天国

天国

あなたをうっとりとさせる美しいメロディーが存在している事をご存知ですか。私はやらなくてはならない時期に来ているのです。
少女と一緒に丘の上へ向けて登っているのです。何という不思議な誕生の仕方を神にたずね、人生で高らかな賛歌を歌いあげるのでしょうか。
丘の上には神が降誕する謎のカノンが飛行している、想像を超越する世界創造の現場へ、人生を大きく認め合うそのうっすらと伸びていく手。あなたのその神の手で世界に美しい主題を提示して下さい。
丘の上には1人の女性が多くの人を癒しているその神々しい愛の光の世界があった。
宇宙の星々と天地は遠くの懐かしさに、幼児の幼い記憶をたずさえて和やかに高く薄らでいくこの気持ちは高次元の清らかさへ、ミサを実行していくのです。
人々はこの女性によって癒され、平安に清澄な原始の母胎記憶を慎しく想起した。海の羊水にくるまれて天空の青空へ一直線に伸びていく。
懐かしきミサの斉唱で、神の歌声を天空の青空へと飛翔させ、この世界の人々に清々しく恵まれた人生が頂上的な彼方に広がる安清、安澄な未来への健やかな憧れをもたらせた。
あなたを見つめる1人の女性は、清らかに澄んだ神の真理を湛えた表情をしていた。
私の心はふわっと天空にいる精霊の啓示を受けて、安らかで柔らかに澄清、澄月、澄泉で完全に超越していく爽やぐ天地となった。
この世界は私の感覚と感性に感動して、頂上的にかつてない爽やかな清らかさで、安らかに慰められて超えていく。
そこに神の原風景があったのです。
あなた達はやっと私のもとへ来てくださいました。
私はあなた達をお待ちしていました。あなた達の未来は私が責任をもって神の御加護へと導きます。
マリア様は神の御言葉を唱えて天上に晴れ晴れしい光の精霊を呼んだのです。
私達の天上界は澄光に照らされ精霊が軽やかに飛翔していくその御姿は、無尽臓の生命の躍動感に溢れるエネルギーの賛歌であった。
一人のマリア様はそっともう一人へ分身化していき、同じ遣伝子を持った女神達が私達の前に整列している。
神々の万能細胞の数式に神格化が実践されていくのです。
そして十人のマリア様がこの世界を遠く彼方の情景を見つめて神の国の出現を予言する。この神に歌唱を奉納する奇跡が起きた。
すると遠くの大地にうっすら神の灯火がほのかに立ち上っていき、その先に見えた神の国が、天の理法の形成体を指し示して、私達を迎えている。
さあ、お行きなさい。
十人のマリア様が可憐に数式的な音階の天上歌を歌い上げて、天空と大地を超逸していく清らかになめらかな調べで、生命界はどこまでも許されて癒され逸した美しい星々の神の光を知るのです。
マリア様の後ろに集う多数の人々が天上歌をユニゾンで歌い、神の荘厳な時空を頂上的な次元の晴れやかさで如情化していく。
そこに1人の男が両手を広げて十字架の肉体的な表現をして、厳かな大らかさで11次元の知性を顕にして、私達を神感の想いにさせた。
この感覚、かつて感覚した事のない、神の慈愛の安らかな安心の場所。完全に均整のとれた美の安らかさ。私は主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように。
私達は感動して極まる人生の精神は、清らかな天国の淡く優しい澄明に、心穏やかな未来への安心感を抱いた。
あなたについて行かせてください。私はすでに知っていたの。このようになる事を。
少女と私は手をつなぎこの想いを確かめ合い、感情が移ろいそっと目を注ぐのです。
神は私達を見て大きく手をかかげて御言葉を天上から降誕させるのです。
宇宙にさざ波が立ち上がり神の徫大な柔らかいやオーラが潔白で清らかに美しく、この世界はいとおしさに澄んでいった。
私は神様を知り、神様を感じ、神様に泣くのです。
神は私の体をそっと擦る、この大きな大きな優しく神々しい御手に、天空と大地は完全に癒され私は天国へと高らかに昇るのです。
さあ、神の国へ行きましょう。
私は天空で神と共に飛翔する苦と悩みから完全に解放された、この世界の完全に調和のとれた神の感覚。
神は私達を天国へと案内した。私達は神の家族になったのです。

天国

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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