青春

青春

神は精霊達に意味深い情けの抒情を与えた。その青春の中に私の存在は確実にいたのです。
こんなにも嬉しい世界を知っているのでしょう。
神は私を一体どのように感じて見ておられるのですか。

私は神にそっと手を指しのべた時に、神は私の手を優しく握り返してくれたのです。
そう、私はあなたにこそ救いを求めているのです。

なぜこのようなみなし子として生きてきた至練の人生に1つの光明を与えたのか。ああ、ありがたい。まだ私という一人の人間はただ素直に一生懸命に気を張って人生を生きていくのです。
神の期待に答えようとした私は多大に憧れて人々を救う夢を見ていた。この世界でどのように煌めく素粒子は優雅に動き回っているのでしょうか。
私をこんなにも祝福して神は何をお望みなのでしょう。
人生の一つの命題に全身全霊で集中しなければならない。悲しき運命を背負う男という人種は、なぜここまで辛い生き様をしなければならないのでしょうか。
ここまでこんなにも私に悲しい想いをさせた。神の救済の奇跡を望むしかもう方法がなくなってしまったのです。
その時私に一つの真理を授けたのは神の手でした。ああ、そこから愛の光が溢れだしたのです。
神の手が私の全てを美しく生まれ変わらせた、この神の啓示は私の未来の意志をお示しになさった。
この天上歌が響き渡り青空に飛翔する天地創造の中に私がいた。
私は史上最も美しい神の次元へと昇らされて、やっとこんなにも高い生まれた場所に来れたのです。
あなたは私に慈悲深い微笑をして、天地の中でただ一人私をそっと優しいいとおしさで思うのです。
あなたのふわっとした微笑に全ての素粒子が一斉に夢に向かい始めた。全ての生命が夢を見始めて、宙の中心に蓮の花がぱっと咲きましたわ。
このめでたい神の救済の奇蹟に、万物は完全体の優美な調和を迎える。その時神の表情は聡明でほっそりとしてそのやわらかい手を私に向けてじっとお祈りしている。
この神々しい御姿に全天の星々の輝きを一心に受けて全人生を肯定する、健全な心に調整された極微で精致なモノラル的な箱庭の中に、しっとりと湿った居心地の良さを感じて、心はやわらかく人生の青空をじっと見つめた。
その先のさらに静寂な天空に上昇した究極の美少女は神技を発揮した。この地上に確固たる安心を抱かせて青空に生きるのです。
天空の星々から一心一身に神の光を与えられた。この世の頂点のさらに限界を超越した頂点の宇宙の生命に、私と一緒にリンクして動く美しい方程式。
そして私はその方程式の中に神の少女をそっと浮べるのでしょう。
その少女は天空の超越した風景を見つめて世界を完全に脱皮させた。
こんなにも究めていく万物の素粒子により生命の意義をそっと持たせたのです。
私の存在は少女の生命を知り、神の手の不思議な感覚の中で全てが生まれ変わり、人間の誕生を迎えるのです。人間が生まれる事はこれ程までに美しいのだわと愛の真理を知ったのです。
私の生まれ変わりは神の生まれ変わりだと認識した時、青い地球上を静寂な浄土にさせ、その時神の少女はふわっと神妙に浮いたのです。
そして少女は不思議な宇宙に転生されて人生の産湯につかるのでしょう。
人生の至上命題を解決するに至り、やっと人間は神性化していくのでしょう。
少女に苦しみを取り除いてもらい、私のそばには拠り所となる明星が燦然と輝いた。ありがとう、この世もあの世もたった1つであることを知って敬虔に拝むしかない状況の幸せな私がいたのです。
そう生まれて初めて拝むしかない神秘な体験をしたのです。これは神を少しだけでも知れた事なのでしょう。
私はあなたの知らない世界を知ってしまった。ああ、神をも知らない世界を知ってしまったのです。
その時私は神に一つのお願い事をするのです。私を助けて下さいますかと。
なぜ神は私に大事な試練をお与えになさるのですか。私をこの少女と共にいさせて人生の一つの意味を知らせた。
この世界のもう1つの扉の存在を知らせた。
神にしかできない私を調整する能力によって、ここでそっと心の迷いを振り払ったのです。
私を無にさせて何も力が存在しない状態にするのが、私の中の人生の指針なのです。
私の心が全部晴れ渡り、この世界に1つだけの人生を生きる少女をそこに知ったのです。
少女の麗しい感覚で天に昇らされたあの世への超越現象に、この世界の私はもう存在しなくなるのでしょう。
私の中の1つの真理によって、世界は1つの真理となるのです。
あなた、未来がそこにあります。何て神の可憐な愛がそこに生きて存在しているのです。
私はこの地球上にこれから生まれるのです。
神は私に1つの生命を与えた。少女は私の横でふふっと神々しい表情でか細く微笑している。そう世界はこれでうまくいくのです。これで本当によかったのです。
私は1つになる。
私は人生を振り返った時、それは青春であったと気づいたのです。私にこの可憐な気持ちのままでただそのままにしておいて、私は私である夢の中に私しかいなかったのです。

青春

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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