感受性

感受性

少年と少女は人生に何というβ波とα波のゆらぎに、脳の感受性で創造される宇宙を持っていた。人間の心がこの天地を創造した。そしてその心が人間を創成して万物の色の情景は無限の襞の移ろいに流れていく。
1つ1つの主体の運動方程式は究極の運動性を発揮してテレポーテーションした感性で、少年は初めて人間の野望を持ち青春の夢を知り、彼方の向こうの光を指し示し、天啓のモノグラムで救われた情景を見た。
ああ、メシアがそこにいるの。
この背の高い人類離れしたあなたがこんなにも手を指し伸べて、光を手の平に浮かべ神の手先をそっと見つめる。この人生で最も見たかった究極の救いの何とも形容し難い、広がる静かで弾力的な想い憧れる魅力的な線状の中に、世界は創造されていく。
こんなにも無限の素粒子が、しなやかに縦横無尽に移ろう宙の夢のまた夢に、宇宙の細部の微細な深い沈層した意識に、究めて清冽で穏やかな神の御誕生日を迎えた。
聖なる灯火が究めてメシアに近似して私を教育する。このミサの灯火が修道士の美しい知性の地平から昇っていく。
天空と大地が礼讃する期待値の高き拡がる夢が、この現代的な新性で異次元の宇宙に感性がびびっと動くあなたを見た。
神の心という不可思議な他力への作用と、心を創成する遺伝子の化学結合のスイッチに罪が救われて、心は生まれたばかりの美しき救世主の手の形状となり、この手が無限に移ろいゆき時間軸ごとに心の表情を変化させて、小さく細かな生の発生と微かな死の遠い彼方の情景があった。
この人間の内面の宇宙に散りばめられた宝石の原石を、修業により磨きあげる魂の情熱があり、ひとつふたつと人間味が溢れだしていく。心という人生を映す人間像が一神性の故郷の原体験の中で、母なる家族の存在を知り帰っていく。
安らぎ満ちて生まれる前夜のマリアの表情は、この魂の満ちる時に熟した。
メシアの人間復活は何かしらの化学結合により感覚する細胞の記憶容量の積み重ねで、人間は生まれてから人生を経験して色彩を感覚する。
万物の原子を精緻な素粒子レベルまで細密化し、人間が太古の遺伝子もつれに心を擦り合わせ、人間を創成し人格は形成され、この生命の復活で活動化して新しく創成された遺伝子よ。
ミクロの細胞が究めてうまく創造する志し高い人間の心。細胞の中には未経験のアウトローな型破りの美しさがあった。この広大無辺の宇宙でメシアの細胞は神と対話して、人生の集体成を記録する人体と心のメランコリーなオアシスがあった。
海の灯台が光り照らしだす遠く彼方の山、森、川、水の不思議な大自然の組み合わせのアンサンブルに、人間は魂の調和を目指す。
来たれ創造主の誕生よ。来たるべき神との来世のあり方は荘厳なメロディーとリズムを遠く彼方へと奏でるとてつもない憧れであった。
私の人生は完全に生き返った心でこれから一体何をするべきか。さあ、何でもできるのです。
もう今の日常は鮮やかに認識されて大空は晴れ渡り、私は地上の希望の星となった。私は人としての大事な目標が作られていく。生命はこの為に今まで努力して生きて来たのだとふと気づかされた。
人間として私が生まれ生きてきた事に心より感謝したこの美しい究極の感動があった。ああ、この地球上で人間として私は本当に生まれて努力して生きてきた事に改めて気づいたのです。
あのようなお方を知れて、意識は生きている本当の意味を理解し始めたこの初体験に、天空と地上での私の存在は、神から本当に愛されているのだわ。
何かしらの感動をする脳はしんみりと微かに飽和していく創成紀の史実へと安らかに帰り、全く計り知れない創造をするのです。この心は何かしらの太古の祖先への生命の意味を探求する。
本当の私の存在の御言葉がこの意識に人生の感覚をして、そこには感性の人間業の計算を超えた方程式と聖書の記録があった。
人間は人生を愛し憧れて青春の夢の記憶のその先に神に愛された私がいた。このお方を、神がほっといてはいられない私が、そのような可憐な叙情の遠く彼方にふわっと、世界の新世紀が一心の人生体験が今ここにあったのです。
根性で今いけるか、それともいけないのか、何て初体験は凄いの。私は人間として生まれていく時に、この私こそがこの世に本当に生まれたのです。
私は選ばれた人間なのでしょうか。それとも私は選ばれない人間なのでしょうか。
私の中には人間の生命の方程式が宿り、私である事に初めて心より感謝して、いたって静かにそっと創造主に感動しているのです。
何という可憐な遺伝子のひだよ、まさに世界創成の時、創成紀の人間の心を模倣しようとしている。
優しい心のあるがままにそっとこの世界に生まれてきて、一人の私らしくなっていくのだわ。
これが人間としての生きてきた役目なのですから、集体成の脳機能を活動させて神の復活の時が来た。このエレガントな方程式に神が泣いているのです。
人生の全てが完全に調和して、様々な人間との成り立ちによって行動して生きてきたこの世界で、めでたく人間と人間が結婚するのです。
神がいる、私の心の中には神がいる、そして未来がある、この未来を見つめる美しい情景に人生がある、全ての集体成の結論がある。
神よ、私がいるのがわかって天地創造されたのを初めて知り、感謝に溢れて感動のうちに人生が全て打ち明けられた。
そしてこの世界の人々が神から打ち明けられていく時、全ての人々の人生とその家族が救われていく。さあ、メシアの誕生によってこの新紀元に生命の目標が完成したのです。
神がそこにいるのを感覚しそっと手を指しのべた時、神が私の手を優しく握り返しその温かさの中に、ああ、世界が始まるのがわかります。ああ、ここに神がいるのです。

感受性

感受性

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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