は漸く高速の入り口が見えて来る場所まで戻って来たが、まだ気持ちは迷っている。
西宮美容クリニックに乗り込んで麻紀の容体を聞いて、本当に治療中に何か事件が起ったのか?を確かめるのが正しいのか?堀田の気持ちは麻紀を諦め切れない。
「やはり、美容クリニックに一度行って確かめ様」そう独り言の様に言うと、名神高速の京都東インターに向かった。
安住刑事も麻紀がメールの返事を返さないので気に成っていたが、持田支店長殺害に関与した大手のコンビニ、ハピットの本部の人物の割り出しに、暴力団関係者の逮捕に総動員で対処していた。
神戸の暴力団、竜虎会に所属する秋山猛と森勝二の二人の実行犯の逮捕が夕方兵庫県警の手で行われて、これから事情聴取が始まろうとしていた。
逮捕された二人と親分が何故逮捕されてしまったのか?理解出来ない程の出来事に成っていた。
何処から犯罪が暴露されたのか?当人達も夢の様な話に成っていた。
「お前達に殺しを依頼した人物がリークしたかも知れないぞ!」
「俺達は誰の依頼か知らないのに?親分に聞いてくれ!」二人は声を揃えて依頼主の名前は知らなかったと証言した。
安住は今、刑事十数人で竜虎会の事務所に向かっていた。
依頼主の名前を聞く為に、それは情報が確かな事を示し、逮捕した二人が持田殺しを認めたからだった。
剃毛後
36-0143
大友捜査一課長はたれ込みが事実だった事に驚き、中堅規模の竜虎会の事務所に依頼主の事実を確認に向かわせていた。
(大手コンビニ、ハピットの安西課長が裏事情を知りすぎた持田支店長を、暴力団竜虎会の秋山と森を使って大阪のホテルで殺害した事実を伝える。事件の解決を祈る男より)の電話は兵庫県警を驚かせた。
逮捕した二人があっさりと、持田支店長の殺害を認めたが、後ろの人物を知らないと言うので事務所に乗り込む。
二人の組員を逮捕した事実を伝えられた組長、竜哲三は呆れた表情で何も言わず簡単に刑事達に逮捕された。
「何故二人が逮捕?誰が?」余りの突然の逮捕に言葉が無く、警察に連行された。
取り調べで「組長が誰に頼まれて持田支店長を殺したのかも、我々は掴んでいる!事件の全容を包み隠さず話せ!」大友捜査一課長が最初に言った。
「殺しの依頼者の名前は話せない!」といきなり黙秘に成る竜。
その後膠着状態に成る警察と組長だった。
当事者の二人は、何度尋ねても親分からの指示で、大阪のホテルで持田支店長を殺した。
殺しの方法その他、現場の状況に合っているので、この二人が実行犯だと確信は出来た。
県警では組長が話さない限り、ハピットの安西課長を引っ張る事は出来ないと大友は考えている。
何故なら、あの有名な大企業の本部の課長が暴力団を使って殺人をする事が考えられないからだ。
その間にも麻紀は滋賀の卍会のアジトで、剃毛プレーの真っ最中で、タオルを漸く取除かれて、岩海苔の様に成った陰毛をライトに晒していた。
ハサミを持って咲子が、ゴムのパンツの端を引っ張って切り始めた。
「ジョキ、ジョキ」と窮屈な空間に刃先が入り、ゴムを切り裂き始める。
太股から入った刃先はスリットの部分まで到達、一気に反対側に巻き上がって麻紀の腰に「ピシャーン」と当たると「いゃー」叩かれた様な衝撃が有ったのか?声が出る。
同じ様に右足の太股からも刃先を入れて、切り裂き始めるとしばらくして同じ様に「ピシャーン」と叩く。
最後に腹の部分を大きく引っ張って、刃先を入れて切り裂くと全体のゴムが麻紀の尻に集まって「きゃー」と言う。
ゴムのパンツの切れ端を尻の下から、引っ張り出すと完全に全裸の麻紀の身体がライトに照らされて光る。
「おお、これは映えるな!白い肌に黒い陰毛!中々これも良い姿だ!榊が立ち上がって麻紀に近づく。
「このきめ細かい肌、もち肌だな!素晴らしい素材だ!製作意欲が湧いてきた」腰骨の辺りを榊の手が這う様に動く。
「この辺りを少し剃り上げますので、ゆっくり考えて下さい」黃が告げると、下腹部に咲子がシェービングクリームを塗る。
黃が下腹部の上部に剃刀をあてると「ジョリ、ジョリ」と早速剃り始める。
剃り跡が青白く成って、黒い陰毛が白いクリームと一緒に消えて行った。
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」丸みの有る皮膚を引っ張って伸ばしながら剃り上げるのに時間は殆ど掛らない。
「ジョリ、ジョリ」横に置いたタオルの上に剃り取られた陰毛が載せられている。
下腹部は直ぐに綺麗に剃毛されて、クリトリスの上下に少し陰毛を残して黃が剃刀を置いた。
老人の顎髭の様な感じで残された陰毛、一番麻紀が感じる部分だけが残されているのだ、
青白い肌を再び榊の手が撫でると「あっ、あっ」と反応を示す。
「この部分が良い様だな!」そう言って陰毛を引っ張ると「いゃーん」と声を出す麻紀。
「もう、充分薬が充満して居る様だな!例の物を入れて広げてやれ!」北見が麻紀の股間をもっと広げる様に指示した。
それは性器を完全に剥き出しにして、固定してしまうシリコンラビアスプレーザーの使用を指示したのだ。
Gスポットに挿入して、大陰唇を大きく広げて固定出来る道具で、麻紀の性器の全てがライトの下に晒される事に成るのだ。
「最後のこの部分をこれから剃り上げましょう!五月蠅いのでタオルを咥えさせて」
晶子に指示する黃。
晶子がタオルを棒状に丸めて「口を開けなさい!」と言うが反応が無い麻紀。
「何をしているの?染みるから五月蠅いのよ!鼻を掴めば口を開くわ」と怒る。
鼻を摘まむと直ぐに口を開いた麻紀の口にタオルを咥えさせる。
直ぐに咲子がシェービングクリームを残った陰毛の上に刷毛で塗り始める。
「うぅーーうぅーーーうぅーー」手足を動かして、反応する麻紀。
ハッカ液がクリトリスと、尿道、小陰唇に流れ込んで、耐えられない刺激が伝わっている。
黃が白く成った陰毛に細い剃刀を入れると「ジョリ、ジョリ」と剃り始める。
目を白黒させながら耐えている麻紀。
クリトリスに刃先が触れて、一層刺激が強くなり「あ、う、うーうぅーー」と声を発して苦しいのか痛いのか、感じているのか?全く判らない反応だ。
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」音が大きく聞こえる。
麻紀には今まで経験した事が無い、刺激で身体が暑く成って一番感じる部分を触られ、剃られているので興奮をしている。
「一杯流れ出てきたわ!最初は染みたが、それが快感に変わってきたのよ!」そう言いながらクリトリスを指で刺激すると「あーあー」と言いながら手足に力が入っている。
「逝きそうに成っているわ」咲子か横から見て言う。
剃刀が残り僅かな陰毛を剃り上げると、青白い肌がライトに照らされて、タオルで残りのクリームを拭き取られると、ハッカの刺激も消えてしまった。
「綺麗に成ったわ、それを挿入してあげるわ」
小さな湾曲した道具を麻紀のGスポットに挿入して、大陰唇を強制的に広げてしまう道具だ。
この道具を入れられると、クリトリスが完全に剥き出しに成り、尿道プレイも簡単に出来る様に成る。
性器の形に合わせて自由に変形するので、誰にでも使う事が出来る道具なのだ。
黃がその道具を持って、剃り上げられた大陰唇を指で広げて、陰部に挿入を始める。
「うぅ、うぅ」感じているのか?痛いのか?麻紀の反応はタオルで判らなかった。
断髪地獄
36-0144
「おおー綺麗に成ったな!マンコがよく見えるぞ!ママにも見せてやれ!自分でこれ程明るい処で見られないだろう?」北見の指示で増田が準備していた鏡を持って来る。
「ほら、自分のマンコを見てご覧!綺麗に剃毛されているから、奥まで良く見えるでしょう?」鏡を持って角度を合わせて見せる。
「これがクリトリスよ!ピンク色が可愛いでしょう?」咲子が横から金属の棒で示す。
「いゃーー」と顔を背ける麻紀だが、口のタオルで声がかき消されている。
「何か言いたいのか?タオルを外してやれ!」北見会長が言うと、黃がタオルを口から取除く。
「もう、やめてー充分辱めたでしょう?」比較的正確に答える麻紀に驚く黃。
薬の影響は消えたの?そんな筈は無いわ?身体の中は媚薬と、理性が効かない薬で一杯の筈だわ?不思議そうな顔に成る。
「これが尿道よ!明日からここのプレーもしてあげるわ!」咲子は黃とは違って、次々と金属の棒で示して麻紀に説明を施す。
「もう、やめてーー」
「止めないわよ!ここは貴女が欲しがる穴よ!後で極太のバイブをねじ込んであげるからね、もうエンドレスで逝かせて腰が抜けるまで責めてあげるわ」
金属の棒で膣口を突くと「うぅ、うぅ」首を大きく振る麻紀。
セットされた肩の少し上で揃えられた髪が、顔を時々隠す程振った。
「もう充分見ただろう、次に移れ!」
いきなり両手が引っ張り上げられると、咲子が素早く股間からシリコンラビアスプレーザーを股間から抜き取る。
身体が浮き上がると、椅子を抜き取って麻紀を床にそのまま降ろした。
「散髪の椅子を持って来て頂戴!」黃が男達に指示した。
「いゃーー、坊主はゆるしてー」散髪と聞いて逃げ腰に成る麻紀。
「じゃあ、刺青を入れて貰うのか?」
「。。。。。。。。。。。」無言に成る麻紀に「雌豚は全員坊主に成るのよ!諦めなさい!」黃が強い口調で言う。
「中国の財閥に可愛がられて、贅沢をして暮らすのよ!良いでしょう?」
「そうだ!ママの仇はもう直ぐ逮捕されるだろう?思い残す事は何も無いぞ!」北見会長が言う。
そこに散髪様に造られた椅子が運ばれて来る。
男性用の椅子だが、座る部分には特殊な窪みが在り、麻紀の身体を正確に座らせると下から、突起物(男性のペニスの形をした物)が横のスイッチで上昇するのだ。
「さあ、椅子が来たわ!座らせてあげなさい」
「いゃーーやめてーーゆるしてーー」の言葉を無視して、いつの間にか秋田と坂本が麻紀のからだを抱え上げて椅子に座らせる。
両手を椅子の横の肘掛けにベルトで結び付ける。
次に背もたれに着けられているシートベルトで、上半身を固定する。
クロスでシートベルトが着けられると、上半身が動かす事が出来無く成った。
普通の椅子より幅が広く、足を広げさせられて膝の部分をベルトで固定される。
膝から足先は自由に動かせるが、腰から上が全く動かす事が出来ない。
「気分はどう?覚悟は出来たかしら?」
「おねがい、ゆるしてーー」
「暴れると危ないので、顎を固定して猿轡を填められるのよ!」
首に巻付けて、猿轡の様に口にねじ込み革のベルトが口に巻付けられる様に付けられている。
「この椅子も貴女の身体に合わせて造られているのよ、だから全てぴったりの寸法でしょう?」
「。。。。。。」
「多分必要だと思うけれどね!少し椅子を倒すわ」ボタンを押すと背もたれが倒れて足が上に少し上がった。
普通の椅子なら足が伸びるのだが、この椅子は少し足が上がって、段差の下から椅子の下が覗ける様に造られている。
麻紀の座った椅子が一メートル程高い位置に置かれて、椅子の部分は透明に成っているので、丸見え状態。
「中々面白い角度だな!散髪を始めてやれ!」
椅子が元の状態に戻されて、麻紀の目の前に手動のバリカンと電動のバリカンが置かれたワゴンが持って来られた。
恐怖を感じさせて、喚いた時に下からペニス状の物が上昇して来る予定だ。
「いゃーーゆるしてーー」
「墨を入れたくないのだろう?じゃあ諦める事だわ!」
手に持って「ギーギー」と音を立てる黃。
髪の毛を触ると「いゃーーやめてーー」と言いながら目を閉じる。
その時、芽野がスイッチを入れて、椅子の下からペニス状の物体が上昇を始めた。
「な、な、なにーーあっ、あっ、な、なに、あっ、あっあっあっ、あっ、ああーーああーうぅ、うぅー」膣に挿入された事を麻紀が身体で示すと「ギーギー」と音を立てて手動のバリカンが動き諦めさせる様に、額に入って行った。
増田に頭を押さえられて、黃が「ギーギーギー」とバリカンを動かす。
刈り取られた髪が白い麻紀の乳房にぱらぱらと落ちた。
「ああー、ああーああー」奥まで入ったペニス状の器具が、バイブの振動を始めると、もう麻紀は頭の事を考えるより「ああーー、ああーーだめーーゆるしてーーだめーー」
何を許して貰いたいのか?散髪なのか?それともバイブか?身体は燃えているので、一気に火が点いた状態に成ってしまったのだ。
咲子が電気バリカンのスイッチを入れると、直ぐに襟足の方から刈り上げ始める。
「ガーガーガー」の音と同時に長い髪が床に散乱して、後頭部に筋の様にバリカンの跡が残る。
「ああーーだめーーーああーああーーやめてーーゆるしてーーもえるーーー」
「気持ち良いでしょう?これから何度も逝かせてあげるからね」
手動のバリカンで額を刈り取って、黃は次の準備に取りかかる。
咲子が黃の刈り取った部分に電気バリカンを入れると「がーがーがー」と一瞬で前髪が無く成って白い身体に落ちて散らばった。
額から頭頂部に向けて、白いバリカンの跡が出来て、左右に長い髪が散らばって落ちた。
「ああーああーーいくーーいくーーだめーーー」の声と同時に少し身体が強ばるが、麻紀は一度目の絶頂を終わった様だ。
「がーがーがー」と次々と刈り取られた髪は床に散乱している。
それを見ている麻紀は、諦めなのか逝ってしまって力が抜けたのか?しばらく無言で眺めていた。
直ぐに「ああー、ああー」と再び身体が感じ始めて声を出す麻紀。
美尼誕生
36-0145
しばらくして麻紀の頭は刈り取られて坊主に変わる。
すると放心状態の麻紀を、黃が嗚咽で二度目の絶頂を終った口に、猿轡を付けて顎を固定して動かなくした。
これから剃刀を使うので、頭が動くと危険だからだ。
「スイッチも止めて!」
バイブのスイッチを止めるが、ペニス状の異物は麻紀の膣に入って、閂の様に成っていた。
咲子がシェービングクリームを泡立てて、直ぐに麻紀の頭に塗り始める。
芽野は蒸しタオルの準備をして待っている。
青く剃り上げなければ、全く美しく成らないので、綺麗に剃り上げてしまうのだ。
青白い頭に白い身体、それが希望だと周の飼い主は言ったらしい。
真っ白に塗り上げられた頭に、蒸しタオルをターバンの様に巻付ける芽野。
しばらく蒸らすと、再びシェービングクリームを塗り込み。
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と剃り始める黃。
動けないのと、放心状態の麻紀は虚ろな目で前を見つめているだけだ。
陰部と異なり堅い毛髪は、二度剃りが必要なので交代をする事に成っている。
麻紀は二度絶頂を終り、刈り取られて剃られている事が判るのか?全く動かないで、目が精気を失って焦点が定まっていなかった。
その頃漸く堀田は西宮美容クリニックに戻って来て「あれ?西野整骨院?何だ?」と看板を見上げて驚きの声を発していた。
これはどう成っているのだろう?美容クリニックは?何が起ったのか?全く理解に苦しみながら、近所の人を捜して訪ねる。
すると「ここは前から整骨院で、マッサージもしていますよ」と答えた。
整骨院の扉は閉ざされて、物音が聞こえないので誰も居ない事は明白だが、麻紀ママは一体どう成ったのだろう?堀田はもう我慢出来ずに、一番近い交番を捜して事実を伝える事にした。
しばらく捜して交番に行くと、堀田の話を全く信じない警官。
その様な事をして、何が有るのか?と逆に問い正されて住所と名前と連絡先だけ聞かれて、追い帰らされてしまった。
自宅に帰ろうと車を動かし始めて、再び不安が堀田の頭を占領してしまう。
何か犯罪に巻き込まれてしまったのか?あれ程の美人だ!誘拐されたのか?でも美容整形には自分から来たから、脱毛美容に来た事には成っていた。
本人は脱毛に来たのだが、誘拐された?誘拐する為に病院の看板を偽装?堀田の想像はどんどん膨らんで、警察に駆け込みたく成ったが、思い留まって阪神高速を明石に向かい走り始めた。
先程、交番での巡査の対応の様に言われる!そう思うととても警察に行けない堀田。
安住刑事は昼メールを送ってから、電話も電源が切れてメールも届かない状況に不安が募り、マネージャー小杉の携帯に電話をした。
小杉は今日からお休みで、病院に行かれたのかも知れませんと答えた。
安住は直ぐに服部産婦人科病院に問い合わせたが、その様な方は来られていませんと言われて益々不安に成る。
マンションの管理人室に電話をすると、昼前後に女性の方が来られて一緒に出掛けたと教えてくれた。
丁度自分にメールが入った後、連絡が出来なく成ったので、映画?演劇?友人と行った?と考えたが、既に時間は七時?不安は払拭されない。
取り調べは依然膠着状態で、ヒットマンの二人は親分の指示で動いただけ、親分は黙秘が続いている。
その頃麻紀の頭は二度目の剃刀が入り、つるつる状態に変わっていた。
「おおー綺麗に成ったぞ!美人の尼さんの誕生だ!縛り上げて準備をしろ!」北見会長が命令する。
漸く刺さっていたペニス状の異物が、麻紀の膣から取除かれる。
放心状態の麻紀の身体を二人の男と、女が抱え上げて横の畳の上に横たえる。
いつ畳が準備されたのか?誰も気づかない程だった。
そこに「只今戻りました」と渡辺が入って来た。
「ご苦労だったな!」北見会長が労いの言葉を言った。
「おおー綺麗な尼さんが出来上がっていますね」畳の上に横たわって白いお尻を見せている麻紀を見て言った。
「お前も見学していけ!今から面白いぞ!」三人が座る椅子の後ろに立って眺める渡辺。
「身体を起こして!」横たわった麻紀の身体を抱き起こす坂本。
黃が素早く麻紀の右腕を持って背中に廻して、今度は左手も廻すと直ぐに縛り始める。
力無く視線が定まらない麻紀の乳房の下に、縄が巻付けられて縛り始めて「もう、ゆるしてーー」とか細い声で訴える。
「これからもっと極太の物をぶち込んであげるのよ!嬉しいでしょう?」咲子がワゴンの上から直径五センチ以上の極太のかりで造られたバイブを持って見せる。
麻紀の性器に合わせたクリトリスを同時に責められる別注品だ。
黃の縄の縛り方は早く、手慣れているのが直ぐに判る。
後ろ手に縛られて乳房の上下に縄を巻付けられて、首から縄を乳房に引っ掛ければ、麻紀の乳房が飛び出した様に締め上げられた。
「どう?縛られた気分は?」
「。。。。。。。。。。」何も言わずに放心状態が続くが、締め上げられると「うぅ、うぅ」と声が出た。
「尼さんが縛り上げられている感じが良いな!吊り上げてぶち込んでやれ!」
背中の縄にフックを付けて、麻紀の天井の滑車から垂れた縄に結び付ける。
同じ様に右足の膝のベルトにも縄を結び着ける黃。
「さあ、立ちなさい」そう言って麻紀の身体を立たせると、滑車が廻って縄が伸びきった。
散髪椅子が運び出されて、床には無残な麻紀の長い髪が束に成って散乱している。
「見てご覧!貴女の長い髪がそのまま有るでしょう?切らなかったのはね、あの髪を使って鬘を造るからよ!中国に行く時には被らせてあげるからね!」黃に言われて、視線を自分の髪の残骸に目を移すが殆ど反応は無い。
「自分の今の姿を見てないでしょう?もう直ぐ大きな鏡を持って来て、見せてあげるわ」
左足の膝にもフックを引っ掛けて、滑車の縄に結び付けると、背中の滑車が廻り始めてゆっくりと上に引っ張り上げられる。
男達が大きな鏡を運んで位置を確認して、立て様としている。
「あっ、あっ」も声を残して、麻紀のつま先が畳から離れて行った。
極太バイブ
36-0146
麻紀が吊り上げられた時に見える角度と位置に置かれた鏡。
丁度大人の顔の部分に麻紀の陰部が来る位置で止ると、今度は膝の部分の縄が動き始める。
「あっ、あっ」の声と同時に両方の膝が引っ張られると、徐々に股間が開いて無毛の陰部がライトに照らされて光る。
先程の散髪椅子の名残で、陰部が麻紀の愛液で汚れている。
背中の部分にいつの間にか三本の縄が引っかかり、麻紀の身体を支えている。
徐々に開かれた股間はM字開脚で吊り下げられて止ると、身体を回転させて鏡の前にその身を晒した。
「あー、やめてーー」自分の姿に始めて声を発した麻紀は、自分の剃髪姿と剝き出された陰部を凝視出来ずに顔を背けた。
「もっとしっかり見て、自分の置かれた立場を考えるのよ!お前は雌豚なのよ!御主人様には逆らえないのよ!SEXも拒否出来ないのよ!」そう言いながら、麻紀の頭を持って無理矢理鏡を見せる。
「いゃーー」丸坊主の自分の姿は耐えられない屈辱で麻紀の心を完全に破壊してしまう。
「もう諦めて、身体を任せるのよ!」
「そうだ!秋田にお前の汚れたマンコを舐めて貰え!」北見会長が秋田に指示をする。
「いゃーー秋田はいゃーー」急に嫌がる麻紀に「素直に成れないのなら、ここに刺青を入れる以外に無いわよ!それでも良いの?」
「。。。。。。。。。。」無口に成る麻紀。
「秋田!綺麗にしてやれ!」その言葉に麻紀の股間にいきなり顔を持って行く秋田。
「いゃーー、秋田は。。。うぅ、あっ、あっ」いきなり両手で大きく広げられて、クリトリスを舐められる麻紀。
「ペチャ、ペチャ」と音が大きく室内に響く。
腕時計型のマイクを付けているので、大きく聞こえているのだが、麻紀には大きな刺激に成ってしまう。
「いゃーーやめてーーあきたーーあっ、あっあっあっ、あっ、ああーーああーうぅ、うぅー」膣を大きく広げられて舌を丸めて入れられると、我慢の限界に成ってしまう麻紀。
「ペチャ、ペチャ」
「だめーーあきたーーーは、いゃーーーー、ああーーああーーーああーー」
「流石は秋田だな!嫌々と言いながら、逝かせる!」
「ああーーだめーーーああーああーーゆるしてーーだめーー」
しばらく秋田のクンニが続いて、北見が仰け反る坊主頭を見ながら言った。
手を叩く三人の男、目の前で「ああーーだめーーーああーああーーいくーーいっちゃうー」の声を残して項垂れる麻紀。
秋田が漸く股間から離れて、三人に一礼をしてその場を去った。
「。。。。。。。。。」放心状態で股間が濡れている麻紀。
「次はこのバイブを咥えさせてあげましょう」咲子が直径五センチ以上の極太のかりで造られたバイブを持って麻紀の股間に近づく。
「中は燃えているでしょう?これで冷やせるかな?」
愛液で濡れている陰部に、極太のかりを押しつけて刺激を始める。
「あぅ、うぅ、うぅ!誠次さん!欲しいの!」と虚ろな顔で口走る。
「誠次って、あの刑事か?」北見会長が尋ねる様に言った。
「忘れるまで時間が掛りそうですね!」周が女の胸を触りながら、自分の股間を舐める様に指示をした。
女は直ぐにベルトを緩めて、周のズボンを下げると中に手を入れてペニスを掴む。
「直ぐに忘れさせますよ!ご安心を!」横に座って居た榊が断言した。
「ぐっ、あぅ、ぐっ」咲子が極太のかりの挿入を試みると、光る頭を大きく振って反応をする麻紀。
固唾を飲みながら見守る三人の男、女達も自分の股間に突き刺さる様な疑似体感をしている様に、身震いをしているのがよく判る。
「咥えなさい!」そう言いながら押し込み始めるが、流石にスムーズには挿入出来ない。
「ぐ、あぅ、ぐぅ、わーーうぅーー」の痛みとも嗚咽とも判らない声と同時に膣口に滑り込んだバイブ。
「中に入れば、もう貴女を狂わせる程、良い気分に成れるわ」スイッチを入れると、振動を始めるバイブに「ああーーああーああー」振動と同じ様に声を出し始める。
「馴染んできたわね、奥まで入れてあげると、この部分が貴女のクリちゃんを刺激するから、何度でも逝くわよ!」
そう言うとバイブを一気に押し込む「うぅ、うぅーーー」仰け反る青い頭。
「ああーーだめーーーああーああーーいいーいいわーー」
クリトリスに刺激が加わって、感じる度合いが増してしまったのか?責められる事に感じている麻紀。
女が周のペニスを咥えて、一生懸命フェラをしている。
「うぅ、うぅ」周は声を出しながら、目と身体で感じている様だ。
麻紀は奥に突っ込まれて、クリトリスへの刺激と子宮に当たる刺激で「ああーーだめーーーああーああーー」「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」の声を残して完璧に痙攣を起こし始める。
「ああーーだめーーーああーああーー」「いっちゃうーーーーーーーーーーーーーー」の声と同時に完璧に仰け反り気を失う程感じて果てた。
「次の準備を始めろ!しばらく休憩をする」
北見会長は席を立って奥に消えるが、周はフェラの刺激と興奮で終ってしまった。
その頃睨み会いの組長竜哲三と兵庫県警。
大友捜査一課長が痺れを切らせて「安西課長の名前を出して見るか?」と言い始めた。
少なくとも大企業の本社の課長の名前を出す事は、大友課長には賭けの様な事だった。
たれ込み情報だから確信は全く無いが、今の状態を打開するには仕方が無かった。
既に時間は九時、明日まで引きずるより今夜中に白黒を付けたい。
「親分!竜!お前が言わなくても、県警には情報が入っているのだよ!依頼した男はコンビニ大手の課長だろう?」
そう言われて顔色が変わる竜組長。
「コンビニの、ハピットの人間は知らない!」と口走ってしまった。
「おいおい、誰もハピットとは言わなかったぞ!ハピットの本社の課長さんか?何処から紹介して貰ったのだ?」
誘導尋問に口を滑らせた竜組長に「お前を売ったのが、その課長さんだと言ったらどうする?」
「えっ、どう言う意味だ!」
「そう言う意味だ!」そう言って微笑む大友捜査一課長。
刺青
36-0147
「組長に聞きたい事が有る!」安住刑事が急に口を挟んだ。
「誘導尋問は卑怯だぞ!」
「違う!卍会って組織を知っているか?」安住は麻紀が卍会に捕まって変態調教を受けたのと、その一味に一連の殺人事件の女が居るので、尋ねたかったのだ。
勿論今連絡が出来ない麻紀の事も気に成っての質問だった。
「卍会?突然何を聞くのだ!今回の事件とは関係無いだろう?それとも卍会が絡んでいるのか?」急に真顔に成って逆に尋ねた。
「知っているのか?知らないのか?」問い詰める安住。
「噂では知っている!東門に卍会の経営しているスナック卍が在る」
「おい、捜査員を出動させろ!」大友捜査一課長が直ぐに指示を出して、数名が卍に向かった。
「噂ってどの様な事だ!」
「変態だろう?バックには相当大きな組織が有ると思う!女を調教して売買していると聞いた」
「何処に売るのだ?」
「日本の変態趣味の金持ちとか、最近は海外に売り飛ばして居ると聞いたが、変態の気持ちは判らんが高く売れるらしい」
「売春組織か?」
「詳しい事は知らないが、人身売買だろう?国内にも沢山会員が居ると聞いたな!DVDの販売とか写真を会員に販売しているらしい!本当に今回の件とは関係無いのだろうな?卍会の組織は恐いと噂で聞いているので、関わりたく無い」
「実は京都のライブハウスの地下で、客を集めてショーを見せていたのだが、何処かにアジトが在るのだろう?」
「ショーをしていたのか?木村って医者が刑事に撃ち殺された事件だな!」
「組長もニュースは見ているのだな?ショーとは発表していないのに知っているのは?」
「噂で聞いたのだよ!卍会のアジトで調教されてショーに出すって聞いた」
「そのアジトって何処に在るのだ?」
「近畿地方の山の中だと噂で聞いた!場所は知らない」
安住は未だに連絡の出来ない麻紀の身に何かが起っていると確信していた。
鑑識の富田の調べでは、指輪からの発信は今以て皆無!卍会に誘拐されてしまった可能性が有ると、気が焦って取り調べ室を飛び出した。
「何か変わった報告は入ってないか?」緊急の電話を受ける部署に尋ねる。
「管内の交番とかで何か変わった報告は入ってないか?一応管内の交番に聞いて欲しい、何でも良いので教えて下さい」と尋ねて廻る安住刑事。
漸く降ろされた麻紀を縛り上げた状態で、台の上に抱え上げて載せる男達。
「気絶しているのか?」
「夢の中だろう?」
「それにしても良い身体をしているな」と話しながら台の上に載せる。
黃が縄を解き始めると漸く目覚めて「何が?もうゆるしてー」と小さな声で言う。
「気持ちが良くて気絶したのだろう?もっと気持ちが良い事をしてあげるよ!」
「もうゆるして、充分いたぶったでしょう?」
「誠次さん!入れてーって叫ぶ女が何を言っているの?」咲子が手伝いながら麻紀に伝える。
恥ずかしそうに「。。。。。。。」無言に成った。
腕が自由に成ると同時に台に寝かされて、両手に手枷が填められると、直ぐに台の横のベルトに結び付けられて、両手が固定された。
黒の枕を青い頭を持ち上げて放り込む芽野。
「何をするの?もうゆるしてー」
身体に縄の跡を残して、仰向けに寝かされると台の横に照明器が運ばれて設置される。
腰に太いベルトを巻付けられると、足の後方にも照明器が設置されている。
左右に照明器が置かれて、三箇所から照明で下半身が照らされる事が判る。
台の横には婦人科の足を置く様な物が左右に取り付けられて、ボルトで台に固定された。
「ここに足を乗せるのよ!」そう言われても足を載せない麻紀。
どう考えても大きく股を開かなければ、足を載せられないので躊躇いが有る。
「早く足を載せなさい!」
「もう!いゃー」
「いつまでも誠次さんって言っているから、ここに墨を入れて貰うのよ!早く足を開いて載せなさい」
「いやーーーー刺青なんか絶対にいやーーやめてーー」暴れ始める麻紀。
「少し薬が切れて来た様ね!元気に成ったじゃ無い!手伝って」
黃と咲子が左足を持ち上げて、載せようとすると右足でそれを防ごうと必死に蹴る。
「必死に成っているわ!諦めが悪いわね!」芽野が手伝うと流石に抵抗出来ずに、左足を金具に載せられて膝と太股にベルトを巻付けられてしまった。
「お願い刺青だけはゆるしてーーーお願いします」必死で頼むが、右足も同じ様に金具に固定されて大きく広げられてしまった。
「助けてーーーお願いーーー」大きな声で叫ぶ。
榊が道具を載せたワゴンを押して、北見会長、周を伴って現われた。
「おお、大股開きに成っているな!素晴らしい眺めだ!榊さん良い素材でしょう?」
「はい、最高の素材ですね!」そう言って下腹部を触ると、麻紀の陰部から小便が漏れて流れてしまった。
「おい、おい!早くも小便を垂れ流したぞ!掃除をしてくれ」榊が汚れた床を指さし増田が直ぐに雑巾を持って掃除に来た。
「お願いします!刺青は許して下さい!お願いします!」何度も頼み込む麻紀は必死だ。
「私は刺青師だ!貴女の様な絶品の素材を前にして諦められないな!」
「そろそろ、黙らせましょう!」顔の処に黃が猿轡の道具を持って行く。
「少し痛いので、声を出す!しっかりと咥えさせて下さいよ!」榊が言いながら、照明のスイッチを入れる。
三箇所の照明が点灯されると、麻紀の陰部が明るく浮かび上がって影が無く成り、青白い肌が浮かび上がる。
濡れたタオルで陰部を拭き取ると、麻紀は身体を硬直させて震えながら「ゆ。る、し。て」と言う。
空かさずその口にタオル地の猿轡がねじ込まれて、後頭部で強く結び付けられた。
口を確認する黃に、涙目で訴える麻紀の姿が痛々しいが、全くの無視だ。
桜の花びら
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身体が震える麻紀の下腹部を押さえて、榊が鋭い針を手にクリトリスの側を突き刺す準備に入った。
「うぅ、うぅーーー」猿轡の中で泣き叫ぶ麻紀の目に涙が溢れる。
「綺麗な桜の花びらを、一番敏感な部分に彫って貰えるのよ!楽しみね!これで誠次さん!入れてーって叫ばないわよ!今夜はこれで終りよ!明日は貴女の可愛いお尻を可愛がってあげますよ!」そう言いながら麻紀の頬を手で撫でた。
「始め様か?手彫りですから動くと危ないので押さえて下さい」榊が言うと芽野と咲子が左右から麻紀の身体を押さえた。
「うぅぅーーうぅーーー」最後の抵抗を見せる麻紀の腹部を強く押さえて、榊の持った針がクリトリスの付近に、ぶすっと突き刺さる。
「ぎゃーーーーーーーーーーー」の声と同時に、血が滲み出て麻紀の股間に流れ落ちると同時に完全に気を失ってしまった麻紀。
「もう良いわ!押さえなくても大丈夫よ!」
「睡眠薬を注射して眠らせましょう?明日自分の股間を見て諦めるでしょう」
芽野が準備していた睡眠薬の注射を施し、榊の絵出来映えを全員で鑑賞する時間に成った。
時計が真夜中に成るまで続いて、榊の刺青は拍手の中で作業を終了して初日の調教スケジュールが終った。
無残な坊主頭で、牢の中のベッドで目覚めるのは昼前だと芽野が微笑んで消灯に成った。
真夜中に成って芦屋の交番で変な男が、西野接骨院が西宮美容クリニックに成っていますと駆け込んでいましたと安住に報告をした。
その話しに安住は不安を感じて、堀田の連絡先に電話をしたが深夜で繋がらない。
堀田は携帯の番号を記載していたのだが、もう繋がらなかったのだ。
時計を見ると一時前、安住は不安を感じて深夜の西野接骨院に向かう。
人の気配は全く無い、その足で交番に向かい巡査を叩き起こして事情を尋ねた。
迷惑そうにステテコ姿で出て来た仮眠の警官に「一連の殺人事件の犯人かも知れない!詳しく教えろ!」と怒鳴る様に言う。
驚いたのは警官で「あの男が犯人ですか?」と信じられないと言う顔に成る。
「西野整骨院の関係者だ!」
「えー確かに一度も行った事は有りませんが、評判は悪い様です」
「この堀田って男はどの様に話したのだ」
「昼間知り合いが入った時は西宮美容クリニックだったが、夜行くと西野整骨院に成っていた!これは変でしょう?と言いました」
「西宮美容クリニックは在るのか?」
「その様な医院は有りません!元々西野整骨院ですと言いました。すると変だ、変だと言って帰りました」
「その男は知り合いの女性が、その美容クリニックに入ったのを見たのだな!」
「はい、その様に話しました」
「美容クリニックに入った女性が、、、、消えたって事か?昼間に見て夜に来たら整骨院か?明日整骨院が開店したら、院長の事情聴取をして誰かに貸したか聞いてくれ!私の携帯に連絡を下さい」そう言うと今度は堀田の自宅を目指して車を走らせる安住刑事。
胸騒ぎがどんどん大きく成り、美容クリニック行ったのは麻紀さんで、堀田はもしかしてストーカー?の疑問が芽生えていた。
五時前に堀田の自宅前に到着して、仮眠をしてから事情を聞く予定だったが、眠れない安住。
五時丁度にチャイムを鳴らして「どちら様ですか?」堀田も全く眠れずに起きていたのだ。
「兵庫県警の安住と申します!早朝に申し訳ありません!西宮美容クリニックの件でお聞きしたい事が有ります」
「しばらくお待ち下さい!自分が外に出ます!」
聞かれると困る堀田は慌てて着替えると、半袖に短パン姿で外に出て来た。
「単刀直入に伺います!西宮美容クリニックで見た人はクラブホワイティアのママ、三田麻紀さんですか?」
安住の意外な言葉に驚く堀田は「は、はいそうです!」と答えた。
安住は肩を落として「詳しく教えて下さい、三田さんはどの様に成ったのですか?」
堀田は自分が見た光景を詳しく安住に話すと、安住は顔面蒼白状態に成って「今からその場所に連れて行って下さい!三田さんの命が危険です!」と必死の形相に成った。
滋賀の山の中、竜組長が話した山の中のアジトで調教をして海外に売り飛ばす話しが蘇り不安が増大した。
安住の勢いに恐く成った堀田は「麻紀ママはどう成ったのですか?」怖々質問した。
「人身売買のグループに拉致された可能性が有ります」
「人身売買?」その言葉を聞いて完全に逃げ腰に成った堀田は「私はクラブでママに合っただけです!これ以上関わりたく無い!車のナビの履歴を見て警察で調べて下さい!お願いします」そう言って近くの駐車場に連れて行くと、ナビの履歴を見せて自宅に戻ってしまった。
安住刑事はその場所に向かう為に、直ぐに高速に乗り京都東インターを目指した。
不安は眠気もふっとばして、朝の高速道路を疾走して行く。
走りながら、麻紀さんがどの様な姿でも自分は受け入れ様、命がある限り支え様と念仏の様に唱えながら車は疾走した。
京都東インターまで一時間程で走って、161号線に入ると朝の通勤に遭遇、一時間半経過その後県道287号線を走り、堀田が尾行を失敗した県道533号線に入る。
だが周りを見渡しても何もそれらしき建物は無く、迷路に入った心境で焦る安住。
県警の内海刑事に連絡をして、この辺りの地図を調べて貰うが全く判らない。
時間だけが過ぎて焦る安住。
時計は既に十時を過ぎている。
「そろそろ目覚める頃だわ!」芽野が十時半に牢の前に来て、食事を準備している。
諦めて食事をするか?それとも泣き崩れるか?それを楽しみに来ていた。
牢の中にはベッド、トイレ、シャワーが設置されて普通の生活が出来る様には造られている。
服部産婦人科病院のVIPの様な豪華な設備では無いが、食事さえ有れば困る事は無い。
しばらく見ていると、麻紀が動き始める。
タオルケット一枚で、全裸状態で眠っていた麻紀が目覚めると、直ぐにタオルケットを捲り上げて股間を見る。
股間には桜の花びらが一枚、クリトリスの付近に描かれている。
その姿に肩を落とす麻紀、昨夜針が突き刺さって痛みで失神した事を思い出す。
これ程沢山の針が自分の性器近くにに突き刺さったら、意識は無くなると納得したが、意外と今痛みは全く無かった。
淫乱オナニー
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この様な場所に刺青が出来るの?これは絵だわ?信じられない麻紀は急いでシャワールームに駆け込む。
一生懸命桜の花びらにシャボンを浸けて擦るが、何も変わらない。
それよりクリトリスを触り過ぎて、感じてしまう自分が恐い。
「どうしたの?綺麗な花びらに驚いたの?食事を持って来たわ!召し上がれ」
「要りません!食欲有りません!」とバスタオルを巻付けて答える。
「ものは考え様ですよ!もし逃げるならお腹が空いていたら力も出ませんよ!これから逃げるチャンスが有るかも知れませんよ!」微笑みながらそう言って、サンドイッチとオレンジジュース、アイスコーヒーを置いて帰る芽野。
まだ逃げる気力が有れば、この様に言えば必ず食事はすると、黃に教えられた芽野。
案の定、芽野が帰ると直ぐに食事を始める麻紀。
それをモニターで見て「これで今日の調教も始められるわね」嬉しそうに言う黃。
内海から安住の状況を説明された大友捜査一課長は、数十人の刑事を安住の応援に派遣する事を決定。
滋賀県警に一応断りの電話をして、午後三台の覆面パトで出動する事に成った。
安住は探し疲れて山林に駐車して仮眠をしてしまった。
連日の残業と麻紀の消息に神経をすり減らし、完全に熟睡状態に陥ってしまった。
バスローブを着て檻の中で食事を終ると、テレビを見る麻紀。
ニュースで大阪のホテルで共和住宅の支店長殺害の実行犯が、暴力団竜虎会の組員の犯行と発表されて、バックには依頼した大手の会社の存在が見え隠れしていると伝えていた。
「これがハピットの安西!これで逮捕されれば目的は達成した」と呟く。
自分の身は哀れな姿に成ってしまったと、鏡に映る坊主姿に肩を落とす。
昨夜何度逝かされてしまったのだろう?自分でも不思議な程感じてしまったと考えていると、手が自然と股間に移動してしまう。
その様子をモニターで見ている黃達三人の女「早くも薬の効果が表われたわね、テレビに昨夜の自分の姿を流して見ましょう」
「どれが面白いかな?」
「剃毛シーン、断髪シーン、バイブ昇天?」
「断髪シーンは入っているのが判らないから、想像して良いかも?」
「太いバイブを挿入されているのにしましょう!」黃が決めると直ぐに流し始める。
会員向けに流す為に既に分類している画像を見せられた麻紀。
「あっ、これは!」急に画面が切り替わり、坊主姿の自分が縄で縛られて引っ張り上げられ、M字開脚させられる場面が始まる。
テレビのスイッチを切ろうとするが、リモコンが動かない。
無理矢理見せられる画像に、最初は困惑の表情に成っていたが、情景を思い出してしまった麻紀。
飲まされた薬の影響も有り、画面を見てしまうと手がバスローブの中に消える。
「ほら、自分で胸も触り始めたわ」モニターを見て咲子が言った。
「充分熟れた時に、今日の調教を始めましょう!アナル開発と尿道だったわね!」
「はい、アナルは多少訓練をしていますが、尿道は始めてですから少し不安です」
「最初は細いのを使いますから、耐えられるでしょう?」黃は簡単に言って微笑む。
モニターでは、麻紀が薬の影響で完全に我慢が出来ない状態で、バスローブの間から乳房をはみ出させて自分で触り、股間には片方の手が入って陰部を刺激している。
「どう?中国の淫乱薬の効果は凄いでしょう?女で調教が行われたら、あの女の様に成るのよ!昨日の刺激が蘇るのよ、でも間隔が開くと駄目だけれどね」説明をする黃は、過去にもこの薬を使って雌豚に仕上げた実績を強調した。
調教を繰り返して、この淫乱薬を使うと自然と雌豚に仕上がってしまうのだと話した。
麻紀の場合も淫乱薬の効果が、昨日の責めを思い出させて自分から陶酔の世界に入っているのだと思われた。
「あっ、あっ」自分が責められる画像を見て興奮して、徐々に大胆に成ってしまう麻紀。
乳房をバスローブから放り出し、乳首を揉み始めるのだから恐ろしい。
「刺青の部分を触って完全にオナニーをしていますね」
「そろそろ連れて来て、調教を始めるか?」黃が指示をとて、二人の女と渡辺と中村が檻に向かった。
増田晶子は昨日麻紀の指から盗み取った指輪を、自分の物の様に今朝から指に填めてお気に入りに成っていた。
一品物の指輪に違い無い、北新地の一流クラブのママが着けて居たのだから、この石は何だろう?ダイヤでも無いしと不思議そうに見ていた。
黃が画面を通常の番組に戻すと、急に我に返って手を股間と胸から出して、バスローブを整え始めるとそのままトイレに入ってしまった。
黃はもしかして?と思ったが予想通り便意をもよおしたのだ。
今から浣腸プレーで調教をする予定が、全裸で眠らせた影響も有ったのか身体が冷えて軟便に成っていた。
今日の調教スケジュールを変更する事を、北見会長に伝えると「刺青の効果で好きな男を諦めたか、諦めさせる調教を行えば?秋田達もママを抱かなければ収まらないだろう?五人連続でSEXをさせたら流石に忘れるだろう?特に中村の曲がった逸物で掻き混ぜられたら昇天だ!」
「電気を使ったプレーの後、Gスポットフィンガーグローブで掻き混ぜてやれば、男の物で無ければ身体が収まりませんから、秋田を受け入れるでしょう、そう成れば諦めてしまい全員を受け入れて狂いますよ!」
「男狂い、SEX狂に成る訳だな!面白い!中国へ行けば接待にも使われるだろう、普段は鬘を被せて、SEXの時には尼の様な姿で、泣き狂うのだから男は堪らんだろう?それにあの美人だ!」
北見は勝手な想像で夢を描く。
「さあ、来るのよ!」トイレから出て来て来た時、直ぐに檻の前に来た四人。
「もう、ゆるして!」
「刺青を気に要ったか?綺麗だろう?」
「。。。。。。。。。。」恐い顔で睨み付ける麻紀。
「もう諦めたでしょう?今から調教よ!連れ出して!」中村と渡辺に命令する咲子。
檻から嫌がる麻紀を引きずり出して、調教ルームに連れて行く男達。
辿り着く
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長方形の台に黒い枕がひとつ、横には磁気を発する機械と電気を発生させる機械が置かれて、麻紀の到着を待っている。
麻紀の身体に電磁波のパットを貼り付けて、刺激を与えて低電流を敏感な部分に流して、電気ショックで感じさせる様だ。
「バスローブを脱いでこの台に仰向けに寝なさい!」黃が命令する。
「。。。。。。。。」躊躇ってバスローブの前を持って脱ぐ気配が無い。
「何を躊躇っているの?早く脱いで!」咲子が横から無理矢理脱がそうとする。
芽野が手伝って、一気にバスローブが剥ぎ取られて、身を屈めて座り込む麻紀。
黃が男達に命じて、一気に抱え上げて台に無理矢理寝かせると、台の隅に付いている手枷のベルトに手首を巻付けて固定してしまう。
足枷を巻付けると台の横に足を引っ張って括り着けた。
自然と大きく股間は広げられて、綺麗な桜の花びらがライトに光り輝く。
麻紀の下腹部に電磁パットが貼り付けられて、増田晶子も道具を運んで黃に手渡す。
「増田さん!変わった指輪を付けているのね!」と黃に言われて「は、はい」と曖昧な返事をする晶子。
黃に見られたと思わず外して、ポケットに隠そうとして抜き取る時に、台の部分を慌てていて廻してしまう。
石の色が変わってブルーに輝いて驚きの表情に成り、急いでその場から離れる晶子。
(この指輪素敵だと思って盗んだけれど、ダイヤでも無いけれど、こんな仕掛けが有るの?)そう思いながら、目に近づけて見つめると元に戻して指輪を外してポケットにねじ込み作業に戻った。
(色が変わる指輪か?ママが持って居るので何か良い品物だと思っていたけれどな!)嬉しそうに元の場所に戻ると「晶子さん!Gスポットフィンガーグローブを湯に浸けて準備を始めて!」と指示をされた。
仮眠が熟睡に成っていた安住の携帯が鳴り響き、驚いて目覚めると「何か有ったか?」鑑識の富田が「松山さんの指輪の信号を今捕えたぞ!」電話の向こうで富田が叫ぶ。
「場所は何処だ!」
「お前の今の場所から六キロ程離れた山の中だ!メールで住所を送るから捜して急げ!他の刑事達にも今から場所を連絡するが、未だ未だ時間が掛るだろう!」
「判った直ぐに助けに向かう!」
「敵は沢山の殺人を平気で行う集団だ!気を付けろ!」
「銃は持ってきたので大丈夫だ!」
「山の中に入ると、その辺りは携帯の電波も飛ばないから、連絡は出来ないから呉々も無茶はするな!大勢の刑事が到着するのを待て!」
直ぐに送られて来た場所を打ち込むと、殆ど山中の一本道の様な場所だ!
「これなら道に迷う事も無い様だ!」と口走ると車が走り始めた。
富田は状況を内海達に連絡をして、場所に向かわせるが高速道路を京都東インターの手前に向かっている途中で渋滞に巻き込まれていた。
赤色灯を点灯させても、中々スムーズには進まない覆面パト。
台の上で電磁パットを下腹部に貼り付けられて、桜の花びらを囲む様に小さなパットを更に貼り付けると、電流を流し始める。
身体がぴくぴくと皮膚を持ち上げる様に振動が伝わり、徐々に麻紀の下腹部が暑く成る。
「これで花びらを責めてあげるわ!」黃が電磁波の棒を持つと、花びらを押さえる様にする。
身体に電気が走る様な刺激が伝わり「ああー、ああー」と腰を大きく動かす麻紀。
「自分でオナニーをしていたのだから、もう直ぐに感じるでしょう?」
「ああーーだめーーーああーああーー」数回電流を流されると大きな声を発して叫ぶ様な声を出す。
「ああーーいゃーーーゆるしてーーーー」
「もう墨を入れて貰ったから、彼氏は諦めたでしょう?もっと感じる様に成れば、秋田とSEXが出来るわ!」
「いやーーーーーー秋田とSEXはしません!ああーーだめーーーああーああーー」電流がクリトリスの周辺を刺激して、麻紀の脳天に伝わる。
しばらく走った安住が「あっ!あそこに建物が見える!」口走り、再び車を動かし始めて山道を登ると遠くに鼠色の建物の屋根が見えて興奮をする安住刑事。
意外と大きな建物、小さな体育館の大きさは在る。
徐々に全体の大きさが見えて、体育館の様な建物に隣接して普通の住宅の様な建物も在る。
道路は完全な山の中で、この先には何も無い標識が立てられているので、この建物以外何も無い様だ。
車を林道に置いてここからは歩く事にして、拳銃を手に持ち車を降りる安住。
だが林の中にセンサーが在り、完治すると監視カメラの映像が流れて、警戒が始まる仕掛けに成っていた。
「会長!刑事の様な男がここに近づいて来ました!」調教ルームのスピーカーが伝えた。
「何!刑事の様な男!」そう口走ると北見は直ぐに調教ルームをあとにして、管理室に向かった。
周に見せて麻紀の調教は続けられたが、不安な顔に成っているのは咲子達だった。
この様な山奥に刑事が来る事が信じられなかったのだ。
管理室に入ると映像を直ぐに係の男に見せて貰うと「沢山来て居るのか?」
「いいえ、一人だけです!今近くの山に数人行かせて、調べていますが、他の人影は見えない様です」
「誰だ?この男は?」
「今男が乗ってきた車を発見!一人の様です!銃を持っていますので、刑事の様です」
「会長!殺しますか?」
「一人なら生け捕りにして、何故ここが判ったか問い詰め様!」
芽野が管理室に来てモニターを見ると「あのママの恋人の刑事です!」と北見に伝えた。
「何故?この場所が彼に判ったのだ!昨日の男が?尾行していた男か?」
「会長もしかして、何かあの刑事が発信器の様な物をママに持たせていたのでは?」
「それは充分考えられるな!その電波を頼りにこの場所を突き止めたのか?何か持って居なかったか調べろ!未だ電波を発していたら警察本体が来る事も充分考えられる」
「はい、尋ねて自白させます!」芽野は急いで調教ルームに戻る。
安住刑事は慎重に体育館の様な建物に近づいて来る。
黃に芽野が伝えると「この女が何か身に着けて居る物を知らないか?」とその場の全員に尋ねた。
顔色が変わった増田晶子を黃は見逃さなかった。
捕らわれた安住
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「増田!何か見たのか?」
「は、はい」睨み付けられて怯える様にして指輪の事を喋ると、ポケットから取り出す。
「これは?」手に持った黃が周に言われて手渡した。
「小型の発信器だ!だが発信は今無い!発信したのか?」
「増田!この指輪を触って何かしたの?」咲子が問い詰めると、半時間程前に廻すと指輪の色が変わって、直ぐに元に戻したと答えた。
増田は直ぐに男達に引きずられて、管理室に連れて行かれた。
外では銃を持った安住の前に一人の男が囮に成って、捕えられる様な行動をした。
「ここに、女が捕まっているだろう?その場所に案内しろ!私は刑事だ!」
「女は美人が一人捕らわれている」
「今、どの様な状態だ!」
「檻に入れられて居るが、もう直ぐ調教が始まる様だ!」
「ここには何人程居るのだ!」
「男が二人、女が六人程だ!」
「卍会のアジトにしては少ないな!」
「会長達は未だ来ていない、今は中国の調教師が居るだけだ!」
「会長は何処に居るのだ!」
「東京に行っているので、明後日に成らないと帰らない!ここは女を調教する施設で本部は京都だ」
「その女はこの女か?」麻紀の写真を見せる安住。
大きく頷いて「美人の女だ!刑事さんは一人で来たのか?」
「そうだ!或る男に教えて貰ったので、辿り着けた!彼女を助けて帰るので案内を頼む!協力すれば罪は軽く成る」
「刑事さん約束だ!俺は渡辺って云うのだ!罪は軽くして下さいよ!案内しますから、あと男は一人しか居ません!」
「彼女の居る処に案内してくれ!」と言われて渡辺を前に、銃を背中に建物の入る安住刑事。
物音が聞こえない不気味な静寂の中、渡辺の咳払いだけが壁に響いている。
咳払いは仲間に対しての合図で、不意に襲いかかって自分が撃たれたら困るので合図をしたのだ。
「遠いのか?」
「この廊下の突き当たりの部屋だ!全員そこに集まっている」
「彼女に何をした?」
「丸坊主にされていたかな?中国の女が来ていきなり坊主にしていたよ!」
「えっ、坊主にされたのか?他には?」
「今日から色々教え込まれるのでは?」
「大変だ!」と言った時、急に渡辺が右に曲がった。
慌てた安住が「まてー」と言って曲がると「色男!銃を頂こうか?」数人の男が銃口を突きつけて「騙したのか?」渡辺が振り返って銃を貰おうと手を差し出した。
引き金を引く前に安住の頭が吹っ飛ぶ至近距離で、銃口が五個向けられている。
安住は自分の命よりも麻紀の状況を把握して、応援部隊の到着を待つ事が得策だと考えた。
数人の男達に連れられて、管理室の隣の部屋に入った。
「貴方があのママの恋人、安住誠次刑事かな?」待ち構える北見会長が尋ねた。
「お前が卍会のボスか?」
「この指輪の発信器でここに来たのか?どの様に受信した?警察で受信したのか?」
「その指輪から出る電波は半径三十キロ程度しか飛ばない!私は松山麻紀さんが心配で捜していた!この辺りを教えてくれたのは、昨日西宮美容クリニックから尾行した麻紀さんの客だ!」
「客?店の客か?」
「まあ、ファン!スートーカー!の様な男だ!その男が西宮美容クリニックに戻ったら西野整骨院に成っていたので、驚いて交番に駆け込んだのだ!本部に連絡が有り、偶然自分が当直で聞いたのだ!」
「この指輪はお前がママに?」
「そうだ!ママが再び狙われた時の為に渡した!自分の車のナビに反応する様に設定している」
「近くに来た時に偶然反応したのか?」
「そうだ!一瞬だったがこの場所が判った!」安住刑事は北見会長の質問に合わせて答えて、あくまでも自分が麻紀の身を心配しての単独行動だと強調した。
北見会長は、それでも人員を増強してこの建物に入る脇道に偵察の者を二名行かせて監視を始めた。
「手錠をさせて貰うよ!刑事さんに暴れられると困るからな!」
プレーに使う手錠を安住刑事の腕を後ろに廻して、拘束してしまうと「恋人の哀れな姿を見学させてやろう!お前には最後の別れに成るだろう!充分楽しめるよ!」
「お前達は悪魔か?何の罪も無い女性を海外に売り飛ばす?」
「取り敢えず気が散ると困るので、声を出さない様にして頂こう」
革の猿轡を持って渡辺が近づくと身体を交わして逃げる安住。
「彼女が見たいのなら大人しくした方が良いぞ!見ないで墓場に行くか?」
そう言われて仕方無く猿轡に応じる安住は、応援部隊が到着するまで時間を出来るだけ稼ごうとしていた。
手錠に縄が付けられて調教部屋に向かうと思っていると、芽野が「会長、この刑事にこれを注射するのは?」そう言いながら耳打ちした。
「それは良いアイデアだ!始めろ!」
「この注射は毒では無いので、安心して!今から彼女の姿を見て興奮すると困るから、鎮静剤をした方が良いと会長に進言したのよ!」
(何処かで見たな!)の顔で睨み付けた安住。
「思い出した?服部産婦人科病院の医師をしていた偽医者なのよ!」
「うぅーうぅー」
男が腕を持って、芽野が消毒綿で拭き取ると、直ぐに注射針が腕に突き刺さる。
その頃麻紀は急にアイマスクをされて、視界を遮られて身体に取り付けられていた電磁パットを取り外された。
その横に増田晶子が衣服を脱がされて、猿轡状態で連れて来られた。
美人には見えない晶子を数人の男に強姦させる様で、その後殺害されてしまうのは明白だった。
驚きのSEX
36-0152
視界を閉ざされた麻紀と、言葉を失った安住刑事の対面が近づいていた。
麻紀の耳にもヘッドホンが付けられて、話し声を聞けなくした時、安住が部屋に入って来た。
台の上で大きく足を広げて、桜の花びらの刺青をライトに照らされて晒している。
頭は青く光り不気味な光景に、安住は完全に言葉を失っていた。
「恋しい女の姿に興奮するだろう?」北見会長に言われて、股間に目を向ける安住。
「あれは刺青だよ!綺麗に彫れているだろう?微妙な場所だから難しいのだよ!」
「うぅーうぅーー」北見会長を睨み付ける安住刑事。
「お前の事を忘れられないから、中国に行く為には諦めさせる必要が有ったのだよ!これから調教をするから、ゆっくり見てくれ!」
足で北見会長を蹴り上げようとするのを、直ぐに取り押さえる男達。
「おおー元気が良いな!色男と最後の契りをさせてやろう!準備を始めなさい」
女が二人安住に近づくと、いきなり股間に手を伸ばしてズボンの上からペニスを握った。
「うぅー」驚きの声を出したが、安住のペニスは既に勃起状態に成っていた。
ベルトを素早く外す女、Tシャツを捲り上げる女。
昨日周の接待をしていた二人の女が、安住刑事の衣服を脱がせる。
咲子がハサミを持って一気にTシャツを切り裂き、ぼろ切れの様に身体から引き取った。
ズボンが床に落ちて、トランクス一枚だがペニスは既に勃起している。
女がそのトランクスも一気に降ろして、立派に勃起しているペニスを放り出して全裸状態にされてしまった。
先程の注射が勃起薬とは知らない安住は、自分の肉体の変化に驚きながらも興奮していた。
「彼女のマンコに一本も毛が無いのに、在るのは変ね!刑事さんの陰毛を剃ってあげなさい」
「うぅーうぅーーー」いつの間にか両方の足首に足枷が填められて、両方の足の間にはチェーンが結ばれているので足が上がらない。
「元気に成っているけれど、剃刀でちょん切るかも知れないわよ!動いたら駄目よ!」
咲子がシェービングカップを刷毛で泡立てながら、安住の股間に中腰に成っている。
芽野が剃刀を手に持って待って、女が元気の良い安住のペニスを動かして、刷毛でクリームを塗り易い様に動かす。
「うぅ、うぅーーー」身体動かそうとするが、男達に身体を持たれて女にペニスを握られどうする事も出来ない安住。
「準備を始めなければ駄目よね!」黃がGスポットフィンガーグローブを湯から取り出して右手に履く。
「これで彼女の身体を慣らしてあげるわ!」
「うぅーうぅー」刷毛が安住の陰部を白く変えると、剃刀を持った芽野が上を見上げて「動くと使えないからね!」念を押す様に言うと「ジョリ、ジョリ」と剃刀を動かし始める。
「綺麗なポコチンだわ、竿に毛が生えていたら良くない運勢なのよ!刑事さんのポコチオンは生えてない!包茎でも無いから良い品物よ!」微笑む。
そう言いながら「ジョリ、ジョリ」と剃るが、竿が邪魔に成る度に左右上下に動かすので、感じてしまうのか「うぅーうぅー」と声を出して、天井を見上げる安住。
「おい、おい!天井を見てないで、桜の花びらを注目しろよ!」北見会長が言う。
股間に入った黃が大きく開かれた股間で、大陰唇を左右に開いてピンクの膣口が見える様に成った。
「あっ、あっあっあっ、あっ、ああーーああーうぅ、うぅー」膣口を開かれて、先程の電流責めで熟れている部分を刺激されて声を発する麻紀。
「これを咥えたら何度も逝くけれど、男のペニスを咥えなければ狂い死にするのよ!」
その時指が緩んだ膣に滑り込む。
「ああーーだめーーーああーああーー」麻紀のヘッドホンが外れて床に落ちて転がった。
青い頭が一気に仰け反り外れてしまった様だが、もう戻す事は無い。
指の動きに合わせて「ああーーだめーーーああーああーー」麻紀の声が大きく成る。
目の前で見ている安住のペニスが麻紀の肢体の乱れ様と、声に反応して一層堅く成って、そそり立っていた。
「綺麗に剃れたわ、玉玉の部分は難しいから、剃らないわ!」
陰毛が無く成ったペニスは変な感じだが、根元まで良く見えて長く感じる。
「ああーーーだめーーいくーーーいっちゃうーー」麻紀は一層乱れて、もう自分を完全に失って雌に成って、仰け反り大きく身体を震わせて逝く。
だが黃は簡単には止めない、二本の指を次は入れて掻き回してしまおうと落ち着くのを待っている。
「色男!お前の物を最初に咥えさせてやるのは別れの為だ!この雌豚調教で誰とでもSEXをしたい女に変わるから、次々と逝かせて狂わせるのだよ!」その説明の間も麻紀の股間から愛液が流れ出ている。
再びグローブの二本の指が、麻紀の膣に吸込まれて「ああーーーーーーー」の声と同時に仰け反る。
「ああーーだめーーーああーああーー」麻紀の声は絶えず続く。
腰を動かし始めるのが判ると、一層指の動きを変化させる黃。
親指がクリトリスを刺激すると「だめーーーだめーー」身体を大きく痙攣させて「ああーーああーーだめーーだめーーいくーーー」の声が絶え間ない。
「もう駄目ですよ!この男も限界です!既に我慢汁が漏れています」芽野が安住のペニスを見て言う。
「薬を注射したから、何度か逝けるだろう?」北見は安住の若さと薬の効果で抜いても大丈夫だと言った。
しばらくして、麻紀は何度か逝くと動かなく成って静かに成った。
「よし、交代だ!目を覚ましてやれ!お前とは最後のSEXに成るだろう?」
黃が指を抜き、股間から離れて男達に押されて、麻紀が寝ている台の前に連れて行かれる安住。
台を腰の位置で下に落とすと、麻紀の足を二人の女が持って引き寄せる。
芽野が安住の棒立ちのペニスを持って、麻紀の花びらの下に角度を合わせる。
「さあ!最後のSEXよ!楽しんで!」そう言うと一気に足を引っ張り、安住の腰を押す。
「あっ、あっあっあっ、あっ、ああーーああーうぅ、うぅー」膣に勢いよく挿入されて、眠っていた麻紀が一瞬で起きた。
「誠次さん!いいわーーいいわーー」の声に驚きの表情に成ったのはその場に居た全員だった。
「いいーいいーーせいじさんーーーーああーーああーーー」の声に安住も腰を動かして反応する。
手も足も何も自由に成らない安住は腰だけで、ピストン運動を繰り返す。
「ああーーだめーーーああーああーーいいわーーーいくーーーいっちゃうーーせいじさんーーーーーー」唖然として見ている北見達の前で仰け反り、愛を感じながら果てる二人だった。
爆破
36-0153
「檻に入れて置け!」北見会長は二人のSEXに呆れてしまい、取り敢えず安住刑事は監禁して様子を見る事にした。
麻紀も台から解放されて睡眠注射を打たれて元の檻に連れ戻された。
先程の光景を見て黃達は今後の調教方法を検討する事に成った。
麻紀が何故安住だと感じたのだろう?墨を入れられ、薬を投与されて完全に雌に成っていたのに安住を判別出来た事に驚きを感じていたのだ。
本当は男達に次々SEXさせて、雌豚調教に弾みを付ける予定にしていた。
「あの二人の関係は長いのですか?」黃が尋ねると「いいえ、まだ半年にも成らないと思います」と芽野が答える。
今後の調教の段取りに支障が出来たと深刻に考える中国人達。
その頃漸く内海達が近くに来て、監視の二人をいち早く発見、暇そうに煙草を吸いながら二人で雑談していた。
車も何も通らない山の中、真夏の暑さの中で木陰に座り込んでいたのだ。
近くに車を停車して、徒歩で近づいていた内海と二人の刑事が、木陰に隠れながら二人に近づき、銃口を頭に突きつけた。
驚いたが二人は直ぐさま手錠をされて、この先の建物の様子を質問される。
警察を全く怖がる様子も無く、所持品も拳銃等は無く無線機と煙草程度だった。
チンピラ風の男達は、中々嘘が上手に喋れず、自分達の罪が軽く成る事を考え始めた。
山中で携帯が使えないので、無線で県警に連絡して応援の要請をすると、数人を残して六人の刑事が歩いて山道を上り始めた。
百メートル程歩いて、監視カメラの設置場所に近づくと、先程のチンピラの証言通りカメラを発見。
死角をかいくぐって道から逸れて、木立の中を歩いて目の前の建物に向かう。
だがこの時別のセンサーの存在を知らない刑事達は、感づかれてしまい北見会長達は刑事の侵入を知った。
「会長!大変です!刑事が数人来ました!」
「監視の男達は!」
「無線が通じません!捕まった様です!」
「あの刑事が連絡をしていたのか?しまった!全員撃ち殺して、応援が来る前に逃げ様!応戦しろ!」
「ズダーン」と銃声が響き!一人の刑事が足を撃たれて倒れる。
身構えて木陰に隠れると、倒れた刑事に二発目の銃弾が撃ち込まれて、血飛沫が飛んで完全に倒れた。
銃声を聞きつけた他の刑事もチンピラを車に閉じ込めて応援に向かった。
しばらくして「ズダーン」「ズダーン」と銃撃戦が始まり、静かな山が戦場の様な音に包まれた。
銃撃の音に安住刑事は警察の応援が来た事を知り、バスローブを着て脱出の時を待つ事にした。
北見会長と周達はこの場所は危険だと、脱出の準備に入るが北見は中国人二人の抹殺と、現場を破壊して証拠を消し去ろうと考えていた。
建物の建設時から危険な場合は、破壊する段取りに成っている。
「この通路から逃げて下さい!車が準備されています」と周達に伝えた。
咲子達も荷物を纏めて脱出の準備に取りかかる。
しばらく銃撃戦が続いた時、大きな爆発音が響き黒煙が緑の木々を覆った。
周達の乗った乗用車が、爆発炎上したのだ。
続けて隣の住居の様な建物も大きな爆発音で、爆破されて炎上して銃撃戦は終了した。
予め滋賀県警が部隊を待機させていたので、兵庫県警の要請により多数の警官が建物に入り取り押さえた。
内海達が体育館の様な建物を捜し廻って、安住刑事の閉じ込められた檻を突き止めた。
「安住さん!呑気なスタイルですね!」バスローブ姿の安住を見て言った。
「早く出してくれよ!服が無いから仕方が無い!それより松山さんは?見つけたら直ぐに救急車を頼む!」
「大丈夫だ!滋賀県警さんが五台も準備してくれたから、安住さんも乗れますよ」
「ズダーン」と拳銃で檻の鍵を撃ち抜く内海。
檻から出ると、他の檻を見るが麻紀の姿は何処にも見つからない。
五つ並んだ檻には、人が居た形跡は無い。
「裏の道から脇道が在り、その途中で乗用車が爆発炎上して、二名か三名が死んでいます」
報告を聞いて安住刑事は、あの北見会長と黃と云う女か?と思った。
「地下が在ります!」向こうで刑事が叫ぶので、走って向かう内海と安住。
「鍵がされていますね」そう言うと、拳銃を持って打ち抜く内海。
二人が急いで地下室に降りると、ここにも数カ所の檻が在る。
「麻紀さんーーー」「麻紀さんーーー」と呼ぶが全く返事が無い。
一番奥の檻に俯せに成って寝ている青い頭の女性を見つけた安住。
「内海!ここの鍵を壊して!」の言葉に再び拳銃で撃ち抜く。
慌てた様子で安住が麻紀に駈け寄るが、眠っている事を確かめて安心して「救急車頼む」
と笑顔に成った。
バスローブを着た状態で運ばれる麻紀に寄り添って、安住刑事が救急車に乗り込んだのは言うまでも無い。
しかし、この救急車が出発した直後「ドーン」と言う大きな音と同時に、体育館が爆発して中に居た警官数十人が吹き飛ばされてしまった。
内海刑事は爆発した車の状況を見に行き難を逃れたが、同僚数人が吹き飛ばされて死亡した。
時限爆弾が作動して、証拠を全て消した様で北見会長の怖さを見た様な気がした内海刑事。
勿論安住も爆発音を救急車で聞いて、驚きの表情に成っていた。
結局、北見会長はその後消息は不明で、咲子と芽野の二人も現場から発見されなかった。
卍会で逮捕されたのは、チンピラ風の数人と銃撃戦を行った数十人。
死体の確認も出来ない焼け焦げた遺体も十数人、中には女性の死体も何名か存在していた。
麻紀は眠った状態で反応が無い。
「睡眠薬で眠っているだけです!」と医師に言われても不安な安住だった。
安堵
36-0154
眠った状態で診察を受ける麻紀の股間を診て驚く女医。
診察室を飛び出して安住刑事に「あれは?あれは何ですか?」と刺青の事を尋ねる。
安住は涙を流しながら経緯を説明すると、女医も貰い泣きをしてしまい人身売買の恐ろしさを知った。
女医は血液検査の結果を見て、変な薬を相当使われているのと、性器の手術と短期間に相当性器、膣等に刺激を受け痛んでいると診断して、二週間の入院を決定した。
内海が病院に様子を見に来て、車に残されていた携帯と脱がされて置かれていた安住のズボンを届けてくれた。
「よく見つかったな?」
「流石にパンツは持って来なかったよ!」笑いながら話し、卍会のアジトの現状を話した。
「全員爆死したのかも知れないな!誰も脱出してない!大きな爆発で警察にも多数の死者が出たが、お前が言う北見会長の生死は不明だ」
「車も爆発したが、その車に乗っていた可能性は?」
「鑑識が入れるのは明日だろうな」
安住は着替える服を準備して貰い、直ぐさま麻紀の自宅に向かい鬘と着替えを準備しようと考え石谷に連絡をした。
事情を聞いた石谷が新大阪駅に迎えに来て、深夜に麻紀の自宅に向かった。
自宅の鍵は石谷が予備で預かっているので簡単に入れたが、管理人室に事情を摂津瞑すると、ニュースで見ているので驚きの表情に成った。
ニュースでは事件の全貌の説明は無く、中国マフィアと日本の闇の組織卍会としか説明されていない。
人身売買等の話しはマスコミには伏せられているので、麻薬の生産工場が山中に在ったと報道されていた。
石谷の車で滋賀の病院に向かうが、完全に疲れて眠ってしまった安住。
病院に到着したのは早朝に成っていて、夜間通用口から病室に入ると、麻紀は未だ眠った状態だった。
安住は持って来た鬘を青い頭に被せてから、石谷と朝食を食べに出掛けた。
「美人に産まれると良いと思っていましたが、不幸な事も有るのだと今回はしみじみ思いました。お嬢様が立ち直って刑事さんと結婚出来ると良いのですが?」
そう言われて照れる安住は「僕はどの様な身体に成っても麻紀さんを支える考えに変わり有りません!親代わりの石谷さんに誓います!」
「それは有り難い事です!日頃から安住さんの事を好いてらっしゃったので、お受けに成られます」
安住は大友捜査一課長に許可を貰う為にお願いすると、麻紀の容体が回復するのを待って状況を聞き出せと指示を受けた。
麻紀に聞けば事件の真相がもう少し詳しく判り、犯人の行方とか目的が判明するとの見方だった。
朝食を終って病院に戻ると、主治医の女医が「もう直ぐ目覚めますよ!びっくりする事が有るかも知れませんよ!」そう言って微笑んだ。
「えっ、まだ何か?身体に異常が?病気?それとも精神が破壊されている?」
「それはまだ判りませんが、身体は二週間の入院で回復するでしょう、頭髪とかは時間が必要ですが、陰毛等は一ヶ月程度で戻ります」
しばらくして病室に戻る安住と石谷の目に、少し動いている麻紀の姿が目に入る。
「麻紀さん!」顔を覗き込んで呼びかける安住「お嬢さん!」と呼びかける石谷。
目を少し開くと「誠次さん!石谷の叔父さん!」と認識して口を開いた。
「もう大丈夫ですよ!卍のアジトは爆破されて跡形も無く成りました」
「えっ、私は助かったのですね!」そう言うと涙が頬を伝って流れた。
「もう少しで中国に売られる処でした!ありがとうございました」
「僕と麻紀さんの仲でその様な御礼は必要無いです!助けて当然です!」
石谷は麻紀が何かを安住に話したい様なので、静かに病室を出て行く。
「私、夢を見ていたの?卍会の女に調教をされて、SEXをさせられたの、その時誠次さんとSEXしている夢を見ていたのよ!ごめんなさい全く異なる男に犯されながら誠次さんを感じてしまったの、許して下さい!薬を使われて自分ではどうにも出来なかったの!」そう言って泣き始める。
「麻紀さん!麻紀さんと結ばれたのは僕ですよ!麻紀さんが私の名前を叫んだので、彼等は驚いて調教を中止したのですよ!」
「えーーーーーーーあ、あの時。。。。。恥ずかしいわ」
「僕達は結ばれる運命だったのですよ!結婚しましょう」
「。。。。。。。。。。。。。」何も言わない麻紀。
「どうしたのですか?駄目なのですか?」
「。。。。。。ご覧に成ったでしょう?私のあの部分には刺青が有るのですよ!その様な身体で。。。。。」
「その様な事、僕は気に成りません!今回アジトに行く時、麻紀さんがどの様な身体に成っても僕の妻に迎え様と思って行ったのです」
「。。。。。。。」いつの間にか女医が病室に入って居た。
「昨夜からトイレに行って無いでしょう?一度行って来て下さい!」
そう言われて麻紀は起き上がって、部屋の隅に在るトイレに向かう。
しばらくして、大きな声で「うそーーーーうそでしょう!」と叫び声が聞こえて、トイレから出て来るといきなり安住に抱きついた麻紀。
「どうしたのですか?先生に笑われますよ!」
「いいのーーキスしてーーー」そう言うと安住の唇を求める麻紀。
「良かったわね!刺青は映画の撮影用のペイントで、洗っても落ちないけれど、薬品では綺麗に落ちるのよ!」そう説明すると、女医は遠慮して病室を出て行った。
安住はキスをしながら、目で女医に御礼を言った。
麻紀は急に元気を取り戻して、服部産婦人科病院のVIPの話しを始める。
驚く安住は直ぐに県警に連絡、逮捕状を持って大勢の刑事が服部産婦人科病院に向かった。
麻紀は北見会長が、ハピットの安西課長が殺し屋を雇って持田支店長を殺害した事実も教えてくれたと話し、ハピットの本部に明日にでも事情を聞きに、安住自ら向かう事に成った。
麻紀は自分より先に中国に売られた片桐志津と氷室淳子の事も安住に話した。
悪魔の誘い
36-0155
芽野は元医者で、医療行為で事件を起こし医師免許を剥奪された事を、麻紀の証言で突き止めた安住。
大友捜査一課長は生死不明だが、全国に指名手配する事を決定。
同じく咲子と呼ばれた女は、複数の殺人容疑で麻紀の協力で似顔絵が公開された。
勿論北見会長、周、黃の似顔絵も公開されたが、既に周と黃は車の遺体では?と鑑識が検死の結果発表していた。
それは車に残った持ち物が中国の物だったからだ。
麻紀の証言と一致する服装の燃え残りも、二人の死亡が有力に成った。
中国に売られてしまった二人の捜索を、中国政府に要請して大規模な捜索も開始された。
逮捕された荘次郎はショックで、話しも出来ない状態に成っていた。
元々気が小さいので、逮捕されただけで自分の知っている事を全て喋って罪の軽減を考える。
有名人も行く服部産婦人科病院は、マスコミのネタに成りその日から連日の様にテレビに取り上げられる。
勿論病院は休院に追い込まれて、逮捕の数日後には診察を停止した。
麻紀は二週間の入院中に、安達にクラブの仕事から身を引く事を伝えた。
それはハピットの安西課長が任意で取り調べを受け、竜虎会の竜哲三も依頼主が逮捕される事を聞いて自供を始めた。
ハピットの安西と共和住宅の五十嵐専務の名前が出たのだ。
県警は驚いて、任意で五十嵐専務の取り調べを始める。
麻紀の事件は意外な方向に進み、業界の黒い闇の部分が徐々に見え始めた。
麻紀の退院に安住は病院に行く事が出来ず、石谷が迎えに行って麻紀を失望させた。
だが、夕刊に大きくハピットの安西課長と共和住宅専務五十嵐が殺人教唆で逮捕!余罪追及への記事に嬉しく成り機嫌が良く祖父の墓に報告に向かった。
漸く世間が事件に落ち着いた頃、阿部彰次の自宅にハピットの吉永が訪れて、契約の打ち切りを伝えていた。
ペナルティとして建設協力金、保証金の支払いを伝えて阿部を唖然とさせた。
「半年だぞ!売上げも順調に伸びているのに?」
「当社社の想定とはかけ離れています!前にも申しましたが、お隣の土地を収得して頂いて、貸して頂かなければ無理だと申しました。短い間でしたが来月末で退居させて頂きます」
「桜モータースの跡地で工事しているのは、ハピットだろう?」
「はい、もう隠しても仕方有りませんので、申上げます!その通りです!再来月十五日の開店を予定しています!近所ですのでご贔屓によろしくお願いします」と言うと直ぐに自宅を出て行った。
「塩!塩をまけーーーーーー」大声で言った彰次はその場に座り込む。
直ぐに堀田不動産に連絡して、ハピットの空き店舗に入居の事を頼むと、家賃は?と尋ねられて答える。
堀田は笑いながら、その家賃では中々見つかりませんよ!と柔らかく言った。
それはこれから二棟のマンションで世話に成るから、強く言わなかったのだが、とても今の家賃では入居の申し込みは皆無だと思った。
堀田はもう新地のクラブには全く近づきもせず、地元と東門界隈に遊びに行くのみに変わっていたが、相変わらず仕事は二の次で夜の遊びに力を入れていた。
阿部彰次はその後、ハピットが撤退すると知り合いの不動産屋にも連絡して、捜すが全く相手にされず空き店舗が続く事に成る。
秋に成って漸く落ち着いた安住が、麻紀に正式に結婚を申し込み、正月早々簡単な式を行う事に決まった。
桜モータースの跡地に移転したハピットは、大きな駐車場の割には客足が伸びず家賃が多く成った分、近藤夫婦にしわ寄せが来た。
その為、バイトの人数を減らし、夫婦の勤労時間が増加して、今まで避けてきたPB商品の陳列を増加させ利益を確保する事にした。
年末に成ると尚更夫婦に試練が訪れた。
それは近くにハピットの直営店が開店したのだ。
本部の言い分はVロードの構築で、輸送費が安く成るので仕入れのコストが多少でも下がると言う論理だ。
本部に逆らっても仕方が無いので、頑張るしか近藤夫婦に残された道は無い。
麻紀は店にしばらく出たが、十月末で後任に譲って店の権利も安達に返却して夜の仕事から完全に身を引いた。
安住と会えるのは月に一二度で、仕事柄中々時間の確保が困難だった。
調教をされている麻紀の身体は時に疼いて、麻紀を悩ませるがオナニーで乗り切る努力をしている。
大阪のマンションから、神戸のマンションを捜す為に久しぶりに安住と一緒にデートを楽しむ。
北見達の生死は全く不明で、捜索は続いていたが現場は鑑識の調査が終り、漸く保全の縄が儲けられて警察の姿が消えた。
久々にラブホに入る二人、もう我慢の限界を迎えていた麻紀は燃え上がり安住を喜ばせたが、物足りなさが残っていた。
年が変わって細やかな結婚式が神戸の式場で行われて、名実共に夫婦に成った麻紀の元に一通のメールが届けられる。
それは夫婦の営みを快適にする為の道具と薬の通販だった。
お試しに無料で送りますので、お試し下さいとの案内に思わずメールを開いてしまった。
それは麻紀の大好きな剃毛プレー用のセットに成っていた。
蘇る責め、秋田の舌技、縛り上げられ股間にねじ込まれるバイブ。
マゾ調教をされている麻紀の潜在意識を刺激して、再び罠に陥れ様と卍会が仕組んだのか?麻紀には判らないが、触手が伸びてしまうのだった。
麻紀の妊娠
36-0156
お試しだから、購入の必要は全く無いと記載され、気に要れば薬の購入を勧める内容で道具はサービスと成っていた。
薬はともかく、剃毛プレーの道具が無料で貰えるなら誠次と楽しめると思い始めてしまう。
だが思い切れない麻紀は毎日メールを覗く様に成り、安住が事件で帰らない時遂に我慢出来なくて注文してしまった。
二月の中頃商品は届いて、中には満足出来るSEXの為に服用下さいと書き添えられて、試供品は五回分に成っている。
シェービングカップにクリーム、剃刀が同封されて、アイマスクまで入っていた。
勿論咲子達が結婚した麻紀を狙って送ったのだが、麻紀には全く判る筈は無い。
爆発で死んだと思っていた卍会の北見、咲子、芽野の三人は地下のシェルターに潜んで逃げていたのだ。
今度は安住達に復讐を考えての行動で、調教半ばの麻紀を遠隔で調教してしまおうと考えていたのだ。
「予想通り、身体が疼くのよ!申し込んできたのが証拠だわ」
「薬を飲んでSEXをすると、今度は無では物足りなく成る筈だから、その時がチャンスだわ」
「このままでは法外な違約金を払わなければ成らんから、中国人は諦め切れないと時間は夏までに何とかしろと強い言葉だった!」
「周達が警察に追われて死んだ事でも諦めないのね!」
「彼等は所詮交渉人だからな!」
「人妻に成っても諦めない!刑事の嫁でも諦めない!執念だわ!」
「違約金払うのは大変だ!遠隔で調教を進めて、誘拐のチャンスを待とう!」
中国の依頼者が諦めても違約金は発生するが、その時は二割増しで今回の様に諦めない場合は二倍の違約金が必要に成るのと、今後の信用問題が浮かび上がり二度と商売が出来ないより、抹殺される可能性も有る。
手配をされている二人は、今も消息不明で兵庫県警が卍会の関係だと思っていたスナックは営業を停止して人の出入りはあの日から全く無いのだ。
しかし現実は北見会長達の思惑と全く異なる結果が待っていた。
品物が届いた時、安住刑事が非番で自宅に居て、荷物に不信感を持って帰って来た麻紀に問質した。
麻紀は恥ずかしそうに「誠次さんと楽しみたかったのよ!」と言った。
自分の仕事が不規則で、麻紀に寂しい思いをさせているのだと謝り、送られて来た物は使わずに廃棄してしまった。
その日から二度とメールを送っても見る事が無く成り予定が狂った咲子達。
北見会長が絶えず麻紀に尾行を付けて、行動の把握を行ってチャンスを待った。
夏までに何とかしなければの焦りの中、三月に成って北見会長を更に窮地に追い込む事が発生したのだ。
それは尾行の女が、麻紀が妊娠をしたのでは?検査薬を購入したとの知らせを受けて焦り始める。
「妊娠してしまったら、もう打つ手は無いぞ!大変だ!」
「会長!もし妊娠が事実ならどうされますか?」
「調教は別にして、子持ちにしては駄目だ!もし妊娠していたら流産して貰わなければ商品価値はゼロだ!」
「どうしましょう?」
「監視の者を増やして、情報を細かく手に入れる様に指示をしなさい」
その日から、麻紀の周辺に数人の尾行が増加されて、情報収集に力を入れた。
勿論盗聴器も自宅に設置されて、夫婦の会話も細かく手に入れる北見達。
その結果検査薬で妊娠を知ったのは麻紀のみで、病院で確実に妊娠した事を確認して安住に話そうと思って病院を捜し始めた。
服部産婦人科病院では大失敗をしたので慎重にネットで調べる。
自宅マンションから遠くない事、男性医師に嫌悪感を持って居るので、女医の病院を捜す事にした。
本来なら母親が付き添いで居るのだが、麻紀には老人ホームに入っている祖母しか居ない。
安住刑事の両親は淡路島には居るが、中々まだ正確に判る迄は伝えられなかった。
出産の設備が整った病院へ行くか?小さな病院に行くか考えたが、女医の病院は規模の大きい病院が無く須磨の病院が目にとまった。
電話で予約をして、翌日朝から診察に行く事に成った。
その電話の内容は北見達に盗聴されて、夜診察が終って帰宅する女医小南則子を北見達が待ち構えていた。
小南則子は娘と母親の三人暮らしで、娘加奈子は大学生だ。
則子が自宅に帰ると、沢山の履き物が玄関先に脱ぎ捨てられて、何事なのか?と「ただいま!」と言い「何方かお客様?」と言うと「お客だよ!」低い北見会長の声が響いた。
驚く則子は、目の前に娘の加奈子が猿轡で縛られている光景を目にした。
側には数人の男が立ち、北見と咲子がソファーに座り則子を出迎えた。
「強盗ですか?お金は有りませんよ!」気丈に言い放つ則子。
「先生にお願いが有るのよ!明日病院に診察に行く安住麻紀と云う女性、実は妊娠しているのですよ!その女の子供を中絶して欲しいのよ!」
「その様な事を頼むのに、自宅に押し掛けて娘を縛ったのですか?元々私は一度も安住麻紀と云う女性には会っていませんし、妊娠しているかも知りません!」
北見会長は数ヶ月前に起った滋賀の事件を話し始めた。
そして、自分達はその安住麻紀をどうしても手に入れる必要が有ると決めつけて話した。
「それじゃあ、その安住麻紀って人を誘拐すれば良いじゃ有りませんか?」
「妊娠していたら使い物に成らないのですよ!先生に手術をして貰ってから、我々が頂く事に成るのです」
「その安住麻紀さんを貴方達はどうするのですか?」
「ズバリSM調教をして、中国の財閥に売るのですよ!」
「えーーSM調教?中国の財閥に売る?」則子には全く意味不明の事を聞かせる北見会長。
「お母さんの命も保証出来ないし、先生が協力をしないのなら、娘さんを調教して売り飛ばすしか無いなあ!若いので喜ばれる」
「うぅーうぅー」加奈子の顔が恐怖で曇った。
「先生が協力して下さるまで、娘さんは我々で預かります!警察に通報すれば、その時点で娘さんは我々の男達に強姦され、奴隷に成る調教を受ける事に成ります」
顔が引きつる則子と加奈子、母親の姿が見えないのは何処かで同じ様に縛られて居るのだろうか?困り果てた則子は承諾しか道が無い事を暗示されていた。
北見会長の策謀
36-0157
「どうすれば娘を返して貰えるの?明日いきなり手術は出来ないわ」
咲子が「明日は検査をして、後日結果を伝えて直ぐに手術をして頂戴!長引くと娘さんが耐えられないでしょう?」
「明日どの様な検査をすれば?」
「血液検査と、この薬を飲ませて二日後病院に呼んで、結果が良くないと伝える」
差し出された瓶を見て則子が「この薬は?」と尋ねる。
「あの女は既に我々が調教を進めている女だから、この薬で思い出すのよ!身体がね!」
「二日後は午後休診の日でしょう?看護師達を帰らせてから呼び出すのよ!」
「私一人では困りますが?」
「大丈夫よ!看護師も医者も準備しますから、私達が安住麻紀を調教してきた経緯を見せてあげるわ!その後始末してくれたら、娘さんは帰すよ!お母さんは別の部屋で眠っているので、我々が帰ったら口止めをするのだよ!」
則子の頼みを無視して、加奈子を連れ出す為にクロロホルムを嗅がせて眠らせる咲子。
落胆の則子を残して、卍会の連中は小南の自宅を出て行った。
加奈子は誘拐したが、とても麻紀の代わりに使える様なスタイルでも容姿でも無い。
二日間ホテルに監禁して、仲間に加奈子の世話をさせる予定に成っていた。
麻紀は翌日小南産婦人科に向かう為に態々石谷を呼んでいた。
それは親に近い存在が石谷しか居ないので、喜びを分かち合おうとしたのだ。
タクシーに乗ると石谷が「お嬢様、嬉しそうですね?今日は何処に行かれるのですか?」
嬉しそうな麻紀の様子に微笑みながら尋ねる。
「実はね、須磨の病院に送って欲しいのよ!」
「えっ、何処かお悪いのですか?」
「違うの!誠次さんの子供が。。。。。。」
「えー、それはおめでとうございます!安住さんには?」
「まだよ!まだ検査薬で判っただけだから、今日先生に聞いてから報告するのよ!」
「須磨とは少し遠いですね!知り合いの病院ですか?」
「違うわ!女医さんだから選んだのよ!その後阿部さんのマンションに行きましょう!ハピットが出て行って、近くに店を出したから困っていると思うのよ!」
麻紀は依然と同じ鬘を着けているので、殆ど地毛と変わらない。
編み込んでいるので、今度は肩が隠れる程の長さの髪にしていた。
坊主にされた腹いせでボブでは面白く無いと、長くしたので誰が見ても鬘には見えない。
ストレートパーマの髪の様に艶やかな髪に、安住も大いに気に入って喜んで貰えたので麻紀はすっかり痛手を忘れていた。
あの事件から既に八ヶ月が過ぎ様としていたのだ。
まだ卍会が諦めていない事は頭の片隅にも無かった。
片桐志津と氷室淳子が帰って来たとの報告は、安住からは未だに聞いていない。
クラブホワイティアは、安達が新しいママを捜してその後も営業を続けていたが、麻紀のファンだった客は徐々に姿を消していると、小杉が先日連絡をしてきた。
病院に入って小南則子の前に座った麻紀を見て、則子はあの連中がこの女性を狙う事が理解出来た。
年齢よりも若く、スタイルも容姿も最高で若妻の色気も有る。
あの連中が話していたSM調教をされているのは、鞭とか蝋燭で?殆ど知識が無い則子にはSM調教で浮かぶのはその様な場面だけだった。
問診標を見ながら話しを始めた。
「尿の検査と血液検査を行いましょうか?血液検査の結果は明日以降に成らないと判りませんので、また来院して貰えますか?」
「えっ、今日判らないのですか?」
「妊娠は直ぐに判りますが、胎児の異常とか育って居ない場合も多いので、その時は残念ですが堕胎しなければ成りませんね」
「その様な事は多いのですか?」
「最近発育不良が結構多いですね!晩婚の影響でしょうか?発育が遅い場合脳に障害を持つ可能性が有るのですよ」
尿検査で妊娠は直ぐに判明、血液検査用に採血を終ると内診をして「妊娠は間違い無い様です!明後日詳しい結果が判りますので、明後日来院して下さい!その時詳しい検査を行いましょう」と看護師を遠ざけて話した。
病院を出ると石谷が笑顔で「妊娠は確実でしたか?」と尋ねた。
「検査の結果が明後日に判るらしいわ、発育不良とかが多いらしいわ」
「自分にはよく判りませんが、お嬢様の身体が第一ですから、お大事にして下さいよ!可愛い子供さんが産まれますね!」石谷は自分の事の様に喜んだ。
麻紀が帰ると大きな溜息を吐く則子、自分の娘の解放の為に悪党に手を貸す自分に腹が立つが、加奈子を簡単に殺す連中の様な気がするので恐い。
卍会の北見会長は小南医師に堕胎手術をさせて、そのまま麻紀を誘拐して身体の回復を待って直接中国に送り込み中国人調教師に委ねる計画に変更した。
日本に置くと警察が総力を上げて自分達を捜し始めるので、黃の知り合いに委ねる事にした。
警察に殺された黃の仇を。。。。。。と北見会長は自分が抹殺した事を警察の仕業だと伝えて、憎悪をかき立てた。
未だ自分達の消息を掴んでいない警察を北見達は逆手に取っての行動だ。
「今夜早く帰れそう?」麻紀は病院に行く朝、安住に笑顔で話した。
「判らないけれど、何か有るのか?」不思議な顔をして尋ねる安住。
「お。た。の。し。み」と意味有る様に言うと送り出した。
昼前に石谷が来て「食事してから行こうと思って早めに来ました」と言うと「残念!叔父様!私検査で食事を食べられないのよ!」
「そうだったのですか?」
「何か作るわ!」
「えー!お嬢様の手作りの料理を頂けるのですか?」嬉しそうな顔でテーブルに座る石谷。
「チャーハンしか出来ませんよ!」笑顔で台所に向かう麻紀。
テレビでハピットの安西課長の余罪で、全国の官庁への働きかけで、贈収賄で逮捕された役人の顔が画面に映し出されていた。
「本当に悪い奴ね!」麻紀の声が石谷には軽やかに聞こえた。
祖父の復讐に燃えていた昔の面影は消え、若奥様の顔に成っていたからだ。
喜びから恐怖へ
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「お嬢様は意外と料理上手ですね」車に乗ってから、ミラーで麻紀を見ながら言う石谷。
「意外は余計でしょう?誠次さんは料理を褒めてくれるのよ!」
雑談をしながら小南産婦人科に向かう車。
その頃病院には娘の加奈子が連れて来られ、北見会長、咲子、芽野と看護師の姿をした女が二人、男達数人がやって来た。
勿論咲子も芽野も大きなマスクで眼鏡をして、看護師の姿に成っている。
「娘は先生の手術が終ったら直ぐに返してやる!今は眠らせているが夕方には目覚める」
「私は直ぐに手術をすれば良いのですか?」
「手術は我々の調教の成果を見てからで良い!この前から数ヶ月経過しているので確かめてからだ!」
「鞭で縛ったり、蝋燭を使うと死んでしまうかも知れませんよ!」麻紀の身体を心配する則子。
「ははは、SM調教は鞭とか蝋燭だと思っているのか?先生は?」北見会長は笑いながら言った。
「。。。。。。。。」
「まあ、見ていたら判りますよ!先生は女を手術台に載せればしばらく見学していて下さい」
「私は一時間程コーヒーでも飲んできます!病院の近くに着いて石谷が言った。
駐車場で待ち構える卍会の男達、石谷を捕まえてしまう予定が大きく狂う。
道の反対側で車を降りる麻紀は、石谷の車を見送って一時間以上に成る時は事前に連絡すると話した。
木曜日午後休診の表示が、横の看板に書いて有るのが目に入って麻紀は、特別に検査をしてくれるのか?親切な病院だと思った。
医院に入ると偽の看護師が出迎えると、安住からメールが入って(朝の話しは、何処かに旅行に行きたいの?)と書いて有った。
(違うわ!石谷の叔父様と一緒なのよ!夜をお楽しみに!)と返事を返した麻紀。
「あっ、携帯の電源は切って下さい」偽の看護師に言われて電源を切る。
しばらくして診察室に入る麻紀に「血液検査の結果で、多少疑問な点有りましたので、今日は検査で詳しく調べましょう?」
「えっ、何処か悪いのですか?」
「もしかして、双子かも知れません!」
「えーー、双子ですか?」一瞬曇った顔が明るく成る麻紀。
「それでは、詳しく調べましょうか?双子の場合同じ様に育てば良いのですがね」
「安住さん、検査着に着替えて頂けますか?」看護師が話しに割って入る。
「こちらに荷物を置かれて、これに着替えて下さい!金具の物は全て外して下さい」
膝より丈の短い検査着は、胸の前をマジックテープで留めるだけの物。
「検査着だけを着て下さい」ぶっきらぼうに言う看護師は、カーテンを閉めて出て行った。
麻紀は着替える為に服を脱ぎ始めるが、真冬なので夏場と違いこの様な検査着だけだと肌寒い。
「検査着の上にガウンを羽織って下さい」と見ている様に看護師がカーテンの外から声をかけた。
着替えの様子を北見会長達はカメラで眺めて「薬の効果は有るのか?」と芽野に確かめる様に言った。
「大丈夫です!充分効果は期待出来ます!我々が顔を出すのは直ぐですか?」
「手術台に拘束してしまったら、いつでも良いだろう!恐怖に引きつる顔もまた楽しい!それにしても綺麗な髪の鬘を着けているな!」
「地毛の様ですね!この前も良い鬘を着けて判りませんでしたね」
「今回は坊主にしないで、中国に送り込むのでしょう?」
「勿論だ!美人で喜ばれるだろう」
三人が話していると、画面にはパンティを脱ぐ様子が映し出されて「前より濃いのか?」と北見会長が言った。
「あの作戦が何故失敗したのか、判りませんね」
「旦那が嫌がったのだろう?ネットの商品は怪しむだろう?仕事柄」
「そうでしたね、刑事の旦那に相談したら絶対使いませんよね!」
「使う前に妊娠が判ったのでは?」三人が適当に話しているとガウンを羽織って麻紀がカーテンから出て来た。
ストレートの黒髪を後ろで束ねて「お待たせしました」
「隣の診察室に行きましょうか?」看護師が先導して手術室に入ると、麻紀は向こうに看護師が二人立っているのが目に入るが、急に無影灯の光に遮られてはっきりと見えなく成った。
案内した看護師と、無影灯のセットをしている看護師は始めて見る女だが、先程の二人は何処かで会った様な気がしていた。
「ガウンを脱いで手術台に上がって下さい」
「手術?」不思議な顔で看護師を見る麻紀に「診察も兼用ですよ!」則子が慌てて言う。
小南則子はまだ何もしないので、これから何が行われるのか全く判らないが、早く娘を解放して貰いたい気持ちで一杯だ。
駐車場で待ち構えて居た連中が北見会長に電話で、来ない事を告げると「もう来ている!運転手は?」と尋ねた。
「車で来ませんでしたよ!石谷タクシーの姿も見ていません」
「そうか、車で来なかったか、別のタクシーを使ったのだな!誘拐の準備を整えて待っていろ!」北見会長は何も考えずに手術室に向かおうとしていた。
安住は再びメールを送って尋ねるが、全く反応が無くて意地悪をしているのだと思って、時間が空いた時に電話をしてみようと思っていた。
内海刑事と東門のスナック卍の事で、家主から情報が入って聞き込みに向かっていた。
芦屋に住む契約人から解約の申し込みが有ったと連絡が来たのだ。
「暖房が有るから、ガウンを脱いでも寒く無いですよ!」
ガウンを脱ぐと、直ぐに看護師が受け取り壁のハンガーに吊るしに向かう。
「エコー検査と内診で、子宮の具合を診ますよ!双子だったら嬉しいですか?」
「どちらでも良いです!元気な子なら嬉しいです」そう言いながら、手術台にスリッパを脱いで上がる麻紀。
壁の近くに居た二人が、動き始める。
秋田の舌妓
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「この前は向こうの診察台。。。。。」独り言の様に言うと「簡単な検診用で器具が付いてないのですよ!」看護師に言われて手術台に上がってしまう麻紀。
「頭はここにして、足を伸ばして下されば、私達がしますからリラックスして下さい」
枕の位置を確かめて仰向けに成り、裾を押さえて足を伸ばすと「右手は横に伸ばしてこの上に置いて下さい、血圧計測と点滴をします」
右手を水平にすると横に台が取り付けられて、固定するベルトが肘と手首に巻付けられる。
手に気を取られていると、左足を持ち上げられて膝を固定されてベルトで巻付けて、動かない様にされてしまう。
同じ様に右足を持ち上げられた時、大きなマスクの顔が麻紀の目に飛込み「貴女は!」起き上がろうとするが既に右足は固定されて、ベルトが巻付けられていた。
「判った様ね!結婚して妊娠をされると困るのでね!」
「何を言っているの?貴女方は何故私を狙うの?子供が産まれるのよ!帰らせて」
「駄目よ!折角調教を進めているのに、邪魔が入って頓挫したからね!旦那とのSEXでは物足りないだろう?」
「その様な事は有りません!」と話している間に、左手も拘束されて手術台に身体が完全に固定されてしまった。
「それは今から確かめてあげるわ!」
「止めて下さい!私は刑事の妻ですよ!貴女方は警察が恐く無いのですか?」
「奥さん!警察より中国マフィアの方が我々には恐いのですよ!奥さんは既に中国の財閥に売却済みなのでね!早く送れと催促されているのだよ!」北見会長が遠くから言った。
「身勝手な人身売買で、片桐さんと氷室さんを売り飛ばして、私も諦めないなんて執念深い人ですね!」部屋に入って来た北見会長を睨み付けながら言う麻紀。
「無駄話は止めて、お前が私達の調教によって身に浸みた性を感じる事だ!始めろ!」
「やめてーーーーー」の大きな声が手術室に響き渡った。
その頃安住刑事は再三携帯に電話をしたが繋がらないので、麻紀が意地悪をしていると思う。
石谷なら知っているので、尋ねる為に電話をする安住。
「石谷さん!麻紀と電話もメールも通じないのですが、何か有りましたか?」
「安住さん!どうされたのですか?」
「朝変なメールを貰ったので気に成って電話をしたのですが、繋がらないので心配に成って、石谷さんと一緒だとメールを貰ったのでお尋ねしているのです」
「心配性ですね!丁度今頃はメールも電話も切っていますよ」
「夜を楽しみって、意味深な言葉ですから心配で。。。。」
「心配しなくても良い知らせですよ!」
「何ですか?勿体ぶらずに教えて下さいよ!気に成って仕事が手に付きません」
「それは困りましたね!私から聞いたと言わないと約束して下さいよ!」
「はい、言いません!」
「絶対ですよ!聞いたら驚いた顔をして下さいよ!実は子供さんが宿った様ですよ!」
「。。。。。。。。。。。。。」放心状態の安住。
「驚かれた様ですね!」
「本当ですか?何処の病院に行って居るのですか?」
「えー、今から行かれるのですか?」
「いえ、行きませんが一応聞こうかと。。。。。」
「須磨に在る小南産婦人科ですよ!丁度今検査の最中だと思いますよ!だから携帯が津ながら無いのです!」と話している間に電話が切れてしまう。
電話を終ると「内海!俺に子供が出来たらしい!麻紀との子供だ!」
「今、病院か?」
「その様だ!早く会いたい!気に成る!」
「丁度、成果も無かったから、須磨までぶっ飛ばすか?」
「良いのか?内海ありがとう!」
「課長に見つかると大目玉だが、今回は俺が責任を持とう!」
車に乗り込むと直ぐに高速の入り口に向かう車。
安住は心此処に在らず状態で、嬉しいのか不安なのか判らない状態だ。
麻紀の腕に点滴の注射針が突き刺さり、早速薬が流し込まれる。
手術台の上で「やめてーお願いします!」と懇願していた表情が徐々に変わって、検査着を咲子がハサミで切り裂き始める。
「結婚してSEXが行き届いて、肌艶が良く成ったわね」
切り裂かれた検査着の中から、形の良い白い乳房が無影灯に照らされて青白く光り、毛細血管が白い乳房に浮かび上がる。
切り刻んで身体から抜き取られた検査着、全裸状態に成ると「やはり濃く成っているぞ!」北見会長が近づいて麻紀の陰毛を見て言った。
「いゃーーやめてーーー」身体に薬が入って暑く成って来た麻紀。
「少し身体が火照って来たでしょう?今朝まで飲んだ薬はお前の身体を蕩けさせる効果が有るのよ!楽しんで好きな剃毛プレーをして貰うのよ!手術台を上げて大きく股を広げるのよ!」
「いゃーーやめてーー」の声を残して手術台は上昇して、麻紀の両足が大きく広げられていった。
「ほら、乳首がもう立ってきたね!待っていたのだろう?」
「ち、ちがいます!」
「そうかなあ?」股間に入った芽野が麻紀の陰毛をかき分ける様に触ると「ひぃーー」と声が出る麻紀。
「感度が上がってきた様ね!ここに刺青を入れて貰った時は驚いたでしょう?でも一番大事な部分に傷は付けないのよ!今日は今までの調教を身体が忘れていないかを調べるだけよ!大事な身体だから正しく処理しなければ、使えなく成ると困るからね!」
「子宮に刺激を与えるのは控えた方が良いぞ!先生がいらっしゃっても危険だ!」
「会長成るべく刺激を与えずに済ませましょう!秋田も来ていますので面白いと思います」
「あきた!秋田はいやーー」急に大きな声で怒り出す麻紀。
「私がそれ程お嫌いですか?」秋田が顔の横まで来て、麻紀の綺麗な乳房を鷲づかみにした。
「いゃーー」鷲づかみにすると急に乳首を指で刺激し始めて、唇を近づけると口に含んだ。
「あっ、いゃーー、あっ、あっあっ」声が変わる麻紀は、今朝までの薬と点滴の融合で感度が抜群に上昇して我慢が出来ないで声が出てしまった。
受け入れる麻紀
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「中々よく効く薬だな!秋田を拒否出来ない様だな!」
「少し間が開きましたので、心配していましたがマゾ調教は続けられそうです」
「直ぐにつるつるに剃り上げて、秋田に舐めさせて反応を見よう」
芽野が小さなハサミを持って、左手で陰毛を引っ張ると「ジョキ、ジョキ」と切り取る。
思い出した様に「あっ、あっ、いゃーー、あきたーーやめてー」乳首を吸われて感じながらも秋田を拒否する麻紀。
その間も芽野がハサミで切り揃えて陰毛を短くした。
シェービングカップにハッカ液を数滴入れて、刷毛で泡立てているのは咲子。
股間から芽野が出ると咲子が笑みを浮かべて股間に入り、刷毛にクリームを浸けて短い陰毛に落とした。
ハッカの多く入ったクリームが下腹部から、クリトリスに流れると「ひぃーーーあついーー」と口走る。
その間も秋田に左右の乳首を舐められて、吸われているので「あっ、あっあっあっ、あっ、ああーーああーうぅ、うぅー」声が小刻みに出ている。
「気持ちが良くて、もう若奥様を忘れているでしょう?」芽野が顔の近くで話すと「ち、ちがいま。。。。あっ、あっだめーーーだめーー染みるーーーー」の声。
咲子がクリームを塗り終わると、看護師に蒸しタオルを貰って、クリームの上から押さえつける。
「あついーーー」と言うが直ぐに、指で割れ目を押さえて擦る様に動かすと「あっ、あっ、あっ」の声に変わり感じ始める麻紀。
「敏感な身体が一層感じ易くされているのですよ!」
北見会長が小南則子に話すと「陰毛を剃られてあの様に感じるのですか?」不思議そうに尋ねる。
「その様に調教をしていますから、あの奥さんの頭も本当は坊主なのですよ!」
「えーー頭を坊主にしても意味が無いでしょう?」
「奴隷の印ですよ!これからマンコを剥き出しにしますので、もっと感じますよ!」
呆れて見ている則子は、自分がこれから彼女の子供を堕胎する事を忘れる程だった。
本当は子宮に届く長くて太いバイブをねじ込むのだが、身体を傷つけてしまっては売り物に成らないので予定には無い。
しばらく指で弄くられて気持ちが良く成っている麻紀は、完璧にあの責めを思い出してしまった。
マン毛を剃られる気持ち良さ、縛られて吊されて大きく広げられた股間に太いバイブをねじ込まれる光景。
無理矢理髪の毛を刈り取られてしまう行為も、マゾの麻紀には大きな刺激として蘇っていた。
虐められる事、恥ずかしい事をさせられると興奮してしまう事が蘇る。
点滴でゆっくり身体の中に入った薬は麻紀を完全に性虫に変化させていた。
秋田に乳房を揉まれて吸われて、もう抵抗の様子は無くなり目を閉じて、時々嗚咽を発する程度に変わった。
咲子が再びクリームを刷毛で塗り込むが、下腹部だけでクリトリスの近くには刷毛を持って行かない。
芽野が剃刀を持って股間に入ると「ジョリ、ジョリ」と剃り始める。
皮膚を左手で伸ばしながら素早く「ジョリ、ジョリ」と音を立てて剃り上げると、青白い陰部が露呈して、ライトに光り始めた。
剃られる間も乳房を弄くられて吸われて、揉まれるので感じている。
「あっ、あっあっあっ、あっ、ああーーああーうぅ、うぅー」の声が止る事は無い。
逝く程の刺激は無いが、連続して感じているので、既に膣口から光る液体が流れ出していた。
「お前のマンコから変な物が流れ出て入るよ!」芽野が言う。
「は、いいい-わ」
「これからマン毛の残りを剃ってやるからな!」
「は、はい」
「お願いしてみなさい!感じているのだろう?」咲子が命令調で言う。
「麻紀の恥ずかしい毛を剃って下さい!」
秋田が乳房を触るのを中断して、変わってしまった麻紀を見ている。
目を閉じて喋っているのだが、素直な感じに変わっている。
点滴に次の薬が注入されて、理性が消えてしまった様だ。
「お前は雌豚に成るのよ!どの様な事が好きなの?教えて頂戴!」
「マン毛を剃られて、クリトリスから全てを舐められたい!」
「他には?」
「縛られて、入れて欲しい!」
「髪を刈られるのは好きか?」
「無理矢理刈られると。。。。。。。。。。。。」で言葉が止る。
「マン毛を剃ってあげるわ、その後秋田に舐めて貰おうな」
「あ、き、たはい。。。。。。。。」
「良いのだろう?」
言葉が出て来ないが、相当緩和されて秋田を受け入れる事が出来る様だ。
咲子が残りの部分に刷毛を持って、クリームを塗り始めると「ひぃーーしみるー」と口走り足先をバタバタさせる。
「大人しくして下さいよ!」そう言って再び秋田の唇が麻紀の乳房を舐め始める。
「あっ、あっあっあっ、あっ、ああーーああーうぅ、うぅー」膣に染みるクリームに感じているのか、声が大きく成った。
塗り終わると「ジョリ、ジョリ」とクリトリスを触りながら剃刀が動くと、麻紀は乳房の刺激とクリトリスへの刺激で仰け反り始めて「あっ、あっあっあっ、あっ、ああーーああーうぅ、うぅー」と声を大きく出した。
「ジョリ、ジョリ」と膣に近い部分に剃刀が行くと大陰唇の皮膚を大きく引っ張り剃り上げる芽野。
左右の大陰唇に陰毛が無く成る頃には、麻紀は完全に陶酔の世界で「あっ、ああーああーー良いわーー」の声が続いていた。
束ねていた長い髪が外れて、大きく手術台に垂れ下がり乱れていた。
剃り上げた部分をタオルで拭き取られると、光る液体が絶え間なく陰部を湿らせている。
秋田が乳房への刺激を終って股間に入ると「指を入れても大丈夫ですか?」と医師に尋ねる。
小南則子は余りの情景に声が無い。
剃毛でこれだけ燃えるなら、実際SEXではどの様に成るのだろう?と考えていたからだ。
間に合った
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「多少なら大丈夫ですが、激しいのは危険ですよ!」戸惑いながら答える。
秋田がいきなり大陰唇を左右に開いて、膣口が見える様にすると息を吹きかけてみる。
「ひぃーー」麻紀が声を発すると、顔をつるつるに成った陰部に近づけ、舌を丸めると膣口に挿入した。
「ああーーだめーーーああーああーー」麻紀の声が響く。
「ペチャペチャ」と音を立てて舐め始める秋田の舌技に、一気に仰け反り長い黒髪が手術台から溢れて流れた。
「ああーーだめーーーああーああーーいいわーー」
今度はクリトリスを舐めながら、指を挿入して膣口を押し広げる。
「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」の声が出始める。
「ペチャペチャ」と舐められて我慢が出来ない麻紀は、涎の様に愛液を流し始める。
それを今度は吸い取る様に舌を入れて掻き回されて「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」としばらく続くと、ぐったりと成ってしまった麻紀。
「秋田に舐められて良い気持ちだったか?」
「。。。。。。。。。。」微かに頷く麻紀を見て、北見は「雌豚に育って居るな!この後は先生の出番だ!」そう言って小南に手術の準備を始める様に指示をした。
その頃時計を見ながら石谷が小南産婦人科の駐車場に戻って来た。
ワゴンの車と乗用車が二台駐車しているので、繁盛しているのだと思いながら一番端の駐車スペースに車を駐車。
時計を見ると一時間丁度に成っているので、遅く成るなら電話が有るだろうとラジオのスイッチを入れる。
斜め前の車を見ると、婦人科に相応しく無い様な男が乗って居眠りしている。
暴力団か?彼女を連れて来て待っているのだな!そう思ってリクライニングを倒してラジオを聞き始めた。
しばらくして時計を見て、連絡が無いので病院に入って尋ねるか?でも沢山患者が居るので遅れているのか?でも先程から誰も患者が出て来ない。
携帯に電話をするが、電源が入って無いと通知される。
「今から、お腹の子供を始末するからね!どうせ中国に売られるのだからね」
顔の処で話し掛ける咲子に「こども。。。。。。」
「いゃーーころさないでーーーーー」急に我に返って騒ぎ始める麻紀。
「先生早く始めてくれ!逝ったから正気に戻ったか?」
則子がマスクを着けて、準備を始めると「麻酔はどれですか?」芽野が尋ねる。
薬の棚を指さして「そこの瓶から点滴から流し込んで」
「いやーーーーたすけてーーーーーー」大きな声で叫ぶ麻紀の口にタオルを押しつけて「五月蠅いのよ!眠っている間に終るわ!気が付けば貨物船の中よ」
「うぅーうぅーー」暴れるが、手足を固定されているので動けない麻紀。
芽野が麻酔の注射を準備して、点滴から流し込み始める。
「もう直ぐ眠く成るわよ!数を数えてあげるわ!咲子がひとつ、ふたつ、みつっ、よっつ、いつつ。。。。」と数えた処で麻紀は意識を完全に失った。
「子宮口を広げて無いから、難しい手術に成るわ!出血も多いかも知れない」
「確か事前に準備が必要なのよ!忘れていた!」芽野が急に言い始める。
「今からラミセルを入れて広げますが、少し時間が必要です」
「もう妊娠の必要は無いので、子宮が使えなくても問題は無い」北見が言う。
「そう言われても、女性としての機能が失われるとこの美貌が保てませんよ」
今度は小南の意見に逆らえないと北見会長が折れる。
「好きにしろ!任せた!」そう言うと別の部屋に向かう。
股間に入ると小南は手術の準備に入るが、麻紀が可哀想に思えて娘が無事に戻るなら、助けたいと考えていた。
だが、芽野は医師の経験が有る様なので、迂闊な事は出来ないと思う。
「クスコ下さい」と偽看護師に指示して、ラミセルも芽野に見せて準備を始めた。
クスコが麻紀の膣口を広げると、早速芽野が「先生!そのクスコでは難しいのでは?」と口を挟む。
大きなサイズのクスコを差し出して、交換する様に指示をした。
普通のサイズに比べるとかなり大きいので、麻酔が無ければ痛いかも知れない。
「慌てていたわ!こんな状況で手術するのは始めてだから、間違えたわ」
そう言いながら大きなクスコに代えると、麻紀の膣口に押し込む様に入れて広げる。
ラミセルをそのクスコの中に挿入して行った時「すみません!」と男の声が入り口から聞こえて、芽野が驚いて入り口に向かった。
咄嗟に則子は子宮頸管まで入れずに挿入を終ってしまいクスコを取り出した。
病院の入り口に入って来たのは石谷だった。
「診察に来ている安住さんは?」
誰も居ない待合室に不安を感じる石谷、奥から咲子と芽野が飛び出して来て石谷と顔を合わせた。
「あっ!」石谷が芽野を見て叫んだ。
北見会長と秋田が横の部屋から出て来ると、石谷を取り押さえる。
「邪魔が入ったな!事が終るまで眠らせて置け!」
「お前達は!卍会の連中だな!お嬢様は!」
「今は眠っているよ!お前も眠って貰おう」
「お嬢様に何をした!」
「子供が出来たので処分した!」
「えーーーーー」と驚いた時咲子が石谷にクロロホルムを嗅がせて、石谷は膝から倒れて床に落ちた。
「麻酔薬を打って、朝まで眠らせろ」
その頃高速を飛ばしてきた安住と内海が、インターを降りて小南産婦人科を目指していた。
「後何分で着く?」
「先輩何回聞くのですか?後五分で着きますよ!まだ子供は産まれませんよ!今からこれじゃ先が思いやられる!」
「俺の子供、麻紀さんとの子供が産まれるのだぞ!」
「何回同じ事を言うのですか?もう病院には居ないかも知れませんよ!石谷さんの車で帰っているかも知れませんよ!」そう言いながら小南産婦人科の前に来ると「まだ居る!間に合った!」石谷のタクシーを見つけて喜ぶ安住。
悪の終焉
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安住が駐車場に車を入れる前に降りて病院に行こうと道路の反対側から降り様とする。
「先輩!危ないですよ!車を駐車場に入れてからで充分でしょう」内海が笑いながら焦る安住に言った。
ドアを開けようとした時、病院の扉が開いて咲子が男手を呼ぼうと出て来た。
「あっ!」驚く安住は直ぐに車のドアを閉めて「卍会だ!」と叫んだ。
「えーー、どう言う事ですか?」
「あの看護師の女は滋賀の爆破の時に居た!本部に緊急出動を要請して、俺は麻紀が心配だ!」
「わ、判りました」内海が無線で県警に通報する。
大友捜査一課長が驚きながらも直ぐさま大規模な非常線が張られ、刑事と警官が大量に出動態勢に入った。
刑事数人が直ぐに須磨に向かい、近くの警察にも出動命令が発動されて一斉に動き始める。
安住は車から降りると、男達三人と一緒に入る咲子を待って病院に近づく。
後を追い掛けて内海も安住の後方に着いて来て「緊急出動するそうです」
「よし、突入するぞ!」
「銃を持っているかも知れませんよ!」そう言われて自分の拳銃を確かめる二人。
「奥さんを狙って来たのでしょうね」
「間違い無い!石谷さんが車に居ないから、捕まっているか?殺されたか?」
その時遠くにサイレンの音が聞こえ近づいて居るのが判る。
近くの須磨警察から出動した様で、安住は自分がもし撃たれても確実に犯人の逮捕は出来ると自信を深めて「突入するぞ!」と扉に手をかけたが、施錠されて扉が開かない。
「自分は裏手に廻ります」と向かった時、駐車場に居た男に発見されて「お前は何者だ!」
「警察だ!卍会だな!」襲いかかる二人の男。
銃を抜かずに応戦する内海、その騒ぎに安住が気づき応援に入る。
二人対二人に成ると、投げ飛ばす安住と内海に男達は直ぐに手錠を填められて捕まる。
「会長!会長!」と大きな声で叫ぶと、腹に蹴りを入れて黙らせる安住。
防音がされている病院内では外の声が全く聞こえず、石谷が男達に縛りあげられて麻酔注射をされて、待合室の端に転がされていた。
「ご苦労だった!外で待っていてくれ!段取りが狂って後二時間程掛る」
男二人は駐車場の車に戻る為に外に出ると、パトカーのサイレンが近づいて来るのが判るが、自分達に向かって居るとは思っていない。
「パトの音だな!」
「事件ですかね!」車に近付いた時、安住と内海が同時に背後から襲いかかり、不意を突かれて倒れる二人。
その時パトカーがサイレンも赤色灯も消して、病院に到着した。
「この二人を逮捕して下さい」二台のパトカーから五人の警官が降りて来て、倒れた二人を直ぐに取り押さえた。
「県警からも大勢もう直ぐ到着します!」
警官三人と内海、安住が病院に突入する。
「警察だ!卍会!もう病院は包囲している!逃げられない!」
その声に驚いたのは小南医師で、咲子と芽野が手術室を出ると直ぐに股間をクスコで再び広げて、膣内に入れたらラミセルを取り出し、麻紀の手術台を降ろした。
警察が何故来たのか?と考えたが兎に角助かったと胸を撫で下ろして、ガウンを麻紀の身体に被せて、腕の拘束も外して自分達が解放されるのを待つ。
「麻紀!麻紀!」と叫びながら安住が手術室に飛込んで来る。
「お前!麻紀を!」小南に殴りかかろうとする安住に「大丈夫です!奥様は麻酔で眠らされているだけです!赤ん坊も無事ですよ!」
「本当か!」そう言いながら眠る麻紀の身体を抱き起こす。
ガウンが滑り落ちて、全裸の美しい姿が現われると「私の娘は無事ですか?」と尋ねられて始めて安住は小南医師が卍会に脅されて居たと判った。
「すみません、貴女も卍会の人かと誤解していました」
「奥様は陰毛を剃られた以外、何もされていません!中絶手術を強要されてこれから行う寸前でした!麻酔で眠られていますが、夜までには目を覚まされると思います。大きな病院で検査をされた方が良いと思います!変な薬を注射されていましたので、大事を取って下さい」
安住は漸く落ち着きを取り戻し、麻紀にガウンを着せて手術台から降ろして、隣の診察室のベッドに横たえた時、大勢の刑事達が病院を取り囲み、流石の北見会長も観念して逮捕された。
大友捜査一課長自ら指揮をして、漸く事件が解決に向かった。
数日後北見会長の自宅から、中国の連絡先が判明して、中国政府が経路を辿って氷室淳子と片桐志津の消息を発見したのは半月後だった。
だが二人共昔の記憶も無くなる程、SEX奴隷と成り見る影も無く、頭はつるつるの坊主、勿論下半身も、全ての穴は使われすぎて肥大化が見られると担当の医師が驚いた。
しかし北見会長の自宅から、全国の卍会の会員リストは発見されず、闇の中に隠れてしまった。
この様にして、卍会の組織はこの世から消え去り事件は完全に解決した。
一方、ハピットと共和住宅に翻弄された人々は。。。。。
阿部彰次の二棟のマンションは堀田不動産に頼んで最初は満室に成っていたが、数年後は半数以上が空き家状態。
その堀田不動産も数年後、共和住宅が直営の管理会社を設立したので、全く仕事が無く成り規模を大幅に縮小して、町の不動産屋に逆戻り、堀田俊介は夜の遊びが祟り入退院の繰り返しで、仕事もパート二人に任せる状態で見る影も無く成った。
近藤夫妻は長年の無理が久三の身体を蝕み、バイト、パート頼みに成っていた。
その最中、共同の敷地で営業していた地主の一人が死去、既に去年亡く成っている桜井洋三も相続問題が発生して、共同賃貸のハピットの土地を売る事に成った。
本部は早急に代替え地に店舗を探して近藤夫婦に話したが、もう二人には気力も体力も残っていなかった。
平成三十年、ハピットの店の閉店と同時に近藤久三はこの世を去った。
阿部彰次も、元のハピットの建物をハピットの退去後、一年以上経過して、当初の半額で不動産屋の事務所として貸したが大きな赤字に成った。
二棟のマンションは入居者からのクレームが多く、殆どの入居者が直ぐに退居してしまう。
それは建築資材が悪く、隣近所の音、階段の音が聞こえて住めないのが実情だった。
その為噂が噂を呼び、入居率二十パーセントで家賃も非常に安くして、採算は赤字に成っていた。
彰次も平成三十年、多くの不動産を残して九十三歳でこの世を去り、子供達は不動産の処分に困り果てていた。
その後、安住と麻紀夫妻は一男一女に恵まれて、幸せな落ち着いた生活に成っていた。
今ではSEXが好きな美人奥様の域を出ていない麻紀はもう直ぐ五十歳だ。
事件の翌年娘が生まれて、漸く自分をコントロール出来る迄回復して、安住のSEXに不満は無く成った。
それは子育ての影響も有るのだろう?あの事件の時助かった命は高校生に成って、麻紀に似て非常に美人に育っている。
下の男の子も中学生で最近ではサッカーに明け暮れて、勉強が出来ないと麻紀の悩みの種に成っていた。
麻紀は結婚した二年後に祖母を亡くし、数年前に石谷も亡くし、今では二人の子供と安住だけが身内、自分と同じ様な境遇にしないでと、安住には毎日の様に話していた。
今朝も危険な刑事の仕事に出て行く主人を見送る麻紀。。。。。
完
2018.10.31
闇に舞う桜2