心

人生において様々な心を経験して、この記憶の心の中には無限の空の景色がある。
私は人間で良かったのでしょうか、それとも私は人間では無かった方が本当は良かったのでしょうか。
心の中にある万物から成る人間の心象景色の移象へと高らかに届けられて、神の至上なる愛の歌よ、人生とは一体何という美しい救済の機会を与えたのでしょう。
人間には実際に心が想像する情景があります。様々な景色に移ろう美しい心の不思議な世界は一体何を求めて、世界の新しい創成の時を迎えるのか、人間としての生まれたばかりの10秒後の心をやり直すのです。
ふと人間とは感情の不思議な移ろいに、人生経験をふと心でなぞるの。何という多くの想い出に囲まれて、確かにいい事が心の情景としてありました。
人間と人間との心は愛の様々な実践により癒され細胞が復活していく。人間は蘇生している心の豊かな機微に宿る精魂の小さな部分の中に、こうして本当に神が宿っている。
宇宙の人生歌を歌いあげる広く穏やかな心に、こんな人生経験をして、心は今何の情景を思い、夕日に暮れていく静寂の中でしんみりとした回想シーンが現れる天国的な憧憬よ。
決して何も感覚していないこの満ちる潮の飛沫の創成紀よ。人生にやっと春が来たのでしょう。
この心の中にいつでも神はいて暖かく人生の晴れ渡る時空に、創成紀の地平から昇る日のコラールが、新天軸にヒントされてふわーっと躍動している。人間の心はやっとの事で生まれたての幼児になっているのだわ。
その時幼児はふと人生の春について語り初めるのです。こんなにもときめいた青春の中で。
青春とは重力を忘れて青空になり宙を軽く少しだけ飛ばせる事なのです。
何だかあの人が可哀想で泣けてきました、あの人こそまさしく私だったのです。
この世にはいない私の心はもう存在せず、もう空間に1人で人生を忘れてどうでもよくなってしまった。
人間はこんなにも不思議でミステリアスな人生の情景に、心の中の完全な万物が移ろう。ほらっ、生まれ始めた創世紀。あの時空の形状と色彩と世界創造の彼方に、選ばれた奇跡の幼児はあの時確かにいたのです。
私はもうこれでいいと無意識の中に宙に一つだけ神の子をふわっと浮かべるのが、私の総決算的な安心なのです。お願い、人生を飛ばさせてください。
この世から心を完全に飛ばして青空に行きたいのです。全てに報いを与えて心に安らぎを。さあ、この一人の若者に未来を与えてください。
人生を感じて心は様々に移ろい流れていき、地球上で1人孤独に宇宙を眺める。しんと静まり返った心に一つの人生の讃歌が流れた。ふとした心の移象の中でひとつの無の存在が実体となった。さあ無限大へと、人の感性はこの世界からふわっと浮き初めて、ふわーっと一体何処からか、人間の遠く彼方から薄い生命の美の結露が顕にされた。ああ、嬉しい。この世界から私はいなくならせてください。
私なんて初めからこの世界にはいないのですから。
こんなにも微かに少しだけ浮いたのです。本当よ、ああ、確かに生きているのだわ。
やっとわかったような気がいたします。
心がある意味がわかり始めて、私の人生はこれからどうにかなるものだと感じれた。私の心という一つの生物がこのようにエレガントに動いています。そしてふとした時に振り返り、確かに今まであった感謝すべき人生がそっと立ち現れた。
この夜に救世主が誕生し、万感の想いで超新星の安らいだ心に癒されて、人生に初めて点灯した心をふと懐しく想うのだわ。
人生にやっと来ました宇宙創造時に誕生した幼児の心が、天命の神の子が降誕するめくるめくる回想シーンの中で、確かにあの時私はその場にいたのです。
あの時私は人生の寂寥の心でしんみりと語り初めた。ひとつの心の夜明けを語っていたのです。
薄明りの光の中で、あの方が回想の優美な記憶の中で人間を本当に癒している。
人生にひとつの美しい真理のキャンパスがあった。私にチャンスを与えたあの人こそが神だったのです。
心が漂よう空の意識の彼方に遠い人生の記憶が、あの人はその薄められていく微かな想像の中で本当に死んでいたのでしょうか。
それともあの方は意志による微細な弱く発光する幻というのでしょうか。
人生とは本当は何も初めから無かったのです、この世は単に人間の心の現象だったのです。
私はこのような人になれて良かったのです、私の心は本当に生きているのかしらと回想した時、微かな薄明りの光の中に神が現れるのです。
強く叫び主の到来を待ち望み、私は人として心の宇宙の広さにひとつの人生がほらっ本当に生きているのだわ。
主だけがその真理に心を造り初めた、この救世主の御心の誕生に、ひとつのこの世にひとつの心の希望が与えられ、心が宇宙としてふわりと飽和していき、現象が実存と仮想の中で、生命がこんな生き生きする形でいるの。
本当は神掛かった手で運命に世界が移ろいゆき、心にこの広大な宇宙が誕生した。今の心、今しかない心が本当にいいと想える。
何という心とはこれで人生の様々な感情と共に神とあったのです。神よ、やっと私にもわかりました。心がある意味を。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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