モチーフ

人間はこの世界を生きてきて今どのような感情を抱いているのでしょう。
全てを忘れて逃避行をして現実を全て忘れる為なのです。この世でなぜ人間の心はあちこちへと不思議に移ろいゆくのか。人生のキャンパスにどんな心象の風景を描いて、この現象性を感受している心は、どんな色彩で本能に従うのか。
そして宇宙の深遠な黒色と見事な融合を遂げるのでしょう。
野原で巫女が真剣に神能を舞う。この集う神社の境内で、清らかな気を宿した巫女は上の句を歌いあげた。人生を一想いに、人が忘れた野原で死に場所を探す。
能舞台に桜散る月光りの中で、神能を鑑賞する。
この園で少年と少女は二人静寂に孤独な寂しさの中で、何とも形容し難い人生の川の流れに、人生の全てを捨て去り、もう人間はなぜ生きて死ななければならないのか。
野原で鳥のさえずりを聞き、生きるとは苦しみがあり、何の為にもならぬ慈悲の情けで、青春を銀河の大いなる物理的な流れに身を委ねるのです。
記憶をこの世界に置き忘れて憂さを晴らす。140億光年の銀河系は星々の昂然とした輝やきを放つ。
人類は皆生まれてきてから、世の中で感じる様々な悩みは全てこの宇宙には何も始めから無かったのです。
人類は元から悩む生き物としてでは無く、喜び遊び戯れて生きる生命であった。
諸行無常の心を持つ人間とはただありふれた幸せだけを目指して、夢見る小さな子供はやがて大人になっていくのです。
天に生まれたばかりの6秒後を想像してごらんなさい。悩みなんてはじめから生命の心には持っていないのです。
人生を至上の幸せなほのぼのとした邂逅の世界で讃歌を歌い上げ、高らかに人生至上の神の光を見た。
神は人生に何という気持ちのいい、気苦労をお与えになった。
人生を乗り超えた神からの挑戦状を、私は受け取った。
さあ、乗り超えてみせよと、私ならそれができると肩を叩いて大いに励ましている。
人間の原始の遺伝子がエネルギーを高めていく。さあ、人々よ。人生で難しい選択をして乗り超えた時の、何という感情が攻めぎ立つ嬉しいご褒美の快感に、人間は生きる意味を感じる。
遺伝子には人生はあらかじめ全てがうまくいくようにできている。
人生よ、万事を整えます。幸せな良い転機へと向けて万能的にうまくいき始める。
巫女は神遊びの中で虚言を振り払った。
妄想を払い除けた先の次世代に与えられた大命を知り、この感情を奮いたたせ、人生の厳しさを幾度と無く乗り超えて最上級の突破を行う。
さあ、人間の中に流れる血を見て生きている実感を感じて喜ぶ男と女がいた。人生がまた新しく始まったと正常に駆動する可憐な手をじっと見つめた。
努力の快楽から私は生かされている。人生で生きる事とはこんなにも気安い戯れとなる。
ああ、人生は何という悲しい使命に泣き、そして嬉しい使命に根性は燃え盛るのでしょう。
未知なる寿命はもう役目が無くなりやがて死ぬ時が来るのでしょう。
誰かが私を助けに参らない限りもう死ぬしかないのか。
でも結局私は時間を掛けて努力し今を生きるしかできないのです。

そしてこの世界は、人間の世界と神の世界に分かれた。
選ばれた私はこれから幸せな人間の世界に行くのだわ。
一人の人間として人生の真理を初めて知った。
人生よ、私に天命をわからせたのです。
私は天地創造された初めてのほの白い月光の中にいます。
この天地が形成される様子を、時空の中で一人だけダイナミックな映像で見る事ができる。
神々しい陸と海と空が、1つ1つ少しずつ物の見事に創られていく。
生物に光合成を許した創造主よ。遺伝子操作によって苦しみが全く無い緑の植物が生まれたのです。
植物になる事を選んだ地球上の生命達よ。苦しみのない自由な世界へと、この静かな静かな安住の神の楽園で太陽の光を浴びてすくすくと伸びて育っています。
そしてこの地上に人間が初めて創造された御姿を、何という移ろいゆく光で、精緻に創造されたこの御姿に、新天地の神の光を見た。
新しい地上の世界を人間が初めて認識したのです。
この世界は何という調和のとれた神技が結集された知性で、豊かに組み立てられていた。創造の理論から成る人間は全くの新生な構造をしていた。
何年かかっても作れない完全な人間は、神の創造物との結婚の産物なのです。
さあ、人生を真剣に生きる人間は一生懸命に夢を叶えようと頑張る。
人間は復活して優れた認識機能を正しく良い方向に使い、可憐なイデアの抽象媒体へと飛翔させ、高い意識の集合体へと進化させた。
この神の使いのお告げが、胎児の生命の光を認識し初めたその時、私の世界は初まり、全宇宙は本当に燦々と凄く輝いているのです。
私は人間として、生命を復活させた。何と素晴しい生命の機会を与えられて、この新紀元に生まれて来たのです。