理想の異性

理想の異性

今しかできない人間の思想を経験して、この一期一会の美しい女性を世界で初めて知っています。
この誠実で最も完全な真実の幸せに、ただ孤独に初めての恋をしたのです。
この罪を償う事で人生の苦難と共に完全に脱して全てが解決する様子に、この世界が初めて見知らぬフロンティアにきた真実を、ああ、世界とは本当に私の認識した世界なのでしょうか。
ここは私の思想した世界の幻影の中なのかを教えてください。
私の思想はこの世界の何を認識しているのか。何を認識すると最も神の生命を感じる事ができるのでしょう。
一番の理想的な女性はこの世界の一体何処にいるのか。今世界の何処にどのような思いをもって生きているのでしょう。
直ぐに来たる未来に私は世界で一番可憐な少女と愛しあい、情熱に満ちた生命が燃えるのをはっと知るのです。
人間的に豊かな愛の情熱を持つこの少女の中には神様が宿っています。
私の思想は神の子を愛してしまった事で、人生で一番美しい時を迎えたのです。ああ、今のこの私は本当の私なのでしょう。
このような奇跡の人生を経験ができた。何という神に愛された少女が私のそばにいるのです。
この嬉しい感動に生まれてきた事に感謝の気持ちを抱かせた。
これ程までに清純で可憐な心をもった高いシンメトリーの美学をすらすらと書く少女は、神の御言葉を聞いて大空にすらっと浮かび、私を高くから俯瞰する事ができる人間でした。
こんな神に近し究極の異性にあったその時、私は一番初めに何を考えるのでしょう。
私には無い思想を持った少女は、決して感覚しえない世界の創成を行う修道女の静寂さを持っていた。人間では無い事が容易くできるその伸び伸びとした体のうるわしい形状の動きに、何と清純な信心深さを感じさせるのでしょうか。
その少女が信じた神の御言葉を私に優しく語って聞かせた。
少女の思想は感得し得ない純情な一人の無の乙女のように、もうそこにいない人間になってしまったのです。
一人の人間があまりにも高貴な神と手が触れた時、どのような青空が浮かび上がり、心が想像しはじめる青春の中に一人の可憐な少女が存在しているのでしょう。この安らかに静まる私の心は、一体何色なのでしょうか。
私の想像する人間はこのような私とよく似た美しい輝やきに包まれた神の昇光の中で流れてなめらかに昇る少女でした。何という安らかな私と同じ顔かたちをした異性なのでしょう。
この世界では無い少女からこの世界では無い事を告げられた。未知なる女性の想像の中は、自分を異性にして似ているような似ていないようなこの私を見つめていた。
私を異性にした少女のこれ程までにミステリアスで無限に移ろう心に戯れる、このたった一つだけしかない少女の心は神の御言葉を宙にそっと捧げた。
そんな神の感情にふわっと寄り添わせて移りゆかせる。私はこの近親的な女性に気を許して何もかも身の上話を話したくなった。ああ、あなたに御加護がありますように。
私は私を異性化した人間ではない少女に惚れていたのです。
人間では無い天文学の男と女のシンメトリーの中で、この両性はお互いに愛し合うようになっていきました。
世界で一番可憐な異性の発見をした時、今私は一番の創造者になったのです。
私の想像の中の私の分身こそが、神に最も愛された人間の未知なる崇高さを持つ唯一私が愛した女性だったのです。
宇宙で唯一人間を創造できるこの子は、人間の男女の儀式に、私が二人いて愛し合うのを見つめた。
最も愛した少女は私の想像の中でしか創造できない宇宙の中のもう一つの宇宙のもう一つの宇宙に、神が最も愛した人間の決して感覚できない至上の創造物があった。
何というこの世界とは想えない可憐な姿であなたはそこにいるの。そこにいるのよ。世界で一人だけの人間が一人だけのワンダーランドにいるのだわ。
この世界にこれ程の男と女の神妙な邂逅を迎えて、男は女を愛し、女は男を愛していくのです。
最も理想形な女性に何という感激を抱き、この世界で最も美しい女性を想像している中で、ひとつの私の新しい人生が誕生したのです。
その女性と私はこれからどのような未来が待っているのでしょう。

理想の異性

理想の異性

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted