青空
少女の空想は神の啓示を受けて創造していくその彼方に、青空は存在したのでしょうか。
青空は一体少女に何を想像させたのでしょうか。少女は青空の中で一人何を想う。青空はなぜそこに存在しなければならないのでしょうか。少女は生まれて初めて青空になりたいと思いました。
この世を忘れ我を無くすため、少女はまた青空に逃げていき世間から逸脱をするです。
青空に少女はそっと安らかに手を伸ばしてみる。
私の素粒子が誕生する音楽の音階は、どのようなメロディーで遠い遠い子宮の故郷へと環元して、神の説法を説くのでしょうか。
青空の神が天に昇る虹の彼方から説法を行い、地上の選ばれし者たちが真剣にその天の啓示を聞く。神のその完全に調和した御体と命が流れる時空を同一化する美しい瞳に、謎めいた深い恩謝を感じた。
神の表情は慈悲に溢れる遠い彼方への究極に美しい形状を備えて、見るものを純全たる清らかさに、地上の新星の明るさを感じている不思議な心象風景。我は完全に心を奮われて、人生は至上の天使を創造した心の新たな発見に感動を教えられるのです。
神は少女の青空に、誕生時の天上にあった青空を想像させた、少女の心は誕生の時以来ずっと忘れていた青空を知り、そっと青春を生き初めるのです。
少女は知ってしまった神の青空の純情さという本当の青さを。
少女は草原をなめらかに美しく歩き初めて、この世界は青い青春でできている事を知り、はっと神を見つめ感動して泣くのです。
この心の青の世界は少女という存在に、新たな生命の感動を見い出させて、無垢で清純な青さに強め、無意識に行き着く遠い故郷へと優しく優しく帰っていく。
心の青の世界は天を飛翔する少女に生きる意味を与えて、もう未知なる存在になれるときめきに悦に浸って、このために私は今までに生きてきたんだと激しく己を愛憮するのです。
放心状態の青空の中に、少女は神の御言葉を唱えるのです。
この世界に存在している私って、本当に不思議で可憐な存在なのです。
この世界は私の想像した青空になったんですもの。
昇天する光り輝やくまばゆい虹に、この世の諸行無常な一つの生死の不可思議を感じ、まだ存在していない素粒子の宇宙を知るのです。
この世界に生命がまだ初まっていないのではないかしら。この世界が初まる前の宇宙を浮遊するお気持ちはいかがですか。
私の知らない未知なる青空に晴れ渡る澄んだ未来を見つけました。
私の経験した事の無い未知なる宇宙を想像する、乙女の若く叙情している無限の青春を恥じらい体で感じていく勇気に、あなたは初体験の興奮を思い泣かなくてはならないのでしょうか。
ほの白い青春の中に新しい時空を想像する少女の青空。その美しい感性で己の若かれし青春を呼び起こす事に、何のためらいもありませんでした。
この世界は少女の青春の恋心に感化されるのだとしたら、それはあまりにも美しく儚ない淡い憧憬に、人生は誕生した時の青春を復活させたのでしょうか。
心もとない解答なんていりません。人生に一つの真理がエレガントに飛翔する時、神にそっと優しく寄り添う事を許されるのだとしたら、私は今ままでの人生が肯定されたという事なのです。
そして、あなた、新しいときめきを初体験してみませんか。この世界は青空に溶けていきましょう。それからは神のみぞ知る世界の未知なる青い精霊の主に、一つの青空の有り処をこっそりと教えて頂かなくてはなりません。
そして少女は神のみぞ知る世界を一人で想像する幸せの中に無になって消えていくのです。本当にこの世界は無なのです。
少女の世界は至上なる愛の感情で至福に包まれて、新緑が生い茂る青い草原を駆けるのです。
少女はしみじみとこうして青空の深い宇宙へと、無限の昇天に無上の夢の中へと誘われて、神に会いにいくのです。
この神の想像した青空で、エレガントでシンプルなアイデアが天に飛翔する時に、天地創造が行われて少女の時空に全く新たな宇宙が誕生したのです。
全く私ではない感覚に天の啓示の青空がぱっとそこに現れて広がっていた。私はいつのまにか青空になっていたのかしら。
それが本当だとしたら、この世界は青空に満ちていて想像したように生まれ変わる事だってできるはずだわ。
少女よ、あなたは神の真理に気づきましたね。すると少女は不思議な神の光に包まれて天に昇っていくのです。少女は生まれて初めて感じました。私の人生は神に守られていた。
青空