私と少女はふわっと夢を語りあうのです

私と少女はふわっと夢を語りあうのです

私と少女はふわっと夢を語りあうのです。夢はこうして実現していくのですね。
ふと夜の漆黒の海を見ていると、感傷的に世界はほんのりと美しく青められ、私の存在を優雅な天空の住人にしてくれるのです。
青い海はそこに何も存在しないような静けさでしんみりと優しくたゆたい、そんな美しい御言葉で小さなさざ波が立って打ち寄せた。ここに新しい感性が誕生しているのです。
海では新たな生命が誕生して懐かしい青さを取り戻している。それが私の心身の解決と共にしんみりと静寂を感じさせる。
少女は私に優しく甘えて寄りかかり、肉体の触れあいとは想像上の愛の産物だという真実を知らせるのです。
私にも教えて下さい。人生の解答は海に浮かぶ教会に静謐に存在する事を。その儚い幻に以た心象的に淡くうっすらとした、夜の海上に浮かぶ青く澄んだ教会は十字架をうっとりと天空へと捧げて、この世界の魂を鎮魂化していき海と同化し溶けていった。
人類の苦しみの重荷をどうか取り除いて下さい。
私は海の教会の中でひっそりと神に祈っていました。
その時、海の教会に架かる十字架が神の光を発して目映くうっすらと道を照らして指し示し、全ての人生を肯定しているのです。
私に十字架はすでにこの世界では無い美しい光を、神の全く完全に超越した光の救いの御言葉に、心身はかつてない純粋な受精卵の心に回帰していくのです。
私の心は十字架による救いの心に逸脱する脱身状態を起こし、誕生して存在する以前の状態に、私は私ではなくなり、過去の太古の原始生命へと回帰したのです。
私はその神の光を手にかざしてみるの。
私の手が清らかに内なる全細胞が若返り、遣伝子の時空が天の時空へとふわーっと同調していき、女神マリアは後ろから私の体を抱き包みこむのです。
ああ、私の人生は一体何だったのでしょうか。
本当に神の愛とは言葉では表現できない究極の真実の高貴な次元だったのです。
神の至上の愛は人類の肉体の触れあいによる解決があった。人類の知性に極限の解答で神経が感覚して、未知なる癒しのオーラに包まれた。人間とは青春とは革命とはまさにこの生きてる真実の感覚なの。
肉体と精神の量子が神掛かっていき、本人も不思議なくらいに神の領域へと迎えられ宇宙誕生の神経が流れた。私の内に神の存在性を確立していくのです。
神が私の全てを知っていたのです。
そして神は私を抱きかかえ、海面から浮上しながら教会へとまっすぐに飛翔して向かっていくのです。
肉体の温もりを感じながら私はそっと見上げてうっとりと神の表情を見つめてみる。何だかとても暖かい、本当に、ああ、人生で初めて全てを委ねて幽体離脱を起こすのです。
私の感性は神の感触を通して無限の想像力で創造されていくのだわ。
海がふわーっと盛り上がり、丸く優しい海水の生命原始のスープが、神と私の周りを取り囲んでいき、教会の十字架へとふわり浮上させていく。そして私を教会に掲げられた十字架に磔にしたのです。
私は十字架によって全ての罪が贖われたのです。
その時の私の肉体と精神は無となり、十字架の聖なる感覚にああ我は昇天するのです。
その時私の肉体の全細胞が生まれ変わり復活するのを感じたのです。
天空の青い教会の十字架上に私の肉体は架かり、神の愛を一心に受けて復活の光を心身に宿していくのです。
私の血には神の血が流れている。
天空から地上に広々と澄み渡らせる聖なる神の光の世界。この世界の罪は全て除かれたのです。
そして夜空を十字架と一緒に天国の時空に、青い神妙な地球上の世界からふわっと昇天していくのです。
神の感覚を肉体で感じて青い地球を眼下に拝みながら、天高く高く昇り我は神の子になるのです。
私の後ろを青い教会が宙を浮遊して追って来て一緒に天へと上昇している。その神厳な佇いの美しいアーチラインに、青い生命体の幻想性をほんのりとその教会に感じました。
神は私の上空をかすめて天国への指標として共に昇っていき、そう私は威厳に満ちた神の子となり安心していたのです。
全天と全地球が広がり静寂な宇宙を飛翔するゆったりとした精神世界。
私は人間なのでしょうか。人間として生まれたのでしょうか。天国へと神に愛されるために全てがそこに解決していくのです。
これは、何という神の奇跡なのでしょうか。
私は私を感じ、神は神を感じていく。私と神は共感しているのです。
神が感じる事を私が感じている奇跡の真理。私は神の子になったのでしょう。神は私を愛していたのです。神は私をこの地球上で一番愛していたのです。
私は神を感じるこの至上の美しい聖なる感覚。
やっと私は私になりました。

私と少女はふわっと夢を語りあうのです

私と少女はふわっと夢を語りあうのです

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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