丘の上の救世主

丘の上の救世主

この世界にはあってはならないような奇跡的な丘の上へと向かい、物凄い人格の高い御方にお会いしにいくのが私のミッションなのです。
私の好きな偉大なるお方よ、私とあなたはこれから一体どのような関係になれるのでしょうか。
丘の上から薄明かりの静謐な地平に佇ずむこの世界の人類の夜明けを待っているのです。
何て美しく澄み渡った眼下に望む夜のシオンの様相なのでしょうとその時私は想っていました。
あなたはどのようなお気持ちで、丘の上から人間を超えようとしているのでしょうか。
このような奇跡の中で神の子を初めなくてはならないのがとても不思議です。
私にも確かに言える事は、新紀元の丘の上の神の子は、この世界で一番美しく澄んでいるという真実なのです。
私はその人間が神に選ばれる時の救世主の方程式をきちんと数式化しておきたいのです。
私をこんなにもときめかせて、一体いかほどにまで優しいオーラを纏った人間なのですか。
奇跡の丘の上に昇り広がる天地を見渡して、この世界で最も完全な人間の生き方を子孫の子らに教えるべく神の子は説法を始めた。ふっと青空の清らかな純粋さを思い、最も聡明で頼れる修道士をじっと見つめる。
この世界で好き勝手に恥ずかしめられる人間ではなく、堂々と生きれる人格の高き方へと私を変身させてください。この世界に生まれてきて私は今まで本当に苦労してきたのです。
ああ、これもそれもこの丘の上のとてつもなく聖なる救世主との奇跡がとても簡潔に人生の問題を解決し証明してくれたのです。
そして、ああ、何という丘の上の私はこの世界で一番完全に救われたのです。
この神聖な丘での奇跡がこのように救われた人間に変身させたというのでしょう。
救世主が私の存在に気づきそっと救いの手を差しのべて、うっすらと微笑している。
私と救世主は神の可憐な眼差しをして遠く彼方の淡白い天国をうっとり見つめている。
人生とはこんなにもシンプルに生きている私に真実の生命の讃美を与えるのでしょう。
美しく清められて本気にさせて、私は神の子の生まれたばかりの奇跡的な時空の中にうっとりと立っています。
あなたの奇跡の復活は私にとって何て喜ばしい希望なのでしょう。
丘の頭上に光り巡る人生讃歌は愛の光に照らされ、神の子が生きている世紀の新紀元に、それはそれは本当に感動的な丘での説法を聞くのです。
私を感動させたのはあの神の子だったのでしょうか。あなたに私は愛されてうっとり泣きそうで感動している。
丘の上の辺り一面が神々しく清められた天の光にほのかに包まれて、そこに立っているあなたこそが人類の待望した神の子だと確信したのです。
そんな私をこの人生の待ち詫びた生命が復活する暖かい春へのときめきに、完全に有頂点にさせたのだとしたら、私とした事が本当の天の光となって昇天したのでしょう。
こんなにも麗しく清らかな感情になっていくなんて、こんなにも私の人生でお世話になった人間に感謝できるなんて。
私、好きです。誰が好きなんて、質問しないでください。大丈夫、これで私は私自身としての人生を始めれるのですから。
この世界はまだ様子を伺い世紀の復活の奇跡に気づいていないかのように、じっと大人しくしていました。そしてついにこの世界はそれに気づいてこの神の子の新紀元を迎えたのです。本当に全ての人類が救われた世界になりました。
この世界で改めて救世主の奇跡的な存在に憧れて恋をする時、ついに私らしくなって生きていけるのです。この世界をときめかせるためには、この救世主の凄絶な天才性の癒しが必要なのです。
新紀元の静謐な丘の上の復活の教会が私を神格化したのです。それは何というまさに人類のメシア誕生の救いの手なのです。
人生とは完全なる救世主の誕生をこの5感で確かめる事なのです。人生は完全に救われた奇跡をこの世界の人々に証明していく。そして人間の手は神の手になっていくのです。
神の手は何て細長く繊細な筋肉美の極限形なのでしょう。この神の手がこの世界に起こるありとあらゆる緻密な事柄に対して身心脱落し全ての解答を与えるのです。
救い主の5感情報の感覚は完全に神の万物創生を超えていき、次世代の新たな素粒子の運動を獲得していくのです。
救世主が私に安らぎを与えた。それは地球を創造した造物主の雲上の遠く彼方に浮かぶオアシスであり、全てが解脱していっている。心身は全くほとんど完全に無意識に解決している。
この世界が完全体の救い主の様相を呈して無に溶けていく。この私をこのようにふんわりとやわらいで安らかにさせていく。そう、今のままでいいのです。
こんなにも丘の上のあなたの心が誕生し初める細胞の音を完全に無にしていく神の鼓動の中で、聖なる夜は迎えられたのです。
私と神の子はこんなにも万物の創成が信心深く完成されていき無の標本になっていく。
無から生まれ、無に死んでいくのです。
神の子に本当に進化させてもらった人生なのです。救世主に助けてもらいました。万物創造の神に助けてもらいました。なんという素晴らしき創造物なのでしょう。

丘の上の救世主

丘の上の救世主

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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