神の審判

神の審判

私とあなたの事は大丈夫な気がいたします。何があっても死なないようにできていますので、精霊達よ、心配なさらないで下さい。
死なないというこの例えようのない安心感が黄泉の世界へと連れていくのだわ。
あなたはこの世界から死んで無くなっても神の審判を受けない仕組みを創造したのです。
私にも教えて下さい。宇宙に唯一神の審判を受けない人間がいるという真理を。
私が神の審判を受ければ一体どうなるのでしょうか。神の審判を受けないで済むような逃げ道はないのでしょうか。
神よ、さあ私達にどうか神の審判から逃れさす方法をお与え下さい。
日々移り変わり変化しているのが人間なのです。
私が私であるために、神は審判しなければならないのか。そしてそこに私は私のままでずっといました。
でもまだ人生が完結していないとしたら、それはなぜなのでしょうか。それは神の審判を受けていないからなのでしょう。
さあ、時はこんなにもこんなにも満ちてきましたわ。あなたの知らない宇宙は神のみぞ知る。
あなたの知らない世界はこの宇宙で誰も知らない。
審判とは神がこの世界の人々を裁くこと。さあ、私の世界は神から裁かれないのです。
やはり私は神の美麗な審判を受けるために、ただこの世界で一生懸命に頑張っていかなくてはならないのです。私には神の審判に堂々と立ち向かう人間的な資質があるのです。
弟子達よ、神の審判から逃げるのではありません。弟子達よ、そこから逃げて一体何になるというのですか。しかし、弟子達は怖くなって私の所にしばらくして帰ってきたのです。私が弟子達に神の審判を受けても、大丈夫な事を約束しました。さあ、今こそ神の審判を超越しなければならない。
私も弟子達も大丈夫死なないから。
それはなぜなのか。私と弟子達は幸せを約束をされた選ばれた人間達だからなのです。私達は悪い事なんて決してしてこなかった人間なのですから。私達は一緒に礼儀正しく、神に祈り真心をこめて我が身の幸せを心から願う。
そしてついに私達は精霊達から「あなた方は大丈夫です」という確約を頂き、未来が優しくやわらかでやすらかに、青空のその心の澄み渡った静寂さで神が本当にそこで待っていた。
神の未来に対する安心があり、心から悔い改めてより良い人生を創造していきます。未来の安心を心よく約束して頂いた神の計らいに、感謝を申しあげたのです。

これからは私がこの世界の人々に神の審判をくだしても良いのでしょうか。神の審判とは神しかくだせないのですか。
そんな凄い事を考えて私は何をしたいのでしょうか。世界を征服するとでも、そんな事をしようとした歴史上の民族がかつてあったのです。確かに神は人間を愛してくださるのだわ。
私は神から特権を与えられた人間なのです。これから私が神の審判を行い、この世の人々を裁く事ができるのです。
私はあなたから裁かれてみたいです。私はあなたを裁いてみたいです。あなたを裁いて、あなたを至上に幸福な天国に行かしてみせますわ。さあ、私の力でみんな天国に行きましょう。みんな天国に行かなくてはならないのです。
私の天国、世の人々の天国、それはみんな一緒の幸福な場所なのです。
そして、神の審判により人生は本当にこれで良かったのかと振り返ります。
人生に悔いは全くないのです。これで本当にやっと天国でご先祖様にいい報告ができる。
神の審判は私だけに特別扱いをしてくれ、神は私を守ってくれる事を確信いたしました。
この世界に私は私にしかできない事があります。
今なら安心して神の審判を受けてもいいと感じています。それだけ神から良い審判を受ける確信があるのですから。
神の審判をしっかりと受けて、きっと天国に行ける事を約束してくださいます。それは、弟子達も同じことなのです。私と弟子達は喜び戯れましたわ。
これから何の心配もありません。さあ、ありがとうございます。
男という生物は学ばないようにできているのではないか。男が学ぶ姿をあなたは見たいですか。

神の審判

神の審判

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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