地球の上空

地球の上空

地球の上空に全ての雰の世界を知り、休息しているの。この地上で経験した事を万事忘れていたいがために。あなたにも分かるでしょうか。宇宙が初まる時の音楽を、夜が明けて晴れ上がる天上歌を。
私に宇宙が初まる時に鳴り響いていた音楽の劇場に連れていって。愛した地球の天上へと一人のマリアが昇天していく、この上無い明るくて見えない究極の青空の情景を。
もっと地球を宇宙に浮かべさせたいのです。その時少女は地球を手の平にそっと愛らしく浮かべていた。
今はとても極楽な面持ちで地球がもっと美しかった頃の詩的な青空を想像して、地球をもう一方の手で優雅に回転させてみました。
この地球はこうして全く見事で可憐に回転する事を、少女は神妙にそっと優しく納得したのです。
この地球上に回転しながら神妙に微笑している少女は無心で眺めていました。
私の愛をそっと優しく忘れさせて下さい。少女は神を見つめながら想像力を豊かに働かせて、無限の昇天のメロディーに優しく包み込み、こんなにもときめきに溢れさせてしまったなんて、少女って本当に不思議なお方なのです。
地球は少女の手で太陽の周りを回転するように、私はそっとふんわりと宇宙を飛ぶ方法を知ったのです。
宇宙を雄大に想像して運行する少女に、私は異性を初めて知るこの世界がこの世界で無くなる時、天国の淡白い情景が宇宙の窓が開いてそっと顔を出すのです。
地球の各々の個性を特別化して自由に回転させ、愛にそっと涙を青空に一つ浮かべて天に飛ばしてみるのです。
世界の重力を忘れた天使達よ、宇宙に開いた窓の有り処を発見して昇天して舞い上がる天使の笑顔に、うっとりと身も心も全て許すのです。
私に不思議をくれた少女は、今は一体何処にいってしまったのでしょう。
わかるかい、宇宙は初まるんだよ。そう、本当に少女は宇宙を初めさせたんだわ。
少女の手は宇宙の窓を開けて、そこに天地創造の莫大なエネルギーを取り出したのです。
少女の手には人生初まって以来の究極のエネルギーが人蔵化して、火星を回転させたのです。
水星も回転させなくては気が済まない少女は、きっと宇宙そのものを回転させたいのだわ。
そんな事をしても宇宙は決して怒りはいたしません。むしろ少女の無邪気な御心に、私にしかあなたを愛せない事を知るのです。そして宇宙を回転させる事だって私にもできるんだと初体験の光悦を思い出すのです。
そこで少女は燦然と輝くアンドロメダ銀河に一目惚れしたのです。アンドロメダ銀河を握った少女の心には、神々しい洗礼の期待感に満ちていました。
少女はアンドロメダ銀河に愛されたいが為に、大人になり乙女のあどけない心を失なったというのでしょうか。この時空を完全に忘我した銀河系の動きは、重力の存在を忘れ、少女とアンドロメダ銀河は結婚したように愛し合える超自然的な起承転結を迎えた。
あなたにもあなたしかわからない重力の忘れる方法に、全ての物質は回転するが由に愛されていく宇宙の彼方の天空体。
これで私は内なる素粒子の存在を全て忘れる。宇宙に回転しながら飛翔していく私を構成する可憐な素粒子があった。
これでもう私は存在しなくなってもかまわない。天体では無く宇宙全体が目映く変化していき、1つが2つへ、2つが4つへと分かれた、この赤ちゃんは本当にとっても大きくなりました。
あなたに愛されたいがために、宇宙は回転するのかしら。もっと美しく優雅にエレガントになってくださいませ。
私は不思議の国に行かされたのです。神のモティーフにより遺伝子の内なる宇宙をここに再現させる、この最も美しい直線に見惚れて神の気持ちは嬉しくて悦んだ。まさに少女の天地創造に憧れを持つに至ったのです。
あなたの昇天した裸体が宇宙に浮かんでいく。さあ、この世が浮かびます。宇宙全体が回転する時が来たのです。あなたが今この世全体を回転させるのです。
そして全宇宙が初体験に満ちていくのです。全宇宙が初体験をした時、全宇宙を超越した奇跡の存在が少女の手によって創造されるのです。宇宙と少女が一緒になって目映く優雅に回転していく。
こうして、この世がこの世で無くなった事が証明されたのです。少女は、完全に無になっていく。ただ宇宙を愛して。

地球の上空

地球の上空

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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