青春の誕生

青春の誕生

少女の心は青春の誕生を迎えたのでしょうか。
少女という一人の人間に、人生でもう一度だけ青春の青空を飛べる臨場的な劇場を捧げます。
少女は音楽を奏でて人生で初めて素粒子が運動する未体験ゾーンに、そっと天に寄り添う乙女の瞳となっていく。
少女は神の創造した精緻なる音符の数を丁寧に注意深く数えていき、人生は生死の淡く儚げな乙女の若々しさで、初々しく元気さをもっともっと感じていたいの。
神は砂浜に不可思議な白い砂の流動を与えた。この世界の砂を動きを音楽の自然倍音の波長に変換しようとしていた。
神の音楽によるお遊び、その神聖なる超越した調べを、少女はじっと耳を済まして聞いている。これはこの世の調べなのか、それともあの世の調べなのか、それとも泡白く儚い青春の調べなのでしょうか。
あなたはどうお思いですか。あなたには神による音楽遊びに耽る事への法悦の中で、その神にもて遊ばされた浮遊状態をどのように感じていますか。
神が奏でる音楽が青春の青空にふわっと流れて、ひらひらと煌びやかに天を翔けた。たゆたう雲を音符の図形へと優雅に変身させる。雲の浮遊する希望のイデアで神掛かるスコアを神筆していく。
神のスコアが天空に新たな時代の希望の虹を架けて、雨を降らせ雲をゆるやかに大きくスムーズに運行させていく。天と地が晴れ渡るスコアの創造で昇天していく。
神がダイナミックな天体運行で星天を輝かしく自由に巡らせている。天全体が巨大な神のリズムにより精緻に運行していき、少女の心身もそれに合わせて一緒になって天の御姿にうっとり甘えていく。
天が一斉にきらめき流れて、その未来にある神が誕生していく音楽の現場が、この世界の一人の少女にもわかりますように。
神が音楽を創造して宇宙の素粒子を組み合わせる動きと少女の体のリズムとが同一化していく。
少女は手を上げると、宇宙の星々がとてつもなく大きなエネルギーを発心して流転していき、昇天の輝く光を発した。まさに少女は音楽の創造の神に変身したのです。
少女は神の音楽の中心部へと進んでいく。神秘な創造の神の手の奥ゆかしき中へと、次世代の少女の細部には神が宿り体内時計が神の手に委ねられて、この美しき感覚に神とダンスをするのです。
神のスコアが感覚した事のない不思議で未知なる奇跡的な絵に変化していく。
ああ、そのスコアに神の手が不思議な無重力の物理法則で可憐に描いて運動を行っている。
もの凄い人間の感動を発明する幾何学的なシンメトリーの楽譜に、神の全人類的な愛の人間性が如実に表現されていく。
その楽譜が神の光に照らされて天啓の細いしなやかな手が、1つの音楽の傑物を天地を楽器にして荘厳に奏でられた。
そして宇宙の星々を楽譜にして物質を光輝かし共鳴させ、もの凄い天地動転する究極の音場を宇宙全体が大きな神父となり伝道させて、少女の脳が完全に昇天している。
この世界のパラメータが全てを超越している。この宇宙は何処の宇宙に存在しているのでしょう。
この時空全体が奇跡的なスコアに、そうまさに全宇宙が神のスコアへと変身して、神の御姿が宇宙に目映く表象化されていく。少女はじっと見つめていた、この宇宙の音楽設形者の御姿に惚れていた。
私は一体何処に行くのでしょうか。
少女の体は神の啓示により神のスコアそのものとなり、宇宙へと全身全霊で憑依していき、神の音楽はこういうものだったのかしらと考えてみた。この世界は私に愛されたのでしょうか。それとも神に愛されたのでしょうか。
少女の想うままに驚異的な音楽劇を創造していく、史上の音楽に包まれる神の子宮に回帰させたのは、まさに神の意志だったのです。
神に身代わって、少女が宇宙の生物を限界突破の音象の素粒子に回帰させ、水々しい初めての感動に広がる新世界を届け、宇宙の気のレベルの運動が上昇していくのです。
宇宙に大きく清らかに鼓動する神の調べに、生物は初体験を感じる他なかったのです。
皆が幸せになる心の無の原始生命の音楽に、ほらっ、奥ゆかしき神の素粒子が見えるよ。
人類が生きるための最もシンプルな方法を学んだのです。シンプルに音階が宇宙の形状へとゆっくり変化し、最も調和のとれた波長の宇宙の傑物が一つ一つ創造されていく。
最も幸福な音楽の壮大なる宇宙化に、全生物は天体の動きに最も同調していくのです。
生物の全てが宇宙の真理に気づき、神を見上げている。
まさに精神は全く神の未知なる不思議さにこんなにも美しすぎたのです。
はっと存在の意図されない確率に、無量大数の量子情景が流れる天の湖にゆったりと浮かんでみました。
天上界には万物が究極の完全なる御姿に溢れる、生まれて一番幸せな気持ちで、ああ天昇した生物は初めて超越していく。

青春の誕生

青春の誕生

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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