少年と少女の恋

少年と少女の恋

人間として生まれ最低限度の人間らしい生活ができているという事に誉りを持っています。
これから人間として生まれて来る来世の子供達は、どんな希望の様相をした子供なのでしょう。
今ここに生きて存在している確かな根拠が、私にとっての最も輝かしく不可思議な問題なのです。
今ここに存在するのであれば気持ち良く生きたい。そう、気持ち良く生きなければならないとそのように思うのです。
少女はふと自分の存在とは、宇宙の未次元の人類が全く想像した事の無い目に見えない時空からやって来て、遺伝子が絡まり全てがほぐれて、人体に血流を流したのではないかと想像してみた。
少女の掛けがえのない唯一の心身は、宇宙に流れる血流の中を泳いでいた。
神のその血流の流れに乗る一心に愛を授かる快感に、生きる存在意味をはっきりと認識した、少女の心は今想像力だけで存在している。
神の用意した特等席に少年は座り遠くを眺めた、この宇宙を優雅に漂流するノアの箱船の行き先をお知りになるでしょうか。
ノアの箱船を作った少年の野心溢れる魂の大いなる決意に、少女は愛にそっと包まれて例えようもない嬉しさに安心した。
方舟は星々の目映い星光の間を輝いて浮かぶオーロラに包まれて、美しくうっとりと航海できるのです。
少年は神の思想粒子で自由自在に遊びながら、ノアの箱船を無限大の豊かな想像力で優美な神の手により設形したのです。
その神の手が星々の素粒子の方程式を繊細で緻密に計算した。この神の方程式を無限に操つり、宇宙船の完全なる美の結晶を凝縮させて、構成する原子の1つ1つを丁寧に移動させたのです。
少女は人生の未来を夢見て、その大河の先に明るく輝やく希望を大きく胸に感じ、そこで未来の救世主の少年の夢とまさに一つに重なる事を預言するのです。
少年は心を集中し宇宙の極上に誕生する明星達の荘厳な天体ショーを楽しませた。
少女の心には灯がぽっと温かく灯り、きらめく明星の遥かな記憶の中で新たな生命をこの世界に宿せますようにと願いました。
少女の心は地球では見た事の無い天体の無数の美しい輝きの目映さで、ワンダーな神の素粒子に感動して、新しく生まれ変わる星々の幼児の誕生に、乙女心のときめきを初体験するのです。
今人生は夢の中にいるのですから、あなたはそっと天体が誕生した光を出現させた。
ぼんやりと時の流れの宇宙の静寂に身を委ねて、そっと神の手に握られた最も感興する部分を、いじらしいあなたに負けて、宇宙が微かに震えてひそやかな感動の内に新発見する。
私は感謝と感動に優しく包まれて、神様を何処かと探した、この可憐な手の正体とはまだあどけない少年の仕業なのではないでしょうか。
少女が私をじっと見つめている事に不思議な感傷を憶え、その少女の体の細部には神が宿っている事に気づき、はっと私は青春を再び初めれる奇跡に、夢がびびっと躍動しているのです。
少女が神の河の流れに身心をたゆわせ天上の可憐なアリアを歌い、宇宙はそれに合わせて星々の無限の煌びやかな発光を起こし、明るく神の愛に包まれ私は究極のスパークを発心する。
この世に究極の昇天のモチーフが降臨した。
少女の歌に星々は心の故郷を懐かしく回想し優しい気持ちに和み、歌声を聞いて点滅する星々の無限のシグナルに、存在は淡白い儚なさに美しく究まっていく。
宇宙の無限の時空に宿るパワーが大爆発を起こして、この世に最も明るく昇天した究極の発光をした。少女の心に極上の昇天の光が、神のまだ見えない愛をふわーっと可視化させたのです。
究極の神に愛された輝かしい時空で、何か不可思議な魂の物体が微かに動いている。
この世に来られた人類が見た事の無いその存在は、初体験の感興の中の魅力的な人間像のアイドルなのです。
あなたに会うだけで私の乙女心は全く体験した事の無い不思議に好きなっていく感情に溢れ、我の肉体は神の海を湛える、神秘なあなたに触れて知りたい無心に還る大いなる心があった。
昇天する輝やかしい感動の光の中に少年がいる。その神の子の情景が魂の救い主と化したのです。
私の人生は全てメシアである神の子に、究極で完全に救われたのです。
あなたの御姿を私はずっとずっと今までお待ちしていました。
あなたを感覚した時、私は完全に躍動する自由自在の心で遊び戯れ、人生のこの素晴らしい時空を待ち望んでいました。
究極の澄え晴れる心の中、少女は宇宙船をふわっと飛び出して、少年の肉体にまっしぐらに飛びこんでいくのです。
ついに少女は夢が叶った明るい気持ちに、ふわ~っと大きな声を出して少年を強く強く抱き泣くのです。
少年と少女、こうして人類が初めて誕生したのです。
人類はあなた達に委ねられたのです。
どんな未来を想像していますか。
未来の宇宙を想像して子孫を残すのです。さあ、この世界を今ままで生きてきた中で一番幸せにするのです。
少年と少女は抱きあって天の川を美しく優雅に飛翔していく、神の子の天才性を宿した、神のラインしか、もう愛せないのです。
飛翔した神のラインで愛の家族は宇宙の中に創造されたのです。

少年と少女の恋

少年と少女の恋

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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