恋の初潮

恋の初潮

一体本当に乗り超えれたのでしょうか。私は人生を乗り超えた先の未来に生存しているのでしょうか。
その未来に私が生きて存在している実証を確かめてみたい、それは真実でしょうか。
私にも現実の世界が、本当の世界だと信じる事が本当にできるのでしょうか。
私とあなた、それは本当の恋なのでしょうか。私とあなた、それは嘘の恋なのでしょうか。
男と女の恋が生まれたばかりのうららかな春に変えてしまう程の力があるのでしょう。
地球上の始発駅から広大深遠な宇宙の銀河に向かわせる創造点に立っている。そして人類生命の超点を素のままに曝けだすというのでしょうか。
人間とはこの地球の温かい春のようでなければならない。そのように信じています。
私でなければ、超次元の時空に素粒子が誕生する様子を感覚することができないのです。
私は本当にこの陽気な春に生きていて遺伝子は変異して進化している。宇宙の素粒子が誕生した創造点を乗り超えている奇跡を、もうついにここまで確信しているのです。
私を宇宙に誕生させた偉大なる存在とは、宇宙の創造者なのでしょうか。
ここに天国を創造してはなりません。もうこの世界の楽園だけで十分幸せなのです。
太古から脈々と続いてきた進化の過程で、全く新しい生命を宿した人間の人体が創造された不思議さに、もっともっと深く祈り信心していく。
万物の万葉の動きはそのようになるようになっていくのです。神の進化の系譜を乗り超えた人間にしか体感できない5感を認識した。
さあ、新しい宇宙を始めようではないか。人間、これこそが真理だと神は言っていますから。私の生命はそれだけで一つの真理なのです。
私は全てを抜けましたと感性と理性の相互作用に、遺伝子の楽譜が不可思議に出現している。神の造形物を模した人間とはただの未知なる実存であり続けるのか。
人間であるから、人間らしくなければならない。そこから誰も知らない一つの個性の宇宙が生まれているのですね。
宇宙よ、この不可思議で未知なる感覚は一体何なのでしょうか。これこそ、宇宙からの声なのでしょうか。そうなのです、宇宙よ、こんなにも人々を魅了する可憐さをお持ちなのですね。
人間の実存に新たな乙女の春の陽気が漂う新緑の季節が訪れて、男と女の恋は新しく生まれてきた子供へと還り潤いのある海になっていく。
そこに私にはその青空の素粒子が明滅する御姿が見えるというのでしょうか。
私の気持ちは生まれ変わり、このようにあの奇跡の聖なる丘を超えていくのです。
乗り超えた先の未来には全く人間が手を伸ばし続けて、この世界、あの世界、から溶けていくあなたが好き過ぎた。もうそれでいいのと超越して無くなっていく。もうかばってくれなくてもいいのです。
銀河を抱き上げて、この無限に光輝く夢よ、もっと大きくなあれと敬虔に祈ります。ああ、青空になりたくて、身体と精神のそこはかとなく薄らいだ世界に、そうそれは私の心の中にある世界だと思ったのです。
私の心の中にある美しい神妙さ。そこは全くの青い可憐な一つの宇宙でしたのと、そっと清く恥ずかしげに赤らめて告白する。このように私は元の気に戻っていくの。それで妙に自分自身を納得するのです。
私、死なない。これから私は何でもうまくいきます。実際の経験則に基づく生命の偶然的な確率の数々にときめく、この世界が淡く白い天国に薄らいでいる時間に、無上に安心しているのです。
恋の乙女を本気にしてときめきさせてはなりません。この初夜に何かが起こるのでしょう。
恋する乙女を本気にさせて、ときめくまどろみの夜に。
私はあなたの人生にこんなにも憧れていたのです。
私の心臓の鼓動は夢のひとすじに、ただただ真っ直ぐになってあなたを求めているのです。
こんなにも私が昇天しながらさらに昇り続けた時、人間とはなんてでっかいのでしょう。このようなでっかい人間が銀河系に生きているのでしょうか。
私の知らないあなたの宇宙、ただそれを知れただけで、本当にそれだけで良かったのです。
人生にこれだけは、あれだけはしてみたい事があります。本心の質と量が超越する時空の御姿へと変身させてください。
私の人生での初体験は、初めて恋を知った春の4月、人生の来たるべき新たな朝に生きている。
そして来たるべき夜は喜びなのでしょうか。
こんなにも世界に超越した場面で、子守歌の爽やかさでこっそりと地球上の一面に清純な蓮を咲かせたいのです。
世界で初めての創造された場面に、遺伝子は、そこには私の遺伝子しかなかったのか。そんな事、結局全てはわからない。
私の存在なんて何に喩えてもわからなかった。そしてあなたの存在も何に喩えてもわからなかった。
あなた、真っ直ぐにいって。それで絶対に死なない乙女の絶頂のそのまた先の絶頂にさあ、いきましょう。
これでやっと叶う愛の微熱のひそやかな思いに、この微熱は本当の恋だったのです。
あなたにも教えたい。このような愛の微熱を、ただそれだけでしかなかったのです。
そしてあなたはあまりにも美しすぎたのです。
羊水に宿る生命の単細胞の状態に、この人生の懐かしいおとぎ話を聞かせて、その未来の人間のいとしき女の初潮から、この世界の創造を聞くのです。
私の人体はもうとっくに解剖されたというのでしょうか。憧憬の天国が解剖されなければ、この世界に生まれてこないのです。
ああ、天国で生まれたかった。これでいいの。もうこれでいいの。

恋の初潮

恋の初潮

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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