白い詩 夕刻のひと

白い詩 夕刻のひと

   



   



   

  



   



   



 


街角に夕刻が落ちるなら

街角には人たちの背中に詩が降りる






この紫煙は

きっと白い海にこぼれて

わたしは待つ

わたしに宿るのを

いまは白い詩になったひとの隣






こみあげる夕刻だけは変わらなくて






本当はなにを告げたかったのだろう





わたしの声の反響

いつしかあなたの色で声になって






いまはまだ 白い詩 夕刻のひと

あなたを待つ

あなたの色を待つ
   



   



   

  



   



   



 

白い詩 夕刻のひと

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白い詩 夕刻のひと

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-09-06

Copyrighted
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