万物の調和

万物の調和

この世界で全ての重荷から取り去って、万物の調和をもたらす事ができて安心しています。
この世界の苦から反発して万物を浮遊させて、やっと世界に春の到来を告げる時が来ました。
少女はその青く美しい眼で未来の神の御姿を見つめて、優雅に想像力を働かせる。
その夢にまたこんなにも蓮が緒情的な清らかさに咲きほこる。
人生が誕生する前の状態へと、私の体が受精卵になり、精子が卵子に分裂するのを、この世では無い不思議なでき事として、奇蹟を感じているのです。
あなたの手のやわらかい神のような繊細な動きに、私の苦しみを取り除き、そんな早乙女のうららかな生命が回帰を告げた。私は天空に旅立つのです。
私の存在はなぜ、今ここに存在しているのでしょうか。私の存在は確かに私の心の中に存在している。
まだ知らない魂が内に存在しているのだとしたら、その存在は一体私に何をもたらすのでしょうか。
気持ちいいという感情が自分の存在を肯定していく、未来へと自信を持って生きていけると、確信を持った人間の生き様とは何て嬉しいものなのでしょうか。

死とは辛いものなのでしょうか。
死とは人生の悟りなのだとしたら、そんな可憐な乙女が昇天する姿でまだ死んではならないのです。
美しい乙女の存在は青い母なる地球に産まれて生きて何を感じ考えているのでしょうか。
なぜ少女の存在を、神は、許したのでしょうか。決してわからないと素直に泣いた時、少女は私の手を握って「私を救って下さい。」と言ったのです。
少女の存在には必ず意味があり、この世界に役割が与えられ、それをやり遂げるには人間の精進と鍛練が求められる。

私は人々を喜ばせなくてはならないのです。
この私にできる役目は何かありませんか。この生きている存在をこの世で証明する為にできる事は何かありませんか。
ねえ、私の未来を教えて救ってお願いします。
私の存在は細胞分裂によって成り立ち、一体誰が私の細胞分裂を起こしているのですか。
細胞にささやかな変化を与えて内なる遣伝子がほらっ、こんなにもときめいているよ。
ほらっ、ごらん、宇宙の広大深遠な時空へと無限の想像力が優雅に天体飛行していく。
私の存在の中にある意志は、細胞の遺伝的な多様性で全く未知の生命体を宿しているのです。
私の遣伝子よ、私の存在の本当の姿を教えて下さい。
本当の人間の存在に今宇宙が動き初めて無限の力が発動していく。
さあ、1人の私を誕生させたのです。
そこに私と浮遊する遣伝子との対話があり、神秘のオアシスの中にたゆたんで、儚く夢遊していく次元を超越した原理の中に、天孫降臨を起こした。
その時、全宇宙が私に共感して泣いているのがわかるの。これが全宇宙そのものがときめき感情が動いている証拠なのかしら。
この生命を細胞の単位まで規格化する事を実現化させて、世界に新次元の神を再臨させたのです。
私の細胞がこんなにも飛天、天翔、降誕の爽やかな奇跡の時空に、この一つの生命を一生懸命にただ生きているのです。
私の感覚が清純な少女となった時、それは美しいときめいた時代のみそらのそわかの青春でした。
その青春を知ってしまった時、ぽっと少女のまだ何も知らないまっさらな心になりました。少女は青い星座を射止めて不思議にドラマチックな神の感覚で細胞を分裂させている。
少女との一時を思い出して、私の存在は人類の系譜に全く新たな高次元の浮遊性をふわっと感じた。

さあ、この人類の祖のグランドマザーの存在に想いを馳せるのです。この母なる人類の始祖の存在を知っている。私の遣伝子の系譜は何処から来たのでしょうか。私の存在は有るようで本当は全くこの世界にもう無かったのです。
生命の存在の意味は解脱させる事で地球上の偉大なグランドマザーの祖先の存在を知った。
あなたにありがとうございましたと感謝するのです。
人間に宿る偉大な山脈の生命が脈々と続いてきた系譜によって、私が何者であるのかを今理解したのです。

あなた方はそこにいなさい。ここは私に任せなさい。
私の尊い存在を激しく訴える。神に申します。ああ、その子供は今どこにいるのですか。その子供が私にそっと語りかける神の存在についての救済の真理を。この神の御言葉によって、そっとありのままの私の御姿を想像するのです。
そばに神がいてくれ私の全てを解脱させて完全に抜けさせていく。
もうこんなにも高い所にいるんだよ。すでに青空にふんわりと浮遊していった。
こんな幸せな私の姿を見て確認してもらうのです。
そして地球上にいる私に遠く彼方から神はそっと優しく愛を送るのです。
神は御言葉を唱えて、世界の人々を完全に救い全て解き放つのです。

私は今存在していたのです。
神が大きく手を広げて御大な御心で私は許し許されていく。そして私は感覚が無くなっていくのがわかります。これでよかったのです。本当にこれでよかったのです。
私の内なる細胞の方程式をそっと教えたのです。
私はこの世界で幸せを知った。この世界の仕組みを知ったのです。そして私はとても安心している。

万物の調和

万物の調和

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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