またなにかをあきらめました

またなにかをあきらめました

西園寺リルケゴール作品集1

短歌十首。

   



   



   

  



   



   



 



公園ではわたしたちがわたしたちの不確かさを日没にみる




遊んでいる子どもたち

ぼくがぼくだけの不安を こぼしつづける




長く

わすれたいぼくが 終わってくれる陽に 出会っている




この人生はわすれがたいものだけが確かで車の列にいる




一日ずつ

弔う

骨が近くなる

骨のためだけに生きている




今日も生きました

夕空 きれいでした

またなにかをあきらめました




変わらない予兆 読んでいる

きっと今日も誰かたちは引きちぎれて




きれいな夢をみた眠り

また

死んでゆきながら

なおも

焦がれながら




いつかの夢は

いま たなびく緑のなか

細々とわたしを削る




夕暮れ いま なつかしい橙色の階段

名前 三回書く
   



   



   

  



   



   



 

またなにかをあきらめました

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

先端KANQ38 ツイッター https://twitter.com/kanq3
先端KANQ38 公式サイト https://neuedada.wixsite.com/kanq38

歌集を電子書籍で発行しました。
よかったらお買い求め下さい。
http://amzn.asia/4PTNRkt

またなにかをあきらめました

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-09-10

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted