モチーフ
この世界は神のどのようなモチーフで想像されているのでしょうか。
神は美しくさりげなく宇宙の遠く彼方を眺めるその少女の後姿を追い求める神秘な片想いに、そっと唇をかみしめるのです。
この世界に神のモチーフを飛翔させる事ができるのか、想像性に溢れる宇宙で戯れる乙女の純情を優しく許して下さい。
乙女の心を理解できずに悩む神の御姿を見てみたいのです。
この宇宙で1人だけ神を心配させる事ができる少女になりたい。
少女は神のモチーフを全く未知なる万能性の繰み合わせによって、広大な宇宙の全体図を作曲する。
およそ人類が未だに到達できないエネルギーの推進力により、天空へと無限に発散して飛翔するきらびやかな神のモチーフが、少女の独芸的な遊戯により、究極なる極上の曼陀羅を完成させる。その波長に揺られて万物の素粒子はいきいきと感化されていく。
創造とは一つの音のモチーフから天の啓示を受けて、人間の手により変容していき、全く新しい波長を誕生させる事なのです。
神がその音のさざ波に感動しているのが、ほらっ、見えるよ。
少女の想像した音のモチーフに寄り添う行為が、あなたには許されるのでしょうか。
少女にもこの五線紙の音を選択する決断にサイコロを振らずにはいられないのか。
自ずと自然にぴょんぴょんと躍動する音のモチーフの嬉々とした一つの個性という存在。青空に浮かぶ雲の気持ちがわかったとしても、それも私にはあらかじめ予言された過去現在未来のでき事の一大叙事詞の範疇なのです。
神のモチーフと遊び戯れる少女の宇宙は、美しく清らかに鍵盤をさらっていく。
音楽を創造する真剣な少女の御姿を見て、神はそのあまりにも美しさにぽっと惚れ惚れさせられ、昇天の光をふわっと発心し少女の体を暖かい光で優しく包みこむ。そして地球全体の陸、海、空を少女の全ての心身は感じているのです。
少女は神に許された者のみが訪れる楽園の地へと歩み初める。
少女には全人類的な気高い精神を持った音楽の師匠がいた。
少女は信頼していた師の助言を聞きながら、未来での音楽の箱船の行き先について語り合っていた。
少女の未来の進むべき音楽の道は愛に満ち溢れて調和している。そして時代の精神を象徴する人々の為の音楽を想像する。少女にはこれからの音楽の行くべき道について決定権を持っていました。
これからの時代はキャッチーなメロディーであると、少女は強く決心した気持ちで、次世代の音楽の方向性について、1つ最も大事な提言を行いました。
その時、音の粒子のさざ波ははっと少女の微かな片想いに気づいたのかもしれません。
少女の片想いに音の粒子は、これからどのようにしてこの世界を飛び回り飛翔して、転生と変身を繰り返していくのでしょうか。
少女は神掛かった宇宙を想像していくのです。あなたへの片想いをわかってあげて下さい。
その時少女は音楽の師匠に対して即興をし初めて、天地創造の世界が広がり大上段的な舞台が昇る究極の音のエスプレッソ。
師匠は少女の天啓モチーフに対して、常識を超越した蝶が万能性を想像した、不思議なラインで飛翔する御姿を拝んで、その青い少女は軽やかに誕生する初めて地上を離れる超体に、天が啓示をし始めました。
その宙へと飛翔していくモチーフに寄り添うように、師匠も少女に感化されてかつて経験した事のない優美な形状のメロディーをなめらかに即興していく。
神に選任された特別な天体の演奏会が復活して、人類の魂がこの芸術を熱心に観察する。
かつて人類が感覚した事のないこの凄く熱い想いを進化させていくのです。
さあ、地球に音楽が復活したのです。
これからの音楽が行くべき確かな方向を見定めた、人類の感謝に満ち溢れる復活の音楽祭。
少女の神への片想いに、天賦の才能を進化の曲線にのせて頂上へと、無尽蔵のエネルギーを発射していく。
人類にはミューズの天啓が降り注がれた。
これから人類はただミューズによる天賦のメロディーを学べばいいのです。
人類の想像性を遺憾無く刺激して、少女の作りだす音楽に合わせて、地球全体は一斉にこの世ならぬ合唱を繰り広げている。
そしてこの音楽は宇宙の真理になったのです。
あなた、私を見つめてください。お願いいたします。
地球の全てが万物の願いに昇天していき全人類的に超越して音楽の完成へと導いた。
この待ちわびた音楽の明星がついに現れた。あなた、私はこの時を待っていたのです。
音楽の救済に神をもしくしくと泣かせたというのか。
世界の人類はこれ程までに優しく暖かったのかしら。
ふと青空を見上げてみました。
神が慈悲深い情景に一筋に遠く彼方のそこに存在していて、少女の成しとげた音楽の宇宙、天地創造の達成を本当に嬉しそうに喜んでいた。
私は本当に存在しているんだ。
モチーフ