世界創造の現場

世界創造の現場

世界創造の現場に立ち会う事を私は許されたのでしょうか。
こんなにも、ほらっ、素粒子が初体験をする宇宙に躍動し、うきうきして春の陽気の人生を確率的な未知なる運動に、一体この夢の飛んでいる青空の憧憬の何処へ進むのでしょうか。
あなたを創造した父と母の素粒子は、一体どのような表情をしていたのでしょうか。
私、夢、春、人生の新たな再創造を夢見て期待する。もっと勇しく果敢に戦闘状態になれるのだとしたら、もう私の体を構成する素粒子はすでに誕生して動き始めているようなものです。
人間の内なる素粒子による意志が動いた。そして広大深遠な宇宙での素粒子誕生の現場に意識を向けたいのです。
細胞が死んで生まれているその聖なる現場を目視している。そして宇宙と私との因果応報の連携した華麗なプレーに思いを巡らせた。
ひらひらと泳ぐ遺伝子はひたすら私の脳を優しく愛している。
私の遺伝子は誰からも命令されずに、生命の突然変異を寛容に受け止めて明るい未来へと生存権を広げていくのです。
私の脳は夢なのでしょうか、それとも幻なのでしょうか。
それを知る為には人間の生死のプロセスを俯観する神の眼が必要だと気づいて、今創造主の意志が動き初めるのです。
生命の血液は生き返り計り知れない人生の大海をふわふわ泳いでいくのです。遺伝子は生命の起源の謎めいた宇宙をゆったり漂流している。それがただただ嬉しいのです。
そこで私をブレンドした創造主は、じっと私の内なる精緻な遺伝子を見つめていた。この遺伝子の情報コピーは生死の繰り返しを営む人間の修行なのです。
誰かの天声が甘く囁く不思議な国の大地に一輪の蓮の花を誕生させて、この世界は報われていく。
ただマリアの涙に儚い青空に青春を漂わせ、人生とは悲しみではないかと問い直すのです。
そして、こま鳥の召使いがオリーブ山にマリアを迎えて神との対面を果たせたのです。
宇宙が本当に好きですと、こんなにも神に愛されたマリアが私に手をうっすらと指しのべた時、素粒子が可憐に誕生していった。マリアの意志は全て正しかったのです。
誕生したばかりの宇宙があった。そして人間の心はこんなにも澄み渡り清々しくなっているのです。
今宇宙は生まれたばかりの幼児だった。私、信じられない宇宙の素粒子達が優美に回転していくのですから。
神は私をどのような気持ちで見つめているのでしょう。私の内なる世界はこんなにも抱きたい浮遊する神の心が、人生の流麗なモチーフを奏でて世界がほのかな光で明るくなっていく。
世界、宇宙それは、私の叶える媒体としての神の眼なのです。
これで私とあなたに愛された深層心理のマリアが、この大地に一つの重要な神のテーマを投げかけ、一つの真理の叙事詞として深遠な答えを言った時、そっと青空にマリアの涙がふわっとふわり浮遊したのです。この確率は神のサイコロと私のサイコロとの依存性によります、涙が美しく飛翔する形状を私は愛しているのでしょうか。
私の生きて存在している確率をそっとお願い教えてください。
そして私にこれまでの人生経験の意味を教えてください。
でも私は知っている。人生で物心がついた時にくれた祝祭の生命の未来というものを。
60兆個の細胞は、宇宙を優雅に回転しているのです。この心ってつくづく不思議な生き物だと感じます。そのように生命の儀式を盛大に行うのです。
宇宙全体が雄大に次元が高く回転している。私の印象世界はこのようになっていたなんて知らなかった。
私の心を意志で動かして、創造する満天の星の数を数えてみて、生命が誕生できた存在とその確率との奇跡の量子設形を行うのです。
神の量子設形はこんなに精緻に巧妙に神妙に回転し初めるのです。
この宇宙にたった一つの真実。それは広大深遠な宇宙の中に一人私がいる生命の存在なのではないか。神の量子の経路を与える計り知れない思いに、人間の生命は創造されたのです。なぜ私は、ここに生きて存在しているのでしょうか。
海、山、川、大地にしっかり脈々と神経が生きている。
諸君、量子の親しみやすくてわかりやすい答えを、あなた達に提示しようではないか。
宇宙、それは人々の願い、まさに神言、それは究めた親しみやすさ。私と神との創造物であるノアの箱船は、大海に浮かび上がり夢の航海にでるのですね。
神の全知全能の存在になりたかった。ただその一筋の心で一つの生命を生かしたくて、神に託しているのです。
生きている存在は助けて助けられ、やがて宇宙で一つだけの美しい作品を仕上げる時、量と質の高い精子と卵子の結婚が行われて、私は創造主の先生となっていくのです。
生きている存在は助けて助けられ、この青空の無の完全なる物理学者は、天地創造時の方程式を設形していくのです。
人間はその極限の状態で生きる事ができるのでしょうか。その究極の世界で生きてみたいのです。
神になりたいのです。神の思想で、神の宇宙で、一人の人間は一体何をすればいいのでしょうか。いつになったら神になれるのでしょうか。

世界創造の現場

世界創造の現場

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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