少年と少女の愛

少年と少女の愛

そっと少女の肩を撫でたのです。すると天空の可憐なメロディーが天上界に爽やかな青空に美しく翔ける天晴れ、あなた、天は晴れ渡っています。
あなたの心は天空、神の国の青空に澄光な美しく細い手が伸びていき、豊かな想像力を発揮して1人神と遊ぶの、私って淒いでしょう。
少女はそっと神の手に寄り添い美しく清められた心願をありったけの想いで告白する。
麦畑が遠くまで広がるその一直線の道に、私は天空の雲をその乙女の何も世界を知らない幼児のあどけなさで見つめている。
雲はゆったりと大空をその先の広大な宇宙の時空で動かして、そう、神がそのしなやかな美しい手で柔らかに動かしている。
少女は青春を走り、一直線に教会ミサの至上の清愛に、満天の星々は宇宙を超常して飛翔する青いひとすじの神妙な心の移ろいに、乙女心は感動するのです。
乙女は乙女のままでいなくてはならないのでしょう。その道は青く澄み渡る爽やかな海に、この世界を澄逸した美の自然は一つほのかに清められた淡い憧憬となった。それは青い真理を宿した教会であった。
あなた、そこに乙女が知る事を許されている教会的な真理があるのですね。
少女の後ろを父親が暖かく見守るような優しい心で、この若くはしゃぐ気持ちを大きく許容しているのです。
その父親としての心遣いを少女にはわかっていた。私は父親なんかよりずっと大人なのです。父親なんかよりずっといい男がいるのですよ。
私を甘やかせないでください。
潮が満ちて大きな波はこの世界を完全な心の源流へと還らせ、私達は少女と少年になっていくこの移ろいゆく精神の不思議な若かれし気持ち。この漲る元気に私達親子は生まれる原点のあの懐かしく、いとおしい心の故郷へと環っていったのです。
教会の扉にたどり着くとミサの美しく青い時空に白い精霊がいた。海の母胎の柔らかなさざ波と精霊の天空の青い歌。マリアの遠くを見つめるその美しい神の美園への憧れ。
このときめきに心は原始の素粒子を想像し飛翔させて現世の時空が清められて、肉体の全てが一つになり上昇していく。
教会が天への神掛った時空の上昇に、うっとりとした気持ちで翔天していくこの未来の期待感。
少女と少年は手を取り合いお互いの気持ちのときめきを確かめ合うのです。
あなた、ときめいているのですね。わかる、わかる。あなた、感じているんでしょう。気持ちいいのね。
この世界が超逸して超脱していき、この青い地球が天に昇り澄み渡っていきます。
教会は天空に高らかに飛翔して、この世界は創造されたのです。
地球は海と山と陸が広がり青く丸かったのですね。
あなたはこの溢れる感動で可憐に天地を超越していく。宇宙は広がり伸びていく神の教えに、豊かな感情の機微を表現して愛が生まれた、さあ、神は私にある。
神が生まれていく、神がそこに生まれている。
少年と少女は兄妹の関係を超えて、麗しい感情の相互作用に癒し合うのです。この世界の完全に静寂な青空の澄んだ時空に、少年と少女は癒されていく。
やっぱり私、あなたが好きだわ。やっぱり好きなんでしょうね。
少女は少年の方にうっとりと優しく体を寄せて気持ちを寄せる、その未知なる領域の魅力的な宇宙の流れの進行に、私は抑えきれない衝動を感じていた。
私は少女の体を強く気持ちを込めて抱くのです、少女は何の抵抗もせず私に心を許していくのです。
私に心を許す少女は、私にとって1人の女になったのです。
私を女として扱ってください。一人の女にしてください、さあお願いします。
そして私は決心した。
この世界の男と女は可憐に青いノスタルジーを確かめ合い、柔らかく優しい母胎にゆっくりと存在を無くしていく。
少年は少女と求め合い、癒し合い、気持ちを良く愛し合うこの優しさに、身を焦がす青春の乙女はこの世ではない存在の不思議なセンチメンタル。
あなたはこの世の女ではないのです。
少女は大人の女として私に振るまうのは、私に対しての自信なのでしょうか。少女は私の溢れる心を大人の女性的な優しさで許容していく、その青い心の乙女のときめき。私と少女は青春の時代に、お互い心を優しく癒して認めはてたのです。

少年と少女の愛

少年と少女の愛

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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