家族

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少女は不思議な宇宙の中をうっとりと昇天する、やわらかい情緒の爽やかな浮遊した心境で、やすらかにうっとりさせる。
少女は砂浜から青い海を見ている。
海ってなんて美しく不思議な水なのだろうと、乙女がふわっと浮上させる、儚くて可憐な世界の夜明けを迎える地球よ、あなたは本当に美しいお方でした。
少女はあどけなく何も知らないこの世界の初めての体験に、恥かしさと微笑に薄らいだ青さを、そっと添えた少女の心は清められた仏性の純真性。
あなたは初めて感じる海の感覚に、素直な心で本能の青春の憧憬に気持ちが生きているこのさざ波が波立ち、私の心をぽっと照らしていくのだわ。
私は母親をそっと見つめるの。何て恥ずかしくて照れるのでしょう。
母親は私を抱き上げて、「あなたはこの海から生まれてきましたのよ」と囁いた。
あなたの海は温かく優しい母の親身に、新しい爽やかな潤しさで水々しく、この全知が水の清らかな心に全ての事象を母に委ねて、あなたの想うままに私は海の精霊の羊水にそっと優しく、ふっと囁く神の声を。
海が優しい波をこちらへと波立たせ美しい御心で洗われる。心を満たしていく。少女の心を生まれたばかりの主のまっさらな心へと、少女は清らかで美しいさざ波の青さに感動して、母親にそっとキスをしてみた。
母親は母性的な女性の優しさで守ります。あなたの全てを。
母と子の海は未来に青く澄み渡り、天空に向けて青く広がり全てを爽やかに、壮快な青空があなた達を静寂な清新さに磨き清め続ける、心の天翔した情景のやすらぎ。
母と子は青い心象の1つの物語となり、青空に優しく優しくなじむ。
ふっと浮遊してふわーっとこの翔ける天の不思議な神の言霊に、母は子供を抱いて青空に溶けていき微笑をしんみりとこめたの。
そして、あなたを抱く私は、あなたの母親なのですね。子供が愉しそうに世界が飛んでふわふわ遊んでいる。
あなたの初体験は私の初体験でもあるのですね。私達は飛んで何処へ行くのかしらね。あなたのお好きなように。あなたのただお好きなように、私はそれでいいのです。神様、そのままでいいの。そのままにしておいて、優しくしておいてください。私はずっとこのままで。
父親が私達の方を見て手を振っている。父親の御姿は私達に安心感を抱かせて、その暖かい気持ちに本当の真理を知るのです。
家族が一つになる青いさざ波で、父親は母と子供を飛翔させていたのです。父親はその大きく逞しい強い手をかざして、重力を思うままにしていたのです。
父親は私達を青く澄んだ天へと高く高くまで浮かせる、その優しく暖かい大きな愛情があった。
父親の心は未来への大平に広がり、憧れが大きく大きくなっていく夢の徫大な加護者。
父親の愛情をしっかりと感じて、母と子供は気持ち良く大空を翔る美しさにときめいていく。
父親は大きな愛に溢れる想いで、優しく大らかに見守るのです。
母と子供はお父さんに向けて大きく手を振るのです。父親もわかっているよ、わかっているよと嬉しそうに手を振り返す。
この天空の安らぎに満ちた穏やかな次元に親子の理想形を知って、青い海と青い空に生命の原始の優しさにうっとりと懐かしく、そんな気持ちでただ存在しているのです。
そして、宇宙は薄らいでいって優しく不思議に存在感を無くしていくのです。
この世界を家族の愛の形に変化させてください。この家族の愛は私の人生を美しく集約していくのです。
私に家族の愛を教えたのは、あなたなのでしょうか。父親は暖かくこちらを見て、やさしくやさしく微笑んだ。その姿にふっと感情がこみあげて泣くのです。
あなた、私は泣くの。あなた、ありがとうね。私はあなたのおかげで幸せなのよ。そっと子供を見つめて柔らかく抱き寄せる。
子供はあどけない顔で私を見てくれている。
私は子供と父親に、こんなにも素晴らしい家族に囲まれてなんて幸せなのでしょうか。
あなた達に教えられたのです。お母さんというものを。私、いいお母さんになります。そしてこの世界が清められて我が心の故郷にいます。さあ、人生は、

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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