青く逸脱した情景

青く逸脱した情景

私は青く逸脱した情景描写に憧れなくては、この世界でただ1人奇蹟の少女を待っていた。
そして私はあなたを待てるのでしょうか。まだ待てるのなら、いつまであなたを待てるのでしょう。
青い北極星に時の初まりを告げる、愛の告白的な緒情の心象風景に、少女は母胎の羊水にくるまり丸くなって、これから生まれる未来に誕生の時空を知るのです。
私が誕生する未来に、やっと私は本当の私自身の存在をはっと知れたのです。
宇宙よ、人間よ、大きく移り変わり動いていくのです。
私は少女の美しさによって、ああ、御体の清らかな存在が宿る神々しい眼をはっと知れたのです。
あなたはこの世界に生きているのだわ。この世界にはただその少女だけが必要だったのです。

私はどうすれば生きていけるのでしょう。
何という人生究極の時空を迎える為に、初めて世界に認識されて創造された私は、万能な人生の輝きの明るさで、打ち解けた細胞の遣伝子状態の中にいる。あなた、本当にごめんなさい。
私はこの平常心から成る物静かな、全くの静かにせまる波の柔らかさで、人生を1つの粒子から始めるのです。
この奇跡に人生の陸海空に実存する生成の過程で、種は枝分かれして変化し多細胞化により成長し単一化していく。
生命暗号の美しき蓮の如き時代的な解脱の必要性に駆られて、実存性は最上級で究極に炸裂したエネルギーを宿し、私に一つの生命を与え、人類の新たな時空を始めさせた。意識よ、完全に統一させて下さい。お願いします。
この美しき地球上に心は完全に悟りに至る事実を証明していった。私は優雅に変化して移ろい行く不思議。
時代が過ぎ行き変化し物質は移り変わり生まれる。
何という私は人生で完全に正しい結論で答えて、至上の明解的な極上のエキスにより、全ての状況が説明されていくのだわ。
悦して解脱した遣伝子がほぐれていく。世界の晴れ上がりの状況の説明をして、人生は全く苦しくない事を示してくれた。
この意味ありげに安心して解され安ずる魂が飛翔する始祖の人間は、宗教を改革し原始の明かりに解き明かされる最も適合化した解答が、その意味の中に事象がふわっとふわっとほらっ浮き上がるよ。
私の人生に一つの究極の解答を与えた意味がやっとわかりましたわ。
人間の創造性によって生きる意味を明解にさせたのです。
生きる意味をわからせてくれた少女の可憐な後姿には、何も事件性は無かったのです。
少女は私に意味のあるものだけをそこに置いてくれていた。
正しく整理された単純性で、少女の歌は今宵最上級の存在で正当な真実性を与える人間の誕生計画があった。
少女は孤独に地上で1つになり、ただ何ももう存在していない人知れず咲く流麗な高山植物となった。
何のもう存在していない少女はただ死にたかったのです。
少女の心象光景の中に1つだけの宇宙を見つけました。
その秘密の宇宙は、密やかな宇宙として、私自身だけにしか知らせない。
ひっそりとただその1つの宇宙だけを信じていました。
私は私だけにしかいない私を知っている。
教会の部屋の窓辺から青くしんしんと降り注ぐ雪をうっとり眺めている。
今何処で少女がきっと誕生したに違いない。
降り注ぐ青い雪は少女にそっと優しく何を語りかけるのでしょうか。
ああ、この少女なら私を優しく見取ってくれます。私をしっかりと安らかに休ませてください。
全ての重荷を取り除いて人生の次への希望の時空に案内させてください。
そしてこれから私は意志の力で青空を飛翔するのです。
地上に類を見ない謎めいた教会を設形して、しんしんと白い雪を優雅に降らせるのです。
さあ、私に秘密の教会をお与え下さい。
私は聖なる教会の御加護によって、脳の中枢神経を神に委任するのです。
この世界は完全に空である事がわかった。
そして私には革命を起こす勇気が沸いてきたのです。
私は1つの人生の美しい意味に泣く時が来るのでしょう。
私は私自身の事を知れた事が一番尊いのです。
私と、もう一人の私との対話の世界は本当なのでしょうか。それとも偽りなのでしょうか。
人生の真実を知らなければならない。
この人生は本当の意味を初めから持っていたのを知ったのです。
そして私は初めて私として私となる。
私だけの世界の中でずっと私のままでいさせて下さい。
私が誕生する時の為に、この世界を準備しておいておきなさい。
その誕生の正統性を知らなければならない。
未来に私の御姿を降誕しなければならい。男と女は寄せ集めて総合した心となった。
私の心は私にしかわからないのです。
私は私の心と対話するのです。
私が降誕するのがわかる。そこに私がいる事実をただただ感じている。ただそれだけで嬉しいのです。

青く逸脱した情景

青く逸脱した情景

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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