生まれる

生まれる

あなたには神に選ばれる資格というものがあるのでしょうか。神の子は私ではなかった。あなただったのです。
あなたが神の子であるのですから、あなたにも体の全ての神経をすみずみまで解き放つことが、本当の現実として起こり得るのです。
知らなかった私の奥深い誰も知らない記憶の美しいミクロユニヴァースには神の化身があった。そなたは私の人生を初めた人間なのです。
神と私の存在は二重構造の僧院でひたすら座禅に打ち込む修業僧の世界像に、この情景を本物にしたのです。
本物の人生とは私の記憶の中にあったというのでしょうか。
神と手を取り合い、人生に革命による変化の時を起こそうと熱い情熱を繰り広げるのです。
私を見守る神は、私の頭上にいて、私を優しく見つめています。そして私を癒しています。
完全に安心感を抱いた私は神をじっと見つめるのです。
そして向かい合いあなたは美しい知性の真理を宿した神の眼で私と見つめあうのです。
それはこの世界の人間の表情ではないまさに神の可憐で不思議な表情なのです。
その憐れみ深い神の眼に感動する。その慈悲深い愛情に満ちた神の眼が私をじっと見つめている。
ああ、たちまち私の心は神の真理、神の啓示、神の感性と理性となっていた。
この世界に完全に静寂なる神の時空を誕生させたのです。
たった今私は神の眼を感覚しているのです。
そして私の心の内なる小宇宙が神の手で柔らしく握られたのです。そして、私はそっと優しく神の手を握り返した。
ああ、光り輝く愛にまばゆく包まれて、究極の光の感覚が誕生していきます。
今までに感覚した事のない、素晴しい超光で悦楽した明るい感情に感極まり、全く新しい感受性が今誕生していくのがわかります。
神の眼は私に、私の全ての全細胞と全神経を成り立たせて、変化、復活そして昇天を教えたのです。
私の全細胞と全神経のその存在は心臓部へと向かって移動し始めて、完全にこの誕生したお姿へと還っていくのです。
全てが安心していき完全に満たされた、優しく柔らかい誕生の場の感覚に、私はまだ生きていない受精卵になったのです。
その時神が私の手を持って優しく見つめている。
「あなたは私の子になるのです」
そしてこの受精卵はその言葉に反応して、神の光を天地に発露した魅力性に突き抜ける万能的な創造力で、神掛かるとは何なのかを教えたのです。
天からこの世界では無い光が指して来た。その広大な次元は上昇して確信的に逸する、心身の細胞の存在は全知全能の全快状態の神事になった。
神はうっとりとこの受精卵を見つめている。この受精卵を見て何を想い感じているのでしょうか。
神はふっと微笑を浮かべて受精卵を細胞分裂させたのです。そっと手をかざし念力を集中させて、この受精卵に超越的なエネルギーを与える。
受精卵は神のエネルギーの異次元的な超越をして究極の細胞分裂を起こした。そして神の伝達物質を誕生させ超越した遣伝子を創造した。そして宇宙が大きく動き初めるのです。
宇宙はゆったりと動き受精卵もそれに合わせて動いていく。これはまさに神の動きそのものなのでしょう。
受精卵は誕生して神の手の中で転がり波動方程式の確率論を提唱し、神のみぞ知る物理学の動きを実現化している。
たった今この世界の現象に受精卵は天地創造のエネルギーを得て宇宙を我の一物としていくのです。
神は受精卵をそっと手に取り大事に握って包みこんで愛している。さあ、あなたにこの宇宙をお渡ししましょう。
受精卵はみるみる大きくなり、神とそっくりなお姿に成長して体が伸びていく。
神はその子を抱いて御言葉を語り始めた。あなたのこの世界が神の世界に変化する承諾を得たのです。
地球上に四季は優雅に巡り生命は天地を全うしなければなりません。
これからこの子は私が守ります。この子はこの徫大な生命の存在のプロセスに初めて気づいたのです。
あなたは神に愛されたという真理に気づきました。
あなたは神の弟子であります。
選任されたパッションの人生を神の子としての使命をこれから果たすのです。
神があなたのそばにはいてくれて、これからあなたには御加護があります。
神はあなたを幸せにしてくれます。そしてあなたを神の世界へと連れていくのです。今あなたはそれを認識したのです。これからあなたはいける。

生まれる

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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