叫ぶ朝

頭の中で幾つもの事を考えて
答えが出ずに眠りに落ちる夜
日常に左右される夢の中では
最近じゃ笑うことも少ないさ

ようやく空想の世界に染まり
生き苦しい現実を忘れた頃に
雀は仲間達と未来を語ってる
家族は人生を全うする為に家を出て行く

朝だ ああ 僕は 
僕は 今日 何を知る
朝だ ああ 僕が
僕が 昨日 消費出来なかった
全ては 一体 どこへ行く
教えて欲しい 教えて欲しい
僕は 僕は 一体 何故生きる
分かりたい 分からせて欲しい 

頭の中は真っ白で事実を受け止めて 
集中して自分に向き合ってみる夜
今まで生きて願った夢の中身は
いつだって幸せなんかいらなかった

そうだ ああ 僕は
僕は 素直な僕を 忘れたくなかった

朝だ ああ 僕は 
僕は 今日 何を見る
朝だ ああ 僕が
僕が 明日 生きられなかった
人の分まで 絶対 生きてやる 
行ってきます 生きてきます
僕は 僕は 絶対 忘れない
産まれて来た意味 今まで生きた意味 

叫ぶ朝

叫ぶ朝

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-29

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